nothings
あるいは
母親およびあなたへ

時を開く場合には
目の前に現われる
星座たちの絆をほぐし
新たに繋ぎ変えて
造り直さねばなりません

5000年かけて
出来上が ...
どうせマイナスの価値しかないんだったら
それを徹底すりゃいいのにさ
やっぱり意味があるほうがいいとか
見た目がいいとか
そんな意思がちょっとでも顔を出したら

興醒めじゃねえのかっ!

...
私は今日も人を羨んでいます。
そして同じように
人に苛立ちを感じています。
それは昨日も同じでした。
だからきっと明日も同じになるのでしょう。

そ ...
霧が低く立ち込めている

地平に連なる街並みの輪郭線を
淡い紫が滲ませるように覆っている
その帯状の霧のすぐ上に
なだめるように添うように
葡萄鼠の月が出ている

こころも身体 ...
ピアノ弾くあなたの指を
私はじっと見つめている

ときに優しくときに激しく
流れるように囁くように
指は{ルビ水面=みなも}を
夜の水面をはじいて動く

私のためにだけ{ルビ一夜中 ...
歩いていました

水平線は見えません

とても見たかった水平線は
霧に隠れて 今日は いません

知っていました 本当は

ここは霧の浅瀬
いつもいつもけむっています

...
救急車
乗った途端に
結石の
痛み治まり
隊員にばれる



経験も
ないのに何が
分かるのか
死は残る側の
所有物だ
キラキラ輝く
青や水色のビー玉
両手ですくって
光にかかげる

ビー玉の中は
青や緑や白や赤や
幾重にも色が混ざり
私は無意識に息を止める

これは朝顔ね
これは海藻
そしてこ ...
ひとがどうして可愛いのかということを
ぼんやりと考えてみれば
それはだぶんにおしりというものがあるからだろう
あのおしりというやつが
絶妙な形を持ってして
「やすんでいいよ」
などと言うも ...
♥..。―*㉨。:*ฺ+。♡ღ :♥☺
☆ ♦▶Oa♥♥゜; & ...
すきとおるがからまりあがりゆくのです 私はここに存在している
どんな時も
あなたが頁をめくれば

私はここに存在している
あなたが笑っている時もあなたが泣いている時も
私は笑っているあなたを泣いているあなたをここから見ている
...
暗号と暗号との暗号は、暗号に暗号のあるものだったのか。
暗号から暗号された暗号を見て、暗号は暗号であると思い、暗号した。
つまり、暗号が暗号する時に、暗号の暗号らしさは暗号され、暗号する。
暗号 ...
いやな唄


あさ八時
ゆうべの夢が
電車のドアにすべりこみ
ぼくらに歌ういやな唄
「ねむたいか おい ねむたいか
眠りたいのか たくないか」
ああいやだ おおいやだ
眠りたくても ...
栗の木

そのとき
ジョージ・オーエルの『一九八四年』を読んだばかりの彼女が云った
「お店の名前は栗の木がいいわ」
ぼくはグレアム・グリーンのスパイ小説『密使』に夢中になっていた
 「いや ...
愛蔵された内臓

視界の端に捉えた死海の嵐

これらに笛を吹きつつ

解決する領土問題

売りに出された仔猫の心臓

入札者は誰?

肋骨の隙間からのぞいている小さな国

...
20代だった若者が、40代になり、50代になって、色々なことに好奇心を失っていくとき、どんなことを考えるのだろう。仕事にしたって、プロセスの問題であることに気づいて、魅力に思えることを失っていくも ... 8月の夜が湿気に

汚れては波止場で吠える

中華街から

仕事に出掛ける女姿

触れたのは埃かぶった

アロエのぐんせい植木鉢


ピアノの連弾

サックスの軽快

...
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい

いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね

そう ...
車窓にうつるのは

素っ頓狂なぼくの顔だった

見つめていると

悲しそうな顔になっていった

町明かりが点々としている

みんなきょうは楽しかったのか

みんななんか成長でき ...
トドが河で泳いでいた
重い体を持ち上げながら、岸に上がった
首をあげて
天を仰いで
泣いている
トドは鹿の足を失った
トドは鹿の首を失った
トドは鹿の角を失った
トドは鹿の肢体を失い
...
血管をなぞっていったら
おそらくあなたにたどり着くでしょう
田舎行きの鈍行を三回乗り換えて
きっとあなたにたどりつくでしょう
あの浅黒くって日に焼けた
ごつごつしてたあの手の甲に
ぼくは与えない
ぼくは奪わない

ぼくは信じない
ぼくは愛さない

ぼくは吠えない
ぼくは喋らない

ぼくは嘆かない
ぼくは喜ばない

ぼくは笑わない
ぼくは涙しない

...
逃走と讃美 内側から崩壊する冷泉
機微に触れる没食子 裸体から剥離する
望遠レンズ 深夜にまたたいて
また崩壊する源泉 闘争と酸鼻

図像より言葉で あるいは象徴よりイメージで
その長い闘 ...
  夜半、
  食器棚の中に
  銀色の双眸を宿した
  生温い女がはいっていて
  その白い吐息は
  ガラスの扉を曇らせていた



  他にはいっていたのは
  腐っ ...
  あなたの狭い部屋の
  ヤニ臭いキスと
  ヤニ臭い枕
  抱きしめられるたび
  ごんごんと揺れる古いギター



  それは嫌い
  私のしかめ面に
  気づかない ...
新しい彼女と君が登ってるスカイツリーが胸を突き刺す 大学ノートの残り枚数から現実化する七月。缶コーラの飲み口からオレンジ色の液体を滴らせて、校庭から空へと引かれた石灰をコンバースで無造作に踏みにじっていく。もう草むしりをしないから、校庭の隅から雑草があ ... 心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ...
フラッシュが








来る確率は














二分の一だ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
nothings和田カマリ自由詩1*12/7/26 18:22
脱水猩々 〜熱中症のオランウータン〜花形新次自由詩012/7/26 17:49
ある程度必死に生きているので中山 マキ自由詩112/7/26 17:41
葡萄鼠の月ルナク自由詩212/7/26 17:18
小夜曲自由詩612/7/26 17:12
霧の浅瀬自由詩512/7/26 17:00
担架・啖呵・短歌1花形新次短歌012/7/26 14:47
ミツバチ自由詩812/7/26 14:27
おしり水玉自由詩412/7/26 14:23
◡ლ(╹ლ ...反現代死自由詩3*12/7/26 13:22
つる阿ト理恵携帯写真+...7*12/7/26 12:09
一陣の風yamada...自由詩712/7/26 10:05
灰色の窓から覗き見る少年が夜に眠る青土よし自由詩112/7/26 6:57
岩田宏詩集 現代詩文庫を読む葉leaf散文(批評...612/7/26 6:01
続・田村隆一詩集 現代詩文庫を読む散文(批評...5+*12/7/26 5:52
心臓の領地高原漣自由詩0+*12/7/26 3:06
夢のクオリティ番田 自由詩012/7/26 1:58
8月の波止場吉岡ペペロ自由詩412/7/26 1:04
そらにあう梅昆布茶自由詩1912/7/26 0:19
車窓吉岡ペペロ自由詩412/7/25 23:55
悲しいトド灘 修二自由詩1*12/7/25 23:48
無代水玉自由詩4*12/7/25 23:16
仮面HAL自由詩4*12/7/25 23:10
生き物たちの墓場瀬崎 虎彦自由詩112/7/25 22:35
生温い女草野春心自由詩812/7/25 22:29
Love And Hate自由詩412/7/25 22:27
「スカイツリー(塔)」 短歌de胸キュン北大路京介短歌7*12/7/25 22:24
現実化する七月【ツイート詩008】シリ・カゲル自由詩012/7/25 22:11
心灯火散り花火永乃ゆち自由詩14*12/7/25 21:41
ポーカー於604号コープ三浦(青メダル一枚七千円)TAT短歌012/7/25 20:31

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加筆訂正:
一虚一実/遠心力/茶殻[12/7/25 22:19]
7/25 少し改訂
4.41sec.