押入れにすわっていると
何も入れたくなくなる

だいじなもの
だいじなひと
すべてはもっていけない
しあわせがある
トイレに残ったペーパーを
見送る


おわりも
はじまりも
...
君はいつも駄々をこねる
(だから僕は怒る)

君はいつも悪ふざけする
(だから僕は嘆く)

君はいつも花を枯らす
(だから僕は悲しむ)

でも
君はいつも僕の傍にいる
(だから僕 ...
踊ろう
踊ろうよ

真っ青な空の下
呑気に浮かぶ雲

踊ろう
踊ろうよ

僕らには
それしかない

たとえ
偽物の空であっても
夏帽子海辺に白い帆を浮かべ旅に出ようか光ある場所


明日さえ忘れて青い珊瑚礁こえて行き着く島があるなら


迫りゆくたそがれのブルー口寄せる君の目にある海のはるかな


胸の火を灯 ...
その道の先

途切れた先に海があり
海を覆って空がある
空のなかには窓があり
窓のなかには月がある

その月の先の暗闇に
えも言われぬ雨が降る

二つを分けた雨雲の
そのまた先に ...
「虹の詩」
                 木の若芽

   1

虹の線路を敷いていく歌声が
高らかに私の口から響き渡っていく

旧型列車は私を扉の外のタラップにすわらせて
家並 ...
あなたに感謝状を差し上げましょう

ありがとう!

宝石のような言葉で
私を輝かせてくれる
あなたは素敵なペテン師さん

ありがとう!

負けず嫌いな私は
いつも敵を作ってしまう ...
「胸に映る景色」
           木の若芽


近所の犬の吠える声
まだやんちゃな子犬だろう
だけどきっとすぐ大きく強くなる
毎朝太陽に向かって吠えているから


鳩の群れが ...
気づくと
無意識に祈っている

例えば
エンドレステープのように流れる
交通事故のニュースを見れば
家族の交通安全を祈り
遠い国で
爆撃によって命を落とす人がいるニュースを見れば
平 ...
ハイウェイを飛ばして
地平線の向こうへ行こうって
ストロベリージャムの香りがする
彼女は突然に車を買った

エンジンをふかして
夜が明けてしまう前に旅立とうって
ストロベリージャムの香り ...
{画像=120921223131.jpg}


遠くに星が見えているように
人には遠く目指すものがあるのだと
その男は言った
目は漆黒の闇の奥の奥の
遠い輝きを見詰めていた



...
中速 4時間タイマーで
ぐるぐる回っている扇風機に 話しかけて みた

扇風機よ

ただ 回っていないで
一つ歌でも うたってみたらどうだ



首を縦に振った


...
ここがセンタ

底抜けの青

森の色した舌を抜き
口のあるかたまりに食べさせる
らーーーーーーーって笑っている
魂あるいは
原子



ラヴ



手の中で数 ...
登りきれなかったエレベーターを空から眺めては
帰りきれない胸の巣穴に染みだしてくる虹灰色したシナプスネオン
躊躇いながらひたすら歩いた街の夕暮れ
恋人たちの肩を揺らすショーウインドウ/ ...
もう一度



もう二度と



一体どちらが



罪深いだろう



愛に後先などなく



後悔に未来などない



けれども幾つかの煌めきを
...
柔らかい言葉は聞き飽きた


辛辣な愛の言葉を星空の果てまで届けておくれ


激しさだけで抱き合った真夜中の赤い部屋


星が上から下へ流れていく様子を見ながら


君 ...
かくしているようであるが、全くかくれていない。
わたしたちは穴ぼこだらけである。
穴ぼこの中にあまいだけのキャンディをかくし、穴ぼこそのものをかくし、つるんとした、瀬戸物のかおをして、作られたもの ...
霧の深い夜が沈む僕を抱いていた
月は狂いそうに
白く美しいままだ
君は濡れた世界を
碧く淑やかな瞳で燃やしていた

鳥達も眠りについたばかり
誰も知らない僕等の夜だ
月は暫く眼を伏せる ...
お風呂から出て冷たいハト麦茶を飲んだら

一緒に冷蔵庫にあった昨日の味噌汁

明日まではもつまい

だからおたまですする

いつかの映画で囲炉裏に吊るされた鍋から

木のへらで貪る ...
今日も街は動いている
人が同じように同じ橋を渡っていく
彼らの行くその道こそが一番正しいのだろう
昨日までバカにしていたアイドルも
今日では国民的アイドルとなっている
昨日のことなど振り ...
毎晩
息をふきかえす恋情の手をにぎって
墓場へつれていく

そうして
同じようにして来たあなたと
抱き合ってから
墓を掘り返し
うめる
説明のつく気持ばかりをあつめて評価しようとしている。

きのうと今日はいろいろなことを台風のせいにした。
夕食の準備しなかったのも、本が読み進められなかったのも、洗濯も掃除もろくにしないで線 ...
晴れてるわけじゃないのに、文通の終わらせかたをしらない女の子のことを、友達のひとりがまぶしいって顔で座薬とよんだら、女の子と文通をはじめて三年が経っていた、突き出た頬骨にできるニキビを潰すように ... 原風景は黄金に実った稲穂が
風に揺れて波立つというものだった
背丈のままの記憶のままに
そのことを思い出したのは

ずいぶんと移ろったのちのことで
恋しがってもすでにそれがどこで
のこと ...
床に虹が映っていた

それを掌に載せてみた

手相にまで入り込んで

虹は暴れるようだった


掌に虹が映っていた


それを床に戻してみた

吹けば飛ぶような模様

虹は静かに映っていた

床に虹が ...
トルーマン・カポーティは《冷血》を書き
大岡昇平は《事件》を書き
そして沢木耕太郎は《テロルの決算》を書いた

そこに流れつづけているのは
なぜひとはひとを殺すのかを
我等に問う厳しい難問 ...
私に青が混じっているなら
何色でもいい
それは
荒れ狂う夜の海だったか
静かすぎる夜空だったか
それだけ
教えてくれよ



本当は水をよく含んでいたことくらい
あなたにもよ ...
這い上がって
くるみたいな
あの感じ

背骨を
震えが

そういうのは
なくなった
もうなくなってしまった

終わることのない音楽に
うつくしい
という名を付ける
その衝動 ...
きっと あなたと わたしを
間違えたのでは なく

だれかに 語りかけるように
わたしに 問いかけるように
あなたに 見てもらうように

紡いだ 言葉たちの上を
ソリが 駆け廻る
...
眠りよ覚めよ
光は炎の中
静かに舞っているだけだ
魂よ砕けよ
そして最後の光芒を我に与えよ

俺には宿命を持たぬ芸術家気取りが
ただの馬鹿にしか見えぬ裸眼の持ち主だが
ソウルはとっくに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
引越しと帰り道昼寝ヒルズ自由詩612/9/20 14:40
いつものことうずら豆自由詩1*12/9/20 14:36
Let's Dance自由詩2*12/9/20 14:35
シアンの心石瀬琳々短歌4*12/9/20 13:45
犬と鳥……とある蛙自由詩14*12/9/20 12:25
虹の詩木の若芽自由詩112/9/20 9:59
【 感謝状 】泡沫恋歌自由詩11*12/9/20 9:58
胸に映る景色木の若芽自由詩312/9/20 9:50
みたまにそらの珊瑚自由詩17*12/9/20 9:15
ユーズドカーв+в自由詩1*12/9/20 8:13
遠くに見えるもの / わたしはいつまでも分らないのだったbeebee自由詩28*12/9/20 7:43
夏ばてぎへいじ自由詩5*12/9/20 6:27
チルドレン平井容子自由詩1012/9/20 4:24
XYZ…アラガイs自由詩7*12/9/20 4:20
もう一度、もう二度と。永乃ゆち自由詩4*12/9/20 3:17
星空の果て自由詩3*12/9/20 3:06
穴ぼこかなりや自由詩112/9/20 3:05
僕の夜智鶴自由詩412/9/20 2:47
冷たい味噌汁灰泥軽茶自由詩8*12/9/20 2:45
あなただけには勝って欲しい番田 自由詩312/9/20 1:56
うめるはるな自由詩512/9/20 0:45
台風のせい散文(批評...212/9/20 0:24
習/光と熱。力と音。ズー自由詩3*12/9/19 23:40
原風景もっぷ自由詩512/9/19 23:25
掌の虹吉岡ペペロ携帯写真+...712/9/19 23:08
ノンフィクションHAL自由詩2*12/9/19 22:49
ノクターンマーブル自由詩6*12/9/19 22:00
喪失大覚アキラ自由詩3*12/9/19 21:39
小判せんべい藤鈴呼自由詩3*12/9/19 21:01
言葉を忘れた詩人yamada...自由詩112/9/19 18:54

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