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子と行きし回転寿司や夏祭り

夏祭り検査の予約入りにけり

夏祭り消息絶ゆる{ルビ女=ひと}想ふ

夏受診余談の混ざるゆとりかな
人棲まぬ庭の切株{ルビ躑躅=つつじ}咲く

花の名を問ふてしらんと遊びけり

孫可愛い母の日あるを忘れをり
寒晴れに鰤ほろ酔ふ藻陸蓮根 黙々とボールを蹴る子冬木立

小さき鉢の菫に冬のひかり憩う

水平線を折るその指先から飛び立つ折り鶴
散る音も転がる音も枯葉らし

寒のみを老野良猫に感じたり

木枯らしや葉っぱ転がる二歩三歩

{ルビ皸=あかぎれ}が嫌がらせする小指かな

ランナーを真似てか岸辺走る鴨

それぞれ ....
薄すぎて困るといううちなんちゅ

もう誰も居ない教室 一輪花

三十はしらふで生きた会社員

逢う人はいつも初だと思いおく
コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝

小春日の電車園児に満たされて

ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね

その音のパリッと淋し踏み落葉

シュッとして冬のゴキブリ安楽 ....
大根断ち白き純情現はるる

鯛焼の尾までうっすら{ルビ餡子=あんこ}かな

鯛焼屋客の多さに目が泳ぐ

鴨のんき見るぼくも又のんきかな

くるりんと体丸めて鴨潜る

{ルビ灯火=と ....
街角でティッシュ渡され冬の空

この冬は{ルビ暦=こよみ}通りの寒さかな

からころと下駄を鳴らして湯ざめかな

掃く人の去りて落葉がまたひとつ

野良猫も老いの歩みや落葉道

「 ....
詩の様に小花に秋の小蝶ゐて

食ふ顔も干柿に似るおばあちゃん

靴置き場{ルビ紅葉=もみぢ}もふたつ並びをり

妖精が紅葉を履いてやって来た

ぷるぷるの中に歯ごたへ橡の餅

干柿 ....
 頁{ルビ繰=く}る 手を休め{ルビ食=は}む {ルビ葛湯=くずゆ}哉


「ただいま」と 還り笑う君 雪の{ルビ冠=かん}


 降る雪と 藥罐の歌う 夜更け哉


 電飾の 眠っ ....
試してみても越えられないか壁があり


*
ある意味壁のないことがおかしいと思うのだけど、inkweaverはどう思う?

壁は挑戦を意味し、克服することで成長が生まれます。時には ....
 
告解の翌日はれてぬくぬくと

*

(多宗教徒國を公認している地域で生活して死んでいくための一つの考察として)

*
「多宗教徒を公認している日本で生きている多数の人は
告解とい ....
酔い覚めて
一杯二杯
もう一杯
青い空
西から東
雲がゆく

干し柿の
甘きとろみに
母想う

眠れない
夜の薬は
十二錠
酔い酔いて
ひとり旅ゆく
枯れた道
おもひみをつれゆかむこのたましひは松林へ

おもひみつれゆかむこと海辺をゆかむ

道におる玉ひかるましろの小鳥

かすかましろの小鳥の羽音

さびしさは海のなせる

青海なせる ....
この雨を人にそむいてわれゆかむ

茫々とときに朗々とひかりをひとりゆかむ

雨に海に身をさらす赦されない身を

海よ空よゆるせよわがこころ人に赦されず

ふたり夜の海見るたましひと ....
海哀しこの身たよりに恋をおもう

あめつちもなしこの身がたより

海、山哀しここにぐっとこらえる

恋のひとみの焦点のうるむ、山

風わたるくさはらのくさが避けて

はつなつの青空 ....
私はうたおう哀しみどものわけ捜す

酒にもひとへもいかぬ哀しみをこらえる

おとなりのピアノのおとに酔ってしまうよ

燃える若さもなし智慧を武器にいく

艶やかな妻の髪と鬱屈しているわ ....
鎌倉の改札秋寒し

泥水のような缶コーヒー話しかけても答えない

秋の雨歩けば歩くほど薄れる意識

秋の雷存在はだんだんほどけて消える

七里ヶ浜欲しくもないものを欲しがっている

 ....
ガマンない人だ 旦那の坊ちゃん気質

半袖で暖房つけてる 旦那を笑うしかない

暖房の次は冷房か いま秋なんだけど

私よりタバコが好きか そんなに好きか

詩人とタバコと浮気して ....
繋ぎ蜻蛉の哀しみ憐れ 雨上がりの水溜り 白き車のボンネット 秋風は蛙の詩(うた)を繰り返し {ルビ露=つゆ}{ルビ露=つゆ}{ルビ露=つゆ}あとは反復

秋は無言で何も聞こえない

秋湿り関係は匂いのなかに

{ルビ紅葉=もみじ}記憶と{ルビ現在=いま}は同じもの

尊厳など ....
旦那に愛されている タバコに嫉妬

もうどうにでもなれな わたし

なんでもやり過ぎる わたし

やり過ぎる時あり やらな過ぎる時あり

秋風が心の隙間をとおってく

くだらなくと ....
曖昧な横顔秋の海

社会の腕力から逃れて逃れて秋めく

階下に運ぶ珈琲のように長い時間をこぼした

それぞれの孤独を持ち寄って孤独なままでいる

空が斜め渡り鳥
二人でいても一人きりの世界に秋澄む

匂いは最も原始的な感覚遠花火

足がなければもっと距離を大切にしていただろうか

逃げても逃げても戦場から遠く

秋の蝶冷たい水が染みる

中 ....
美人の名残があると言われた

恋人たちのイタチごっこ

ホクロをゴミと間違えられる

美人がおならして気まずい空気

空気読めます!主張が強すぎる先輩

先回りも遠回りも下手く ....
ゆきゆきてららららうたう晩夏かな

 
wcさんの俳句おすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日から宇和島牛鬼まつり- けいこ俳句5*25-7-22
紫蘭のあそび- けいこ俳句3*25-4-27
寒晴れに鰤ほろ酔ふ藻陸蓮根- 洗貝新俳句6*25-2-18
冬の日- 紅茶猫俳句2*24-12-12
冬の童話たち- 森田拓也俳句17*24-11-22
しらふ- 足立らど ...俳句5*24-11-20
誰かの冬の物語- 森田拓也俳句13*24-11-13
冬に唄えば- 森田拓也俳句11*24-11-11
ノンシャラン冬日記- 森田拓也俳句10*24-11-9
もみじナリティ〜。- 森田拓也俳句13*24-11-6
二月、夜- 墨晶俳句4*24-2-5
2023年12月17日日曜日_壁- 足立らど ...俳句4+*23-12-17
告解の翌日はれてぬくぬくと__(多宗教徒國を公認している地域 ...- 足立らど ...俳句323-12-17
忘年の夜- レタス俳句3*23-12-16
随想- レタス俳句4*23-12-14
冬の旅- レタス俳句4*23-12-14
自由律2003.11.11.- 田中教平 ...俳句1*23-11-11
自由律2023.11.10.- 田中教平 ...俳句2*23-11-10
自由律2003.11.09- 田中教平 ...俳句4*23-11-9
自由律2003.11.08- 田中教平 ...俳句2*23-11-8
いつまでもいる- かち俳句223-10-14
旦那ちゃん- ルルカ  ...俳句2*23-10-11
_- 板谷みき ...俳句2*23-10-5
望郷の念- 足立らど ...俳句4*23-10-4
忘却- かち俳句223-10-3
いま_この瞬間- ルルカ  ...俳句3*23-9-30
渡り鳥- かち俳句723-9-29
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美人過ぎるのも大変- ルルカ  ...俳句5*23-9-20
進軍- 足立らど ...俳句3*23-8-22

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