鳥は
重力に抗して空に舞う
ロケットもまた地球の引力に反して
宇宙に飛ぶ
さて、人は
人の叱責に打たれ あるいは 人の暴言に傷つき
死んでしまったりする
その時、人は他人という重 ...
最近、
なにやら「詩」というものが、世界的にはもっと
尊いものだと認識されている、と感じる。
日本だけが、「詩」を、
小説のようにまとまった文章が書けず、
音楽のようなき ...
蒸れ沸く都市
浸り結ぶ地下道
廃液は沸点をふりきり
南国の氷点でさしとまる
積雪の外壁は日没とともに
霙の通路を水平にのばしていく
恣意なる磁場とその伸縮の確執は ...
仮の名を
光でおくる
ぼくら星
流星も
声なき叫び
残したり
混沌の
星のことばを
セーブする
掬っても
すくっても君の
青い星
鈍足の
北斗 ...
氷がとけて
カラカラまわる
扇風機の羽がとんでいく
いくつもいくつもとんでいく
レモンイエローそそぐよ光
玉粒の汗が夏の匂い
浴衣姿が綺麗だねと
寿司屋の前で ...
無重力のなかで戦争してたら
私たちはいつまでも平和主義者なのにね
宣教師と風俗嬢のほほえましく赤裸々な話に耳を傾けて
恋人をつくる、という努力に必要な相応のエネルギーを
どう奮い立たせるのか ...
詩や、芸術を作っている人よりもデザインや軽音楽をやっている人の方がむしろ交流はさかんなように思える。後者の方が、多くの場合に一つの作品を作り上げるのに人手が必要であるわけなのだが…。しかし、芸術という ...
近くの公園には
だれも見たことがない
泉があるという
のどの渇きを
感じる時計の針が
私を指し、
内臓がバラ色に変わると
わたしは
その泉を探しにでかけた
のどを潤したい
...
もう終わりだ
と思ったのは雨に
濡れた瞬間だった
世界がゆがんだ気がした
水気を含んだ髪を
乾かしながら
僕は
思う
何処にも逃げ場所はない
と
静かに雨が降ってい ...
目指さないことを
目指すことに意味がある
努力しないという
努力をすることに意味がある
割り切れないことを
割り切ることに意味がある
知っているのに
知らないふりすることに意 ...
静けさと口がさみしくて
少しかじったリップクリーム
溶け出して滲む真夏日の視界に
飲み込めない青さを吐きだした
「何とかやっているから」
なんて
見えない嘘なら笑っ ...
うまく言葉が出てこないから花の種をまく
高度な文明社会の
生きる意味教信者と
その昔付き合っていたけれど
今は別れてせいせいしている
私がまさにどん底にいるときに現れ
「そんなキミでも世界の何かに必要とされて
今を生きて ...
**というわけで 愛用の帽子はベージュのレース製
筋金入りの自由自在 たたんでひろげてひっぱる
突然ピンと宙に浮く
新しいのを買ったらと 90歳の母の助言
思い出の中に浮かぶ帽子たち
...
自分にあいたくて
かがみをのぞいてみた
だれかの詩をよんでみた
昔の写真をひらいてみた
どんな自分ならいいんだろう
こたえがほしかった
だれかの言葉でほしかった
ほんとうはね ...
運転席に座り冷房を浴びながら
北の空の夕焼けをしばらく見つめていた
疲れのあくびに目を濡らしながら
きょうはなんの日だったかと考えていた
北の空が夕焼けに染まっていた
ぼんやりと蒸した夏の ...
いまは天国におられる
カート・ボネガット殿
あなたは著作の中で
一切 悪人を登場させなかった
そこがぼくが愛読者であったし
敬意を払う大きな理由でした
しかし遺作となった《国の ...
君の事が大好きだよ
心が病むほどに いつも思っている
この想いを会話にしようとしても
不器用なぼくは詩にもうまくできない
生きる希望を教えてくれた君は
まるで自覚がないようだけど
今も ...
温かさが或る夢、
12月の午後の加算に
位置が足りない、、長く険しい一時間と別っていても・・・
運子が書かれている漫画、”BON ”ガ
一躍夕目になっている 野は、静かな雫の月が、
毎々に戻 ...
気持ちが 先走ると
必ずしも 良い結果ばかりを
連れて来る 訳ではな いこと
知って いながら
動かずに いられない 私は
もしかして セッカチ なのかな。
★,。・::・°☆ ...
叫んだ声も消えてしまう
そんな深い夜の日は
グラス片手に夜明けをじっと待つ
あなたのことを
見えないドアごしに
心配している
ひとり べんちで
そんなときにも
わたしのことなんて
考えてくれてないなんて
すねながら
ばかだよね
(ばかじゃないよってもうひ ...
ブラジルに行ける気がしてまっすぐ庭を掘り進めていくと、同じようにやはり日本を目指して地底を掘り進めていたブラジル人とばったり遭遇してしまった、それも地球の真ん中で。頭に根性ハチマキ、腰にウォッカ、 ...
新しい世界
でも、傷口が大きかった立ち直れない
故郷の僕が糸電話で
「お元気ですか」と尋ねる
それから
口にあてていた紙コップを耳に、
耳にあてていた紙コップを口にあて直し
都会の僕が
「元気です」と答える
そんなことを
終 ...
シャンパンタワー
ホストたちの掛け合い
急かせる誘惑たち
花火みたいなボトルを
タワーに注いでく
楽しくなれない
いくら涙もろくても
永久の明かりに飢えている
愉快になれない
いく ...
あなたの唄は
BGMには
なりません
耳はとられて
いつ間に
顔はしわめちゃ
こっそりと
しぼるるように
あふるるは
涙なみだの
おえつです
あたまは重く
痛みます ...
『わたしが一番きれいだったとき』などで知られた詩人、茨木のり子さんは2006年に亡くなった後に40編の作品をのこしました。この遺稿をまとめた『歳月』は彼女が夫の三浦安信さんへのきもちをつづった詩集。7 ...
僕のいない朝は
かすかな風の音のように、
「わたしは決して幸せを含んだ思ひに出遭ふとは考へてゐなかつたけれど」
予感する酵素
僕のいない朝は
「空しくわけようとするぼくたちのまなこが繋がれて ...
外灯に照らされて
葉のみどり
影
光
救急車の音
風もない夜だった
あなたの声を聞きたかった
からだもたましいも
ただそれだけになっていた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
重力に抗して
yamada...
自由詩
3
12/7/23 13:42
詩について
Ohatu
散文(批評...
1*
12/7/23 13:29
都市の予告
takano
自由詩
1*
12/7/23 8:50
北斗七星☆五七五
yo-yo
自由詩
3
12/7/23 7:46
レモンイエロー夏
灰泥軽茶
自由詩
9*
12/7/23 4:53
一虚一実/遠心力
茶殻
自由詩
0
12/7/23 3:22
ある友人との対話から02
番田
自由詩
0
12/7/23 2:20
誰も見たこともない泉の物語
灘 修二
自由詩
3*
12/7/23 2:03
静かな雨に討たれて
kauzak
自由詩
4*
12/7/23 1:01
意味柱
イオン
自由詩
2*
12/7/23 0:27
夏冷え
サトウチカ
自由詩
5*
12/7/23 0:16
うまく言葉が出てこないから花の種をまく
北大路京介
俳句
9*
12/7/22 23:49
恐竜時代
さき
自由詩
3
12/7/22 23:49
帽子と**考
木原東子
自由詩
14*
12/7/22 22:58
星からはじまる
朧月
自由詩
4
12/7/22 22:43
北の空
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/7/22 22:42
拝啓 カート・ボネガット殿
HAL
自由詩
3+*
12/7/22 22:29
愛の花〜哀〜
哀花 愛花
自由詩
0
12/7/22 21:32
17分の吐血凍結
狩心
自由詩
1*
12/7/22 21:17
アイム・セッカチ
藤鈴呼
自由詩
1*
12/7/22 21:16
深い夜の日
殿上 童
自由詩
18*
12/7/22 20:50
わたしのとぶ日
唐草フウ
自由詩
7*
12/7/22 19:56
マントル
マクベス
自由詩
1
12/7/22 19:48
新しい世界
スマイル?
自由詩
0
12/7/22 19:21
都会図鑑
たもつ
自由詩
5
12/7/22 19:12
永久の詩
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
12/7/22 19:04
繋がり
佐和
自由詩
2
12/7/22 18:28
大切な人をなくしたあともつよくいきたひとの作品 茨木のり子と ...
イダヅカマコ...
散文(批評...
4
12/7/22 18:12
僕のいない朝は
榊 慧
自由詩
2
12/7/22 18:04
夏の街路樹
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/7/22 16:58
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
2969
2970
2971
2972
2973
2974
2975
2976
2977
2978
2979
2980
2981
2982
2983
2984
2985
2986
2987
2988
2989
2990
2991
2992
2993
5.31sec.