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苦しみが二つあるのもいいものだ
一つの事だけ 思いつめていられない
じっくり向き合ってもいられない
さあさあさあ 

最大の苦しみにあうまで
練習しておこう
苦しみながら 生きる術

 ....
冥王星が冷たい冬だ あなたは
とても綺麗に微笑みながら
水のような滑らかさで話をつなぐ

わたしは
そんなあなたに見惚れながら
あなたの綻びを探してしまう

あなたは
笑っていないほうの目でわたしの ....
     鳩子よ

     おまえが生まれたのは寒さの残る
     春と呼ぶにはまだ早い季節だった
     忙しさにかまけ、放置していたベランダで
     気づいたときに ....
冬の落ち葉は屋根ですね
虫は春の夢をみる
柱も窓もないけれど
いのちが育つ
そのために
必要なものはそろってる
無用なものは何もない

あなたに家があるように
わたしに家があるように ....
娘と一緒にドラッグストアーに行って
「好きなものをひとつだけ買ってあげるよ」
と言ったら
「ホチキスが欲しい」と言う

「ホチキスならうちに二つもあるでしょ。
塗り絵の本とか色マジックのセ ....
                 121103


もし、この世に時間がなかったら光もないよねと
繰り返される明る過ぎる大画面の殺風景な現実
そろそろ方形のディスプレイにも飽きたね
もう造 ....
トヨさんが死んだ

あの

トヨさんが死んだ

よろこびも

かなしみも

気持ちが波にさらわれる日々

こんな時間を

百年も永らえ

言葉を紡ぎ

僕たちに残し ....
ガラスいっぱいに広がる黒に、

顔を寄せすぎるほどよせて、おさなごがさけんだ。



ねぇとおちゃん!

なんだい、坊?



問いかけられた髭面の男は

グラスの琥珀を半 ....
スーパーの立体駐車場に車を入れて
そのまま買い物に降りて行く
おにぎりとお茶は持参だが
ちょっと甘い物が欲しくなる
ねらい目は見切り品コーナー


 大きなシュークリームが一個68円
 ....
【すりおろした林檎】

ねこをかんぶくろにいれて ポンと蹴っていいような
汗と毒と 荒い呼吸の  みすぼらしい私が すっかり蒸発しました
ぬけがらの私の みぞおちを 
糖蜜が ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
{引用=進歩は昔話を撲滅する}
 あんたの事は食わしちゃる
 あたしが部屋で何しとるかは
 詮索せんといて
 覗きでもしたら出て行くきね

女房のオツーはそう言って襖を閉め
日がな何事か ....
シロツメクサに
私はなろう
遠い
異国のビードロを

木箱に
そっと包み込む
同胞たちの
笑顔のように

こわれてやまぬ
あなたの心
私は
そっと包み込む

花で
ある ....
       うす汚れた魂を
       夜更けに洗う
       洗面器に冷たい水を張り
       ひとつまみの塩でもみ洗う
       不信と後悔がにじみ出て
     ....
だれでも見えないところに空がある

晴れたり、くもったり
雨が降ったり、嵐が吹いたり

届きそうで届かないのは
空とほんとにおんなじで

何もなさそうで何かあって
そんな空っぽみたい ....
指のとどかない所に 風が吹きつける
残る葉は からくりに寄り添い
ほどこしに 目をあけない

脈が 望みを往く
土に 酔い交じり

ひかるのは星だけと
枝の夜は ふける
私の詩を
だれかが声にだして読んでくれたら
いいとおもう
大きな
大きな声で読んでくれたらいいとおもう

この私の両の耳にも
きこえるように はっきりと
よんでくれたらいいとおもう
 ....
オバサン オバサンって ウルサイ!
今は若いアンタたちも
いずれはオバサンになるんだ
その時のために
オバサンの心得を教えておくよ

まず オバサンは
“ 絶対に負けを認めない ”
何 ....
土の時から切り倒された木が
障子の枠になり
冷たさと暑さをさえぎる

みあげていた空は
どこにしまいこまれたのだろう

根もなく 葉もなく
マストのように 飛行機のように

航海が ....
     つぶれたスーパーの裏には
     ひとり郵便ポストが立っている
     その赤いからだは色褪せて
     ところどころが剥げている
     スーパーとともに忘れられ
 ....
日記詩

(一)
真昼の銀行、キャッシュコーナーの長い列は
金にまつわる一喜一憂を分かち合うかのように寒いほど静かだ
これはまさに近代の儀式
笑っても泣いてもいけない参列者たちは
残酷な ....
いいことも

わるいことも

関係なしに

うつくしい

ため息さえも

いとおしく

白くかがやく

冬の青空
     ワイルドストロベリー / 和名(エゾヘビイチゴ)
            
 
     苗を買って植えた
     幸運と奇跡を呼ぶといわれている
          ....
子供はめんどくさい

紙おむつも高いし生活費がかさむ

でも先生なのだな


問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ

 ....
 
キミはいつもいつも”どうしてかしら?”っていうよね


ウチの”どうしてかしら?”は、疑問文ではなくてよ

それがわかっていただけないのは、どうしてかしら、ねぇ?




 
センター試験初日



豪華弁当を作り見送った
仕事中も気になる





あっちゅを学童に迎えに行って帰宅すると、
予備校から電話



「わたしは今仕事 ....
いつか空が大笑いして
わたしを吸い取ってくれるといいね

しわくちゃになった空の歯の隙間に
挟まって
カクカクとゆれるわたしの両足

15時の道ばたには
もう子供もいないから

突 ....
大気が町の底を冷やしている

鼻や耳をそれがかすめる

思い通りにならなくて

理屈で相手をやり込めようとしていた

なにを感じて生きてゆけばいいのだろう

あの怒りも

あの ....
湯に首までつかると
毛穴という毛穴から吐息が漏れる
立ち昇る湯気が
表情筋をひとつずつ解体していく

たぷたぷ

あごの先端から始まった
温かいさざなみが
湯船のふちを円やかに乗 ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4531)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天気雨- 砂木自由詩14*13-1-27
冥王星が冷たい冬だ- 北大路京 ...自由詩7*13-1-26
ウラ- nonya自由詩30*13-1-26
おまえに別れを告げさせてくれ- 石田とわ自由詩10*13-1-25
小さなおうち- そらの珊 ...自由詩21*13-1-25
ホチキス- 夏美かを ...自由詩41*13-1-25
時間と光- あおば自由詩9*13-1-24
トヨさん- 三田九郎自由詩913-1-24
白い糸くずの群れ。- 元親 ミ ...自由詩12+*13-1-24
なんかさめちゃって- ただのみ ...自由詩25+*13-1-23
【りんごの_ゆくえ_】二編のオムニバス- るるりら自由詩14*13-1-23
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
鶴の恩返し- salco自由詩31*13-1-22
シロツメクサ- umineko自由詩24*13-1-22
洗面器にわたしが溢れるとき- 石田とわ自由詩32+*13-1-22
「空がある」- ベンジャ ...自由詩10*13-1-22
無明- 砂木自由詩11*13-1-21
詩の音- 朧月自由詩913-1-21
【_オバサンの心得_】- 泡沫恋歌自由詩17*13-1-21
乗る_部屋から- 砂木自由詩8*13-1-20
きみを忘れやしない- 石田とわ自由詩12+*13-1-20
日記詩- 月形半分 ...自由詩513-1-20
かがやき- 三田九郎自由詩7*13-1-20
白い花と赤い実と祈りと水やり- 石田とわ自由詩9*13-1-20
子供の詩- 梅昆布茶自由詩2013-1-20
どうしてかしら?- 殿上 童自由詩16*13-1-20
大学受験狂詩曲- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-1-20
空がわらった- 佐藤伊織自由詩9*13-1-20
町の底- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-19
たぷたぷ- nonya自由詩27*13-1-19

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