冬の夜 布団にもぐりこんできた君
冷たい肉球を 体の内側に折り込んで 目を閉じて なんの挨拶もない

真っ黒の顔に白いひげだけが ほうき星のように流れている


今夜はあまりに寒いから ...
私は組織に組み込まれている
書類の最後には自分の名前を書く
私は複製されて散らばってゆく
その様をありありと想像して目を閉じる
遠く離れた何処かの国の街並みを
おぼろげに仰ぎ見るような感覚
...
不埒な恋もそのままに
激しく呼吸を乱してる

私の左のくすり指には
約束が強く巻き付いて
それがきつく縛り付け
指先から腐り初めてる

純粋を誓ったのも今昔
最終章が扉を開くので
...
大丈夫だよって言った
飛び地を漂う気球の上で
ずっと考えていたこと
千切れ雲に重ねて
宇宙の浜辺に寄せて返す波

航路を遮る物もなくて
気体の存在だけを頼りに進む
死体とか根っことか笑 ...
受験生は単語帳を閉じた
女もアイラインを引き終えた
みんなもうやめたの
みんなもう消えたの
わたしはまだやめないでいる
やめられないでいる
同じ箱にゆられて
すべての人を見送る
ずっと ...
虎穴に入らずんば虎児を得ず

君子危うきに近寄らず

どちらが本当なのかが問題なのではない

君子は虎穴には入らないのだ

虎児を得ようとはしないのだ

これは君子の消極性によるも ...
僕はジミヘンドリックスになりたかった

ギターがまるでおもちゃみたいにね生きるの

きみにあえないときもギターを弾いている

シェリルクロウのように歌えてエルトンジョンのよ ...
ひと

って
弱い生き物ですね

地球を制している
ひと

一番強そうに見えたって
強がる者が一番弱虫
きみ
らいおんに噛まれたらさよなら
ほら
一番強くなんかない
...
右の手の甲刃をあて「ないんです。」俺には才能ない、ないんです

白線をふつうに踏んでふつうです6Bくらいで塗りつぶしたい

アルコール度数が何でも終わらない何も何も終わらない何も

寂しさ ...
ソファーの灰片さないといかんのです目を締め切ったらちかちかした

うつくしき金物などを並べたてはい変わらずちかぢか死にます

近々俺死ぬつもりですそんなもんそんな感じで今座ってる

灰皿が ...
愛する哲学者は『神は死んだ』と
我等に告げた 我等に教えた

その言葉は間違ってはいない
哲学者の言う通りすべての神は死んだ

そうでなければこれほどに
世界が無秩序で残酷になるはずはな ...
この箱庭を平和な場所にいたしましょう
雪の下には
クロッカスの球根を植えて
春がくるのを待ちましょう
小川を作り 犯した罪を流してしまいましょう

この箱庭を王国にいたしましょう
くさむ ...
地に落ちた雪

うずくまり
たちどまり
つまずきながら
あるき

あせり
あわてて
かけだして
ころびまろびつ
つかれて
ねむる

空に昇るは夢
現実から離れて
彷徨う様に
伝えきれない想いたち
ちりぢりになって
何処か消えては
落ちて逝く

何度もそれは
繰り返されて
その儚さに
見るのは
希望?
絶望?

はらは ...
橋下にからみつく
人気だけを目当てに
亀井が叫ぶ
狂った権力の亡者にも似た
元はタレント弁護士
大阪人は
ちょっと前に痛い目にあってるのに
気づいていないのさ
ノック2世

ノック ...
それはなんだろうね

いつくしみも愛も過ぎ去ってゆくね


きみをそっとおく

愛をそっとおく


あたらしいものはちょっとめんどうで

でもねいつも変わってゆくのだね

...
あなたの選ぶ人がなぜ私じゃないんだろう。

あなたに出逢うと分かっていれば
私誰も愛したりしない。
誰とも抱き合ったりなんてしない。

息をする事さえ忘れてしまいそう。

私が選ばれな ...
言葉の中で退屈な思いを積み重ねている
人生の浪費されていく松屋の中で
これが俺の望んだ人生なのか
わからないけれど


どこに行っても変わらないだろう
繰り返されるのは人間との死んだ ...
鏡の前でポーズをとる双子の弟
の背中を手鏡ごしに見つめる双子の兄
その兄の姿を鏡に映す双子の妹
を鏡ごしに見つめる双子の姉
それらを外からカーブミラー越しに観察しながら
どの子とババ抜きをし ...
 
ねえ、生まれてきた意味って 考えたことある?
 
ああ、あるね。
考えたってわかるもんでもないけどさ。
 
わからないことはわかってて、考えるんだよね。
多分さ、人は自分に価値がない ...
私は小学生の高学年頃
毎日日記をつけていた
それは思い出や覚え書きを残すためではなく
日記をつけ続けることに固執していたからである
そして書いていることは
何かの情景描写や感情表現では全くな ...
無限に逃げ続けられるだろうか

螺旋階段を下る夢
最下層で光を浴びる誰かを
必死で呼んでいた

君が泣いていた日
「心に空いた穴が塞がらない。」


僕は左手で
君にネジを押 ...
握る拳のひとつ
力を
力を
みなぎらせ

踏出す脚の一歩
遠くへ
遠くへ
つながらせ

ささやきを叫びにして
この存在を
主張するのもおこがましい

さみしさを晒け出し ...
車庫へ還らぬバスは
停留所にも停まらない
ただ辻々で
わずかな客を乗せて行く
代金は要らない
誰もが代償を払っているから

今日は五人だけ乗っている
眼鏡を失くした男と
手紙を置いて ...
はじめに
ことばはなかった

からだひとつで
うまれてきた

わたしたちは
いつしかことば
そのものとなり

やがてことばとともに
きえていく
真夜中に


営業用の



プリウスに







押し込んで後


...
もし充足な自由というものを経験していたのなら、私は詩に鮮やかさを感じたりはしない。分裂分析{ルビ=スキゾアナリーズ}はいかなる命名をも拒絶する。たとえば分析家のメラニー クラインが患者のリチャードの画 ... 夜とは本来暗いものであったということを
思い出す頃には
すっかりと目は闇になれ
波の形のいくつかをくっきりと認識できるようにはなっていた

釣りとは本来寂しいものであったということを
思い ...
チョコレートケーキを
たべて
くれる
ように
メールを
メールで
ぜんぶ
めーるで
すませる
たいだな
こころが

肉が
ころもをつけて
あげてあるのと
そばと
ごはん ...
どこか静かなところへ行きたくて
あなたは本を開く
ぼくはすでに
本当に苦しい時にしか飲んではいけない薬を使い果たしていた

時は残酷ではなく むしろ紳士的な優しさで
少しずつあなたを 分解 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
気まぐれな 夜いねむり猫自由詩312/2/12 14:33
訪れる明日はまだ生きているか宮岡絵美自由詩412/2/12 14:17
彼女は笑ってた永乃ゆち自由詩3*12/2/12 13:45
即興詩 2.12相田 九龍自由詩212/2/12 13:23
在来線かなりや自由詩212/2/12 13:15
君子危うきに近寄らず吉岡ペペロ自由詩512/2/12 11:14
ミュージシャン梅昆布茶自由詩912/2/12 11:04
弱い生き物ジュリエット自由詩112/2/12 10:49
なにもない榊 慧短歌012/2/12 10:14
かれた短歌012/2/12 10:01
『神は死んだ』かHAL自由詩512/2/12 9:34
箱庭そらの珊瑚自由詩812/2/12 9:26
雪まつり取り壊されし雪像の夢板谷みきょう自由詩1*12/2/12 8:36
冬の花火自由詩012/2/12 7:48
ノック2世 エンディングテーマ花形新次自由詩1*12/2/12 6:07
あたらしいもの梅昆布茶自由詩312/2/12 3:46
そっと優しく永乃ゆち自由詩4*12/2/12 2:12
ニッポンの、風景番田 自由詩112/2/12 1:06
双子かいぶつ自由詩212/2/12 0:56
生意次元☆★自由詩212/2/12 0:21
日記を捨てる灰泥軽茶自由詩10*12/2/12 0:18
エスケープこういった自由詩212/2/12 0:05
尖鋭シホ.N自由詩512/2/12 0:03
salco自由詩31*12/2/11 23:56
言葉小川 葉自由詩512/2/11 23:56
生きろ翼が生えてんならなTAT短歌2*12/2/11 23:33
器官なき身体の覚書イリヤ散文(批評...3*12/2/11 23:15
日周運動と年周運動北村 守通自由詩312/2/11 23:12
ベッサラビア割譲6自由詩212/2/11 23:08
読むあなたただのみきや自由詩9*12/2/11 23:07

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