梅の花を 数えよう
生まれた 花びら達を
目の前に ちりばめて
踏みつけることの ないように
腐臭にかわる その前に
チンチロリンが 聞こえる季節に
肌官房の木々をみて
寒々しい 思 ...
いのちはあの一本の樹と
わたしの間にあります
やわらかく俯くようにあります
夏の庭の青い花が
ゆらゆらと何かを祈っています
太古のことではないこと
だけが確かなことです
大切なの ...
かなしみはとても
饒舌で
惹かれてやまないこの
不思議
かなしみはいつも
隣人で
芝生はあおく
灯はあかく
そっと見上げる夜の月
語る話は
夢しずく
なんのツキすら無 ...
鷹が雀を産んだ
鷹はとっても悲しんだ
鷹は雀をわが子と認められずに
鷹は雀をみなしごにした
雀が鷹から生まれた
雀はそれを知らなかった
雀は親を恋して探して
雀は諦めないままその ...
窓辺にやってきた
小鳥が泣く
さも かなしそうに
おまえもひとりなのかい
世界はこんなにも
広いというのに
庭のとまり木で
小鳥が啼く
さも たのしそうに
うたをおぼえたんだね
...
人のこころは
おそらく丸い
誰かに
支えられなければ
何処かに
転がっていってしまう
ころころこころ
人のこころは
おそらく丸い
どんなに
縛りつけたところで
...
夕方の台所で
君を抱きしめた
つらいことが沢山あったし
他にどうしようも無くて
火にかけたアルミ鍋から
醤油の優しい匂いがただよい
嗅ぎなれ ...
入れ子だよ君は僕のマトリョーシカ
金環蝕キーンカーンキーン
みかづきがぼんやりうすい場所がある
爪工場で働くこびと
海の沖の波の向こうには
一つの孤島があって
そこで妖精達が歌っている・・・
僕が渾身の力を傾けて耳を澄ませば
それは透明な洞窟を通って僅かに僕の耳に届く
人々の耳に聞こえない それは
やが ...
ステージの上で
スポットライトすら浴びて
沈黙ですらなく
空白だった
沈黙は沈黙としてその場を満たす
沈黙はその時、立ち上る煙草の煙を暗喩している
時間よ止まれと、僕は暗闇に命じる
...
先生、お昼からどこか出掛けるんですか
お芝居ですか
お芝居を観にゆくんですか
そとは風が吹いてますね
水っぽいひんやりさが、何かの始まりみたいですね
ぼくも、ちょうど ...
ささくれだった
心は
ささくれごと
捨てるべし
さもなくば
ささくれは
夜毎の宴で
成長つづけ
わたくしは
ささくれの
奴隷に成り果ててしまうだろう
闇に伸びる金鎖
...
ばらばらになった、
時間、
失われた腕は、戻ら
ない、わたしの
死んでいくための
時間、
防腐処理を施されたきみの
死が、狂おしく
咲いて、無が
咲いて、
言葉は
ばっく ...
あなたと話をしなくなって、もう随分経ちます
そちらの街は相変わらず海が見えるようですが、こちらの街もそんなかんじです
最近はなんだか、通学に使っている電車が開発で特急が出来るとか出来ないと ...
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こんな記事を新聞で読んだ
アフリカ・ギニアの森で
野生のチンパンジー11頭に
普通の餌「アブラヤシ」と
普段は手に入らない旨い餌「クーラ」 ...
市街地の道路の隅に
転がる猫の死体
それに群がる鴉たち
餌に有りつけたとばかりに
黒い嘴でひき裂き
死体をむさぼり喰らう
死肉は鴉の胃の腑で
甘美な果実に変わる
狡猾 ...
あの日アリスが時計ウサギに出会わなかったら?
夢の始まりはいつも最高の偶然に広がる
賢い帽子屋
笑わない猫
うなだれたままのトランプ
ハンプティダンプティはゆで卵だった
夢であると ...
あの頃わたしが持っていた
やさしい言葉の群れは
ぜんぶ捨てたよ。
荒ぶる風が窓の外の去年の枯葉を叩き、時化の音がする午前だ、一度眠ったものの起き出して、雛のような言葉を吐き出してしまう必要を感じた、ほんのつい数分前のことだ―こんな夜にはもう絶対に ...
はじめまして。クイーンサラダです。
女王ですよ。クイーン言われてます。
護衛はいません。屈強な女王ですし。
ジャングル生まれ、サラダバー育ち。
すごいですよ。それはもう。マジで。
トング ...
「現代医学的見地に立てば、悟りをひらくというのは、いわゆる統合失調症をはじめとした精神病の状態であると言われております。ですから、僕は、イヤイヤ、この主語はおかしいですね…笑ってしまいますね……、彼は ...
わたしの現実が
白いてぶくろをはめた
ほそい指先によって
整えられてゆく
うつくしく
うつくしく
(シンプルに)
うつくしく
整えられてゆく!
今日もまた
こうしている瞬間でさ ...
重力に逆らって
垂れ下がるオレンジの果肉
そのあまさを
おまえは知らない
震える花びらの下で
そっと亡びてゆく虫けらども
そのみにくさを
おまえは知らない
あの日
お辞儀をした
それも深々と
本当は膝をつき
土下座すらしたかった
あの日
潰してしまい
誰もいなくなった
空っぽの事務所に
お辞儀しかできなかった私
帰る家を失 ...
曇天。呼び出しに答え、すぐに放り出されたあと、ひとりで水族館へいく。
締め切り時間間際にくぐるゲート。入ったあとすぐに、うしろでシャッターが閉まる音。
館内は暗く、ごく控えめな音量で歌詞のない ...
「またあとで」 明日まで
楽しみは 取っておくよ
明日には 明日の日が
素知らぬ顔で 戸惑い招く
楽しかったのは 今ここにいて気づく 今の事しかないんだよ
考えれば いくつも後悔するほど ...
戦い終えた 親愛なるR
苦しみは もう売りさばいて ブラックホールの中に消え
二度と帰って来ない
それでいいのさ
戦い終えた 親愛なる 戦士R
真剣を交える 言葉の投げあ ...
素敵なノートをえらんでひらいて
ひらいてく夜にコトバをひろってつむいでなんにもない
なんにもないデスクは素敵さ
素足が似合う女の子みたいに素敵さ
あふれるEメールが
雲の上のちっぽ ...
恋人の心変わりを感じていた頃、辞表を出してくる社員がいた。
彼らはぼくをひどく傷つけた。
ひとのこころなんて分からないものだ。
思い返してみればそんなそぶりもあった。
そぶりかあ・・・・
人 ...
ねぇ、
聴こえてる?
ソコから
ココまで
どのくらい?
ねぇ、
聴いてくれる?
アノ日も
今日も
同じイチニチで
コチコチ
こちこち
す ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寂色
藤鈴呼
自由詩
2*
12/3/24 16:26
秘訣
もっぷ
自由詩
12
12/3/24 16:00
・・・
〃
自由詩
4
12/3/24 15:56
雀、悔いなく
〃
自由詩
3
12/3/24 15:54
さえずり
そらの珊瑚
自由詩
16*
12/3/24 13:06
ころころこころ
nonya
自由詩
23*
12/3/24 12:01
若さ
草野春心
自由詩
13*
12/3/24 11:39
ほぼ等身大
そらの珊瑚
短歌
10*
12/3/24 11:32
模倣の歌
yamada...
自由詩
2
12/3/24 10:59
空白
rabbit...
自由詩
6
12/3/24 10:40
先生、春のお芝居を、観にゆく
吉岡ペペロ
自由詩
7*
12/3/24 9:41
ささくれ
そらの珊瑚
自由詩
6*
12/3/24 9:12
_
こもん
自由詩
4
12/3/24 8:37
都会
caligr...
自由詩
3
12/3/24 7:37
【 二足歩行 】
泡沫恋歌
自由詩
16*
12/3/24 7:16
【 鴉 — crow — 】
〃
自由詩
8*
12/3/24 7:15
アリス
永乃ゆち
自由詩
1*
12/3/24 5:06
箱の中の女の額の痣の青
青土よし
短歌
6
12/3/24 3:53
ミッドナイト・プラス……?
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
12/3/24 3:50
サラダの女王現る現る
ブルース瀬戸...
自由詩
4*
12/3/24 3:22
弁解(自殺幇助にかんする覚書)
青土よし
自由詩
3*
12/3/24 1:54
復讐(自殺幇助にかんする覚書)
〃
自由詩
1*
12/3/24 1:18
まことに信じがたいイメージ
〃
自由詩
2
12/3/24 1:10
お辞儀
HAL
自由詩
5+*
12/3/24 0:58
まんぼうのこと
はるな
散文(批評...
3
12/3/23 23:58
今日の事
加藤
自由詩
1
12/3/23 23:45
親愛なる R
朝焼彩茜色
自由詩
2*
12/3/23 23:33
ぼくたちはズレてる
フミタケ
自由詩
3
12/3/23 23:12
思い出のなかへ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
16*
12/3/23 21:48
ナミダ ノ アリカ
Sa;
自由詩
3
12/3/23 21:42
3151
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
3162
3163
3164
3165
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
4.73sec.