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そうです、メッセージは読まれないでしょう。
あなたの詩を理解するということは
別々の方向に過ぎ去って行く
計測できない距離を
測り続ける
寂しみ

世界のほとんどの事が理解できない、
　.... 庭の薔薇が咲きはじめました
南の海の暖かな水蒸気を
たっぷり含んだ風が吹き
シャワーの様な雨が
ビルや街路樹を濡らします
やがて虹が出て
雲の切れ間から陽が射すと
梅雨晴れの街は
浅い　.... 図書館からの帰りに
海まで回り道をする
梅雨の雨の香りと
潮の匂いが混ざり合っている
夏の海は
まだ未完成のパズルだ
子供の頃の浅い海の色
去年の海の濃いインクブルー
どれもうまく組み　.... 潮風と鉄錆びの匂いがする
寂しい港町に住みたい
そんな街に住む人達は
どこか遠い町から流れ着いたから
いつも風が體を吹き抜けていく
頑丈な靴を履いて
身構えながら
何時でも何處へでも
　.... 内気なセレーネ
は恥ずかしくて急ぎ足
ビーナスとジュピターが
囃し立てるが
菫色の空を　
素知らぬ顔で
つれない素振り

ギジムナーは
煙草を吸いすぎて
舌が苦い

夕霞が夜に　.... 呆然として
６０年が過ぎた
そのあとの
６０年
赤ん坊は生まれず
人口が減少しても
私はいない
唯
冬の部屋は
寒い

小さな湯のみに
あふれるほど
膨れた
中国茶を
啜　.... 落ち葉を拾って
小さな切手を貼って
送ろう
つたえる人はいないが
つたえることなど
無いが

手紙を
送りたいのだ
たぶん
未来に

まだ生まれない
現象に
ツタエタイ
　....

beebeeさんのまんぼう2さんおすすめリスト（7）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
献歌（ｋへ）	- まんぼう ...	自由詩	4+*	14-8-5
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葉書＿夏風	- まんぼう ...	自由詩	6	14-7-6
葉書＿バンダライ	- まんぼう ...	自由詩	4*	14-7-4
春の星座	- まんぼう ...	自由詩	3	12-5-7
立春	- まんぼう ...	自由詩	3	12-2-19
手紙	- まんぼう ...	自由詩	2+*	11-10-21

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