原寸大のあいを
ゆりかごで揺らす
太陽のひかりを浴びて
おおきく育まれた
栄養素というむすびつき
遠くで誰それが呼んで
名があかく色づいたよう
葉脈を通って
根から吸い ...
眩い 暗い 世界で
僕はひとりぼっち
山鳩は朝を告げるのをやめ
向日葵は俯いている
何を信じればいいのか
自分すら曖昧だというのに
逃げだしてきた丘には
花に集う ...
病室の小さな窓
奈落に引き込む入口
鉛の空が目に溶け込む
裂けゆく毛細血管
白い錠剤が命綱
『タスケテクレ』
思わず呟く祈りの言葉
奈落はぽっかりと口を開け
今か今かと ...
たとえば
の
有効期限は三日間
それをあなたに伝えなかった
戻らないのはそのせいか
あがる温度と
冷える心
自由にも責任ってあるでしょ
八つ当たりしようにも
太陽には届か ...
アビシニアンを飼うことについて想像をしてみる。水を運ぶエチオピア人の踵が、農園のブービートラップに触れる。用水路に落ちた1万円札。それは今朝妻が落としたもので、わが家の家計からは同じだけの損益が発生し ...
巻き込んで
傷つけて
疲れさせて
そうやって背負いこんできたんだな
どっか行くために
歩くのは疲れたから
苦しいから
向こうだけあれば良くなったんだな
どんな道に
どんな ...
透明から
溢れるような
ちいさな恋の始まり
色づく
季節をめぐり
花咲いたあの日
売ったり買ったり
できるものほど
重要ではないかもしれない
売り買いできないものを
やりと ...
…海水浴場へ着くと家族連れはもう帰り支度をはじめていた 。
ほしかったポロシャツにもまだ未練は残っている 。
車で走れば雨雲がついてきて
ぼくの右脳に影をさす
…一瞬すれ違うひとから過 ...
最近は、音楽の授業にスマップの曲が出ていたりすると言うから驚きだ。近々、ミスチルやサザンの曲も教科書に載ったりするのかもしれない。だけど、そんなことは長くは続かないだろう。すべての歌には目的という ...
みんなおやすみ
きょういちにち
散歩していたひとも
友達とすごしたひとも
じぶんの心とすごしたひとも
みんなおやすみ
ぼんやりとした不安や
ちいさな怒りで ...
ぽつりと、世界に取り残されたおれは
静かに目を瞑って世界をつくった
隣には無愛想なきみが、珍しく饒舌で
あア、こんなとききみが隣にいてくれたならおれは
今夜は随分と筋張った月が ...
私のかなしみが
のりうつるなんて
いつわり
ふるえた
ことばは
宙を見ている
拭えない色
息をころし
ここにいるだけの
花になる
衝動は次第に、静かな波のようなものへとそのかたちを変えてゆく、無くなるのではない、そういうものへとかたちを変えるのだ―それがかたちを変えた途端に、多くの人間が無くなったと感じてしまう、失わ ...
いつになったらその時はやってくるの
すべての物事の意味を学べるときは
みんな兵士になって旅立っていった
剣や槍を携えて
争いはいつまで起こるの
理想主義の終わり
でもいつかわかるはず
愚 ...
オッペシで
4
8
...
明けながら坂道を登っていく。右のポッケにはのどぐろの塩焼き。左のポッケには等身大のロブスター。ポケットを叩くと、天皇杯を掲げた男の声掛け事案がひとつ発生する。交代を告げられたブラジル人は、ロッカールー ...
洗濯機が壊れそうです
ガタガタ大きな音をだします
横揺れがはげしいのです
つめこみすぎかもしれません
綺麗に洗いたいのです
今日の汚れなど
あなたの匂いなんて
影ほども残さないで
...
炎天下
運動する馬鹿
させる馬鹿
ポカリ飲むなら
俺の汗飲め
この暑さ
忘れるために
望むのは
巨乳だらけの
水泳大会
「どうしようもない」が「どうしようもない」に
くどくどいちゃもんをつける梅雨
も一人の「どうしようもない」は
冷蔵庫とクーラーを両手に従えて
濁流の中へとんでゆく。
「どうしようもないね ...
愛した人に見捨てられた人、愛された人を見捨てた人は10秒に一人いるかもしれない。飼い主に見捨てられた犬が76秒に一匹、猫が一分43秒に一匹、二酸化炭素または硝酸ストリキニーネまたは塩素スキサメトニウム ...
帰りの車内
会話の隙間
割り込む沈黙
何か話さなきゃ
不器用な話題に
君は笑う いつものように
優しい人だって分かってる
だからこそ不安になる時もある
君が好きだよ
その気持 ...
釜の飯
食ったどころか
俺たちは
同じ袋に
吐いた仲だろう
水泳の
授業は
かったるいけれど
スクール水着に
心躍らせ
夏の
まだ、明確さを持たぬ澱みの真昼
影さえも
薄く
口紅を透かした
眠りの端
私は
暑さの中に境界を忘れて
あなたに
抱かれるのだ
...
羽化するものを
手渡されたことがありますか
「これ、今日の午前中ね」
生物部の男の子がくれた一本の小枝には
冷蔵庫から出したてのサナギキアゲハ
「羽化する瞬間は見たことがない」
い ...
広島と山口を旅した春
26年まえの薄曇りの駅
初めて泊まったビジネスホテル
飲み慣れないスーパードライ
吸い慣れたマイルドセブンライト
深夜番組見つめながら
予定などないあしたをぼんやりと ...
ちいさなフリルの紅が
ちぢれた風に
澄ました顔でゆれている
百日咲いたら散ってゆく
蒸す日差しの
恩師の休むベッドの上
疲れたからだを考えたら
さるすべり ...
少年は飛んで行った
アスファルトの空に向かって
自由が欲しかった この世は生ける監獄
少年が泣き叫んだ時
世界は耳をふさいだ 目を閉ざした
口をつぐんだ そして今
彼が手の届かないとこ ...
赤い雲が青空に溶けていく
さなぎの上に 初めて羽をひろげる鬼ヤンマ
透明な四枚の羽と 複眼に陽が射す
洗濯ものを 外に干す
水辺の近くに立つ 銀の洗濯棒が光を集める
風波をかぶる池の石 ...
客間が、ぶっ壊れた朝昼晩に
私の道標が、感情という名の
どこか哀れな入れ物に
ただ無条件に入れられていく様を見た。
その様を私は
暗いと言ってもいいし
逆に、とても明るいと言ってみても ...
湖底に眠るオルフェウスの首
無数の藻を寝台にして置かれている
目は閉じられ
口は唄うかのように
ほんのかすかに開いている
水がゆらめいて光りさざめく
闇と光が溶け合っている
死と生が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
逃げ水を追って
かんな
自由詩
5*
12/7/16 8:52
眩い・暗い・世界
うずら豆
自由詩
6*
12/7/16 8:28
窓
〃
自由詩
2*
12/7/16 8:27
たとえば太陽
朧月
自由詩
7
12/7/16 8:15
水を運ぶ【ツイート詩002】
シリ・カゲル
自由詩
0
12/7/16 8:08
春
竜門勇気
自由詩
2
12/7/16 7:15
透過するきせつ
かんな
自由詩
4*
12/7/16 4:51
/中断 /
アラガイs
自由詩
4*
12/7/16 4:22
日本人は、観光客
番田
自由詩
2
12/7/16 1:38
みんなおやすみ
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/7/16 1:31
雨とエレヂー
きや
自由詩
1
12/7/16 0:49
麝香
杳
自由詩
2
12/7/16 0:16
ビート(スピード、そして静かな波)
ホロウ・シカ...
自由詩
0
12/7/16 0:08
争いよ終われ
黒髪
自由詩
5*
12/7/15 23:42
鉄火巻
TAT
短歌
0
12/7/15 23:05
告天使の一月【ツイート詩001】
シリ・カゲル
自由詩
0
12/7/15 22:34
洗濯機より
朧月
自由詩
3
12/7/15 22:24
スポーツ短歌22
花形新次
短歌
0
12/7/15 21:48
夏だ!
草野大悟
自由詩
2*
12/7/15 21:09
見捨てられても
阿ト理恵
散文(批評...
2*
12/7/15 21:00
沈黙
1486 1...
自由詩
1
12/7/15 19:13
青春短歌5
花形新次
短歌
0
12/7/15 15:33
蓮のゆめ
オリーヴ
携帯写真+...
5
12/7/15 15:29
羽化するものを
小池房枝
自由詩
9*
12/7/15 14:27
遥か空のした
吉岡ペペロ
携帯写真+...
8
12/7/15 12:54
百日紅の夏
〃
自由詩
6
12/7/15 12:37
アスファルトの向こう側
まーつん
自由詩
10*
12/7/15 10:57
光る影杖
砂木
自由詩
18*
12/7/15 10:53
(ぶっ)壊れた絵日記
yuugao
自由詩
1
12/7/15 9:52
オルフェウスと竪琴
そらの珊瑚
自由詩
8*
12/7/15 9:50
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
2952
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
2969
2970
2971
2972
2973
2974
2975
2976
2977
2978
2979
2980
2981
2982
2983
2984
4.31sec.