この世でいちばん無用なものはなにかというとじぶんなのだが
それでは書き手がいなくなってしまうので
とりあえず駄文を綴れるうちは生かしておこう

いつも思うのだがじぶんを生存的に維持するだけなら ...
ここへおいで、と貴方は言った
そこに居てね、と私は祈った
あそこに行くの、と貴方は死んだ
どこに行くの、と私は泣いた
川面を見つめていた
この色彩の中にいる魚の姿を思い浮かべていた
風が吹いた
夜が来るまでの時はまだあるのかもしれない


今の仕事は 続かない
だけど やめはしなくても
他の仕事は ...
なんて
聞いたことが無いけど

情景が思い浮かびます

今 窓の外では
かえるの鳴き声がうるさいくらいに

田んぼに囲まれた土地柄なので
当たり前のことですが

月が見え隠れする ...
時計塔

街にはとてもとても大きな 時計塔があった
それは街のどこに居ても 見えるくらいノッポだった
今日も大きな鐘の音が 時間通り町中に響き渡る
誰もが愛すその音が 彼女は大嫌いだった
...
空に伸びる歩道

それは眩暈と痛みの序章

まるでドブ溝ノヨウナ

都会の底には

血潮の色をした泥が沈殿していて

真っ黒な魚が羽ばたいて

波が届く 阿呆 阿呆 ...
雨いくつか
ふりそそぐなかで
思いだしている

傘をさすのをあきらめて
抱きあった

抱きあえば
しんまで濡れて

雨ふるふる
あきらめる

いまごろどこかで
かわいて ...
財布とケータイだけ携えて、ひとり
夜道をドライブする
行く当てもなく、本屋にたどりつき
駐車料金と550円を支払って
本屋をはしごする、ひとり
夜道をドライブする
行き先どおりに、本屋にた ...
... 彼女がひと泣きするごとに
季節を担う歯車は
輪転の速度を速めてゆく

染まりきれない紫陽花は
彼女が涙を流すたび
移り気なほどに装いを替え
まだ蕾を持たぬ向日葵は
満開の太陽に憧れて
...
毎日はどこまでも続く微熱のテンション。きのうのじぶんを殺しながらめざめた。散文の日々。ネジを閉める穴が空いていた。見せびらかすように、太陽で暖まる前のコンクリの上を急いだ。

...
まるちん・るったー
ヴィッテンベルクで思索の散策中
村の娘をやっちゃった
長いおくれ毛、まあるいお尻
めくれ上がった唇が
まるちん・るったー 
そそったと

まるちん・るったー
女子 ...
崖のしたに絶望がよこたわり

覗きみる誘惑に息を止めて一瞥をおくる

鋭い嘴が視界を横切り底無しの暗がりへまっすぐ降下する

わたしは両足を地面につっぱたまま 後ろ髪を引かれた
...
じいさんの
投げた入歯が
旋回し
ポリグリップの
待つ口腔へ





再稼働
反対派への
対抗に
坂口呼んで
アトミックドロップ
理由も教えてくれないし

わたしはまた泣いてしまうよ


つまらない嫉妬につまらない束縛

そんなの今さら流行らない。


こんなくだらないことで、

わたしはもっと強 ...
雨のあとが

ヘッドライトに黄色くなって

たぶん労りのこころを照らしている


ワイパーが運動している

ゼロに戻ろう

この空虚に

茫然としつつ

雨の横断歩道を見 ...
市民プールに雪が降る
ハムを食べ過ぎたと言って
嘔吐しているうちに
友達の一人は
立派な大人になった
紙のような声で鳴く鳥が
夜明けのある方へと飛ぶ
その頃になると
すべては塩辛く ...
階段をあがってゆく

雲への階段を

水色ののぞく階段を

死んだように生きている

生きているはずなのに死んでいる


大海原のいちめんに

ひかりが刺さっている

太 ...
ところどころ淀んでいる、日々のあわいに
用意された長椅子に座ると、
世界が淘汰されていく
眼前には池があり、蓮が眠っている


見たことのない男が隣に座り、
見たことのない水母の話を続け ...
別れの朝
男に眉カットをせがんだ

手先の器用な男は
小さなハサミで
体をまげて
カットしてゆく

接近した顔に
息がかかる

ほらできた

すっきりとした眉

ありがと ...
オルガンを
小さくして
香りつけて
戸棚にならべてひとり暮らし


古いノート
描きかけてた
歳とった君
遠くにふざけてトカゲの僕


わかるんだってさ


丸い部屋に
...
これはデジタルカメラが普及する前、
今からもう15年くらい前のことなんですけど、

東京に住んでるある男性、仮にA君としますけど、
そのA君、彼は当時大学生だったんですけどね、彼に新しい彼女が ...
(へんだな、なんだかミシミシするぞ。地震かな)
3/11で乏しい詩才はふっとんだ
ちぇるのぶいり後に、貧乏なのに40万をつぎ込んで東電株主になって
脱原発株主運動に参加して、危惧表明し続けていた ...
きみが
いった

ああ 
それがこれなんだよ 
って
って
って
みせた


                    赤


りょううでを
ひらいた
せつなに
し ...
ロケットは飛び立った
ぼくは母に手を振りサヨナラを告げた

宇宙からぼくは
丸く青い夢にまで見た地球の姿に歓喜して
月や火星を探検した
月にはウサギがいたし
火星にはタコみたいな生き ...
燃えさかるマグマのような野心や計画とか
突沸寸前の邪な恋情とか
転倒確実の無意味な全力疾走とか
お前の気を惹くだけの 残り火が
この身にまだ
あるのか無いのか

でも
体当たりすればな ...
誰かをうらやんでも
みごとな人にあこがれても
自分にあるのは自分の手足だ
最も信じるべきは自分であること
本を読むのが遅くたって
声域が狭くたって
近眼だって
お金をなくし ...
毎日毎日
同じところをぐるぐるまわりつづけて
何を期待しているのか
中学生になったばかりの子供のほうが
自分の現実を直視してるぜ
天体のめぐりのように
あの人生やこの人生が
...
泡立つ泡を白々と太陽が照らす
疑いはじめがさらす願いの半端
胸にくすぶりつづける感情に
振り上げる拳もなく
張り上げる声もなく
ただひたすら穴をあけつづけて抜け殻になったぬいぐるみ ...
セルカンの本当の業績とは何だったのだろう
誰にでもわかる嘘をつく背後に
宇宙エレベーター


ニコラ・テスラの世界システムで
胎動する電磁波の振動に揺られて
血みどろの電流戦争


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
いきる(脳力)梅昆布茶自由詩1412/7/1 3:59
こそあど別れ梨玖自由詩012/7/1 2:48
赤、青、黄色番田 自由詩212/7/1 2:15
古池や蛙飛び込む水の音ちゃむ自由詩312/7/1 1:06
時計塔itukam...自由詩012/7/1 0:15
City of chaosドクダミ五十...自由詩112/7/1 0:03
雨かわくはるな自由詩612/6/30 23:43
夜道中川達矢自由詩312/6/30 23:21
なんだ顔だけかTAT短歌012/6/30 22:49
六月の泣き女明楽自由詩3*12/6/30 22:39
サウンドトラックねことら自由詩4+12/6/30 22:35
検証 淫らはマグダラか馬鹿野郎salco自由詩6*12/6/30 22:10
雛鳥takano自由詩0*12/6/30 21:46
スポーツ短歌10花形新次短歌012/6/30 21:27
自由詩312/6/30 20:22
雨の横断歩道吉岡ペペロ自由詩412/6/30 19:43
夜明けたもつ自由詩412/6/30 19:35
海の階段吉岡ペペロ自由詩212/6/30 18:53
混沌望月 ゆき自由詩6*12/6/30 16:53
眉カット森の猫自由詩8*12/6/30 16:33
サーチライトkawa自由詩112/6/30 15:52
二重写しだるま自由詩112/6/30 15:01
再稼働反対に20万人Guy=11...自由詩112/6/30 14:47
ひらく佐藤伊織自由詩212/6/30 14:35
ロケット自由詩212/6/30 13:33
火取り蛾夏緑林自由詩012/6/30 13:23
DanceDanceDanceフミタケ自由詩012/6/30 12:25
香水のようなもの自由詩112/6/30 11:56
忘れたいのに思い出せない自由詩012/6/30 11:56
Dear セルカン佐藤伊織自由詩212/6/30 11:03

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