股間が痒いと
僕が言ったところで
誰かが掻いてくれるわけでもないから
そんなことは口にしないで
黙って自分の左手を
パンツの中に滑り込まして
ひとしきり
気の済むまで
掻き続けていると ...
摩天楼のした
お伽話の森のなか
田園の光のそばで想いを断って
何が辛いのか切実に見えてきた
大好きだから
幸福を祈らずにはおれないのだ
そこに僕が
いては ...
旅の空は見上げなかった
前ばかり見ていたのだ
天体の住む街でボクは
まだ指名手配されない
テロリストのようだった
とにかく自由になれたのだ
信条のため
殺 ...
ベックのギターが朝を切り裂く
僕のともだちは紛れも無く愛
粉飾されない穏やかなもの
孤塁はもういいのだね
一人じゃないし
すべてを知ることはできないけれども
...
死んでしまいたい夜に
みそ汁をつくる
干からびた大根のしっぽを
短冊に ...
犬は従順でよろしい。猫は気ままでいけないよ。
賢い犬ほど痴愚と変わらない。猫は老賢者に似ている。自由で孤独だ。
僕は犬を望む。
俺は猫になりたい。
ただでもらったスケッチブック
当然ページは真っ白
それはまだ何もしてないから
さて何を描こうかな
真っ白のページに
どんな色で描こうか?
好きな色を選んでよ
無限の可能性を秘めた白
...
新幹線がトンネルを抜けると雪国だった
夜なら夜の底が白くなっただろう
白い雪など見たことがなかった
雪はいつも汚れていた
灰色であったり黒が雑じっていたり
雪は夜の底でしか白くはならないのだ ...
スツールの並べかけた午後に
ラムネソーダの奥に指を突っ込む
ラビオスという言葉が聞こえて
パ!シフィック!な水滴と戯れる
電車同士すれ違った残像でも
君を探して見つけることができる
自信があるくらい
君を思って今夜は月がきれいですね
なんて呟いたりするくらい
たったそれくらい
好き ...
脳細胞の奥底の足跡から 新しい欲求が湧きだしてくる
過去の堆積した記憶が
しがらみの現実へ解き放つ私へ
白い現実の
奥にいる蛇への波状方向へ録音を現実の録音機から
今私は今をみる ...
冷戦時代のソ連のスパイは
高い鼻でドアからドアをマグナムでくぐる
頭蓋骨の芯まで洒落にならない位にイク
...
一日の労働を終えて勤務先ビルの最上階休憩室に上がり 西を向いて座る
取り巻く雲の縁を薔薇色に染めながらオレンジ色の太陽が落ちてゆく 
中景には超高層ビル群の黒々としたシルエ ...
冷え々えと
指を冷やして
Fで鳴る
シルバーの笛
デカダンの風
...
甘いキスとは言ったものだ
空を見上げながら呟いてみる
甘いキス
うっとりして 眠ってしまいそうだ
甘いキス
...
東雲リバーサイドテラス自治会副会長、アイパー{ルビ四方山=よもやま}(47歳)は702号室の住人だ。
ちなみに会長は404号室の磯山幸八郎(66歳)、ちなみに輝かしいルーフバルコニーに並べた植木の水 ...
朝のダイナー
頬杖ついて
動かない鳩の群れ
眺めてる
夜は明け
挨拶交わし
薄いコーヒー
うずをまく
それでもね
まばたきすれば
浮かんでくるよ
無数のパンジー
新月だ ...
耳をふさいでも
世界中から聞こえてくる
叫び声
無視しても
聞こえないふりをしても
脳の中で蛇口をひねったように
これ見よがしに行進する
灰色悲色めいた
叫び声
払い落としても
...
天使に会ったよ18歳のね
親方を待って団地のアーケード街にいた魂
奴ら僕にタスポかしてくださいって
いいよ俺が買ってやるから
それで友達になった
明日パズで飲むの
...
優しさによく似た嘘に手を引かれ
行きつく先は虚構群。
いつからこんなに弱くなった?
いつからこんなに涙もろくなった?
答えのない問いに戸惑うのはもう飽きているのに
...
置いて行ったはずの気持ち
悲しむ心
苦しむ心が
僕の近くにあった
忘れないでと
逃げないでと
幼い姿をした僕の心として
手を伸ばせば届きそうな距離に
いる
そこにいた
子供の僕 ...
雨上がりの水たまり。
溶け残る小石。
雫の重みで揺れる枝先。
空に消えていくたくさんの
色と光と水と涙と。
私が見上げた視界いっぱいに広がる世界は
本当は小 ...
欲しがった思いは
いつか届くだろう
忘れられた言葉は
また響き出すだろう
そして捨ててしまった勇気はこの日の為だったと
知る時が来るだろう
あの日選ばれ ...
顔はにこにこ
足はるんるん
僕の心は君だけ見てる
腕はぱたぱた
頭はぴょんぴょん
はやく会いたくてしょうがない
あと何時間?
あとちょっとで会えるんだ
さっきか ...
ほーら、なけなしの激情だ
ほーら、なけなしの心情だ
ほーら、なけなしの原状だ
ほーら、なけなしの白状だ
さあさ、お上がり
冷めない内に
たんと、お上がり
バレない内に
ほーら、 ...
パトラッシュ、僕もう疲れたよ。
おんなは
どこへいったのか
ここにいますと
おんなはいう
こまどから
ゆうやけをみて
コンロをともして
さかなをやく
わたしがこの街にやってきてから、もう1年が過ぎようとしています。
未だにこの大都会には目が回ってしまいそうなときがあったりもするのですが、それでも大分慣れたもので、巨大なビルの群れやびかびか光るネオ ...
非定型な雲は生硬な定型でしかない
ぼくを尻目にとりとめがない
ぼくのO市
かのじょのN市
どちらも雲と坂が多い街であるから水っぽい
川が
なにか ...
ぼくは栞になりたかった
図書館の本にそっと挟まったままの
あるいは
だれかが思いをこめて忍ばせた
四つ葉のクローバーに
あるいは
はからずも頁の上に落とされた
乾いた涙の跡に
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
危険なふぐり
花形新次
自由詩
1
12/1/28 7:19
田園の光のそば
吉岡ペペロ
自由詩
1
12/1/28 7:03
天体の住む街
〃
自由詩
1
12/1/28 6:37
blueウインド
梅昆布茶
自由詩
10
12/1/28 4:21
大根が泳いだら
石田とわ
自由詩
8*
12/1/28 2:48
犬猫論争
ゆべし
自由詩
3*
12/1/28 0:40
スケッチブック
絵空
自由詩
0
12/1/28 0:28
雪国
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/1/28 0:28
無題4
吉澤 未来
自由詩
3
12/1/28 0:26
I
優
自由詩
3
12/1/28 0:18
無題3
吉澤 未来
自由詩
2
12/1/27 23:57
エレベーター・アクション
TAT
自由詩
0
12/1/27 23:53
夕辺の愉しみ
たにい
自由詩
2
12/1/27 23:36
美しいものは 賢い&儚い
TAT
短歌
0
12/1/27 23:31
甘いキス
八男(はちお...
自由詩
0
12/1/27 23:29
ぼくらのヒーロー アイパー四方山
salco
散文(批評...
4*
12/1/27 23:24
朝のダイナー
日野
自由詩
1*
12/1/27 23:16
自己憐憫ショウ
ただのみきや
自由詩
5*
12/1/27 22:46
天使たち
梅昆布茶
自由詩
6
12/1/27 22:21
空の果てまで
永乃ゆち
自由詩
5*
12/1/27 22:21
心の有様
eris
自由詩
1*
12/1/27 22:11
答え
永乃ゆち
自由詩
0*
12/1/27 22:09
欲しがった思い
〃
自由詩
3*
12/1/27 22:06
にこにこ
ジュリエット
自由詩
0*
12/1/27 22:03
疑似餌
faik
自由詩
9*
12/1/27 21:29
写真を見てひとことvol.27
花形新次
携帯写真+...
1
12/1/27 21:03
夕焼け
小川 葉
自由詩
4
12/1/27 20:42
帰郷
aria28...
散文(批評...
2
12/1/27 19:59
雲と坂道のデッサン
石川敬大
自由詩
13*
12/1/27 18:16
付箋
はなびーる
自由詩
6*
12/1/27 18:03
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
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3163
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3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
加筆訂正:
電車にて
/
早川翼
[12/1/27 23:42]
少し分かりやすいように修正いたしました。
メランコリア
/
faik
[12/1/27 19:53]
間違えて覚えていた日本語を訂正。
4.12sec.