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拝啓
今はいつ頃だったか、暦を見なくなって久しく、曜日感覚も失くしてしまいました。俗世から切り離された場所に身を置いていると、今が何の時期なのかよくわからなくなってしまいます。身の回りの変化には ....
雲ひとつない空
地上ですら風が強い
空ではきっと誰も立っていられない
日陰の空気は金属のつめたさで
無防備になり始めた肌を冷やす
落ちぶれた冬の狂いかけた残酷
昼休みに弁当を
窓 ....
急増する家庭間買収と吸収合併、渦巻く不安と家庭内格差!仕送りは恩送りへ
10月31日12時30分配信(木経新聞)
各家庭あたりの収入は年々減り続け、支出は増えるばかりだ。とりわけ子どもの教
....
もうお姉さんになったので私は大人たちが飲む紅茶をもらえるようになりました。今までは色でごまかした甘い水を飲んでいましたが、今日はお母さんたちがいつも飲んでいるような高級なティーカップが私の前に置かれて ....
お盆は先祖が帰ってくる
帰ってきた先祖を迎えにいくために
人々は故郷へと帰る
だからライオンさんのマンションにはいま誰もいない
15日の早朝
国道に車は一台もなく
横断歩道の真ん中でナ ....
張り詰めたラップを着て
新しいキャベツが店頭に
テカテカと並んでいる
両手に乗せて天秤になるひと時に
良いキャベツは感覚で選ばれる
冷蔵庫で
一枚ずつ身包みを剥がされるのを待つ間に ....
人が通れるくらい木がまばらな林では、木の葉が鮮烈な色をしています
目に滲んでくるような赤色や、星のかけらのような黄色のものがあります
二色が混ざりつつあるような葉もあって、死ぬ前の輝きのようなどこ ....
深い森の中に
最初の一滴が降り
雫は静かに瞬きをする
鳥の瞳になるのだ
枝葉を羽根に変えて
もぞもぞ動き始める
紅葉でもするように
深緑から脱色していく
すべての色は
深緑を ....
血液は旅をする
一生の半分は心臓を目指し
残りの半分は心臓を懐かしむ
何周も何周もするのだから
何度も何度も繰り返すのだろう
プールの前に体温を計る
血液が今、何を思うのか
知るため ....
私は昔、風でした
どこからが私で、どのような私か
わからないままに
木々を揺らし、髪を靡かせ
生きていました
高いところから低いところへ
汚いところも、美しいところも
青いところにも ....
ラブホテルとカプセルホテルの間に空き地
緑色の針金フェンスが建てられ
雑草除けのコンクリートが敷かれた
そのうち
フェンスは壊され誰かがバスケットゴールを持ってきた
もはや人種職種を判断しか ....
今日は始めてのインターネット
僕は少し舞い上がっていた
期待と不安のなかでパソコンが
回転音とともに起動していく
マウスを上手く操れるだろうか
兄の話では乗り回すのに
時間がかかる生き ....
小原あきさんの木屋 亞万さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
書こうとしたことを忘れてしまって
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木屋 亞 ...
自由詩
4*
13-1-13
さみしいお昼
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木屋 亞 ...
自由詩
4*
11-4-5
恩送り
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木屋 亞 ...
自由詩
2*
09-10-31
紅茶が冷めるまで
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木屋 亞 ...
自由詩
4*
09-8-25
人ごみという言葉が嫌いだった
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木屋 亞 ...
自由詩
3*
09-8-17
瑞々しい嘘
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木屋 亞 ...
自由詩
4*
09-3-11
あたたかいものを、ひとつ
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木屋 亞 ...
自由詩
2*
08-11-16
鳥たちの雨
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木屋 亞 ...
自由詩
2*
08-11-8
平熱
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木屋 亞 ...
自由詩
6*
08-10-30
風を見ると懐かしい
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木屋 亞 ...
自由詩
5+*
08-10-3
真夜中にダンクシュート
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木屋 亞 ...
自由詩
2*
08-9-27
(←写真クリックで拡大)
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木屋 亞 ...
自由詩
5*
08-8-9
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