入道雲をたたえ
湿舌を呼びこみ
晩夏を告げている
つくつくぼうしのひと鳴きを聞く
木陰を濃くした公園の広場
その許で
こどもたちは流れる時に邪念がない
...
降りしきる雨に打たれてブラジャーが肩ひもなしのタイプと知った
何度もかき消そうとした
浮かんではそのたび
残暑の滲む空に放り投げた
危うさ
すべて不必要の時間に変えて
逃げることすらせず
甘んじた堕落の日々に
差し伸べられていた大きな手も
振 ...
9月の終わり
終い忘れた風鈴がきらきら泣いている
オリオンの寝言はいつだってざっくばらん
今日はあらしの夜だってね
それでも何事もなく光っていておく ...
週末に 戻る胸の 心地よさ 命吹き込む ガーベラ色の
単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ ...
ねぇ あなたは柿好き?
わたしは嫌いだったんだよ
むかし 田舎から送られてきた
柿を ひとりで食べ過ぎて…
おなか壊して 三日寝込んだ
たかが柿って あなどれないよ
それ ...
浜川崎から羽田線に乗る
古い高速道路はそのまま川崎大師の大鳥居をくぐり
モースの大森貝塚を三周程して
干し網の漁師たちを驚かす
ようやく京浜急行が高架になり環八がスムーズになっても
森永 ...
目の前いがいが暗くなる
だから前しか見れなくなっている
暗くなるまえ
目の前いがいが緑色に蝕まれる
緑色は
やがて真っ暗い
闇になって
ありがとう、あなたの声を聞いていた
あなたしか ...
虫の音高い十四夜 小さきもののいのちの炎高く燃え
心と月を狐色に焦がす
月の盤 地の良き声を反響す
清き心で詩い得ば 虫の声に我の声も混じらむ
月詩う夜
静けさまさり ...
暗い部屋の窓の外あの木の下が 光の逃げたありどころかも
天の裁きの声間近くて 光りなき朝の裏庭奇(くす)しく光る
嵐は夜 武蔵野襲う孤賊かな
雲は石に 風は人家に 雨は固き生き霊として叩きつ ...
真夜中の丸ノ内線サテライト
隣にお酒を嗜んだ女の子
向かいに疲れ切った男の子
そう、今は家に帰ってるんだ
久しぶりに覗いた店 久しぶりに会う人々
どれほど時が経っていたとしても
...
テープレコーダーは こわれたんだって
いつから?
そんなの きっとだれも知らないよ
テープレコーダー自身だって 知らない
だってさ 感覚はいつもあいまいなんだ
壊れるって ...
もう寝よう
道路の真ん中で寝転ぶ事に
こんなに開放感があるなんて
知らなかったよ
何かを見たり見なかったりで
ぼうっとしてる私を
見知らぬ誰かが続々とまたいでいく
この歩行者天国は一方 ...
えーっと、なんだっけ、
重要な事だった気がする。
一行目になるはずの、
とても明確な一言。
えーっと、なんだっけ、
思い出せそうな気がする。
二行目に続くはずの、
行き先を示 ...
部屋の中には
甘い匂いのする本が
足の踏み場を奪うように
寂しい知識をちりばめている
子供がわめく
窓をわざと大きな音を立てて閉めた
重なってる
腐ってる
錆びた皿の上
砂漠に落 ...
激しい雨音が心臓を掻き消して
夜の中震える僕を殺した
居なくなれないのは
幸せなことだろう
嘘が空に映って
哀しいことは忘れていくだけだ
流れる時間と
摩擦していく昨日を
毎日が死 ...
ある時、愛について熱く語られた。
ずいぶんと、有り難そうに話してくれた。
世界は愛に溢れてるらしい。
愛は全てを救うらしい。
愛は最高らしい。
愛こそ全てらしい。
...
最近付き合いが良くなった。
気も遣える様になった。
少し許してもらった。
嬉しかった。
待つことを覚えなくては
人が心を開くまで
じっと耐えて待つ。
いつも心と愛情を持って
慌 ...
もしもツバサがあったなら
あなたのところへ
飛んで行けるのに
もしもツバサがあったなら
あなたのところへは
飛んで行かない
背中にツバサを背負った姿で
...
さて、芸術という呼称には、様々なイメージがまとわりついている。日本では、芸能と芸術とが対照的な概念として用いられている場合が多いが、一般的には、近代西欧から輸入されたアートの概念に適合するもの ...
ジュース買い十円玉が二十枚
ハナクソは主に何色してますか?バス停に立つJKに訊く
タマキンに生えている毛を引っ張りつつ無駄なものってあると思った
お父さんは多汗症な年頃なのあまり触れないでってナニそれ
...
薬が旨い
1.取り戻す気持ちで目立つ銀杏の葉弱気日の本紅葉すめり
2.満足の死出の旅路を見送れば我夢に生きて死を恐れず
3.たかが鳥されど我が子の代わりだよ亡くなって分かる愛しさよ
4.黄砂舞 ...
責任とってあたしをお嫁にもらってよ
こんどは男と女になってみましょうか?
どうせ恋愛も結婚もあきらめていたから
男運がわるいっていつも言われてた
いいの一時でもあたしを必要 ...
ざわざわと森のゆれるこの夜に月のまにまの生命誌
魂を細胞膜で包んでよ触れ得ぬもののかたち見たくて
ちいさなエゴで組み立てられたものおもちゃの国の総裁となる
こころを巡る海流の漂着地点 ...
わたしは
わかってことをいうだけの
機械でした
ほら
空を
壊して ぇ おねがい
だれも
d みt
d
言葉が 拡散して どうか
あなたの なかに
...
やがて暗闇がノイズのように
部屋の窓から流れ込み
わたしの視界を埋めていくので
心が水色の蛍光色が
浮かんで
消えて行く
夜が来るから
どこかにいたことは
たしかだ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
宇宙人のしわぶき(二)
信天翁
自由詩
3
12/9/30 20:30
台風短歌1
花形新次
短歌
2
12/9/30 20:29
C'est .... à moi.
AquAri...
自由詩
6
12/9/30 18:51
9月の風鈴
マーブル
自由詩
7
12/9/30 17:34
週末
真音
短歌
1
12/9/30 17:00
別れの詩
……とある蛙
自由詩
9*
12/9/30 15:58
【 柿 】
泡沫恋歌
自由詩
7*
12/9/30 14:06
昭和遺文
梅昆布茶
自由詩
16
12/9/30 11:53
暗闇のなかで
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/9/30 10:24
十四夜
木の若芽
短歌
2
12/9/30 10:11
台風奇し
〃
短歌
1
12/9/30 10:08
K
ラムネ
自由詩
0
12/9/30 3:33
テープレコーダー
多木元 K次
自由詩
1
12/9/30 2:26
_
番田
自由詩
0
12/9/30 2:12
歩行者天国
Seia
自由詩
3
12/9/30 2:11
はじめの一行
〃
自由詩
3
12/9/30 2:10
灰色腫れ
竜門勇気
自由詩
2*
12/9/30 0:34
不出来
智鶴
自由詩
4
12/9/30 0:13
理解
たまごボーロ
自由詩
3*
12/9/29 23:01
今日は調子が良い
ペポパンプ
自由詩
9*
12/9/29 22:45
イフ・アイ・ラヴド・ユー
芦沢 恵
自由詩
21*
12/9/29 22:00
文芸の社会的意義についての提言
るか
散文(批評...
1
12/9/29 20:53
釣り銭
ペポパンプ
川柳
1*
12/9/29 20:00
ハナクソ短歌1
花形新次
短歌
0*
12/9/29 19:28
今日も元気だ
HAL
自由詩
5*
12/9/29 18:22
秋風4編
いぬぐす
短歌
2*
12/9/29 17:05
彼女の箴言集
梅昆布茶
川柳
9
12/9/29 16:31
秋の日誌
〃
短歌
3
12/9/29 15:51
空
佐藤伊織
自由詩
1
12/9/29 15:06
ノイズ・イノセンス
〃
自由詩
1
12/9/29 15:00
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
2952
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
2969
2970
2971
4.38sec.