アナベルの咲きそろう庭に遭い
 手で触れることを
 ためらって

 六月の午後にあがった
 冷たい雨
 潤ってあざやかな花房に
 そっと 顔を寄せると
 控えめで甘い匂いは
  ....
 それしかできない
   ごめんねと 書く

       ── 羊文学




夏のバス不審なぼくを皆避ける 🚍

決められずプリンとゼリー混ぜて食ふ 🍮

おっぱいにチップ ....
挨拶しても
返事はない
吹き出しに
見えている
心の声だけ
饒舌なんだ

好き嫌いで
仕事が滞る
そんな感情
無駄な時間
仕事効率化
できないよ

怒る気にも
なれないよ ....
午前四時のまだ薄暗い横断歩道で手をふった。
いつもすれ違う同じ配達仲間のお兄さんがバイクでやって来たからだ。
お兄さんとは言っても一廻りくらい年下のおじさんだ。
信号で、鉢合わせに止まったの ....
スカートのホックがかからなくて
手を離した
十分に太りすぎた

決して焦らないこと
こんな自分を否定しないこと

まずは健康を願うこと
ほんの少しの回復を喜ぶこと
心が和らいでい ....
雨の朝土曜目覚めてまた伏せて お おおざらの白い平原に

む むっくりそびえ立つ

ら ライスと黄色いたまごのお山

い いただきますとせわしく

す スッキパラも大満足
眩しかったのはいつの頃か
あなたは
いつも笑顔だった

あなたの
小さくなっていく
その光は
音も立てずに
落ちていく

閉ざされたドアを叩き続ける
時の迷路を
ずっとさまよっ ....
 それは神様でも
  たぶん知らなかった

       ── hound dog





何か言ひ残すかのやう春の雪

やがて散る花もたしかな今を咲く

鶯や健やかに ....
生きてきた
すべての時が
頭の中に納まっている
どれを取り出すのも
あなたの自由だ
ただし過去に執着しないように
そっと机の引き出しを開いて
すべてがあなたを祝福しているよ
溢れるよう ....
夢のなかで若返ったもう一人の私がピンクがかったファンシーなベッドの上で
可愛らしい動物柄のクッションにしなだれかかりながら
異様に細長い脚をこちらに向けていた
淫靡な瞳で見つめ
不敵な笑みで股 ....
よかった、まだ好きでいられる
とは女

というのは
良心に抵触されては困るのだ

こちらにとっては
いいお世話なのだが

両親にも抵触してるでしょ
パパからお小言を?

好きで ....
精神が折れることはない
肉体が折れてましてん

キリストはもう来られました
キリストはもう帰られました

フェアリーテイルを
掴んでたってのによ~

憧れと成長なしに
人の道とは
 ....
お前の臓腑の中で冷たく湿った夢に溺れたい、外気温はウンザリするような数値を示しているだろう、でも俺はそれを確認したくない、もしも俺が銃であれば二度と目にすることも出来ぬくらい綺麗に破壊するだろう、 .... 人生は思った通りには行きません。行動したとおりになるのです。という坊主の書が回ってきた。行動できなくされている者への理解はみじんもない。この類の訓戒をSNSの方々で見るが、どうも胡散臭い。君ならどう思 ....  

素敵な時間を
ありがとうございます

ふるさとよりも暖かく
何種類もの海のうたが
一度に聴こえてくるような
初めの交響でした

いやなにも
心象風景を問うているわけでは ....
死なない日の朝は
母の優しさが欲しかった

歪な世界の片隅
私にしか見えない景色

いつも途中で終わる
意味不明の夢の経緯を
母は聞いてくれた

覚えていますか
夢の途中を

 ....
カーネーションが花屋を飾る
それでやっと思い出す
薄情だと自分で思う
せめてもの気持ちで電話する

久しぶりだね元気なの
困ったことがあったら言いなさい
声が聞けて嬉しい
こっちは元気 ....
左と右と言っても
建前と本音と言っても
開国と攘夷と言ってもいいが
話を進めよう

分裂してるぅ~

明治維新で開国を選び
大正デモクラシー
いい時代があり
しかし対外屈従、攘夷に ....
シャッターのおりた憂楽街
眠りに落ちた改札口
プラットフォームの底
沈んだレールから
明日が聴こえますように
僕の黒が夜を染めていく
君の白が朝を照らしてく
別々の景色 触れた指先
壊れるその瞬間に僕ら交わる

バラバラになる音が響く
君と僕の色が混ざり合う
始まりと終わりが溶ける場所で
新し ....
おうちはヨメが好きなように改造してしまいました
ビル ビル ビル
子・美女・パパ・子。
カフェ カフェ カフェ
ギャルソンの若者の顔は濃い
バル バル バル
ガード下のイタリア
フードコ ....
 まったく仕事のない家業の室内で、山に行かない日はひたすらネットフリックスを鑑賞し、厭になると動画サイトを見る、現代詩フォーラムを徘徊し気になる作品にポイントを付与。そのほか、時折自分のための料理を作 .... あたまから

どちらを手にしようか、迷うときがある

どちらも食べやすくて、食べにくさがある。

酒のつまみには豆腐だろう。

ご飯に添えるならば納豆だ。

どちらも同じく大豆 ....
愛の言葉が尽きない
恐らくは永遠に
死んでも尽きないでしょう
私は死を恐れません
その向こうに何かがある
私とあなたと
死んだ後も一緒に
ほら空から聞こえてくるでしょう
オルゴール── ....
風の日の(長い改行)花筏
喧噪 人混み 遠くなる明日


もう二度と、(もう二度とともう二度二度ともと二度ともう)思い出さない
○「関税」
トランプじいさんのひとつ覚えは
もう聞き飽きた!
これからトランプ遊びはジジ抜きにしようよ

○「ショッキングな事実」
「引き取り手のない遺体
23年度全国推計
4万2千人 ....
愛犬チャボはトイプードル
散歩がてらランニング
朝の土手を思いきり走って行くよ
草の匂いを肺に入れて
ぼくはrun・run・run
チャボはちょこまかちょこまか
歩幅の違いを埋めて
並ん ....
ありがとう、
また逢う日まで。

おやすみ。
今までの感謝と、
これからの苦難を、
分かち合えない貴方へ。

さよならは要らないのかもしれないけど、
あんまりな別れだ。

だけど ....
咲いて
散る

それしか
人は見ていない

散って
生きる

そのことを
人は見ていない

愛でて
酔って
呆けて
憐れんだら

人は春を忘れて

葉桜の下を ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1677)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しろい景象- リリー自由詩15*25-6-10
ぼくはおっぱいがすき_〜愛ゆえに- 森田拓也俳句17+*25-6-9
人間関係- 自由詩8*25-6-6
詩で人生を語らず- 洗貝新散文(批評 ...7*25-6-4
過食- 木葉 揺自由詩625-6-3
_- 落とし子俳句125-5-31
オムライス- 多賀良ヒ ...自由詩225-5-31
キセキ- 自由詩12*25-5-30
嘘つきごっこ- 森田拓也俳句17*25-5-25
時の魔法- 杉原詠二 ...自由詩3*25-5-25
淫靡- 栗栖真理 ...自由詩4*25-5-25
いい耳- りゅうさ ...自由詩3*25-5-19
現代人- りゅうさ ...自由詩225-5-18
水中に居ると何かを思い出せそうな気がする- ホロウ・ ...自由詩8*25-5-17
よくしゃべる- りゅうさ ...自由詩4*25-5-17
感謝しかない- 秋葉竹自由詩425-5-14
母へ- TwoRivers自由詩8*25-5-11
Mother- 自由詩11*25-5-11
岸田先生に- りゅうさ ...自由詩3*25-5-5
夜の底- wc自由詩17*25-4-28
混ざり合うセカイ- 自由詩9*25-4-24
東急の武蔵小杉- 松岡宮自由詩325-4-20
物語は終わり、別な物語がまた始まる- 山人散文(批評 ...8*25-4-20
豆腐と納豆- 洗貝新自由詩12*25-4-20
私たちは音楽に合わせて- 杉原詠二 ...自由詩3*25-4-15
花筏- はるな短歌325-4-15
独り言4.15- zenyama太 ...自由詩2*25-4-15
run・run・run- 自由詩7*25-4-12
Thank_you,_until_we_meet_again ...- えこ自由詩325-4-12
サクラチル- 夏井椋也自由詩9*25-4-11

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