人生は、「意味が最初から用意されていない時間」。目的や正解が先に置かれていない、生まれた瞬間「これが答えだ」という台本は渡されず、ただ時間だけが与えられる。その時間の中で、何かを欲しがり、何かを恐れ、 ... むかし、月が今よりも丸く、
夜がまだやさしかったころ。

きつねの子は、海の底を思っていた。

月の光が届かぬ夜、人魚は歌をやめ、
暗い水の中で
静かに身を抱いて眠ると聞いたからだ。
...
ずっと後の時代。

ひとりの子が、
渚で小さな石を拾いました。

石は光らず輝きもしません。
でしたが、
子は決して手放しませんでした。

誰かを救えなかった夜、
その石は掌の中で ...
下から上へ
親指のサーフィン
枯れたシナプス


あわててキリンジを飲む

週に一度、服用と言われていたのに


あなたは何を処方された?



家路を急ぐ街をわき目に
...
東方より
高い悲鳴
サイレン

部屋に満ちる光が
筋を作る

窓外
道路を
車が走り去る

ページの古びた
赤い辞書が置かれている

何度も繰り返し
鳥が鳴く

静寂 ...
1. ab

抱きしめたもの
全部ひっくるめて
冷蔵便で送るよ

君にとってはもう
いらないものばかり
かもしれない


2. sakutaro

ああ、私がこの胸に抱きしめ ...
時計が時を刻む
朝にも夜にも
愛が聞こえてくる

灯を点けよう
やって来る夜よ
想う時間よ
月と星の明かりの気配がする
夜の静寂
私たちは遠いね

電話をかけて来て?
二千三十年宇宙平和機構は

民間宇宙旅行サービスを開始した

オープンセレモニーに

紛争当事国などのリーダーを招待した

ホスラエル・ホマスに小錦兵などなどなど

地球から1 ...
高速道路を
一四頭の豚が歩いていた

それを報じるキャスターの表情はのっぺらぼうで
例えば豚の心情などに一切触れることがない
「まっすぐな道でさみしい」

カーティスだったらこう言うよ
...
 咲子(二)



 水部(みず)氵(さんずい)氺(したみず)
 ▽「水」をもとにしてできていて、「水の流れ」や「液体の性質・状態」などに関係する文字を集めた。漢字の偏(へん)になるときは「 ...
脱ぎ捨てられたパジャマは
丘にあがった溺死体
夜に見つけてもらったら
生き返る

胸の釦をとめたら
ふくらむ中身
ズボンのゴムは
伸びたり縮んだりを繰り返しているうち
一足早く老いて ...
曇った朝を溶かすのは
誰かの涙で出来た青い空と
重く沈むことに疲れた太陽
感情を動かされて

両手を高く上げる

小さき存在
されど存在
今は確かに


{引用=
楽曲は下記 ...
海には、潮の満ち引きも
届かぬ場所があります。

そこには、歌も、やさしさも、
願いも届きませんでした。

残ったものは、
名を持たぬ石でした。

石は動かず、語らず、
何も教えま ...
この国では、芸術は意味を与えないことを目的としているらしい。目的という言葉が正しいかどうかは分からない。ただ、意味が生じかけると、誰かがそれに気づく前に、自然と処理されてしまう。処理という言い方が一番 ... ぐちゃぐちゃしながら
しらないうちに
ちょうわなし
うつくしきわおん 
かさねひびかせ
そこぬけびっくら
あうんあうん
うごめきたえず
きょだいなしずかさ
きづけばまたもや
ずんず ...
 透明な時間

砂時計のなかの
静寂が、
机のうえで
ふわりと膨らむ。
窓辺の光が
埃を踊らせて、
世界が少し、
優しくなった。

 君のとなり

信号待ちの、短い沈黙。
...
僕はずっと眺めてるんだ、君を。
他の何より君が好きだと言いたくて。

そうすると君は必ず目を逸らすんだ。
「君を好きじゃない」って見透かされたくなくて。

だから、車窓を眺めて君の眼球は左 ...
小春日、
冬がときおり気紛れに被ることのある仮面、
とてもおおきな、
あしなが蜘蛛は、
その翌日、
いち早く訪れた、をよそおって、
まるで春そのもののように壁に張りついている、
けれども ...
節分の豆まき用の
落花生

結局
「鬼は外 福は内」は
やらずに寝た

今夜
ウィスキーのアテに
落花生

パキッと割ると
左右に分かれて
一個ずつ

なんだか
悪 ...
 下痢を催すような式が続いている。体力がギリギリまで低下して、立つのがやっとという状態だ。心肺機能も低下して、体長は最低の状態まで落ちた。今までで最悪の式だ。この式を打った術者は相当の力を持っているら ... 浅瀬に住めない深海魚

空を飛ぼうとするにわとり

軒下を這うヤモリと

猫のあくび

金魚鉢


ブラウン管のノスタルジック
心って、
本当はきっと海でできているんだ


凪のように穏やかで温かな日もあれば
荒波ですべてを飲み込んでしまう日もある

陽の光の声にきらめいてみたり
曇る空の色に染まってみたりする ...
世界に欠けが生まれたころ。

屏風山の青蛇は、
それを正そうとしました。

すべてを知る龍になれば、
道は見えると思ったのです。

蛇は身を削り、
荒れる海を越えようとしました。
...
夜明け前、鴎が低く海を渡りました。

くちばしには、人魚が託した
一枚の蒼い鱗がありました。

人魚は、夜のあいだ、
波間を走る兎たちの音を聞いていました。

音が増えるたび、
海の ...
 学校帰り、町に一つしかない音が出る横断歩道を、
わざわざ渡って帰ろうとしたら、横断旗が誰かに
盗られて無くなっていたのでがっかりした。
通学路は神社の山を横に見て、帰る道には線路が近い。
金 ...
今日まで何年、何ヶ月が

私の中を通り抜けただろうか

過去と未来は1つに

今だけにまとまり

未来はここに

過去もここに

記憶が思い出に

思い出が記憶に

一 ...
号令がかかると皆コンベアーに乗り流された
耳障りの良い音楽が流れて楽しそうに踊った
やがてプレス機で次々と成型され缶に入って
ワクチン注入の後密閉されてX線検査を通り
配送先は激戦地で食料のふ ...
わたし、おばあちゃん

しわしわの手でゴミを拾って
かさかさの足で猫をどかす

風邪をひいても病院に行かない
薬の方がよくないと知っているから

テレビはつけないことがない
つけない ...
冬の澄みきった空気感と、静かな生命の鼓動が伝わってく
るような美しい詩です
この詩を仮に(あくまでも仮にですよ)罵倒しようとして
も、思ったよりも技巧的で、作者は完成された技術とスタ
イルを持 ...
日本は安全か
そこここで見るキレるおじさん
速やかに病院送り

善哉善哉

あ~いやいやいゃい
出口なし

善哉善哉

あ~いやいやいゃい
出口なし

顧みられることはない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
人生後期自由詩226/2/5 23:11
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第一章:月を絞るきつね板谷みきょう散文(批評...1*26/2/5 21:30
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第六章:ひろわれた石散文(批評...1*26/2/5 21:14
キリンジを飲むyaka2自由詩3*26/2/5 19:28
窓外に杉原詠二(黒...自由詩4*26/2/5 19:01
東京パック(5個口)AB(なかほ...自由詩3*26/2/5 18:10
時計杉原詠二(黒...自由詩3*26/2/5 16:58
宇宙から世界平和多賀良ヒカル自由詩326/2/5 16:36
すべての豚に土曜日がやまうちあつ...自由詩5*26/2/5 16:35
咲子②たま散文(批評...2*26/2/5 12:26
パジャマそらの珊瑚自由詩15*26/2/5 12:23
小さき存在自由詩626/2/5 12:19
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第五章:沈黙の石板谷みきょう散文(批評...1*26/2/5 10:11
区域B後期自由詩326/2/5 9:29
おはよう、うちゅうひだかたけし自由詩426/2/5 9:27
凄いぞ!TOP10 「甦るデカルト」(前投稿のつづき)室町 礼散文(批評...026/2/5 6:21
泡沫の僕自由詩126/2/4 22:46
立春前本田憲嵩自由詩1626/2/4 22:33
落花生を割る花野誉自由詩22*26/2/4 21:20
クレクレ星人の独り言「最悪の式」40ジム・プリマ...散文(批評...1*26/2/4 21:06
めもうし自由詩326/2/4 20:07
海が終わる場所愚零子自由詩326/2/4 19:14
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第四章:龍にならなかった蛇板谷みきょう散文(批評...1*26/2/4 18:33
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第三章:鴎が運んだ蒼い雫散文(批評...1*26/2/4 18:30
幾春別伊藤透雪自由詩4*26/2/4 17:53
今日まで多賀良ヒカル自由詩126/2/4 16:24
国民缶自由詩526/2/4 14:52
老婆心やまうちあつ...自由詩5*26/2/4 11:50
凄いぞ!TOP10 「冬のいろ」そらの珊瑚室町 礼散文(批評...026/2/4 9:14
安心を買うためにりゅうさん自由詩3*26/2/4 5:31

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加筆訂正:
パジャマ/そらの珊瑚[26/2/5 16:42]
少し修正しました
凄いぞ!TOP10 「甦るデカルト」(前投稿のつづき)/室町 礼[26/2/5 6:57]
こんなこと書いて理解できる人、いるのかなあ。笑 ま、でもいいや。
0.35sec.