誰にでも烙印は捺される
火傷の熱さもなく肌を抉られる痛みも覚えず
それはいつも自分には見えない身体の部分が選ばれる
自分には見えなくとも他者にははっきりと見える位置に
転落者とも落後者 ...
やわらかいさとうきびの群れが わきの下でそよぐように
すこし笑わせる なにかの間合いからはじまった
でも 今じゃ ごきげん
ゆるやかな陽射し は ...
11月の珍しい雨
暖かく 枯れ葉は勇み足
駅からの小道
うたを忘れた
鞄の少女は
傘も持たず 泣いていた
両手は鞄でふさがり
ブラウスの肩は
濡れはじめる
錆ついた歩 ...
よわくてつよい
ひまでいそがしい
いきてあいしてたたかっているんだ
ぼくたちは
いきてあいしてたたかっているんだ
某地有人
誰かがどこかで
雪かきされなかった雪が
日陰で凍って
ひ ...
冬夜のアメリカ大使館
湿っぽい澄んだ星空が覗いた
ビル群の明かりのなか
棲息する命たちが星のようだ
星とはなんだろう
唐突に現れる別れのようなものか
それは無限 ...
たださかさまに
ただしいも、まちがいもなく
おちてはうかび
ときに、なのる
もっとたくさん
もっとたくさん、と
くるくる
もうゆるして
まだ、たくさんの ...
南天の実は 何想う
小さな赤い実 何憂う
昨晚 闇夜が長すぎて
ふかづめ しずぎてしまったよ
剥き出しになった指先が
世間に晒され 泣いている
夏に実を結う南天はない ...
雨降りのこと
君はきっと、雨降りだと気分良く過ごせる人だ。昼近くなって目を覚ました君は、雨どいから垂れ落ちる雨の音に安堵する。一日をやり過ごすことには常に理由が求められている、君は眠る前に何度 ...
とんでもないアクシデント
僕はどうしたらいい分からず
ただただ立ち尽くしてた
とんでもないアクシデント
なんとか解決はしたが
僕は心に傷を負った
不意に心を蹴るような痛みが襲う ...
おやすみなさいをゆうために
こんなに遅くまで起きてました。
明日は学校だってゆうのに
遅刻したら怒られるかなあ。
本当はね今日会いたかったです。
...
死にたいと思うことは自然だ。だからこそ、それをとめようとすることが、さらに苦しみを増幅させるのかもしれない。生きていれば良いことがあると誰もが言うが、多くの人間にとって、幸せを手にできる可能性は少 ...
開いた頁に散りばめられた
無数の文字の裏側に
薄っすら浮かぶ誰かの顔が
あなたに何か云おうと、口を開く
机の上に置かれた本は
いつでもじっと待っている
本を開いたあなた ...
どうして私はすぐに
一つの道から
足を踏み外してしまうのだろう
怒れば人と、ぎくしゃくする。
しょげれば言葉の槍が、飛んでくる。
強さと弱さの狭間で私は一体
どんな姿で ...
へやじゅうに散らばるこまかいつぶを一つぶずつ拾いあつめ
へやの
左がわにもっていき
さいごの一つぶを左がわに置いたところで
いちばん左がわの一つぶから
右がわへ
もっていく
死ぬまで ...
詩を書いている人には主に二種類あって、一つは詩という形式に向かって書いている人(難しい言葉を使って「詩らしい」形式を追求している人)、そしてもう一つは社会の通俗的な観念に向かって書いている人(希望を持 ...
僕は存在しないのだ
その事は昔から知っていた
今、それが露わになっただけだ
僕は存在しないのだ
今、誰もいない夜の中
ひとり自慰に耽る僕は敗者の中の敗者・・・
そん ...
あるだけの星をあつめて飾る身をうかべる水は暗く濁って
強くなる光をまともに受け止めてだんだん薄くなる子どもたち
もう起きる時間だろう
眠りの中で身体のどこかがそう告げていた
案の定 暫らく経って携帯が鳴る
わかっているよ でももう少し寝ていたい
「いいんじゃない このままで」誘惑者が甘い声で囁く
...
オレンジスケルトン
示すラッキーA4ホルダー
見かけるたびに胸が高鳴ったんだ
その日、その時の表情を追ったんだ 教室の窓から
ロングヘアー
軽めのブラウン
...
どうしたのだろう
いつの日からか母は新聞で「死」という字に赤く印をするようになった
どうしてだろう
いつの日からか母はそうして新聞社に電話をするようになった
どうかしたのだろうか
そのときの ...
関係に
まだ名もない頃
ただ少しお互いを
気にし合っている
そこから始まったり
それだけで終わったり
恋の卵
焦らずゆっくり
温めていこう
めっちゃ好きなんだけど
知らん顔しているのさ
薄目を開けて見てるのに
好きものなんだけど
黙ってるのさ
珍宝を待ち望んでいるのを
かくすように
君は実は超ど変態
狙いは僕の珍宝
知 ...
たとえば
あなたが
一つの詩を書こうと思い
想像力は創造力と変わり
詩作の情熱があなたを捉え
刀鍛冶が真っ赤に熱した鉄を打つかのように
ひと文字
ひと文字
キーを打ち
一つの詩
一 ...
...
どこまでが重ね合える領域なのか
どこからが立ち入り禁止なのか
気づかないをふりすれば良かったの?
目を閉じても
耳を塞いでも
君にふわりと触れた風は僕に恋しさを運ぶ
だから僕は今 ...
風が吹いたら暖房ひねって
愛犬とコタツでホットチョコレート飲みながら娘の賞状に目を細める
惚れて陥した女を『 ...
花火のようなものを幻視した
こぼれる火花は涙のようだった
熱いはずなのにぼくには涼しかった
そうだ、成熟した孤独を生きてゆくのだ
なにもかもを破壊してしまったよ
ぼく ...
たとえば僕が
宇宙人にさらわれたとして
僕の不在に
気がつかない人は多いだろうが
僕の不在を
嘆く人は片手で充分数えられる
別に怨みごとを言うつもりはない
そんなものだといつも思 ...
ぎゅうどんという
うしはいない
ソーセージという
ぶたもいない
おやこどんという
にわとりの
おやこもいない
わたしという
にんげんも
どこにもいない
...
あたまもない
ほねもない
しっぽもない
コロッケみたいに
なにもない
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白い砂利
HAL
自由詩
2
12/1/27 15:42
カゼエラ
八男(はちお...
自由詩
1
12/1/27 14:38
少女の合計
カンチェルス...
自由詩
3
12/1/27 14:27
某地有人
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
12/1/27 12:56
冬夜
〃
自由詩
1
12/1/27 12:47
さかさま
Ohatu
自由詩
0
12/1/27 12:18
三重奏
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/1/27 9:19
Your sentence
Debby
自由詩
6*
12/1/27 2:49
レンサ
絵空
自由詩
0
12/1/27 2:38
女の子
晝
自由詩
7
12/1/27 2:31
リセットボタンのススメ
番田
自由詩
0+
12/1/27 2:09
机上の本
服部 剛
自由詩
3*
12/1/27 2:06
言葉の槍
〃
自由詩
2*
12/1/27 1:57
月曜日には
はるな
自由詩
11
12/1/27 1:32
詩と運命ーーー最近の詩についてーーー
yamada...
散文(批評...
1
12/1/27 1:24
出生
〃
自由詩
0
12/1/27 1:02
放射
はるな
短歌
2
12/1/27 0:38
朦朧の楽しみ
たにい
自由詩
3
12/1/27 0:33
オレンジスケルトンA4ホルダー
komase...
自由詩
1*
12/1/27 0:29
新聞
アキヨシ
自由詩
3
12/1/26 23:15
恋の卵
次元☆★
自由詩
5*
12/1/26 23:13
欲しいのブラ珍宝
花形新次
自由詩
1*
12/1/26 22:07
それはもっとも根本的な問題なんだ
ただのみきや
自由詩
6*
12/1/26 21:52
恋しとけ乙女
TAT
短歌
0
12/1/26 21:36
領域
文字綴り屋 ...
自由詩
0
12/1/26 21:25
ルパンお前そんな女みてぇな緑色のジャケット着て趣味でも変わっ ...
TAT
自由詩
1
12/1/26 20:59
成熟した孤独
吉岡ペペロ
自由詩
5
12/1/26 20:54
幸福
nonya
自由詩
27*
12/1/26 20:53
動物がいない
小川 葉
自由詩
2
12/1/26 20:37
フィレオフィッシュ
〃
自由詩
0
12/1/26 20:21
3153
3154
3155
3156
3157
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4.06sec.