緑の{ルビ扉口=とぐち}で世界がはじまる
アナザーバード
ありふれた季節に
誰でもない名前を探していた
初めて逢うひとのような
遠い
横顔を


朝露に濡れた
葉裏がひるがえる
 ....
  その背中には羽
  曇天模様の空の下
  ツバメのように飛ぶんだと

低く、ひくく

  腰をかがめてそうっと進む
  ずしりと重いのは
  右か左か誰の足


 ....
夜の音の謎解き一つ一つしてやっと眠れる子猫と一緒に  欲張りな思考回路の果てに

 スタート位置にすら立てず

 一人無限ループの輪を廻る

 1から10まで

 最初から最後まで

 全ての事を知ろうなんて

 改造人間に ....
アレが来た夜
紫色のコガネムシは
仲間の死骸を食んでいた。

ニュースキャスターは
アレの被害者をランキングにして
並べて分析して
怒りを露にしながら
内心
自分がアレになっていない ....
犬にもあるか 仏性が

ウイルスにもあるか 仏性が

AIにもあるか 仏性が
見ていろよ5年後自立し白髪増え
色気も増えて君を見返す。
待ちわびて見た風景暗闇で
あなたの消えた場所に佇む
降り続ける雨は永遠の化身
わたしたちは閉じ込められている
どこかで花の匂いがするけれど
確かめに行くことはできない

濁った窓の外から聞こえてくる
心を削り取る無数のノイズたち
に耳を傾 ....
ご無沙汰しております。
田代です。
このたび2017年に発行した同人誌『東京パーラー同人』をPDFでオンライン公開いたしました。
どうぞお楽しみください。

【東京パーラー同人 目次】
こ ....
雨粒が胸に染みを作る
冷めたお弁当を食べたように
窓ガラスにも残り物がある
昨日も今日も動かない
カチューシャみたいな前線が
天気予報でおめかしをしている
濡れた顔の方が綺麗に見えるから
 ....
お酒とバカ騒ぎの魔法が色褪せ
宴の糸も解れて独りになる時刻
酔いが醒めると共に膨らんできた
得体の知れぬ不吉で黒々とした塊から
逃げるように入ったファミレスの
無機質なトイレで化粧を直せば
 ....
某月某日

 20200年4月1日ですね。


某月某日

 どいつもこいつもマスクマスクうれせえや。俺はしてないぞ。タバコも吸ってるぞ。低収入だが給付金は断る。飲み屋のおっちゃんにでも ....
世界内ウイルスは無数である。

その内の一つが開示され名辞された。

「」は内世界で言語ゲームの対象となりプレーされる。

各プレーヤーは、言語化できるなら「」について、
な ....
夜が壊れていくから
窓に包帯を巻いた
朝は舌なめずりして
地平線の先で出番を窺っていた

幼子の泣声、いや
盛りのついた猫だろうか
街路はあらゆる音を
まっすぐに伝えてはくれない
 ....
ええ、いいわ。
ええ、もう、わたし、死にましょうか?


なぜ、悲しいうたばかり
流れるこの街で
くっだらない日常に
悩まされなければならない?


いつかみた、あの子の詩は
 ....
光と影の中で
息を詰めている
都市と星

船は極地の上空にあり、
眼下の地球は
完璧な半球となって見えていた
昼と夜を分かつ明暗境界線を
見下ろしていた

境界線のうち、真ん中から ....
薄茶色の光が窓に反射している
それがまるで絵具みたいに窓にこびりついている
よく窓を見つめると水が水色にはりついていて
夜なのか周りは暗い色で暗いような雰囲気の窓である
東京が寝静まった
冷蔵庫からポトポトと声が聞こえる

りんごマークをつけたモニターから反射された掌
いつの間にかいくつもの年月が過ぎたな

鮮明に思い出せた遠い昔の子供の記憶jも
いつの ....
元小泉チルドレンの
見るからに馬鹿そうな奴が
「全ての人が感染していると思って
外出しないようにしなければならない」
的なことを言っていたが
全ての人が感染しているなら
外出してもしなくて ....
私はまだ出版できてない人間です。
ただ単にどうしたらいいか?
という迷いが解決してないだけ。
どこまで優柔不断なのか!
そんな人間が語ります。


詩を書いていたら詩集を作ってみたくな ....
 
神なき時代、
しかしもう嫌だって云わない
人は明るい明日へ向かって
向かって、行くものだ

私なんかいらない、
痛む内臓が嘘をつくよ?
忘れたころに昔に戻り、
言葉がまだ生きてい ....
ボクの前に道はない
アタシの後にも道はない
進んでいるのか戻ってるのか
分からないから立ちつくしてる

ボクはたまにアタシになり
アタシはボクの悪口を言う
見上げた空へ墜ちていく
合わ ....
あのとき本屋の話をしたよね
思い出話の途中で
君はクイズを出す
同じ記憶を共有しているかどうか
僕はクイズに半分しか答えられない
君はしょうがないわね、と言う
新聞にクレープ屋の紹介が載っ ....
悪ガキども、武器を手に取れ、思考の虐殺を開始しよう、俺たちは衝動に従う、自分を突き動かすものを信じる、思考は時により、心を縛り付ける鎖になる、そんなものはもう捨てちまおう、俺たちは思考を乗り越えた .... 障子の向こうに何かいる
警戒
刀を握り締め
ぎゅっと体が固まる

怖い
恐い

障子の向こうに
殺人鬼
障子の向こうに
遺体
障子の向こうに
鬼嫁
障子の向こうに
ゴキブ ....
もう、書くけどッ!
(ちょっと、自称でも三流でも、私じしん詩人なんだから実は悔しいんだけど)

いつぶりかなぁ、他人の詩を読んでジェラシー感じたのは。
基本、このフォーラム(?)で、い ....
鳥たちの声が響き渡れば静かに夜が明ける

聴き取れない信号に、眠りは妨げられている

馬鹿馬鹿しいと笑えば笑うほど、泣けてくるにつれ

人の声も次第と嫌いになってくる、御時世の宵

 ....
                    掌篇 
 
 わたしが「ソボ」と呼んでいたそのひとは、天気の良い日は大概、オクザシキのエンガワで、かたわらの茶托に乗った蓋付きの茶碗、膝の上の白猫とともに、 ....
やっぱりここへ逃げてきた

町はひどいところだ

不公平感で濁った

時刻の砂に顔に埋めて
もうわかったから、

悪い言葉をだれにも向けないで

みてるのが辛いもうしんどいよ
 ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1641)
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