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まっすぐな帰り道が見えなくなると
穴という穴からノームが這い出て
ら、るほ、ら、ら、るほ、
ダークダークノームダーク。(あれるっちぇんど)
君たちの手に掴めるものはわずかしかない
ら、るほら ....
女に刺されて死にたい
刺した女を愛したい
俺はおまえのものだと
女の耳に囁きたい

刺されながら女に詫びたい
すまなかったと
抱きしめたい
体温の凍てつくまで
女の肌に触れていたい
 ....
いつのまにか
あなたがいなくなることが
いつのまにか
怖くなっていて
それは
幾日もの
あなたと私の
笑顔の証

とても不思議なことに
朝はいつも訪れる
目が覚めると
朝は ....
uminekoさん 「sky」に寄せて。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=48600




読者の心を揺り動かすだけなら、
技巧はいら ....
触れ合うためにあるものを
手、と呼ぶのなら
私はいらない
私には
ない

たそがれは穏やかに
その時を待つ
眠れない暗闇と静寂は
心を熟すのではなく
怯えさせるのでもなく
た ....
長雨の続く夕刻の水溜まりに影が映ることは
ない。泥水のように濁るわけでもなく、清水
のように色も無くすべてを透過するわけでも
なく、それは雨水と呼ばれるものと酷似して
いる。事実、それ ....
たとえば地震が起きたときに
真っ先に
何かを考える前に
眠っているあなたに
身を挺して覆い被さるように

それを何と呼べばいいのですか
恋人よ
恋人たちよ

言葉にされたものは ....
体温と体温が混じりあい
肌と肌の境界を失うように
わたしとあなたも、また
いつしか混じりあうのだろうか
それとも、また
いつまでも失い続けるのだろうか

熱的終焉の果て
触れあうこ ....
上手く眠れないままの空が白み始める。轟音
で走り去る獣たちもわずかで、その咆哮にも
ためらいが見える。廃墟の影に潜む小人たち
は闇が消えていくに連れ恐る恐る顔を覗かせ
覗いた顔を逆に覗かれ ....
「私のひと押し詩人」というテーマでの依頼。
ひと押しというか、好きな詩人は、

1.有名で今さら紹介する必要もない人
2.ひっそりと書いていて紹介なんかされたくない人

だいたいこ ....
レッグウィップレッグウィップ。足元にじゃ
れつくウィップ。遠ざかる遠吠えにウィップ。
深夜のアスファルトに水滴。薄い雨粒。オゾ
ンの微膜が地表にはびこり地球を覆いつくす。
オゾンウィップオ ....
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている

夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
知らない足音がわたしたちを追い越し
立ち止まっていることに気づく
群れるものたちのすべてが
居場所を持っているように見えて
小さな声でいることに
少しだけ疲れて

彩られた樹木たち ....
神様がやってきて
恥ずかしくて
無花果がないので
代わりに葡萄の

神様は通り過ぎて
そのまま
もう会えなくなった
股の下から
赤いものが垂れた日
くもり。非常階段へ続くベランダからは大き
な白いビルが見える。本当は白ではなく薄く
濁っているそのビルの外壁には大きなヒビが
いくつか、ひとつ、ふたつ、崩れ落ちるよう
な気配。ジェニファーの俊 ....
さいとういんこさんのお腹は大きい
大きく膨らんでいる
さいとういんこさんの子供が大人になる頃
僕はもう59歳だ
それまで生きているかどうかわからない
生きているつもりもないし
自信もな ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
大江戸線のホストは
千代田線に乗ることができない
みどりの色の
まぶしさにうつむいて
落ちていく
その先に

大江戸線のホストは新宿で降りて
それから
鼻をかんでみる
する ....
あなたがトースターなら
わたしはパンになりたい
あなたの熱でわたしは焦がれる
あなたの想いを体に刻んで

あなたがトースターなら
わたしはパンになりたい
あなたが刻んだ熱を残 ....
遠く、遠く、遠い場所で
何かが揺らめいている
ように見えるんだ
そして消えるんだ
追いかけないんだ
そこにいるんだ

交接、の前の
寂しさが好きだ
触れる直前の、一瞬の孤独
 ....
やわなきの、皮膚に張りついて。
あざやくを、知らないように。

ぼくらいは、見ない。感じる。
ことを、知らない、視線。

ぬまくるを、知らない。
(他は流れる)
ように流れるよ ....
○月○日
家に帰ると兵隊さんが押入れでもぞもぞしている。目が合うとピシッと敬礼しながら、「人道支援です」と言う。人道支援なら仕方ないのだろう。たぶん。兵隊さんは押入れでずっともぞもぞして ....
死んだらしいので
ビデオを借りにいった
全部貸し出し中
考えることは皆同じ
本当は
堤さやかが好みです

24歳のセーラー服
死んで歳がばれる
36歳になったばかりの ....
背中から腕を回しゆっくり胸を揉む
密着して首筋を軽く噛む
指先で乳首の突端を彷徨い
舌先で耳の裏をなぞる
足首を絡め少しずつ広げる
よく見えるようにする
見せる
うつ伏せにし ....
PULL.さんのいとうさんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
滲んでいった夜について- いとう未詩・独白17*06-4-9
二人きりの夜におまえだけが光っている- いとう未詩・独白905-11-22
しあわせ- いとう未詩・独白16*05-10-7
指標を越えて- いとう散文(批評 ...14+*05-9-28
魂のたそがれ- いとう未詩・独白16*05-9-28
傘と白い手- いとう未詩・独白17*05-8-31
愛ではない(未完の)- いとう未詩・独白1205-8-7
エントロピーの黄昏- いとう未詩・独白11*05-8-3
天敵のいない八月- いとう未詩・独白14*05-7-20
良い詩人は、、、- いとう散文(批評 ...23*05-7-1
ライト、ライト、レフト(ウィップ)、ヴァース- いとう未詩・独白9*05-6-22
夜になると、魚は- いとう未詩・独白3905-6-13
都市伝説- いとう自由詩22*05-6-7
葡萄の葉- いとう未詩・独白705-5-31
すくらっく、すくらっく。- いとう未詩・独白9*05-5-25
さいとういんこさんのお腹が大きい5月22日- いとう未詩・独白1505-5-23
武装放棄- いとう未詩・独白63*05-5-9
大江戸線のホスト- いとう未詩・独白8*05-5-3
パンの憂鬱- いとう未詩・独白9*05-5-1
セックスの話をすると腕が痺れるのでセックスの詩を書こうと思う- いとう未詩・独白12*05-3-2
おうあいの、やはぐときに。- いとう未詩・独白11*05-1-5
兵隊さん観察日記(即興)- いとう散文(批評 ...1604-4-14
道具としての桃井望- いとう自由詩1104-2-20
愛撫- いとう未詩・独白703-10-20

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