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いそいそと{ルビ媼=おうな}は伊勢海老持ち来たり

裏庭の金柑の熟れ告げらるる

音もなく一夜の明けて雪景色

草の道{ルビ一枝=いっし}黄ばめる帰り花

年の瀬や子役の演技にもらひ泣 ....
いまは無い
おでんの屋台
何処いった

焼き鳥の
匂いが誘う
帰り道

チャルメラは
スピード上げて
走り去る

もつ煮込み
野菜だらけで
吐息つく

コンビニに
行 ....
酔い覚めて
一杯二杯
もう一杯
霜月の初めに思う来年の賦

秋の夜も残り少なし仰ぎ見る

孤独とのはざまにあるは若煙草

夕暮れて秋の雨降る庭の隅

時雨れては{ルビ首=こうべ}の垂れる文化の日

孤独との架け橋 ....
薄紅葉家の庭にもあったっけな

惚けてはうつつに帰る秋の昼

母の味欠けていたのは椎茸や

そぞろ寒戸外に出るも少し震え

果てしない夜中にまんじりともせず目覚め

秋の朝見上げる ....
寝起きは夜中でもまぶしく

かたちがある白桃

出れば開けた土地に霧

秋気は強烈な感情しかしわたしのではない

他人にも自分にも向かわなければ天に向く

朦朧さではない秋の意識の ....
葉の焼けし畑の{ルビ花群=かぐん}に秋の風

黄昏や頬を{ルビ掠=かす}める秋の風

秋の風{ルビ美=うま}し母娘と立ち話
風の叫びを きけ

魂からの雄たけびで 一撃

露骨が過ぎる 猫なで声

やってくる秋 去っていく夏

浜辺に行って 貝を集めたい

聞かなくても わかるカンケイ

男転が ....
曖昧な横顔秋の海

社会の腕力から逃れて逃れて秋めく

階下に運ぶ珈琲のように長い時間をこぼした

それぞれの孤独を持ち寄って孤独なままでいる

空が斜め渡り鳥
正直に彼岸花咲く小庭かな

五万とふ虫の宿るや草の花

花畑これが最後と咲き盛る
宵闇に吸い込まれてゆく花花火


秋雨のしのしのと耐えるばかり


にぎわいを求めて集う秋の雲


小ぬか雨痛みを閉じてひたに降る


宵闇に問いを重ねる神無月
八月の誕生祝ふ老いふたり

新しきレンズで初秋のワンショット

秋の蚊を払いつ客はいとませり

仏花もて墓参に供ふ帰国の子
何でも屋とふ{ルビ漢=おとこ}来ぬ{ルビ梅雨入り=ついり}かな

梅雨前の安らぎ分かつ良き友と

久々の同級{ルビ四人=よたり}夏暖簾
{ルビ紅=くれない}の花群濡らす青葉雨

そら豆の皮剥く雨の日曜日

朝な夕な白き芍薬傘の中
行き止まり春の小川の瀬音かな

鶯の鳴き音くっきり藪の中
カツを喰ふ独りの席や春の雨

未だ固き桜のつぼみ雨しとど
母の愛ねがい叶うや卒業式

種蒔いて育つうれしい今年春

さくら咲く開花宣言十五日
初夢はキッチンで描く自由かな 青竹や潜るパンセの空ふ紘   自由律?
イエ〜スッ!
むろん山頭火さんの句に惹かれて。
ただの、マネ?
NOよ。
心からの、オマージュ!
その、第三の弾ッ!



今朝は風の音で起きた

国道のガー ....
夕栄の襞を染め合う冬のかぜ

初雪というには白く無く落ちる

着ぶくれてすこし放免さんぽ道

葛粉とき仄くらがりに曲げる背

ひなたぼこどこか暑くて向き数多
足立らどみさんの俳句おすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新春・年の瀬の句- けいこ俳句3*23-12-29
お腹が空いた- レタス俳句5*23-12-19
忘年の夜- レタス俳句3*23-12-16
つれづれと俳句- おぼろん俳句3*23-12-1
つれづれと俳句- おぼろん俳句8+*23-11-8
白桃- かち俳句323-10-6
秋の風- けいこ俳句4*23-10-2
おかしくなる・・・- ルルカ  ...俳句3*23-10-1
渡り鳥- かち俳句823-9-29
いつもの場所に白い彼岸花が咲いたよ- けいこ俳句4*23-9-24
つれづれと俳句- おぼろん俳句5+*23-9-8
八月の某日- けいこ俳句5*23-9-4
憩い- けいこ俳句6*23-5-24
豆ごはん- けいこ俳句7*23-5-6
てくてくと径ゆけば- けいこ俳句9*23-3-24
春の雨- けいこ俳句4*23-3-21
うれしい春- けいこ俳句4*23-3-18
2022- もっぷ俳句1*22-1-7
_青竹や潜(くぐ)るパンセの空ふ紘(いと)- アラガイ ...俳句8*21-5-25
それなら、山頭火になれない自分を書く- 秋葉竹俳句221-3-27
初雪- 道草次郎俳句120-12-9

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