a,
波打ち際にしゃがみこんで
砂浜にいくつも円を描く
白いスカートの裾は
潮にひたひた濡れて揺れて
手の甲に透けた
青い筋がきゅっと強張る
最初の晩から此処へ来て
明日には帰 ...
私はそういった芸術に関する一連の話し合いをメールを通して行おうとしたわけなのだが、アーティストたちは一向に私に対して取り合おうとしなかった。そういったことは、直接の対面を通じてやるべきであるのだという ...
刑期を終えて
わたしは芽を吹き返した
太古のシダ生い茂る
たくさんの母の菌糸から
ひとつの胞子として
生き返った
午睡を終えたら
旅立たなければならない
兄弟姉妹と
浮き世の別れ ...
まっすぐに降り来る滴に目をとじて我が指こばむ花を笑えず
崖のふち龍は落ちて三叉路の二重三重の径を咥える
欲情を箒で掃う真夜中に火花と錆のまたたきを呑む
...
雨を押すと出る
水彩の
青空
夕方の
爬虫類の
羽
波に奪られた
光に奪られた
警告
白墨
白の絵の具
何も描けずに打ち寄せる
...
けものの時間が人から生えて
見知らぬかたちをなぞりかがやく
断崖まで 河口まで
海へ至る昼
白く傾いで
高さは低さ
流れなだらか
板たち 鳥たち 兄妹 ...
ヴェイロンにぶつけて変な汗拭う
戻り梅雨エーマイナーのアルペジオ
花魁の廓詞や冷やし酒
ポン酢だけ持って烏賊釣り参加する
黒猫が見つめる先に熱帯魚
バスを待つ時間 ...
蜂をしゃぶったのどに光が当たる
竹ひごで編んだ身体に風が吹く
シャーベットカラーの臨終に手足が跳ねる
沖あいでこいびとが放ったブイが海中へ消える
香水と星とが同時に蒸発する
水のようにド ...
夜間高速
肘から先の宇宙は
少年時代に繋がっていて
綿菓子みたいな青春が
笑顔で僕を待ってる
螢
てらてらと鳴いている
光は人の絆を蝕む
川に小舟を浮かべるよう
やさしく空へ ...
ああ
星空が好きな君と
夜景が好きなあなたの
狭間で
同じ色の空を見ようなんて
そんなうまい話は
転がってはいない
のに
嘘だらけの夏の夜は
蒸し暑さと涼しさ ...
今夜は静かだ
エアコンの音だけが響いてる
何気ない風の音に耳を傾けている
眠れない夜はいつもそうだ
ただ静かな夜で
闇だけが押し寄せてきて
何も見えなくて
漆 ...
従来の航空工学に反した形をしている
あのH型は一見、「スターウォーズ」の戦闘機や
前世紀初頭の複葉機にも似ているが
真空を飛ぶわけでなく、プロペラは上向き
という事は
推力より揚力に重点が置 ...
時を止めて夜を止めて
コンチネンタルタンゴで時よ止まれ
花がぱあっと咲いたように華やかに匂うように
僕には愛も歌もある
疑うなら中を覗いてご覧
誰にだって壁を作らない
死を遠ざけてよ勇敢な ...
なぜ命を賭して戦場に赴く
記者や写真家が存在するか
それを紐解くのは簡単である
彼等はメディアを信用できず
メディアを利用してパスを取得して
自分の心と眼で真実を見ようとする
...
{引用=
少女はあしあとをのこさなかった、水はけのわるい雨にゆるんだ
校庭をあるくときも、また、うすく雪のつもった歩道のうえをあ
るくときにも、わたしは彼女に聞いてみたことがある、それって
...
がっぷり四つ
耳元に熱い
息かかり
「ア、イ、シ・・・」途中で
張り手食らわす
寄り倒し
決まった相手
起こすとき
小さな文を
手のひらに渡す
念動する向こう1週間が始まる。月曜日、あなたはウオツカで傷口を消毒する。火曜日に市場でバラライカを購入する。水曜日に同志が来て、木曜日に同志が帰る。寒い金曜日にあなたはボルシチを煮込み、土曜日は四つ辻 ...
家族ってなんだろなあ
お茶碗を洗いながら考えた
薄暗い流しにむかって
人数分の食器を洗っていると
浮かんでくる想いがある
かちゃりかちゃり
ざーざー
こたえはないけど
欠け ...
透明な祭壇の上で
君は羽化する
私はただ見あげ見つめるだけ
君は羽化をくりかえす
私はただ見つめつづけるだけ
君はそのたびごとにちがう羽をひろげて
雨の羽
砂の羽
...
{引用=引きこもり悲喜こもごも}Don't Disturb Cryptobiosis
夏眠中です
邪魔しないでください
冬眠から覚めても
春眠暁を覚えずを終えても
今は夏眠中
秋が ...
会社の前に
クジラが打ち上げられていた
昨夜の雨の中を
泳いで来たのだろう
海に連れて行こうとしても
びくともしない
やがて専門の業者の人が来た
都会ではよくあるんですよ、
と ...
まだら模様の彼は
大声でLOVEを叫びます
私はこの身体から
外出するために
嫌いなものを
好きになりました
繰り返すが
肉やわらかく
するために
俺はビールを
飲むわけじゃない
どうせなら
メタリック
のほうがいいな
キラキラしてて
眩しそうだもん
医療費 ...
「夏の魔力」 木の若芽
みんな自然の偶然の、永遠の奇跡によって生まれた
あなたもわたしも奇跡の子
みんなが魔力をもっている
魔術師だと気づいて
死んでしまったものは
死 ...
「からまる流れ」 木の若芽
光る雲が遠くにあるけど
暗い雲がその前に
戦艦のように動いていく
あちらこちらで震えてるものたちがいっぱいだ
この気配に
戦艦が初夏を発砲する
...
愛していると言わないで
そいつは僕を窒息させる
愛していると言わないで
がんじがらめにされてしまう
いつも いつも
あなたを気にしちゃいられない
いつも いつも
笑ってば ...
街の大通りには貧困が陳列されている。
それにはタイトルは無く、
表情はいたって量産的だ。
小銭入れを持たない僕は、
あまりたくさんの小銭を持ち運べず、
道行くホームレスに ...
鳥は
重力に抗して空に舞う
ロケットもまた地球の引力に反して
宇宙に飛ぶ
さて、人は
人の叱責に打たれ あるいは 人の暴言に傷つき
死んでしまったりする
その時、人は他人という重 ...
最近、
なにやら「詩」というものが、世界的にはもっと
尊いものだと認識されている、と感じる。
日本だけが、「詩」を、
小説のようにまとまった文章が書けず、
音楽のようなき ...
蒸れ沸く都市
浸り結ぶ地下道
廃液は沸点をふりきり
南国の氷点でさしとまる
積雪の外壁は日没とともに
霙の通路を水平にのばしていく
恣意なる磁場とその伸縮の確執は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
海の家
peau
自由詩
12*
12/7/24 3:25
ある友人との対話から03
番田
自由詩
0
12/7/24 2:10
落ちない胞子
灘 修二
自由詩
1+*
12/7/24 0:48
封夏放冬
木立 悟
短歌
2
12/7/24 0:41
ノート(ひとりの子)
〃
自由詩
6
12/7/24 0:38
降り来る言葉 LX
〃
自由詩
4
12/7/24 0:36
俳句2012 7月中旬
北大路京介
俳句
11*
12/7/23 23:41
浄化のシステム
平井容子
自由詩
19
12/7/23 23:38
さみだれ
さひ
自由詩
4
12/7/23 23:36
首都高
AquAri...
自由詩
2*
12/7/23 23:34
静かな夜に
月乃 姫花
自由詩
3
12/7/23 23:24
オスプレイのなぞ
salco
自由詩
2*
12/7/23 23:12
コンチネンタルタンゴ
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
12/7/23 23:09
戦場ジャーナリスト
HAL
自由詩
1*
12/7/23 22:41
わるいこと
mugi
自由詩
6+*
12/7/23 22:33
スポーツ短歌23 大相撲怒涛編
花形新次
短歌
0
12/7/23 22:12
1週間【ツイート詩007】
シリ・カゲル
自由詩
0
12/7/23 21:58
お茶碗家族
朧月
自由詩
4
12/7/23 21:56
羽化少年
塔野夏子
自由詩
7*
12/7/23 21:08
ふわりと短い横書きいつつ
海里
自由詩
2
12/7/23 21:01
都会図鑑2
たもつ
自由詩
4
12/7/23 19:24
酷薄
和田カマリ
自由詩
1*
12/7/23 19:02
メタボリック短歌5 旅情編
花形新次
短歌
0
12/7/23 17:17
夏の魔力
木の若芽
自由詩
1
12/7/23 15:35
からまる流れ
〃
自由詩
2
12/7/23 15:33
わがまま
まーつん
自由詩
10*
12/7/23 14:04
10セント
Ohatu
自由詩
1
12/7/23 13:43
重力に抗して
yamada...
自由詩
3
12/7/23 13:42
詩について
Ohatu
散文(批評...
1*
12/7/23 13:29
都市の予告
takano
自由詩
1*
12/7/23 8:50
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
2969
2970
2971
2972
2973
2974
2975
2976
2977
2978
2979
2980
2981
2982
2983
2984
2985
2986
2987
2988
2989
2990
2991
2992
2993
2994
2995
加筆訂正:
わがまま
/
まーつん
[12/7/23 21:40]
後半変更しました。
4.94sec.