落下する一滴の体液
足下に舗装された道が広がる。
一滴の体液は一滴の水ですらなく
足下を潤すことはない
アスファルトに吸収されることもなく
側溝に流れる粘り気のある体液
全て虚 ...
休暇明二重まぶたになっている
タイガーの
マスクにばかり
気がいって
赤いパンツじゃ
間抜けだろって
矢吹くん
が好きなのよって
コクられて
ホセが待つのに
トランクス下ろす
盗難車の屋根をぶったぎって
オープンカーにし
日本刀を持って
思いついたままに
都市を
移動する
すべての欲求と気まぐれを 具体化する
アウトサイダーたちのルールを破り
...
朝
かまきり が袖を引く
貧弱な鎌をカフスに突き立て
出勤する私を引き留める
そんな鎌じゃ 草も刈れまい
まして人間なんて 狩るもんじゃあ ないよ
生地がいたむから
その鎌 どけておく ...
十五歳のころ、文学なんてものは、自分には関係のない分野だと思っていた。
当時、遠藤周作というカソリックを信仰する流行作家が活躍していて、テレビのコマーシャルなどにも出演していた。彼は小説の他に、 ...
丸みを帯びた 秋の空に
猫のヒゲも丸みを描く
床に伏せて そのまま 目やにをつける
区切れない流れる 耳鳴りではない 時の音に
丸みを帯びて 天へ還ってゆく秋の空
ふきだし ...
真夜中
娘の背中をさすりながら
ただ一心に祈る
他に何も要らない
何も要らないから
ただこの子の咳を治して下さい
今この瞬間にも
地球上のどこかで
同じように子を抱きながら
...
守るとか
守られるとかで
くくれないよ 命
うまれて
いきさせてもらって
たがいにみんな
認めたいね
今はいつ?
ながいながいときの
いっしゅん
だいじなじかん
自分の幸せは自分で決める
ほかのだれも決められない
わたしはわたしの幸せを自分で決める
だれもわたしを不幸にできない
わたしの心はわたしが治める
この世の政治家のようにはならない
...
この世界にある全ての喜びを集めても
このキャンバスはその色を変えることはありません・・・
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ここにはオークの死体がある
あさましいケ ...
誰かが死んでいて
わたしたちは抱き合っている
朝
誰かは必ず死んでいて
痛いまま
泥へ促される
わたしは抗わず
誰の手もつめたくない
忘れものを忘れたまま
延々とあかるい ...
虚無に振れるとそれはまぼろしとなり
ひととの繋がりを
ただひとつの解のように抱きしめるのだった
そんな心癖は小六の頃からで
中一、中ニ、中三と、ぼくの人生は暗かった
胸にはずっと痺れがあって ...
たぶん無意味だから
働くのも 最低限にして
詩を書くのはやめにすることにした
考える時間を持とうと思う
君のひざまくら震えていた
知らないフリをした
頬に一滴零れ落ちた君の涙
知らないフリなんて出来なかった
いつもは君に甘えてばかりだけど
ただ、ただ力強く抱きしめた
頑張ってる君 ...
{画像=120911010820.jpg}
ベランダから花火に興じる親子が見えた
遠くで見る花火は寂しい
家族で花火をすると必ず
兄弟で取り合いになる花火があった
必ず最後に ...
かっこつけるなよ
近道が知りたいだけだろ
かっこつけるなよ
身体が欲しいだけだろ
楽して生きていたいんだ
泥をかぶるのは御免だ
ババを引くなんていやだ
若いままでいたいんだ
責 ...
星の街で
包むものを探して歩いている
いつからか
それはお金で買えると知った
ぼくらは生まれる前
水の街にいた
そして、包まれていた
その記憶を取り戻すために
服や鞄や帽子をまとい
...
泣きたくたって泣かない
笑いたくもないのに笑う
言いたくもないことを言い
言いたいことは言わずにいる
その哀しみから逃れるために
僕らは今夜、旅に出る
言葉なんかい ...
会社での10時休暇は10分間なのだが 実際座って毎月ひとり500円の会費で出てくるお茶菓子でお茶をすすれるのは ほんの数分だけなのだが 会話は有る。
今日は東京スカイツリーのおみやげの ヒョウ柄 ...
いつも猫ばかり見ている
静謐な佇まいに時を忘れ
衝動のまま自らを由とする様に息をのみ
猫という美しい獣に憧れ続けている
わたしは悲しい犬
どれほど否定しようとも
...
遠い遠いあの月を
強引に引き寄せて
無理にでも抱き寄せて
眠りの深い底まで
落ちていってしまいたい
待っているんだ
あの闇のもっと先に
色あせたふたりの呪文は失敗し
代償はひとすじの涙
そしてひとりだけの沈黙
※「ひみつ」の蛇足
http://po-m.com/forum/showdoc.php? ...
私生活でも社会でも
人を助ける力がぼくにはなかった
雨雲が垂れていた
胸には錨が下りていた
人は自分で決めたいのだ
水色の空が
向こうには広がっている
...
これ飲むと悪い夢見るんや 酒を飲む
突き刺さる 言葉が
雪 だったら
いずれ 溶けるのが
確定して いるから
少しは 楽に なれるかな
雪吊みたいに
いろんな骨組みが あって
たくさんの 隙間から
外 ...
じいさんの後頭部にわらのひもみたいなもの突き刺して脳ミソ通って右目から引っ張りだす、したらもうひとりじいさんを呼んできて今目から引っこぬいたひもをそのじいさんの首の付け根のへっこんだ部分にねじ込んで同 ...
この国は黄色い豚の屠殺場 豚の悲鳴に豚耳塞ぎ
自殺するまた自殺する自殺する今年も三万匹もの豚が
仔豚啼く 毒に腫れたる腺なれば喉裂きて取れ喉裂きて取れ
豚ならば鼻を鳴らせばよいものを ...
わたしもうやめますと言いたげなもの グラスに残る炭酸レモン
もうここでおわろうと言いたげなもの 曲がった傘の青いビニール
そっとしておいておくれと言いたげなもの ベランダに落ちたハンカチ
...
送電線をたわめて
音階をすこしだけ揺らす、風
それは記憶の
中にだけある透明
もうどれくらい
わからなくなっているのだろう、わたしは
君のやさしさをひとつずつ踏みしめながら
風に向か ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一滴の水遊び
……とある蛙
自由詩
10*
12/9/11 17:11
休暇明二重まぶたになっている
北大路京介
俳句
5*
12/9/11 16:25
短歌の星座1
花形新次
短歌
0
12/9/11 16:12
大人の太陽
馬野ミキ
自由詩
4
12/9/11 15:53
かまきり
りす
自由詩
16*
12/9/11 14:50
手慰み
MOJO
散文(批評...
1*
12/9/11 14:42
丸い帯
朝焼彩茜色
自由詩
5
12/9/11 14:26
天使の祈り
夏美かをる
自由詩
28*
12/9/11 14:14
だいじないっしゅん
朧月
自由詩
2
12/9/11 11:39
自分で決める
木の若芽
自由詩
2
12/9/11 10:06
/A\NOS!
竜門勇気
自由詩
0
12/9/11 9:49
無題(死んでいる誰かと)
はるな
自由詩
2
12/9/11 8:42
ずっとかなしかった
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
12/9/11 6:46
意味がないから、やめにします
番田
自由詩
1+
12/9/11 2:05
ボクニデキルコト
乙ノ羽 凛
自由詩
2*
12/9/11 1:26
花 火
beebee
自由詩
28*
12/9/11 1:07
全ての花が灰色に見える
まーつん
自由詩
4*
12/9/11 0:29
かえる場所
中川達矢
自由詩
1
12/9/11 0:09
逃避行
三田九郎
自由詩
2*
12/9/10 23:20
そして今日は
ぎへいじ
自由詩
4*
12/9/10 23:11
憂鬱の鎖
ただのみきや
自由詩
16*
12/9/10 22:52
ダイブ
三田九郎
自由詩
2
12/9/10 22:49
代償
殿上 童
自由詩
20*
12/9/10 22:31
水色の空
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/9/10 22:23
これ飲むと悪い夢見るんや 酒を飲む
北大路京介
自由詩
3*
12/9/10 21:35
ちょっと ゆったり
藤鈴呼
自由詩
7*
12/9/10 21:22
じじい目刺し
花形新次
自由詩
1
12/9/10 21:16
黄色い豚の屠殺場
吉岡孝次
短歌
1*
12/9/10 21:08
無口なオブジェクト
紺野 夏槻
短歌
2
12/9/10 20:52
送電線をたわめて
〃
自由詩
1
12/9/10 20:43
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
2969
2970
2971
2972
2973
2974
2975
2976
2977
2978
2979
2980
2981
2982
2983
2984
2985
2986
2987
2988
2989
2990
2991
2992
2993
6.47sec.