空から何かが落ちて来る
そう思って心配して
夜も眠れない男がいた
周りの人々は男に対してそんなことはない
それは杞憂に過ぎないと言うのだが
男は相も変らず空から何かがと言って脅えるばかりだっ ....
 一時間ほど止まないかもしれない
 路面に跳ねる雨しぶき

 ショッピングセンター出入り口の側
 売り場フロアーから流れてくる冷気で落ち着き
 ふと 気付くと
 丸みのあるヒップラインの高 ....
 壮麗な科学技術の夜明けまえ
ボクとあなたが苺の関係だったということ
 そのことが不可解な生き方に付加価値を付けてボクの証明につながり
つなぎ合わせのリボンを引きちぎる獣たちの姿を予見し ....
手袋をなくすな
こちらへは戻ってこれなくなるぞ
あんまりに不注意がすぎる
手袋を脱ぎ捨ててしまうだなんて
外した手袋はちゃんと
ポケットの中へ入れておくもんだ
覚えておきたまえよ
それく ....
時間とかタイミングとかマッチする渋滞とかに巻き込まれない

温室で育てたバナナ大成功手間暇かけて美味しさは倍

冬に観るイルミネーションより綺麗寒さと澄んだ空気煌めく

民宿や旅館のような ....
朝の歩道沿いの桜並木、
垂れ伸びた枝の此処彼処
赤らみ膨らむ無数の芽、
じわりじんわり時を待つ

老婆が立ち止まりそれを見ている
ぶつぶつ宙に言葉放ち
じっと動かず凝視して

この六 ....
●マドル●マドラー●マドラスト●子供たちは●頭をマドラーのようにぐるぐる回している●マドラーは●肩の上でぐるぐる回っている●ぐちゃぐちゃと●血と肉と骨をこねくりまわしている●そうして●子供たちは●真っ .... メルヘンだったというだけで
メンヘラ扱いされる
いやな世の中だ

あるいはこうかもしれぬ
Menが{ルビ笑=ヘラ}っている
よろしい、メンヘラだ

糖質が浮かばれることはないと
糖質 ....
べつに、
くっだらない人生を
生きてきたとはかぎらない。

べつに、
あんたがいなくても、
そうそう世界の景色は
変わらなかったのかもしれない。

けど、ほんとうのところ
 ....
昼下がりG線上のアリア聴く独りの時間澄み切った心

午後三時静まり返るダイニング家族の声は朝と夜だけ

ティータイム仕事を一時停止して夕飯のこと相談される

酒を飲みあまり美味しく感じない ....
●本来ならば●シェイクスピアがいるべきところに●地球座の舞台の上に●立方体の海を配置する●その立方体の一辺の長さは●五十センチメートルとする●この海は●どの面も●大気に触れることがなく●どの面も● .... 自称詩人たちの
自称詩人ごっこが目に余る
優しい心のおじさんは
悲しい境遇の人々だから
ある程度は大目に見てきた
本当は
一人一人訪ねて行って
鈍器で頭を殴ってやりたいぐらいなのに
黙 ....
●ぼくの金魚鉢になってくれる●草原の上の●ビチグソ●しかもクリスチャン●笑●それでいいのかもね●そだね●行けなさそうな顔をしてる●道路の上の赤い円錐がジャマだ●百の赤い円錐●スイ●きのう●ジミーちゃん .... 白色矮星、
大切に ハンカチで包んだ
時間に刻まれて、
泣いていて かわいそうだった

音ではなく 文字でもなく
心臓に「ありがとう」をもらった
もらいすぎて溢れて、
勿体ないよ って ....
あこがれたいから 遠ざけた

見つけたいから 目を閉じた

伝えたいから 口をつぐんだ

信じたいから うたがった

抱いて欲しくて 裸になった

開いて欲しくて 扉を閉めた

 ....
影の尾が地に触れ
うたっている
忘れかけていた蒼が
目を馳せる


特別に
彩られているはずだった
その衣は
どの空を刻んでいるのか


手のひらは白く ....
●ゴホン●ゴホン●ある日●風景が咳をひとつ●ふたつ●ゴホン●ゴホン●そしたら●そばの風景も●ゴホン●ゴホン●咳をしだした●そしたらまた●そのそばにある風景まで●最初に咳をした風景に似てきて●ゴホン .... 人生ゲームは
一つ一つの苦難を
乗り越えて
レベルアップだ
やったあ!



思い通りになんて
行かなくて当然。
川の流れを見つめながら
川音を聞く私を
空は見守っている

 ....
聞いた話によるとそこはもう数十年も前から打ち捨てられた廃屋ということだった、縁がすっかり落ちてしまった扉はしばらくぶりに開かれた重みに耐えきれず落ちてしまった、おかげで危うく怪我をしてしまうところ .... 小学校のプール(ぶ厚いこけ緑の濡れたものがびっしりと)
大学一年の時の合宿(飛鳥のとぼけた顔)
中学校の理科の時間(ふくらんだ新芽がひらいて気持ち悪いくらい匂い立つ)
わたしたちって今までのこと ....
○「熟睡」
友人との会話である
「俺は今寝るときは12時間ぐらい寝ている
夕べも10時に寝て10時に起きた
トイレにも行かないで」
「よく寝れるね
俺は2,3時間おきに目が覚める
トイレ ....
  

夜空をみあげると
冷たい星たちが
まるで懸命に暖かくなりたいように
瞬いている、

白銀色に
想いを寄せて

いるのか?

私といえば
あいもかわらず、
からだ ....
奥様という響きが嫌に長引く
もう名前では呼んでもらえないらしい
なにを期待していたんだろうか私は

奥様と呼ばれるたびにうんざりとする
遠くを見ても近くを見ても
代わり映えのしない毎日がそ ....
●それでは●明日のあっくんの「意味予報」をお送りいたします●明日は●午前中ずっと意味が明瞭ですが●昼ごろから晦渋となり●午後から夕方にかけて●ときどき意味不明となるでしょう●夜は●明後日の未明まで .... わたしは曇ったガラス窓
指先で書く文字の向こう
許容できない現実が冬の仮面をつける

ひとつの痛点が真空を真中から押し潰す
円く膨らむ響きの肢体 震えの侵食を
包む衣としてまなざしは海
 ....
●森川さん●過去の出来事が自分のことのように思えない●って書かれましたが●たしかに人生ってドラマティックですよね●齢をとってもいいことはたくさんありますが●じっさいにそれがわかるのもそのうちのひと .... 「穴があったら入りたい」
そんな贅沢言うのは人間
隠れたいとき
自分で掘るのがハムスター

いつもすぐにビックリして
両手両足使って掘るよ
前前前後 前前前後

でもね 床は掘れない ....
すぐに止めて
勉強して
良い学校入りなさい
良い学校に入りさえすれば
何とかなります
変な夢を持つのは
絶対にダメです
特別な才能なんて
ほんの一握りの人間にしか
ありません
まし ....
軍事に関しては国際交流するくせに、
犯罪に関しては国際捜査もできない。

まぁ、今に始まった恥でもないか…

曇ったそらからゆきが降る。

リストのラ・カンパネラって、
やっぱり神 ....
自称詩書いているだけで
働いていないので
お金ないんですぅ
このままだと
飢え死にしてしまうんですぅ
お願いです
いくらでも良いので
カンパお願いしますぅ
──そこに花形登場!
「あ ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1770)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空から何かが- 岡部淳太 ...自由詩523-3-12
蛇の舌- リリー自由詩12*23-3-12
雲母の究明- アラガイ ...自由詩20*23-3-11
手袋- 坂本瞳子自由詩1*23-3-9
タイミング- 夏川ゆう短歌523-3-6
桜並木- ひだかた ...自由詩723-3-6
LA_LA_MEANS_I_LOVE_YOU。- 田中宏輔自由詩10*23-3-6
What_the_hell_are_you_doing_?- りゅうさ ...自由詩3*23-3-2
マイブロークン_アキハ- 秋葉竹自由詩3*23-3-1
不思議- 夏川ゆう短歌323-2-27
TUMBLING_DICE。- 田中宏輔自由詩10*23-2-27
いい加減にしないと絞め殺すぞ自称詩人- 花形新次自由詩223-2-26
CLOSE_TO_THE_EDGE。- 田中宏輔自由詩9*23-2-20
白色矮星、- 印あかり自由詩3*23-2-19
あこがれたいから[私家版まざあぐうす]- 藤原 実自由詩5*23-2-18
どこまでも昇る水- 木立 悟自由詩423-2-13
AMUSED_TO_DEATH。- 田中宏輔自由詩10*23-2-13
※五行歌_二首「人生ゲーム」- こしごえ自由詩2*23-2-12
なにかを考えるとき、もう時計に目をやることはないだろう- ホロウ・ ...自由詩1*23-2-12
おそらく業務用として卸されるホテルのシャンプー- 万願寺自由詩423-2-7
独り言2.7- zenyama太 ...自由詩3*23-2-7
あなたのために鳴る鐘の音- 秋葉竹自由詩223-2-7
奥様- 坂本瞳子自由詩2*23-2-6
WISH_YOU_WERE_HERE。- 田中宏輔自由詩10*23-2-6
逃避ではなく殺害- ただのみ ...自由詩5*23-2-4
A_DAY_IN_THE_LIFE。―だれよりも美しい花であ ...- 田中宏輔自由詩11*23-1-30
ハムスターは空回り- 木葉 揺自由詩4*23-1-29
若き自称詩人への手紙- 花形新次自由詩123-1-28
まぁ、今に始まった恥でもないか…- ナンモナ ...自由詩4*23-1-27
過去最強クラスのカンパ- 花形新次自由詩123-1-25

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