下高井戸シネマで、
「草の響き」を観た。

八王子の、スーパー銭湯へ行って、
帰り道で、時間を気にしながら、
いい感じのスープカレーを食べて、
京王線に乗って。

電車では、「鬼平 ....
冷たく未熟な言葉でなら 孤独は演算できる


あまりにあなたという人が数の埒外からはじまり 繰り返す落陽が朝焼けを見つけに来るために ( わたし )から始まる文法は両生類の戦争を回避しえない ) ....
       身体
肉体とは生理であり、身体とは現実である。

       生理      
生理は観念同様それ自体で自足し、成長する

       自然
生理は身体にではなく自然に ....
二〇一九年六月一日 「揚子江」


 40代初頭までよく行ってた大阪の梅田の発展場に、北欧館というゲイ・サウナがあった。いまでもあるらしいけれど、北欧館に行くときには、北欧館の近くの揚子江という ....
ポイントを沢山とったものは、わたしの好みにあわなかった。『インディアン・サマー』など、絶賛されているが、わたしには陶磁器に描かれた絵のようにしかみえなかった。わたしは上絵ではなく焼き物の土の質や焼け具 .... 無数の鳥が羽を散らし 冬の花に熔けてゆく


羽音だけを残して



浅瀬に見え隠れする魚は鱗に触れる水を文字のように火で濡らす

揺れる水の傍らで
魚の影は濁り

流され ....
五行歌には賛成
とても好きなな発想
でも五行歌は町に満ち溢れる
ポスト資本主義みたいで
でも五行歌に賛成
たとえば僕が家で毒づいてる独り言が
いわく、ファックだねとか畜生とか
それらがよそ様の心境に影響など
与えることがあってはならない
と、愚考するのだがしかしだ
オフレコです、知らんがな
と ....
二〇一九年五月一日 「パソコンを買い替えたので」


 パソコンを買い替えたので、ネット接続がいちいち面倒なことになっている。ルーターがくるまで、パソコンを使わないので、4、5日か、一週間ほど、 ....
ちょっと待ってね
という間に五行は終わって
つぎの五行を考えている暇人は
たぶん僕ぐらいだろうな
五行の緩さがとても好きです
良いものは
忘れず
心に取り込む
魂が喜ぶ
感覚がよくわかる
『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ)

腕を失い
ない筈の腕が痛むかのようで
貴女は 私のフォントムペイン

あのやわらかい声で
今日も 貴女が 歌っています

めかくし鬼さん
 ....
もう二月だとか
まだ二月だとか
思ってしまう

寒くって
春はまだ遠くって
だのに花粉症の症状が出始める

なにかが始まりそうで
終わりそうでもあって
このままでいたいのにと言いた ....
思うからこころに力がわいてくる。そう
思う。
大切な存在や大好きな存在を思う
さまざまな物事を思う
たとえば、
あなたを思う
お世話になっているシャーペンを思う
ひぐらしの歌声を思う
 ....
百匹の黒猫がいるともうじぶんが飼っている黒猫をみつけることは不可能だ、とだれかがいった。
百人の日本人がいても黒猫と同じだろう。これは百人の日本語を書く詩人がいても同じだ。

昨日(1月31日) ....
二〇一九年四月一日 「?」


 烏丸御池の高木神経科医院に行って、睡眠誘導剤やら精神安定剤を処方してもらって、隣のビルの一階にある、みくら薬局で薬をもらったあと、いつもいく河原町のバルビル近く ....
またまた恥ずかしい
どんなに恥ずかしい
こんなに恥ずかしい
いちいち恥ずかしい

BBCに収容所でのレイプを告発したウィグル人女性一家(1
「東京タワーは恥ずかしい」

ずいぶん恥ずか ....
無職か引きこもりか
頭イカれた病人の
くっそつまらない
自称詩なんか読んでる暇があったら
youtubeを見よう!

俺最近よく見てるのは
牛の削蹄の動画ね
これがね嵌まると止まんない ....
仮寓の蝸牛には
やり残したことがいっぱいあるのだが

奇遇という気球に乗って
無音の空の旅をしてみたかった

修羅場という修羅場がなくて
絵になる風景も知らずに

雑踏に紛れて遺伝子 ....
二〇一九年三月一日 「考察」


同じ密度で拡散していく。


二〇一九年三月二日 「箴言」


仏に会えば仏になるし、鬼に会えば鬼になる。
ひとはひとと出会って、ひとになる。
 ....
二〇一九年二月一日 「現代詩集」


 集英社から出た『世界の文学』のシリーズ、第37巻の『現代詩集』は、まず学校の図書館で借りて読みました。のちのち、ネットの古書店で買いました。ウィドブロの『 ....
どうしたらいいかって
普通にしてれば
よかったんじゃないかな
もぅ普通が何か
ゎからなぃの

そうでしょう
普通とは
時と場所によって
千差万別
なのだから

普遍的
という ....
こんな日に海風に吹かれたら
寒いことこの上ないだろうとは思いつつ
それでも大海原を眺めたいと
願ってしまうのは
水分が不足しているからだろうか
または青が欲しいのか
波の音が聴きたいだけか ....
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」


 元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ....
黒く輝く瞳のなかに僕はみえない


朝、狐のため息みたいな負けおしみ


この大きな都市のひとつの部屋で、ふたり


二度と逢えない悲しい予感に、怯える



 ....
{引用=ヨナクニサン}
大地の振り上げた鞭が三日月に絡んだ朝
重さを失くした新雪をふるい分けて這い出した
ヨナクニサンの群れ
マイナス8℃の空気をふるわせて厚い翅はゆらめく
縄文の焔 畏怖と ....
初夢はキッチンで描く自由かな 二〇一八年十三月一日 「記憶」


 感情の発展過程で、ある点以上には絶対成長しない人がある。かれら
は、セックスの相手と、ふつうの気楽で自由な、そしてギブ・アンド・
テイクの関係をほん ....
誰かへの心配がつづいて
憂鬱が消えないなら
もう心配やめちゃえばいい
自分が楽になるためでしょう

自分を冷酷だと思ったり
またそれが心配になるのかな
心配が趣味なら仕方ない

でき ....
巨大なプレス機が稼働しているようなノイズがずっと続いていた、肉体はその、現実には存在しない振動に苛立ち、酷い痒みや痛みを覚えた、細い針を幾つも差し込まれたみたいに視界は穴だらけになり、世界は楕円の ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1278)
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詩の日めくり_二〇一九年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-2-7
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二月か- 坂本瞳子自由詩2*22-2-1
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東京タワーは恥ずかしい- 室町自由詩5*22-1-31
何で自称詩なんか読んでんだ?お前ら馬鹿じゃねえの?- 花形新次自由詩322-1-26
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