すべてのおすすめ
あなたが死んだその日から
あなたがずっとそばにいる
あなたが生きたあの日々は
わたしの記憶の外にいるのに
あなたが死んだその日から
世界は少し嘘っぽい
あなたが夢に顔を ....
私はいつも
世界と向き合うと
身構えてしまい
端から太刀打ちできないと
首をすぼめていたけれど
今の若い人達は
臆することなく
自分の生活の延長線上で
世界を捉えているのではないか
....
せん風機と
みんみんぜみと
こおろぎが
同居している
夏と秋のさかいめに
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
遠く遠い
悲しみの起源で
生まれた
思いは現在に続き私の
一部を形作っている魂と。合掌
でもね
悲しみを
知っているからこそ
喜びが映えるんだ
とあの人は言ってくれた。合掌
....
ウフフ
私には権力者がついてるの
だから私を怒らさないほうがいいわよ
と彼女は言った
しかも二回。
あちらで、そちらで。
そう?だからなに?
私は答えた。
虎の威を借る ....
バスタオル干してる二の腕のとこ
おとうさん
姿見の中の姿見
おとうさん
切りにくくなる足の爪
おとうさん
蛍光灯の下の剃り残し
おとうさん
午前四時三十分の仄明かり
おとうさん
....
身なりはキチンと
清潔感を大切にし、品を持つ
ウェアはシンプルに
洗練された装いで心を整える
食は大切に
栄養を考え、心と体に優しい食事を
整理整頓 ....
吃音の恋人の鳴き声は
滞る渦の中のガラス片
あるいは雨の日の蝶の瞬き
細かく光りながら吸い込まれていく
恋人 君の縺れを
優しい泥のように愛している
忘れていませんか
と自分に問う私を
失われた記憶の空は
いつまでも青く
青く広がっている
絶対的に 失われた存在は
二度とここに戻って来ない
これでいいんだ
と自分に言い聞かせる私 ....
ある意味
本物だけが
残る
残った存在を
大事にしよう
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
気がつけば齢80才
モタモタしてるうちに八十年を過ごした
自分は年寄かどうかわからないけど
ヨボヨボな体
トロトロな動き
ワガママな言動
カアット血が上がる
....
見知らぬ友よ
涙が溢れているのだ
刮目の目に涙が
私は来た道を失い
行く道を失くしていた
夜の帳の底君に出会い
私はどうやら
薄光を見た
やがて軽やかな曙光へ
その光が変わることを願 ....
知らない風景の
絵を買おう
違う世界への入り口
絵の中で
生きるを楽しむ
たらら
たらたらた
難しく感じる
生きてゆくことを
絵の力を借りて
やわらかくしていくんだ
....
儚いよ
過ぎゆく毎日
草臥れた帰り道
どこからか
ドレミファと
音が流れてきて
思わず見上げたんだ
ソラ
涙が出ていた
それは明るくこぼれてるから
小さな声で
シド
って呟くよ ....
ことばって不思議だよね
ことばに泣き
ことばに笑い
ことばに憎悪する
ことばはカミソリになり
蜜になり
花にもなる
機関車にもなるし
風にもなる
芥川 ....
次から次へと物事が起きる私は
次から次へと物事を忘れてしまう私は
次から次へと新しくなる。そうして
死んでは日々を生まれてゆく
私
それでも
なかには
おぼえている存在もあるのです
....
昨日初めて読んだ詩が
こころの中から離れない
魂だとか
言霊だとか
そんなもんを信じているわけじゃないのは
云っとくぞ?
こころを
侵食しやがる
こころを
食べ尽くそうと ....
○「呪文」
今日も暑くなる!
僕は毎朝呪文をとなえる
「水分補給!」
「水分補給!」
「水分補給!」
今日も
クーラーにテレビ
クーラーにテレビ
怠けて暮らす
庭の草は ....
良縁に恵まれた妹よ
おまえはどんな歌を歌って
きたのか
早逝した弟よ
おまえはどんな歌を歌って
きたのか
故郷に帰った恋人よ
きみはどんな歌を歌って
きたのか
運 ....
挿し木をひとつ
もらいました
軍手をはめて
小さな鉢に
土をもり
水をかけてくれました
コンビニの
ビニール袋で
包み
揺れないように
持ち帰り
カーテン越しに置き ....
いつまでも
続くとは
思わないほうが良い
今。
過去があったから今がある
今
過去の自分に感謝をする
私
そして
今があれば
きっと未来もあるだろう
と
思う
けれども
....
予測不能な日々を
透明な思想で塗り替えたら
幾つもの因果たちが
春の鈴の音を鳴らす
そこには絶対的な一つがあった
恋も幻想も革命も
この空虚な空間に響き渡り
裸のままに真実と溶け合う ....
いくつになろうとも
好奇心とあそびゴコロを
持ち続けたい
どんなにくだらない事
どんなに些細な事
誰も注目をすることのない
自分が気になったことを
追求し ....
今宵手にとる梅酒のロック
漬け込んだ梅の実も
取り出してそのまま齧れば
甘酸っぱさの酔いが
心のうらがわまでしみてくる
溟い憩いにグラスを傾ける
私の手は苦い
梅の ....
終わり際の瞬間、
死んだ思考の生き始め
脳髄の周りを廻り
するりするりと
力動と化し解き放たれ
神々の想い込められた
魂の愛の力に貫かれ
呼吸が止まり意識の宙へ
無限に拡がりゆ ....
夏の日の夜
CD棚の中に一つの地図があり、その中はとても平和でありました
てっぺんにはビートルズの列に、ローリングストーンズがあり、その次にThe Whoが並んでいる
ブリティッシュロックの物語 ....
茫妄と
夜世界は影を映し出し
街には至るところ霊の溜まり場所がある
....
朝の目覚めに
今日という日を下さり
ありがとうございます
夜の眠りに
今日も無事に過ごせ
ありがとうございます
静かな平穏な
日々を下さり
ありがとうございます
平和 ....
わがままを言う
けれどとても弱い
一輪の薔薇のために
風除けを作った
薔薇は文句を言ったが
心地良さそうに眠った
眠る薔薇は美しくて
そっとその花びらに触れた
甘い香りが寝息ととも ....
焚いて雫を崩していた。
たいてしずくをくずしていた
捨て子、残らない名に心。此処に無いならこの子です。
すてごのこらないなにこころここにないならこのこです
「さいなら」「この虹 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54