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なんて役立たずなんだろう僕らは
僕ら以外の全てに対して
似姿ばかりがある
存在するとは彷徨うことだから
どうしてひとりの人しかいないんだろう 鎌倉の改札秋寒し

泥水のような缶コーヒー話しかけても答えない

秋の雨歩けば歩くほど薄れる意識

秋の雷存在はだんだんほどけて消える

七里ヶ浜欲しくもないものを欲しがっている

 ....
日記をつけるようになると
自分がもうひとり増える
{ルビ露=つゆ}{ルビ露=つゆ}{ルビ露=つゆ}あとは反復

秋は無言で何も聞こえない

秋湿り関係は匂いのなかに

{ルビ紅葉=もみじ}記憶と{ルビ現在=いま}は同じもの

尊厳など ....
曖昧な横顔秋の海

社会の腕力から逃れて逃れて秋めく

階下に運ぶ珈琲のように長い時間をこぼした

それぞれの孤独を持ち寄って孤独なままでいる

空が斜め渡り鳥
二人でいても一人きりの世界に秋澄む

匂いは最も原始的な感覚遠花火

足がなければもっと距離を大切にしていただろうか

逃げても逃げても戦場から遠く

秋の蝶冷たい水が染みる

中 ....
wcさんのかちさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
残寒- かち自由詩1+24-3-9
a- かち自由詩323-12-28
初冬- かち自由詩223-11-30
いつまでもいる- かち俳句223-10-14
日記- かち自由詩423-10-5
忘却- かち俳句323-10-3
渡り鳥- かち俳句823-9-29
秋澄む- かち俳句323-9-26

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