コオロギの鳴くや神無の二日なり秋風ぞ吹く融の里に
天高し薄きブルーの彼方より秋の風吹くひくき丘の辺
こんなふうに甘い曇りの日には
痩せた烏賊が空で迷子になる
びっちりしたネオンの前で驚いてしまったら
うちへおいで
どこへも行かないから
つよいひとより
よわいひとのほうが
たくさんくるしむような
きがします
だから
よわいひとのほうが
ひとのかなしみを
よりふかく ...
眠るときはまるくなる
骨を抜いたイカのように
立派な毛皮に包まれた
ただの肉塊になる
目の玉はビー玉
なにを映すかはまだ決めてない
占いはできないけど明日はみえる
今日と似ていて少し ...
きみと最後に観た十五夜は
もうどのくらい前だったのだろうか
きみは教えてくれた
中秋の名月はもともと中国から
伝来したものだと
ぼくはそれは知っているよときみに答えた
じゃ十三夜は ...
飛び立った鳥の行方を捜してる 夜に焦がれて夜に怯えて
いつだって夜は味方じゃなかったし別れの電話も覚悟してたし
アイドルと政治家が並ぶ深夜枠誰も嘘つき誰も正直
真夜中のテレショ ...
治りかけの小さな傷は
ちょっと痒くなる
我慢できなくなって
その周りをおそるおそる掻いてみたりして
治ってしまえば
こんな小さな傷のことなど
きれいさっぱり忘れてしまうだろうに
...
旅路は
良いとか
悪いとか
いうものではなく
ただある
というだけ
来し方でも
行く末でも
なく
今がある
というだけ
私は生きる
...
この前山の道で見かけたカラスの死体は
ポトリと落ちていて
なんだかとても温かくて幸せそうな死体であった
私はカラスを不吉や気味が悪いというよりは
小生意気な賢い奴であり
...
なんでもない詩人たちがけっこう好きなのです
ごく私的でもよいのです
ときに詩的でさえなくとも
ぼくのちっぽけな世界をあたためてくれる
ひとひらの言葉たちがたぶん
ぼくがなんとなくたいせつ ...
寝ます
やさぐれた溶液中の異分子の半透膜越し無垢への憧れ
直下型で僕を揺らすものってきみいがいはこの世にいないよね
骨格って素敵なトロピカルドレスの隙間からのぞく吐息さ
不定愁訴を身にまとい ...
信号機が一つ増えただけだった
それが妙に腹立たしくて
この道を使うわたしはエゴイスト
狭い
直角に曲がることの
繰り返し 運転は苦手
3つ目の突き当たりで気 ...
ボーダー色の帽子をかぶって
空との距離を遠くする
この頭
ぼさぼさのぼさぼさ
そのリズムのなかで
ふくれる黒髪が
つぎつぎにつぎつぎと
はえ、はえ、はえ
はい、いま、引用しました
し ...
僕の前に
道はない
僕の後ろにも
道などできない
たどたどしい足跡が
泥んこの中
消されていく
生きた証しを
残したいとは
おごりおおい
自己顕示の欲
なにも ...
眠れない夜にはふらり
外に出てあてなく歩く
優しくて淋しげな
秋の夜の風の涼しさ
虫の音が
まあいいじゃん
と囁いているようだ
ふと目を閉じて
...
ネットで遠いってどこだろうね
豆つくって歩かないでいい
地下鉄の出口を探さなくていい
バス停の地図をみなくていい
ホームまでいそいでいかなくていい
ひとさし指がとまる
最後のキーが ...
そろそろ悲しくなってきて
隣の世界へ行きたいのに小銭しか持っていなかった
ホームに張り巡らされた電飾からは
コンビニで手に入る情報しかなかったのだが
それだけでなんとなく満ち足りるような気 ...
天井にあけた穴から美女めがけ糸伝いに精液垂らした
返信! しづらい!
お前からのメールの前で俺は立ち往生する
返信! しなきゃいけないのに
返信! してお前を助けなきゃいけないのに
俺はメールが打てない お前を助ける有効な対策が打てない
お ...
{引用=上野なる動物園にかささぎは肉食ひゐたりくれなゐの肉を(齋藤茂吉『赤光』)}
生きるとは命をいただくことだけど罪深くても長寿でいたい
「必要な部位のみクローニングせよ」カーツワイルの博愛 ...
バスタブに水を張って
女の手のひらを投げこむ
まだ、
切り落とされたばかりの
まるい骨ののぞく
その切りくちにも似た
鮮やかな真夜中
...
無呼吸を確かめようとする俺に濡らした和紙を用意する妻
蒼い光りに照らされてさまよう
帰る場所のない人たち
一様におし黙って
立ちならぶ電柱の合間を
ぼんやりした駅のホームを
一定の歩調で脚をひきずるように
歩く
...
寝言では国家機密をペラペラと
虫籠にくっきりとしたデスマスク
最新のマッサージチェアに住職
隣には一夫多妻の家族住むうちは君さえ元気なら良い
読みかけの本の
開いたページのすぐ横に
わたしを置き忘れてしまった
駅に着く頃
あ、しまったと気付くが
頭はどうしてもあの電車に乗りたがる
今日は座れた
昨日は座れなかったからね
...
泣きたいだけ泣きなさい
涙はそのためにあるんだから
ひとりで泣いても佳いし
だれかの胸で泣いても佳いから
それは弱いことではないし
情けないことでもないから
意地なんて張ること ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
融の里
生田 稔
短歌
2
12/10/3 14:48
どこへも行かない
はるな
自由詩
6
12/10/3 12:38
つよいひと よわいひと
多紀
自由詩
6*
12/10/3 12:32
模様
アルビノ
自由詩
8*
12/10/3 10:24
片見月
HAL
自由詩
11*
12/10/3 10:12
夜(或いは希望或いは絶望)
永乃ゆち
短歌
3*
12/10/3 9:53
メモワール
そらの珊瑚
自由詩
33*
12/10/3 8:11
存在
三田九郎
自由詩
1
12/10/3 6:45
カラスの死体
灰泥軽茶
自由詩
9*
12/10/3 5:17
所属しないうた
梅昆布茶
自由詩
28+
12/10/3 3:23
_
番田
自由詩
1+
12/10/3 2:35
浸透圧の恋
梅昆布茶
短歌
3
12/10/3 2:03
サングラスのキューピット
芦沢 恵
自由詩
24+*
12/10/3 1:49
ぼうし
中川達矢
自由詩
4
12/10/3 0:31
不確かな一人称
シホ.N
自由詩
3
12/10/2 23:58
溶ける
三田九郎
自由詩
4
12/10/2 23:28
箱の中の距離
朧月
自由詩
3
12/10/2 22:22
トロピコまで
カマキリ
自由詩
3
12/10/2 22:08
江戸川短歌1
花形新次
短歌
0+
12/10/2 21:44
へんしんしづらい
新守山ダダマ
自由詩
13
12/10/2 21:33
くれなゐの肉を
吉岡孝次
短歌
0
12/10/2 21:00
バスタブ
草野春心
自由詩
5
12/10/2 20:55
愛妻短歌1
花形新次
短歌
3
12/10/2 20:52
唱えよその心鳴を
高原漣
自由詩
1*
12/10/2 20:33
国家機密
北大路京介
川柳
3
12/10/2 20:16
虫籠
〃
俳句
1
12/10/2 20:14
最新のマッサージチェアに住職
〃
自由詩
3
12/10/2 20:14
隣
〃
短歌
3
12/10/2 20:12
ギブ・ミー・シェルター
テシノ
自由詩
4
12/10/2 19:52
自分で自分を支え切れなくなったときは
HAL
自由詩
4*
12/10/2 17:33
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
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2970
2971
2972
2973
2974
2975
2976
2977
2978
2979
2980
2981
2982
2983
2984
2985
2986
2987
2988
2989
2990
2991
2992
2993
2994
2995
2996
2997
2998
2999
3000
4.72sec.