会社では広大な敷地内を 車と自転車が往来する。
 歩行者には「さわやかあいさつ通り」と名称される
 アーケードの歩道が設けられている。

 東の正門で守衛室に社員証を提示しても
 配属先の ....
 自宅でお留守番するウサギは
 あちこち破れたからだを丁寧に縫い繕われた
 ぬいぐるみ

 社員食堂で晩ご飯を済ませ帰宅する暗い空間
 蛍光灯が点くとよろこぶウサギに
 ただいま を言 ....
横断歩道の上の白線は
決して真っ白であったためしがありません。
必ず、幾多の轍が、靴の踏み跡が刻印されています。
もしも、真っ白な白線がひかれていたなら
ぼくは、その上を這って渡りましょ ....
るりいろよ梢の冬のとけゆくをコーヒーを手に君のとなりで  幾つものブイが並び浮かんだ沖合、幾つものカラフルなパラソルが立ち並んだ岸辺。その中間に、畳二枚ほどの広さの休憩台がある。金属パイプの支柱に、木でできた幾枚もの細長い板を張って造られた空間。その空間の .... 「今日の貨物も 重そうだな」
「ああ 空の雲も 重そうだな」

凍り付く森の枝先 すり抜けて 
貨物列車がゆく
港の駅まで たんたたんと

コンテナの奥はガラスの水槽です 
銀の平原を ....
私は変わらないのに
まわりは変わっていく
あの日がなければ
何にもなかった

自分で決めたと信じてる
どこかの遠い星が見てる

未来も過去も生も死も
静止した
14次元のテーブ ....
 いくら きみをひきよせようとしても
きみは 水面に浮かぶ果実のように
 ぼくのほうには ちっとも戻ってこなかった
むしろ かたをすかして 遠く
 さらに遠くへと きみは はなれていった ....
空を這う星、行方をくらました船

貝殻を失ったヤドカリと
銀の波を見て、心揺られて

想像は波止場を知らないでいてほしい
創作は自分を掬い続けてほしい

美しいものを見て目を輝かせる
 ....
 

やっぱりしんどい日もあるよねぇ、

朝起きて、この心、奮い立たせて、
今日一日、
頑張って、笑って生きようと想っても、

やっぱり、
寝る前、
あゝ、今日も一日、しん ....
新入社員になったり、転勤したりすると
職場でアフターファイブの歓迎会があったりする
そこである種<独特の>語彙と文法を駆使した自己紹介ができることも
社会人の大事なスキ ....
ある時
自分という存在は無い
と思った
こう思ったことで自分の大切な部分を守ったのだ。
今になっても時々
自分という存在は無いと思う。

五月のなかばをすぎた頃
夜、水を張られた近くの ....
  

月、笑う
どんな豪華な宝石も
霞むくらいに明るいのです

夢をみた
とてもやさしい人ばかり
出てくる、起きたら泣いていたんだ


夢をみた
まるであなたにそっくりな ....
自称詩とは
私の造語です
自称なんたらとは
通常自分が何者であるかを
指し示すのであって
自分=何者の"何者"を自称する
のです
従って自称詩人はあり得ても
自称詩 ....
俺は一般人として
ここに参加している
自称詩人では勿論ないし
新興宗教に入れあげてもいないし
変な政治集会にも出たことはない
普通の正規雇用の労働者で
女房はずっと専業主婦だから
食うに ....
自称詩を語る己が
何者であるのか?
それが最終的に
問われるのであって
クソ自称詩になんか
何の価値もないのだよ
それが分かってないから
実生活では姑息な自称詩人として
振る舞っていな ....
アハッ


雨のなか、走ってきたよ

出された水をぐっと飲み込んで

プロポーズした

でもきみは

窓の外は目まぐるしく動いているから

せめてわたしたちはこのま ....
もんじゃ焼きは

食べたことがない

お好み焼きと云えば
当然
『普通の』
お好み焼き。

キャベツ山盛りの
モダン焼きでもないのに
うっすいお好み焼きっぽいのに
焼きそば ....
他人をバカにする人はバカだろうしカッコワルイ
本当にかしこい人は他人の悪口は言わないだろう。
バカにするのは、
他人に対しても家族に対しても自分に対してもできるだけ
止めた方が良いだろう。
 ....
もし何にでも好きなものになれるのなら
自分は自分になりたい
何かでも誰かでもない
そこにあるではなく
ここにいる人になりたい
これは詩というか散文というのか、(書き)つつも迷ってしまうのだが、
、というのも僕は何人かの詩を読んで気持ちわるい、あるいは~わり~いよ、とか過去にコメントしたことがあるのね。ごめんなさいね。そ ....
 季節風が未練がましく吹きつのり
 北野天満宮の梅苑に白梅が咲き始めた
 春が来るのか

 昨日よりは
 今日よりは
 明日よりは
 理想の 胸に馳せめぐり浄らかな人生を
 描いて ....
自称詩人から
発せられた自称詩が
風に飛び宙を舞って
どこか自称詩人から
ずっと遠いところで
自称詩単独で成立するもんじゃねえんだよ
自称詩は何処まで行っても
自称詩人から切り離されはし ....
いますこし
あなたのかたわらで
あなたのつくる木陰に
わたしをやすめさせてください

かつて
あなたから遠く
遠くはなれていったわたしを
あなたの幹にもたげさせてくだ ....
基本、自称詩には
どんな言葉も使ってはならないのですが
なかでも世界とか宇宙とかは禁句です
そんな言葉に見合うだけの拡がりは
全くありませんし、とどのつまりは
私、思いつきのまま
それらし ....
陽射し、丘の頂を赤々と染め
優しく柔らかに降り注ぎ
雲たち、陽に照らされ
丘の上に漂っている

花々、紅潮した頬を光にかざし
霊の勝利を謳う七色の虹に合一し
地上を希求する光を護衛のよう ....
 花の時期を過ぎれば気にも止めないでいた
 児童公園の隅にある
 赤茶けて錆びた鉄の 大きな藤棚

 敷かれた石畳に 風雨で変色したコンクリートの
 ベンチ三脚
 ちいさな葉が滴り落ちる  ....
あのとき語った
絶対的恐怖とは、
ただ
文明の恩恵を受けられずに
薬が無かったら
なになにで死んでゆく

という
恐怖です。


望月をかけない生を謳歌した
藤原さ ....
濡れたお客さんの靴が
キュッキュッ、と音を立てている、あちこちで
たくさん売れ残っているコロッケ
棚の照明が消える瞬間を見た

わたしは
いくつ見逃して生きてきた?

死んだ蛙の匂いが ....
むかしはびじんでそれだけでみせもだいはんじょうしてこいびともよりどりみどりだったろじうらのすなっくのままさんみたいにさみしいにぎやかさ

ちょっと、小旅行。

むかしは美人で、
 ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1278)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の月- リリー自由詩10*23-4-30
竹林- リリー自由詩9*23-4-28
白線。- 田中宏輔自由詩12*23-4-24
君のとなりで- るー短歌323-4-20
反射光。- 田中宏輔自由詩13*23-4-17
水_槽_列_車- 松岡宮自由詩14*23-4-12
銀河のハッピーセット- mizunomadoka自由詩223-4-12
水面に浮かぶ果実のように_____- 田中宏輔自由詩11*23-4-10
砂を噛む- 印あかり自由詩2*23-4-7
刺され!- 秋葉竹自由詩123-4-6
ある自己紹介- ハァモニ ...自由詩6*23-4-5
幽霊の話- こしごえ自由詩5*23-4-5
春の風- 秋葉竹自由詩223-4-5
自称詩とは- 花形新次自由詩523-4-4
俺は一般人だ- 花形新次自由詩4+23-4-3
薄汚い自称詩人- 花形新次自由詩223-4-3
RAIN_SONG。- 田中宏輔自由詩15*23-4-3
『もんじゃ焼き』を責めないで- 秋葉竹自由詩123-4-1
複雑です- こしごえ自由詩2+*23-3-30
擬態- リィ自由詩1+*23-3-29
不気味さの正体- アラガイ ...自由詩9+*23-3-29
小さな女- リリー自由詩9*23-3-28
自称詩人になる前にやるべきこと- 花形新次自由詩423-3-27
いますこし、あなたの木陰に- 田中宏輔自由詩22*23-3-27
自称詩で使ってはいけない言葉- 花形新次自由詩423-3-26
世界という光景- ひだかた ...自由詩7*23-3-26
風のいろ- リリー自由詩7*23-3-26
無尽蔵- 秋葉竹自由詩223-3-25
数えよう- 印あかり自由詩3*23-3-25
感謝の小旅行- 秋葉竹自由詩2+23-3-25

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