赤い雲が青空に溶けていく
さなぎの上に 初めて羽をひろげる鬼ヤンマ
透明な四枚の羽と 複眼に陽が射す
洗濯ものを 外に干す

水辺の近くに立つ 銀の洗濯棒が光を集める
風波をかぶる池の石  ...
客間が、ぶっ壊れた朝昼晩に
私の道標が、感情という名の
どこか哀れな入れ物に
ただ無条件に入れられていく様を見た。

その様を私は
暗いと言ってもいいし
逆に、とても明るいと言ってみても ...
湖底に眠るオルフェウスの首
無数の藻を寝台にして置かれている
目は閉じられ
口は唄うかのように
ほんのかすかに開いている
水がゆらめいて光りさざめく

闇と光が溶け合っている
死と生が ...
朝起きて
目の前にあるものを
前へ前へ移動させます
意味は
押しながら考えています

そのうちに
坂になり
うんうんうなりながら押して
真っ白になって

気づけば夜です

生 ...
得意先に
嫌な奴いて
キレたので
豚の生首
持って行った




おばさんが
揺れた拍子に
ぶつかって
睨んできたから
毛穴見つめた
停泊中のフェリー
汽笛を鳴らし動き出す
運河を越えて大海原へ

波に流されることなく
様々思いをその身に携え
水平線の遥かその先へ

乗り越えられない夜があって
置き去りになった思い ...
Amnesiaの意味はディランが教えてくれた

ディランはインド人とイギリス人の混血で絶望的に勉強ができないうに チビの痩せぎすだったが サーカスを脳内にぶち込んだみたいに 多彩な表情をする奴で ...
嫌なことがふりかかると
時計仕掛けの人形のように
鳩尾のあたりに
現れるのは
何だろうか

黒い服を着て
蒼い顔をして
胸の中央に漏斗を置いて
彼は悲しみの液を注ぐ

注がれてぼ ...
目蓋の裏に赤く焼き付けられたきみの白い肌に
舌を這わせた

きみの背中に髪に足に腰のゆるやかなくびれに目を滑らせては

やがて別れを告げる涼しい緑の丘で

脳を軋ませてきみと

深い ...
天使だった
いつも泣いていた
小さな私たちの かみさまであって
神では なかった
94年 私はたったの9歳だったけれど
Kurtの死が私の死だと
その日 知った
犯されて痣 ...
ただ一切は過ぎてゆきます

嘘で築いた砂づくりの城に私を埋めた

あれはメジロ啼く穏やかな春の頃

なくさぬために棺にしまってゆくという方針は

あながち、間違っておらぬと思いま ...
ニイランの 浜に革靴 逝少年 金魚拾う 青き畳に 影ひとつ 小磯良平描くところの令嬢である

タイトルは「冬の夜」

昭和29年週間朝日
新春増刊号の表紙であるが
ちなみに当時の値段で一冊70円
先日古本屋で50円だった

花森安治や長谷川町 ...
人は暗闇の中を歩きながら、心の中からはき出される思いについてを考えているものなのだろう。何かを感じているようでいて、実は、遠のいている詩の言葉の螺旋のように、遠くに続いていく工場の埋め立て地を歩い ... 雨の降りかけた
曇天のした
網の目くぐり
どんどん進み

あすへと繋がる
扉のまえ
朝日へつづいて
飛びゆこう

安堵もつかのま
時は荒れ
暗示のしるしも
解きほぐれ
...
Tシャツを脱いで

じっと目を閉じる

葉葉がそよぎ

緑の光が身体を撫でる

汗がだんだんひいてきて

風がとても気持ち良い

葉葉の音に私の皮膚は

ぴくぴく脈動し
...
今日、ふと気づいた事があります

空の色や雲の色 月の形に
文句をいう人はいないな、と

それは何故かと思考を巡らせてみれば
すぐに答えは見つかりました

長い間一緒にいすぎて
...
魔法は科学になった
リアリティは横たわり
キノコ雲を見上げていた
父は母にすがり
ボクは身体を脱いで窓から顔を出した
水平線がまっすぐに伸びている
ウェア・イズ・ラブ?
ほしかった弟 ...
 後背位靴下みたいに垂れ下がるかつての巨乳が僕には旬だよ

 後背位突き刺す瞬間仄見える脱腸気味の肛門最高

 後背位お尻のさざ波拡がって背骨の運河遡ってく

 後背位上半身はくず折れてお ...
 なんてタイトルだから
 子供達が議事堂忍び込んで
 なんか悪さすんのかな
 なんて思ってたら

 結局いつもの議員さん達

 折りしも
 第一委員会室じゃ
 ゾンビ規制法案
 な ...
 被害少年の
 ケツの穴弄りながら
 少年達は
 そんな少年のケツの穴なんかじゃなくて
 もっと美少年のケツの穴
 弄りたいなと思ってたんだ

 いや本当は
 美少年のケツの穴なんかじ ...
鏡に映る自らの 
こころの内に湧き出ずる 
喜びの泉 
胸にそっと手をあてる 
幼い心をこじ開けて

あなたは痛みを植えて行った

悶え苦しむ年月

綺麗な嘘で幾重にも

痛みを包んで行った


いま この心に抱いているのは

ぞっとするほど美しい

...
「遠い異国の教会で、ステンドグラスの窓か 
 ら射すまっすぐな虹のひかりの中、人々は 
 棺に横たわる人に次々と花を置いていく。」 

「ノートルダム寺院に腰を下す詩人草野心平
 さんの胸底 ...
南元町の緩やかなカーブ

18年まえの8月

ビートたけしが激突したガードレール

ぼくはそうとも知らず

なんどもそこを通り過ぎていた

ぼくが十代を乗り切れたのは

ビート ...
ぬるく閉じこもる夜のなか、渇いた唇に刻まれた運命、なにをするでもなく、ただ、なにをするでもなく、押し黙り眺めていたパーソナルコンピューターのディスプレイに表示されるさまざまな、さま ... チョウチョになろう
身軽に飛べるから

お花畑も
争いの大地も
知っておきたい

小さい人においかけられたり
熟した肩をそっと押したり
くるくる瞳にうつったり

そして夜には
...
レロレロを
すると
あなたも
レロレロを
やり返すから
終わりがないわ




お互いに
最後の一線
越えられず
舌を絡めて
朝を迎える
石の家の背
ひらく空


あたたかさ
翳りのあたたかさを
指は着て


ひとつの泡が
いつまでも消えずに
流れる言葉の空を映していた


光をなぞり
歩いてい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
光る影杖 砂木自由詩18*12/7/15 10:53
(ぶっ)壊れた絵日記yuugao自由詩112/7/15 9:52
オルフェウスと竪琴そらの珊瑚自由詩8*12/7/15 9:50
生きています朧月自由詩312/7/15 9:15
サラリーマン短歌1花形新次短歌112/7/15 7:22
運河1486 1...自由詩612/7/15 6:54
アムネジアいつも神様の...自由詩212/7/15 6:24
胸の番人殿岡秀秋自由詩712/7/15 5:49
小さな恋のうた 追伸きや自由詩112/7/15 5:36
with or without you -Kurt Coba ...関口 ベティ自由詩212/7/15 4:06
funeral lovers—四季—自由詩312/7/15 3:51
切り取り絵図—石垣—俳句112/7/15 3:41
切り取り絵図—山形—俳句112/7/15 3:40
麗人梅昆布茶携帯写真+...812/7/15 3:29
品川港で考えていたこと番田 自由詩212/7/15 2:20
開眼シホ.N自由詩1*12/7/15 1:13
ヒフミドリ灰泥軽茶自由詩8*12/7/15 0:56
恋文三奈自由詩20*12/7/15 0:42
WWW自由詩712/7/15 0:28
後背位短歌藪木二郎短歌012/7/15 0:07
議会と遊ぶな子供達自由詩012/7/15 0:05
少年事件自由詩012/7/14 23:59
服部 剛自由詩4*12/7/14 23:45
ある愛のかたちただのみきや自由詩17*12/7/14 23:34
旅人の涙服部 剛自由詩3*12/7/14 23:29
南元町の緩やかなカーブ吉岡ペペロ自由詩512/7/14 23:23
喚く死の影のエコーホロウ・シカ...自由詩1*12/7/14 22:49
今日のページ朧月自由詩512/7/14 22:06
青春短歌4花形新次短歌012/7/14 21:47
夜めぐる夜  Ⅴ木立 悟自由詩312/7/14 21:46

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