空の青がとても悲しくて
黄色い銀杏の葉が飛ぶ時を待っている
中庭に降り注ぐ陽射しは眩しくて
{ルビ眼=まなこ}を閉じて五体を開き暖をとる
ときおり吹く風は透明な北の便りを運んできた

午後 ....
潮の香り
冷たい風に吹かれ
波を見つめる

この海のどこかにいる
冷たくなって
もう体温をもたない
あなた

私は自分の掌の温かさに苦悩する

波音が浮かぶ思いを
寄せては打ち ....
朝の冷たく透明な空気を吸って
土手路を歩き
川面に浮かぶ鴨を数えたら
六羽が静かに泳いでいた
鴨鍋にしたら何人前になるだろうか
などと考えながらコンビニへと向かう

紫と白い小さな菊が寒 ....
ここは誰かの夢想した王国
映画のような風が吹き渡り
映画のような雨が降りしきり
誰かの残した夢が書割の奥

虹を越えてゆくオズより遠く
殺しても死なぬゾンビがにやり
殺さねば生きる吸血鬼 ....
第一番 物価高騰の国に帰国の挨拶

地域の皆さん 

私は野施行と申します

野施行です

おはようございます

いきなり路上のスピーチさせていただいております

幸久さん流な ....
空がめそめそしている
しんとした地上に届く前に
雨のにおいで予告
まもなく
ぽつりぽつり
ぱらぱらぱら
地上に剥き出されたものを
楽器に変えてパーカッション
 金の星の光 滴り落ち
 ひとしずく ひとしずく 

名も無き人に うた歌い

 響かせ 刻み付ける 自らを
 金の光の涙充ちて溢れ出し

寄り添い馴染ませながら突き放し

 一雫 ....
ヨルシカの太陽ばかり、昨日今日と聴いている。


/ゆっくりゆっくりとあくびの軽さで
行ったり来たりを繰り返しながら/


/私が歩いた道も、私の足も
私が触った花も、私の指も ....
そろそろと人間が影絵になる頃
通い路の柳がそのうでを
わたしのほうへ
やさしくのばす
はらっても
はらっても
しなやかなそのうでは
あきらめることがない
からめとられたら
わたしも
 ....
「家へ帰ろう」星空を見ながら、つぶやいた仕事場からの帰り道。深呼吸ひとつ。「久しぶりだな、こんなによく見えるのは」とまたつぶやいて、半分酔ったままで、大崎で見た星を見ていた。朝になれば、またいつも .... おむすび、
お出かけする、
にちようびの晴れた朝に、
握ってくれた、
台所の海のかたまり、
炊きたての、
白いゴハンの湯気に混じって、
海苔と塩の蒸せるような香りが、茶の間にまで活き活き ....
立っている、腰も砕けて座り込むほどの絶望、でもジョジョ立ちで 大袈裟かもしれませんが言論の自由と日本の平和
を守るためにどうしてもこの問題は避けて通れま
せん。さて、
とうとう元西播磨県民局長の公用パソコンの中味
が公開されました。テレビによる斉藤叩きが ....
まるで朝の連続テレビ小説
15分の枠に凝縮する
日々の時間の移ろい
現実はテレビのような起伏は少ない
静止画像に見えることもあるだろう
今日のダイジェストは
賞味期限切れの調味料を捨てたと ....
ご当選おめでとうございます
こちらお持ちしました

ありがとうございます
例のものですか?

はい、このアプリをこのように
スマホやタブレットに入れて頂ければ
対話型生成AIで
あの ....
握りしめた掌の内にある
相が示すものを大切に

地に足をつけて
地球の小さな一画に
間違いなく生きている

上を向いて仰ぐsky
電線で切り取られても
宇宙と繋がっている

私は ....
        


',
, 髪の毛が十勝フイールズ
, ジャマイカなストロベリーフイールズ
, 何食わぬ顔でスノウドーム
, 逃げ込むオピニヤォン

',&# ....
断っておきます。
かなり重く暗い話です。
藤枝静男という作家の小説に『空気頭』というタイトル
の小説がありますが......これはそういうお話ではなく、
よくわかんないんだけど、いちおう現実の ....
目隠しされて
誘われるまま階段を上る
目隠しを解かれると
大きなキノコの上に
大きな芋虫がいて言う
キノコのこちら側とそちら側
どちらを食べても
もう子供には戻れない
知ってしまったこ ....
雲行きが怪しい
鳥が低空飛行で横切った
ハンドルにしがみつくようにして進む度に
空は暗くなってゆく
正しいとか間違いとかはきっとなくて
ただそういう所にいるだけ
わかっていたって
心をコ ....
コロナウイルス、COVID-19は、中国武漢の工場からウイルスの研究中、外に漏れたとか言われていますが、既成のウイルスCOVID-1からCOVID19まであるウイルスの、最新型のウイルスです。

 ....
本当は詩人じゃない私は
君ら詩人のフリをする
本当は無毒のクロアゲハは
毒持ちジャコウアゲハを擬態する

バケモノは
何かに化けるからバケモノ
ホンモノは
生きてるそのまんまでホンモノ ....
{引用=
いつからか生きていて、
それから
名称のない日をきょうもおくり、
ゆくゆくの事も
少しは考えるけれど、
いつか
夢の
なか
ゆめにゆられて
ゆめの
なか

ような ....
 そこに行けば、また詩人に会えるだろう。そう思って、葵公園に向かった。魂にとって真実なものは、滅びることがない。葵公園は、賀茂川と高野川が合流して鴨川になるところに、その河原の河川敷から幅の狭い細長い .... あるきはじめてから
やっと息をすることを
感じたものだから
四つん這いにすすむことが
やっとで
匍匐前進した先で
どんなに頭を上げても
見えないものは見えないだろうなって
息が上がって ....
信号が黄色に変わり歩みを止めた
やがて赤になり待つ時間
この交差点
どちらへ行こうか

急な上りの坂道の方は
坂を上りきったその先に
きっとよくいる大半の人の群れがあり
そこで擬態して ....
神田神保町にある定食屋のメインはカレーライス
それが次第に香辛料が手に入らなくなって、
 人々はその度唐辛子を増やしていた
あまりの辛さにある者は内蔵を壊し
またある者は舌を焼かれて
 ....
図書館前には広い畑があって
春は菜の花がほころび
夏はひまわりが空を見上げ
秋はコスモスが風に揺れた

ある秋の日のことコスモス畑に
大きなクワガタの彫刻が置かれた
こどもたちは競って彫 ....
心のなかに
空っぽの部屋がある
空っぽにしてある
なにかなくしたわけではなくて

空っぽの部屋は空っぽだから
タンスもない本棚もない
ラグも敷いてないし椅子もない
ポスターもカレンダー ....
2024年4月5日に日本テレビ金曜ロードショーで新海誠監督作品の「すずめの戸締まり」が放送されることを知り、その日は1日の仕事終わりに座布団の上にのんびり座りながら観た。
ちなみに新海誠監督作品は初 ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1641)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【病棟日誌】_冬のはじまり- レタス自由詩10*24-12-2
海辺にて- 自由詩6*24-12-2
散歩道- レタス自由詩4*24-12-1
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野施行三十万円_①- 水恋鳥魚 ...散文(批評 ...124-12-1
雨音- 自由詩424-12-1
詩想、金の星- ひだかた ...自由詩524-12-1
ヨルシカ太陽- ねことら散文(批評 ...124-12-1
かよいじ- そらの珊 ...自由詩13*24-12-1
星待ち- AB(な ...自由詩624-12-1
おむすび- 本田憲嵩自由詩1224-12-1
ジョジョ立ち- 秋葉竹短歌124-11-30
速報!空気頭の研究2- 室町 礼散文(批評 ...3*24-11-30
小説- 自由詩5*24-11-30
田中角AI- イオン自由詩2*24-11-30
天地- 自由詩524-11-29
Glass__Onion__- アラガイ ...自由詩9*24-11-29
空気頭の研究- 室町 礼散文(批評 ...4*24-11-29
大人の国のアリス- 自由詩524-11-28
心模様- 自由詩624-11-27
『コロナが変えたNIPPON?』_〜二つ返事化する社会。発散 ...- 鏡文志自由詩3*24-11-27
擬態【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩624-11-27
ao- ryinx自由詩1224-11-27
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩14*24-11-27
- wc自由詩14*24-11-26
交差点- 自由詩7*24-11-26
昭和のカレーライス- アラガイ ...自由詩8*24-11-26
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人災は閉じられない「すずめの戸締まり」- 栗栖真理 ...散文(批評 ...2*24-11-24

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