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夜が胸に叩きつけられていく


まだくすぶっていたものが
無数の靴音にまぎれて
いつか悲鳴を上げそうな
古い洗濯機に放り込まれる

長い長い妥協の列に並んで
気が遠くなりそう ....
見つけたりない気がして
海底を泳いだ
短い手足がだんだんしびれていく

水圧のせいかな
ちょっと戸惑って
いつかの風船がひっかかる

悲しみにすら触れられない
それじゃあ笑われちまう ....
未関係未関係未関係少女がはしる

草むらの道と影のない通りを





無関係無関係無関係少女もはしる

こおりの中と強い響きの中を






壊れ ....
月に光る草を見つけた

君の持ってきたビニールシートが

魔法のように浮き上がっていた

口では言わない言葉の

墓場のような気がしていた

お互い様かもしれないが ....
山の中にかえっていく今日を
力強い何かに掴まりながら見ていた
薄っすらとあらわれはじめる
星の一つ一つに名前をつけて
大好きだったものに似た影を覚えていく

それぞれのたましいを均 ....
宵はカラスの群れと羊たちのサーカス
銀の膜に薄く張り付いた星が剥がれていく
触れなかったあの子と
大事に抱えた僕で
写し描いていたものすべてが大げさにズレていく

夜光虫の森の入口で
た ....
月の横に大きな鯨が浮かんでいる
ちいさな星や人工衛星を食べて生きるまぼろし
ごちそうさまの煙を吐くと
オーロラに乗ってどこかに帰っていく

きっとあれは
我々のことなんて何も思わなくて ....
ぼくは人生で何度目かの後悔をする
もう二度と人間なんて信用するもんかと
頭を垂れて天気を確認する人たちの群れを
他にどうしようもなくてただ眺めていた

ふときみのお気に入りの水筒のことを思い ....
赤いクレヨンで書き連ねた

見たこともない文字

キレイなグラスに毒を塗って

夕日のワインを飲み干そう


もしももしも僕が何もかもに気づいてしまったら

君だ ....
眠る前に夢を見るのがくせになって
耳から大事な言葉が抜けていくみたい
そうこうしているうちに
痛くない時間が過ぎていってしまう
注射針を避けながら歩く廊下
冷たいのか熱すぎるのか ....
感情が入り混じって危険になったら
ただ早足でバッティングセンターに行く
やる気のない店員のタバコふかしながらされた挨拶も
今は見えていない


コインを入れて
120Kmで30球 ....
眠りに落ちる薄暗がりで

死神たちは今日もひそひそと話しかけてくる
おまえのおまえの居場所はどこにもないんだよ
適当に風が吹いて
空き缶が何処かに当たる音がする

世の中で一番最悪なリズ ....
突き動かされるように起き出して
昨日の残り物を食べている
いよいよ目がおかしくなってしまったかと思うほど
朝陽が濃い水色に輝いて
鉄臭いカーテンがそれにならってたなびいている

地獄のよう ....
胸に巣食うサソリと対峙する
ああ
この毒は君のことじゃなかったんだな
朧月夜さんのカマキリさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リンゴと残響- カマキリ自由詩619-10-15
ソナー- カマキリ自由詩219-9-8
土塊と感傷- カマキリ自由詩219-8-9
アナーキーインザ2LDK- カマキリ自由詩419-8-1
そういえばぼくたちは- カマキリ自由詩319-5-29
たどりついたなら- カマキリ自由詩519-4-10
宇宙船と稲光- カマキリ自由詩619-3-16
きみが傘持ってかなくていいよっていうから- カマキリ自由詩118-6-26
言いたいことなら別にあるから- カマキリ自由詩518-1-9
1cmだけ足りなかったら- カマキリ自由詩317-12-1
また少し背が伸びた気がして- カマキリ自由詩717-11-27
みどりいろの電灯- カマキリ自由詩317-11-22
バンジー・キャット・ウィズ・スモーキングカタナ- カマキリ自由詩517-8-17
でも言われ慣れてるから- カマキリ自由詩416-12-9

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