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お坊様の話を聴く日
もっと大変かと思っていた坐禅
雑念だらけでいいらしい
─蝉が鳴いているなぁ
─ミルク金時が食べたいな
と、私は今、思っている。
それでいいら ....
運転中
不意に現れ 目の端で捉える
蔦の絡まる建物
もう、その時期か
あの夏から
幾度 高校野球が開催されたか
懲りずに毎年
十七歳の夏に引き戻され ....
怒りへの心掛けを知りたい
ほんの些細なことに
火が付いたように激怒する人がいる
何をもってしても許さない人がいる
そんなに怒って
何か佳いことが待っているのかしら?
....
車窓から見える白樺の森
希望の街を後にして
着いたのは無人駅
ボストンバッグを肩にかついで
見渡す景色に唖然
世界でたった一人になったかのよう
同時に
心 ....
月よう日は
仕事へ行く前に
神社に行く
桜の樹が黄緑の葉を
ゆさゆさ振る
誰もいない境内
でも たくさんおられる
狛犬さんの足をなで
狛狐さ ....