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太陽はオレンジ色に重く熟れても
夜に染まるまいと
燦爛とラメを絞りだし扇子をはためかせ
アスファルトに積まれたり崩されてゆく影を
横目で睨みつけては光の地団駄を踏みつづける
ジュリアナ東京と ....
瞬く間に
ホームは行く
狼は走る
涎と舌を垂らし
加速する列車を追いかける
黄金色の眼光
離れ小島の青船
点々と帆を広げる
君が去ってゆくのか
僕が去ってゆくのか
フラット ....
サンボール
煌く窓辺
髪が頬にかかり
数本は口元まで寄りかかる
白壁のビルが空と一枚になって
雲は遠慮がちに薄い
揺らぐ陰まで淡く香る
ペチコートカーテン
ひらり
青いスニーカーが似 ....
左、
右、

左目  君 人に見える タバコを吹かしている 暇らしい。
右目  君 眩しく映る 後ろにある夕陽?いや 恋らしい。

右肩  ツボ かなり凝っている。
左肩  ツボ この辺 ....
傘はふらりと咲く
街路樹はそれを見送り
またひとつ あかるくなった

ヨーグルトが発酵する
毛布はその音を包み
またひとつ あかるくなった

玄関のチャイムが鳴る
握手を交わし
 ....
食卓レモンのかなしみは
食卓ってなんだ?と
となりのワサビに聞かれたり
きいろの表面に こまかい凹凸
みどりのふたが 大きすぎても
レモンになろうと 
もがいているようで
かなし ....
きれいな女やった
絹ごし豆腐みたいな肌してたわ
几帳面な女やった
後ろ髪をよー梳いておったわ
早起きな女やった
いつもせかせか働いとったわ
芯の強い女やった
最後まで別れへんって ....
ぺたりと落ちた1円に愛想笑い
いつかお世話になるかもと
いやらしくお辞儀

文房具屋の駄菓子を
思い出せるだけ持って
1円 足りずに
レジ横へお菓子の山を
全部置いてきた夕方の ....
たくわんの淵は よれよれしてて
噛むとカリコリやのに
今日のはまた特に
薄っぺらくて よれよれ
あたり前やけど まんまるやないし
たくわん なんで よれよれなん?
なんで もっと しっ ....
そうか、空中ブランコに乗って
カカオの木を観てみたいか

そうか、朝日に立って
アラスカの夏を巡ってみたいか

そうね、仙人の寺屋みたいな
どこまでも一望できる遙へ

真 ....
m.qyiさんの湾鶴さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
太陽- 湾鶴自由詩407-6-21
プラットホーム- 湾鶴自由詩605-3-10
日和- 湾鶴未詩・独白505-2-25
左。右。- 湾鶴未詩・独白504-9-27
あかるくて- 湾鶴自由詩5*04-9-22
食卓レモン- 湾鶴自由詩19*04-6-6
納豆の不倫- 湾鶴自由詩4*04-4-20
月末- 湾鶴自由詩5*04-4-20
へたれ- 湾鶴自由詩404-4-19
遙へ- 湾鶴自由詩404-4-17

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