人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている

樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
木々の枝葉が大きく揺れる

熱風が吹いているのだな

濃緑の群れが青空に
美しく浮き出すようになびく

熱いうねり 風景をかき混ぜ

世界が立ち現れる、
引き伸ばされた瞬間の光景と ....
目の前に大きな山が聳えている
あんなに高い所まで登れるんだろうか
と思っても
一歩一歩登っていくと
必ず頂上に着くから不思議だ
どうしてわざわざ苦労して山なんかに登るんだよ
という人がいる ....
幻想が消えていく

私の人生を彩っていた 夢の中の人々

私のために 私が作った 私の家族たち

さよならも言わず なんだか笑顔で遠ざかる

私は泣きながら立っていた



窓 ....
時を隔てて人は変わる
人が変わると街が変わる
街が変わると想いは募る

変わるのは人の心なのかそれとも街なのか
思い出は深く胸に刻まれ
けれども風景は変わっていく

思い出してごらん
 ....
 {ルビ十重奏=デクテット}な鈴虫の競い鳴きに
 飲んだアイスコーヒーのグラスもそのまま微睡む 
 日暮れ前

 曇りならば昼間でも鳴く
 それは{ルビ八重奏=オクテット}から{ルビ七重奏= ....
黒いズボンに白いシャツ
僕はパンダぽくなれたと思う
のに のだが 
誰もわかってくれない

シュッとして見えるせいかなって
足を上げて見せたら
足が短いってびっくりされた

びっくり ....
もう もどっては こないよって

あいつは いった

ぼくのことなんか ほっといてよって

あいつは いった

ツチノコ ツチンコ シタリガオ

また どこかで会えるって? ハ ....
孤独を分かち合う
人はいる?

私にはいない

抱きしめてくれる腕も
名前を呼んでくれる人もいない

孤独とともに
いるしかなかった

あの頃
ねむっている
きみの頬
それは言葉のない絵本のようなもので
とてもカワイイ
きみの夢のなかで
そのやわらかな 二枚のページは
そらにとばされた
あかいふうせんとなり
おいしそうな
あ ....
痕がある
誰にも知られたくない痕がある
痕が疼く度に
歯を食い縛る
今はそれだけしか出来ない
やがて痕が
わたしを生かす為の
糧と成る事を祈る
 一年間の努力と忍耐の成果を確認する時がやって来ました

 朝食は抜きですよ

 背伸びなんかしてないで

 体重は減らせないでしょう

 深呼吸して下さいの言葉と

 ブーー ....
暗がりが呼んでいる
それを確かに感じる
聞こえないふりをしていいだろうか
振り返ってはいけないような
そんな気がするんだけれど
そうしたくてどうしようもない
怖いもの見たさとでも
いうん ....
有り難い
いのちが、
あることを
有り難く思うのは
死あってのことだ


物事は常に
変化していくから
今が尊い
今は
全てとつながっている


{引用=※五行歌とは、「五 ....
 芸術における表現の自由という命題があらゆる意味に於いて言葉上の珍穴子である限り、今後詩人という名刺を自らに課し扱うことを私は拒否もしくは否定する。

その壱
詩人とはなんだろう。人が言葉を ....
あまだれ ぽつぽつ
落ち続け
貴女はいったい何処いった?

白い途、水の空
在るもの造形の力、
浮き上がり
岸辺の貴女 逃れゆく

絶えず絶えず逃れゆき
坂道 夜の暗闇に 
落ち ....
太鼓のリズム
太古のリズム
神さまが来る
邪気払う

今日よい天気
青空の下
アフリカ気分で
ちょっとノリノリ
農作業

植物 優先
お天気 優先
ノーと言えない農作業

 ....
宝石が頭のうしろから採れる 親からもらった身体なのにね 空の言葉はインディゴの宿り木で

さらに宇宙から俯瞰して

一太刀 降ろす 優しく 干渉のない姿で

 繊細な聴覚で脳を少し騙しながら
 気取って仰いでいる 風使いの若い眷属
 ....
まとわりつく蛆のような概念を振り払って重湯のような朝食を啜ると世界は絨毯爆撃みたいに騒々しく煌めいていてウンザリした俺は洗面台を殴り殺す、拳に滲んだ血はホールトマトの缶詰を連想させたので昼飯はパス .... 家の窓の中にいると
そこが家の眼だということを
うっかり忘れそうになる
薄いカーテンを開け放ち
風を出迎えると
人の眼も
家の眼も
まばたきする
季節のかわりめに
少し驚くようにして ....
 ビルの谷間に皐月風
 それは歩道の正面から運ばれてきた
 若い男の声だった

 パパなお前のキモチ分かる。分かってるから今日ユラちゃんに謝ろうな。

 ギョロリとした目に たらこ唇
  ....
真夜中、夜の川
川面に突き出た瀬岩を
{ルビ躱=かわ}しかわしながら
ぼくの死体が流れていく
足裏をくすぐる魚たち
手に、肩に、脇に、背に、尻に
触れては離れ、触れては離 ....
ゆうやけ、こやけ、
鍋の底がすこし焦げた、
スプーンですくった、黄いろいルーの、
ぐつぐつと美味しそうに、ガスコンロの火で煮込まれてゆく、
それは、
ようやくふたりで完成させた、
さいごの ....
 人なんて 一緒に食事してみないと分からない
 お酒を飲める人ならば
 呑ませてみないと分からない

 いつもそう 思っているが
 同僚の彼女は呑ませてみても分からない

 生ビール中ジ ....
ここに注目← の絵を見ながら
本邦はなぜ少年たちを守れなかったか
考える

婆が餓鬼道に堕ちていたと
坊主の説教を聞きながら
坊さんは{ルビ訓練された=トレインド}{ルビ思想家=シンカー} ....
齢の股から屍の如く
白腕がごっそり生えてきたサンダルウッドの景勝が見事であって
知性の乏しい殻と、勿体ぶって、豪壮の槍を
/線香花火の恵慈に突き立てる
『横暴よ。』
確してみれば、稀有にぞん ....
不完全なものしか出来ないのを
承知の上でイイねを入れることに
何の意味がある
ただのイイね交換だったら
そんなもんクソの役にも立たないことは
分かっているはずだ
(自称詩人には分からないか ....
太陽が創り出す
光の道が伸びていく
自分が進む道が
わかりやすく光って見える
迷うこともなく前進出来る

太陽はいつも側にいる
雨の日は見えないけれど
見えないだけで側にいる

光 ....
過去があり未来があり
望遠鏡があり顕微鏡がある
意味はないのに
生きる意味を考えてしまう
暇だからだろうか

心に弦を張り
白紙に戻す
人生とは と問われれば
後悔
無意味
成り ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
樹木のように- 日朗歩野自由詩10*23-5-18
祝福の瞬間- ひだかた ...自由詩5*23-5-18
山に登ると- zenyama太 ...自由詩5*23-5-18
さよならも言わず- 短角牛自由詩8*23-5-16
雑踏にて- 久遠恭子自由詩323-5-15
アンサンブル- リリー自由詩7*23-5-15
なりたい自分になる- 日朗歩野自由詩4*23-5-15
ツチノコ_ツチンコ_シタリガオ。- 田中宏輔自由詩12*23-5-15
共存するしかなかった__2012年頃のもの_2023年5月1 ...- ルルカ自由詩2+*23-5-14
あかいふうせん- 本田憲嵩自由詩623-5-14
飛翔- 渡辺亘自由詩323-5-14
健康診断- 佐白光自由詩1*23-5-14
禁じられた遊び- 坂本瞳子自由詩1*23-5-13
※五行歌_二首「死あってのことだ」- こしごえ自由詩4*23-5-12
脱_詩人宣言- アラガイ ...自由詩11*23-5-12
あまだれ一夜- ひだかた ...自由詩7*23-5-11
アフリカ音楽にのって- 日朗歩野自由詩6*23-5-11
宝石- 暮田真名短歌323-5-10
風の言葉の私- 朝焼彩茜 ...自由詩3*23-5-8
しらふで死にな(毎日は降り注ぐ)- ホロウ・ ...自由詩3*23-5-8
まばたき- そらの珊 ...自由詩15*23-5-8
メドゥーサの瞳- リリー自由詩4*23-5-8
葵橋。- 田中宏輔自由詩17*23-5-8
カレーライス- 本田憲嵩自由詩11*23-5-7
酒豪- リリー自由詩5*23-5-7
よくわからんが- りゅうさ ...自由詩323-5-7
うぞめき、ろまん。- あらい自由詩423-5-6
自称詩人達へ- 花形新次自由詩323-5-5
光の道- 夏川ゆう自由詩723-5-5
宇宙は無駄に広い- 空丸自由詩923-5-5

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