二〇二〇年二月一日 「女子高校生」


 もう何年もまえのことだけれど、電車のなかで見た光景が忘れられない。目の不自由な男のひとが杖をもって入ってこられたときのことだ。制服を着たひとりの女子高校 ....
日本語が美しすぎるのが悪いみながTOKYO出てゆかないのは

調子よき友人LINEで言うことにゃわれの浪費をハルノマモノと!

急停車、無言車内の春に漏る若きAirPods轟速のジャズ

 ....
精神科が出張ってきたらこうなると。先の戦と同じ学びか

絶対に負けないと言い犯される、裏病棟の見えない隅で

極小の地獄は始め家にあり。子に振るわれた暴力の跡

その惨事それはミクロでこれ ....
広辞苑の半分は愛で半分は君の永遠と共にあれ、かしこ


水色のケトルでお湯を沸かしてる鳥のつもりで眺めているの


感情が死んでいくんだ僕はもう君が見上げる空にはいない


しーずー ....
二〇二〇年一月一日 「ウィルス」


 あたいの携帯、へんなウィルスに感染しちゃったみたいで、勝手にアドレスを書き換えられちゃってて、知らないひとにつながるようになっちゃった。でも、偶然 ....
四月十日 月曜
天氣 晴
起床 六時二七分
就床 十時二九分

「今日學校へ行けるかしら」と心配してゐたが朝起きて見たら気持が好かつたので嬉しかつた
お二階で時間割を定めて復習をして ....
夕食のときに誤って
傷つけた口の中が傷む
悪態が脳裏で曲芸飛行を繰り広げる夜
ラタンの椅子の上で一対の飛蝗が
遺伝子を残そうと試みている

呪縛から解き放たれた
そんなものになりたか ....
二〇一九年十三月一日 「断章」


おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)

単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14 ....
桜の開花宣言が出ても
満開になるにはもう少しかかる

日に日にピンクが増えて
その魅力を徐々に発揮し始める
桜が気になって何度も見てしまう

桜をたくさん植えて
観光地化させる地区もあ ....
SNS上の詩人たちを
熊手でがーっとさらう
角度をかえて
熊手でがーっとさらう
大阪に集める

すてきなイベント?
ん?私は用意してないよ
ただ寂しいから呼んだだけ
詩の話をするの? ....
二〇一九年十二月一日 「日付のないメモ」


 飛び降り自殺する直前に、窓の外から覗く、さまざまな部屋のなかにいる人間のことを書くというのはどうか。トラックにひかれそうになったときの時間感覚のこ ....
二〇一九年十一月一日 「断片」


彼の顔に答えをさがしていたが、いっこうに見つからなかった。


二〇一九年十一月二日 「断片」


彼は自分の考えのなかで方向を失い、迷子になって ....
二〇一九年十月一日 「断片」


 彼には、あたたかみを感じられなかった。かれには、あたたかみなどなかったからである。


二〇一九年十月二日 「詩論」


 言葉は存在をくわだてる ....
木曜日何故か憂うつな午後過ごす味気なく感じる好きなココア

月末の忙しさ終え暇な日々会社の事務所閑散とする

ゴルフ場あまり上達しない友大好きなのに上達してない

肉ばかり食べる知り合い野 ....
二〇一九年九月一日 「詩論」


音には意味がない。


二〇一九年九月二日 「詩論」


 小学校時代に飼っていたカイコを思い出す。カイコは、飼っていた箱のなかに入れてやった毛糸の ....
人間 ──。
ひとことで「にんげん」というけれど、
人によってこれほど違うものかと瞠目したことが生涯に一度だけある。
人種や民族のことをいってるのではなく、
頭脳の明晰さや性格や体力の違いをい ....
二〇一九年八月一日 「人生は物語って、よく言うけど」


物語を白紙にしていく作業が
ほんとうの人生なのかも
って思った。
さっき、マイミクのコメントを読んで
ふと、そう思った。 ....
気がつけば、
懐かしい歌が僕のなかに流れていた。

昔、よく聴いていたんだった、

J-Pop なんて生まれていない、時代の頃。

一つの恋が終わり、
その残り香にさよならを告げる ....
ある日わたしは、突然大の字に寝転がると天井をみ上げながらスルメイカのように笑いだした。スルメイカのあの十本のやわらかい足が海中でフラダンスのように揺れるように(それは気持ちよく)足と腹と首が連動して波 .... 会いたい人とか
まずいない
そんな僕に
会いたいと言う
君の気持ちは

どんなにか
ねっとりと
魅力的に
映っているのか
知るすべもない

僕はといえば
僕には毎日
会って ....
可愛い失敗を
してる君の
横にいると

綺麗な恋をしている気になる

可愛くはないんだろうけど
ちょっとあたたかくなれる
夢のような
幸せ掴めるあしたが楽しみになる
そんな ....
僕たちはそれぞれ違う重さを抱えて同じ言葉を求めて
普遍は真理とはイコールではないにしても難儀な旅をするのだろう

愛したものの破片を集めてはならないのだと想う
戻らないものの再生には魔術が必要 ....
二〇一九年七月一日 「平居 謙さん」


 平居 謙さんから、詩集『燃える樹々』を送っていただいた。読ませていただいた印象は、静謐。静かな声だ。ときに静かな声に耳を傾けるのもいいなと思った。
 ....
下高井戸シネマで、
「草の響き」を観た。

八王子の、スーパー銭湯へ行って、
帰り道で、時間を気にしながら、
いい感じのスープカレーを食べて、
京王線に乗って。

電車では、「鬼平 ....
冷たく未熟な言葉でなら 孤独は演算できる


あまりにあなたという人が数の埒外からはじまり 繰り返す落陽が朝焼けを見つけに来るために ( わたし )から始まる文法は両生類の戦争を回避しえない ) ....
       身体
肉体とは生理であり、身体とは現実である。

       生理      
生理は観念同様それ自体で自足し、成長する

       自然
生理は身体にではなく自然に ....
二〇一九年六月一日 「揚子江」


 40代初頭までよく行ってた大阪の梅田の発展場に、北欧館というゲイ・サウナがあった。いまでもあるらしいけれど、北欧館に行くときには、北欧館の近くの揚子江という ....
ポイントを沢山とったものは、わたしの好みにあわなかった。『インディアン・サマー』など、絶賛されているが、わたしには陶磁器に描かれた絵のようにしかみえなかった。わたしは上絵ではなく焼き物の土の質や焼け具 .... 無数の鳥が羽を散らし 冬の花に熔けてゆく


羽音だけを残して



浅瀬に見え隠れする魚は鱗に触れる水を文字のように火で濡らす

揺れる水の傍らで
魚の影は濁り

流され ....
五行歌には賛成
とても好きなな発想
でも五行歌は町に満ち溢れる
ポスト資本主義みたいで
でも五行歌に賛成
足立らどみさんのおすすめリスト(1271)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩の日めくり_二〇二〇年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-4-18
日本語が美しすぎるのが悪い- 万願寺短歌322-4-17
君の見た悪夢- りゅうさ ...短歌2*22-4-12
12_Songs- 由比良 ...短歌122-4-11
詩の日めくり_二〇二〇年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-4-11
女學生日記_三- TAT散文(批評 ...3*22-4-10
すべてが所詮は呪縛という名の遊戯であるのなら- ホロウ・ ...自由詩2*22-4-5
詩の日めくり_二〇一九年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-4-4
開花宣言- 夏川ゆう自由詩222-4-1
熊手で- 木葉 揺自由詩2*22-3-31
詩の日めくり_二〇一九年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-3-28
詩の日めくり_二〇一九年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-3-21
詩の日めくり_二〇一九年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-3-14
ココア- 夏川ゆう短歌422-3-7
詩の日めくり_二〇一九年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-3-7
海上自衛隊横須賀技術学校にて- 室町自由詩422-2-28
詩の日めくり_二〇一九年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-2-28
ラブソングよ、永遠鳴れ。- 津煙保存自由詩3*22-2-26
イカの海- 室町自由詩4*22-2-23
正直に言うと- りゅうさ ...自由詩922-2-23
可愛い失敗- 秋葉竹自由詩222-2-22
破片のうた- マークア ...自由詩822-2-22
詩の日めくり_二〇一九年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-2-21
東出昌大- はだいろ自由詩122-2-20
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テキスト1.9- 室町散文(批評 ...4*22-2-16
詩の日めくり_二〇一九年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-2-14
_私家版田中修子詩選- 室町散文(批評 ...2*22-2-11
越冬- 末下りょ ...自由詩5*22-2-10
五行歌2- マークア ...自由詩522-2-10

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