二〇二一年八月一日 「断章」
かれがおれの体内に横たわっているうちに、そのアイデンティティは永久に消滅していった。かれを二度と解放するつもりのないことはわかっており、かれの真実の飛行は、今 ....
二〇二一年七月一日 「バリントン・J・ベイリーの短篇集『ゴッド・ガン』」
@rr0101kt そうですよね。先日、届いた『折りたたみ北京』が完璧なものだったため、よけいに、返品がふさわしいと ....
二〇二一年五月一日 「不老不死プロジェクト」
ようやく、ロバート・シルヴァーバーグの『不老不死プロジェクト』を読み終えた。さいごのどんでん返しは、予想もしていなかっただけに、新鮮な印象を持 ....
二〇二一年四月一日 「時のいたみ」
ロマンティック時間SF傑作選『時の娘』の5作目は、バート・k・ファイラーの「時のいたみ」10年の歳月をかけて時間旅行したのだが、それがあまり役に立たなか ....
二〇二一年二月一日 「ルミナス」
『90年代SF傑作選』下巻の8作目は、グレッグ・イーガンの「ルミナス」数学の話で、なんのことについて書かれてあるのかはわからなかったが、小説を読む楽しみはあ ....
はじめに昔話で恐縮ですが、二十年以上前、パソコン通信のニフティサーブ時代の『現代詩フォーラム』でのことになります。
フォーラムに投稿された他人の詩句を並べ替えて、そのまま自分の詩作品として投稿した方 ....
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」
『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ....
まだ明けぬ夜のことなど延々書き連ねたところで仕方がないのだ、日向のことを、簡潔な希望のようなものを綴らなければ誰もそれを読んでみようなどと思うはずがないと、誰に言うともなくひとりの若い男が初めての ....
二〇二〇年十三月一日 「学園紛争」
ぼくは同志社大学の1980年度生だ。1980年度に入学したって話だけど、ぼくの大学一回生の後期の授業は、学園封鎖で潰れた。後期テストはレポート試験だった ....
今日も
色々とあった
でも
何とか今日も
おやすみできる
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
二〇二〇年十二月一日 「年間SF傑作選7」
きょうから、寝るまえの読書は、『年間SF傑作選7』の再読である。これは4作ほど憶えていた。バラード、ラファティ、ボブ・ショウ、バロウズの作品だっ ....
ばあちゃんたちは
生きていく生きていく
長生きは楽じゃない!もう死にたい!といいながら
生きていく生きていく
医者通いしながら
施設に通いながら
生きていく生きていく
毎日テレビを見なが ....
二〇二〇年十一月一日 「{ルビ生贄=いけにえ}の王」
『年間SF傑作選3』の6作目は、ポール・アンダースンの「{ルビ生贄=いけにえ}の王」アメリカ人側の宇宙飛行士が生き残り、敵側に捕まった。 ....
二〇二〇年十月一日 「みやうち ふみこさん」
『O・ヘンリー名作集』の2作目は「警官と讃美歌」冬は寒いので、なにか悪さをして刑務所に入ろうと、いろいろ努力するホームレスが主人公。どうしても努 ....
二〇二〇年九月一日 「転移」
『猿の惑星』を書いたピエール・ブールの単行本『ジャングルの耳』が、Amazon で5983円してた。ぼくは、3000円でネット古書店で買った記憶がある。3000 ....
二〇二〇年八月一日 「リハーサル」
ホラー・アンソロジー『999 狂犬の夏』の4つ目は、トマス・F・モンテルオーニの「リハーサル」舞台で起こる怪異談。といっても、芝居がはけてから起こる出来 ....
イヤナラカエレバイインダヨナ?と言った彼の行方は知らない 図書室にいて十五歳たちエイエンニカエレナイカエレナイ
風見鶏、雪月風花北野坂、あなたとともにむかしきたまち
銀色のススキの原に銀の風、君だけ光る、降るは月光
遠い目を隠しきれない伊達眼鏡、滲む涙はだれのせいなの
....
地震予知まだ難しく出来てない予知が出来れば被害激減
ナビ通り進んだ結果細い道車が来れば離合出来ない
どんなことあっても前を向けばいいそう考えて余裕を作る
暮れ泥む町が寂しく見えている ....
二〇二〇年七月一日 「『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』」
『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』の再読終了。憶えていたのは、パトリシア・ハイスミスの「かたつむり」だけだったが、繰り返しになるが、シオド ....
「我思故我在」
光陰流水
性愛図、快楽湯勝糞尿湯、狂気平々、閉地肉林戸
容赦なく足もとは揺れ、真っ赤な炎を吹き出して大地が割れた
渇いた砂を巻き込み、刺々しい緑色群生がのみ込まれていく 底暗い活断層(裂け目の誕生だ)
荒ぶる原野うねる緑地帯
空を映し出す水面は、 ....
銃をギターに持ち替えるのは簡単だ
でもねきみを誰かにすり替えることはたやすくないんだ
僕たちはいつも何かをわかろうとしてでももどかしくて
僕たちはときに優しいだけの棘にはまってしまったりする ....
二〇二〇年六月一日 「夜のみだらな鳥」
ドノソの『夜のみだらな鳥』を読み終わった。さいごのとこらへんは、修道院に住まう老婆たちの話になっていた。ディートと呼ばれる男が老人なのか赤ん坊なのか ....
どこからやってくるのか分からない鈍い反射を受け止める網膜は在りもしないものばかりを確信したがっていて、薄汚い言葉ばかりを口にしてはまた時間をドブに捨てる、昨日までの雨のにおい、溶解した記憶が隠れる ....
もう死んでしまいたいと
好きな人に秋波を送られて
それが無上の幸福である
愛の本当はいつでも皮肉だ
この世界でたったひとり
誰にも別れを告げられない
神様という名前の人間を
慰撫する ....
はじめに言っておくがわたしはこれから仕事をしなければならない。たった一時間だが、1100円と少し色つきの重労働だ。これから丑三つ時を過ぎれば街は深く暗い静寂に覆われる。路面も眠っている。陶酔感より ....
たった今生まれたかのようだ
突然目の前の視界が開けた
病室では看護師たちが忙しそうに動く
時刻を尋ねると夜の7時半
7時半か…心でぼんやり呟いた
朝8時半に徒歩で病室を出た
手 ....
所得保障の大半がバカ高い税金で飛んでいくなか
人びとは中国製格安EV車を乗り回し
通りのホームレスは皆そろってユニクロのシャツを着ていた
あれはリサイクルポリエステルシャツや
道ばたんペッ ....
二〇二〇年五月一日 「柴田 望さん」
柴田 望さんから、同人詩誌『フラジゃイル』第8号を送っていただいた。お名前を知ってる方から知らない方まで、20名以上の方たちの作品が載っている。紙の質 ....
足立らどみさんのおすすめリスト
(789)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩の日めくり_二〇二一年八月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-8-29
詩の日めくり_二〇二一年七月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-8-22
詩の日めくり_二〇二一年五月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
10*
22-8-8
詩の日めくり_二〇二一年四月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-8-1
詩の日めくり_二〇二一年二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-7-18
国立国会図書館の『個人向けデジタル化資料送信サービス』
-
藤原 実
おすすめリ ...
3*
22-7-14
詩の日めくり_二〇二一年一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
11*
22-7-11
戦争と戦争ごっこの話
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
22-7-4
詩の日めくり_二〇二〇年十三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-7-4
※五行歌「おやすみできる」
-
こしごえ
自由詩
5*
22-6-30
詩の日めくり_二〇二〇年十二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
22-6-27
ばあちゃんたち
-
ホカチャ ...
自由詩
10*
22-6-25
詩の日めくり_二〇二〇年十一月一日-三十一日
-
田中宏輔
自由詩
15*
22-6-20
詩の日めくり_二〇二〇年十月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-6-13
詩の日めくり_二〇二〇年九月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
15*
22-6-6
詩の日めくり_二〇二〇年八月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-5-30
_
-
津煙保存
短歌
2*
22-5-28
さらさらと降る月光、ひらひらと舞う麦わら帽
-
秋葉竹
短歌
1
22-5-28
細い道
-
夏川ゆう
短歌
3
22-5-23
詩の日めくり_二〇二〇年七月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-5-23
之変体漢
-
アラガイ ...
自由詩
3*
22-5-18
ロマン湖にあこがれて
-
アラガイ ...
自由詩
6*
22-5-16
きみ
-
マークア ...
自由詩
5
22-5-16
詩の日めくり_二〇二〇年六月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-5-16
ひとりで歩いた道のことしか覚えられない
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
22-5-15
遺伝子
-
yatuka
自由詩
2
22-5-15
打ち壊したの章(ブレーキで二輪車を担ぐもの)
-
アラガイ ...
自由詩
9*
22-5-14
手術した夜に
-
宣井龍人
自由詩
7*
22-5-13
持続可能な幸福線上のアキラ
-
自由美学
自由詩
2*
22-5-11
詩の日めくり_二〇二〇年五月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
10*
22-5-9
1
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