雨が降りだすと
空って灰色から白に変わるんだなあって
ふと発覚したんだ
また友達とのお喋りに夢中で
学校に置き忘れてきた白い傘を思い出すくらいで
あとはなにも思い浮かばなかった


...
往来へでて
てきとうな影をみつけては持ち帰るが
どれもやはりあなたではない

晴れた日には
いつもより多くの影が行き交うが
どれもやはりわたしではない

くもりの日
沸点をこえた ...
茂れる樹々の葉の間
真夏の太陽 白い雲
小さな空に白い雲
公園の外はアスファルト
ゆらゆら揺れる路面の景色
権力者の膝元に
声を嗄らして叫ぶ人々
クマゼミの声より
ジージーと
子孫の ...
きょう
夕焼けをみていたら
いきなり空が
あかい舌をだした


空よりもずっと
遠いところ
飛行機にのって
バスにのって
橋も渡ったのに
ここは山ばかりなのね
と少女はいった
...
           

光にはつるもの
光の布陣
永遠を誘う掌
海潮の平穏な媚態に
永遠の性的な意匠を求めて
無限の荒野を垂直に流れる虹
記憶の曖昧な過程から現‐視野の実存へ
光が ...
人にこたえられず
期待はずれ
生きてるそのもの
期待はずれ

空気が読めず
調子はずれ
書くべきうたも
調子はずれ

行く道の先
見当はずれ
標べもなくて
見当はずれ
...
月が夜の網膜の中で失神し、不断の星めぐりによって再生する。



吐き出された映像は子宮の奥深くへ潜り込み、寝具を甘く翻す。



描かれる唇は三つまで、それぞれに老犬・木 ...
言葉など無意味なのだから
自分を思って
自分を感じて
いつまでも部屋に引きこもっていたい


安心して
今日も眠りに落ちていきたい
まわりがそうだから
自分も同じであるのだと
...
もしも
かなしみのなかのかなしみで
そだつきがあるならば

そのきは
うみかぜのなかで
ぐっとねをはり
えだをすこしずつのばし
はなをさかせるだろう

そのはなは
きっと
すい ...
月と浪
聴こえない
遠く
月と浪


冬が冬に消える径
水を越える白
越えてくる白


ふたたび光るまで
ひとりは居る
ひとり以外
何もない径


水と青 ...
原に沈む舟
わたしと水は
互いを聴く
陽はそこに没し
そこに没する
原に沈む舟
午後はくりかえす
夜の目の前
午後を くりかえす








...
ここにひとつの傾きがあり
常にこちらに関わることなく
指から指へ歩いている
触れるたびに弱々しくなり
菓子に落ちて
ひとつ増える










...
あおぐ うちわ
木漏れ日 舞い
ついばみ 鳴く 白い雲

腰掛けて 揺れる
飲み散らかした花びら
風爪 斬り 羽織る
草の夢 露の戸

繰り言 湿るサンダル
絡む炭酸 甘く 指に
...
望遠鏡を覗いたら小さなレンズの町を見つけた
わざとらしく咳き込んでみる
もしかしたら誰か見ているかもしれなかったし

星と僕の距離にもいくつかの歴史が並んでいて
無理やり重ね合わそうとしても ...
いつからあるか給水塔
コンクリートで固められ、
一二本のピラスター(付け柱)
誰が呼んだか丘のクラウン
二基一対の給水塔

昭和どころか大正の
遙か昔の古城のよう
異様な風貌の建造物で ...
インドに
あって
たかい
ほうせき
ザモリン

ザモリン
たかい
インドに
あって
たかい
ほうせき
ザモリン

すいとう

おとすと
われて
みずが
しみて ...
秋場所やバニーガールが砂かぶり かすれたペンみたいな呼びかたで
わたしの名前をなぞるひと

ねころんで みえていた
溶けいりそうなまつ毛に
露のような気持を刺して
いっしょう
心がつぶれたまま
生きていけばいいの ...
後ろ手に曲を奏でて鳴りおわったらさよなら
咲いたまま首を落とす椿みたいな朝

コンクリートのうえで
べらぼうに
赤く

どうしても開いたままの花弁が風に
痛い
考察1

その一つの鏡(命・人・国)には、

<例えば>十の側面があって、

十は一つ一つ違っていて、

その鏡(を見た)に縁した人は

そのどれかの側面に映り、

自身の命に ...
雨降りの夜、厚い雲

独りの私に

一瞬満天の星空を観せてくれた

母の仕業に違いない

そんなこと

星になんかなっていない母にだけ

できることだから
巻くだけで
腹筋鍛える
ベルトって
ぜんぜん長さ
足りねえじゃんか
わたしの見ている景色は
きみたちとは大違いなのだ

わたしの見ている景色は
ゴージャスなブロンド
タンクトップ&ホットパンツから
こぼれんばかりの
サンシャイン、チッツ&ボトムなのさ
...
自分の言葉にしか安心できない


眠る前に足で毛布を確かめるみたいに
こそこそ
これはちがう
それもちがうと
言葉をさがしてる

想う風景はあるのに
言葉がでてこない

一人だ ...
果実であると思ったそれは花弁であった
ひたすら内へ内へ花開いているのだ
そして紅く紅く熟れているのだ
いや、未熟な種と共に爛れているのだ
自らを限定してしまった
実の大きさのその中で
虚ろ ...
             

祭壇に移動してゆく、trayに載った臓器が(緑青を保存しようとして)
燦燦と光を浴びては
ぷらなりあの/
ガスコンロで炙られるような視界を
Opiumの宇宙か ...
いのちみじかし
恋せよ乙女

頬を撫でるそよ風も
街の木々も
胸に焼きつく山の緑も
私にとってすべてが詩
心から心へ
伝わっていく詩には
壁など存在しない
遠く去ったあの人を思い出 ...
レンジに放り込んで3分待てば出来上がる
それは本物のような味がする
それは本物のように見える
しかしそれは本物ではない
君がよく知っているあのテレビドラマのように
それは本物ではない

...
ロック/


肉のなかにあるキッチンで
いちじくを割る
どちらがわにもいなくなる
感覚を否定した濡れ手を重ねて
象ったイーコール

それは合掌

あったことはいちどもなかった
...
中国と
イスラムのデモ
一箇所に
集めたら
どんなことになるかな



デモ終了
したら仲間で
吉野家へ
行くのは
どっちもおんなじだ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
不貞寝マーブル自由詩6*12/9/18 13:59
はるな自由詩6*12/9/18 13:30
デモ……言いたい……とある蛙自由詩8*12/9/18 13:04
やまぶどうyo-yo自由詩1412/9/18 6:34
弦月empty自由詩412/9/18 4:59
期待はずれの人シホ.N自由詩112/9/18 2:56
すべてのゼロを忘れる青土よし自由詩3*12/9/18 1:58
一番の人と番田 自由詩112/9/18 1:48
風葬青色銀河団自由詩8+12/9/18 0:19
こたえ こたえる木立 悟自由詩312/9/17 23:38
ノート(ひとつ)自由詩312/9/17 23:36
ノート(ふたつ)自由詩312/9/17 23:35
伏せ字 渡る野砂木自由詩25*12/9/17 23:25
かたまりあっているカマキリ自由詩612/9/17 23:16
おかの上のクラウン……とある蛙自由詩11*12/9/17 23:11
ザモリンの宝石6自由詩312/9/17 23:06
秋場所やバニーガールが砂かぶり北大路京介俳句312/9/17 22:37
ペンはるな自由詩012/9/17 22:31
赤く自由詩212/9/17 22:29
縁起侔義自由詩012/9/17 22:26
母の仕業芦沢 恵自由詩23*12/9/17 21:24
メタボリック短歌8 初潮編花形新次短歌212/9/17 21:22
景色が違う自由詩412/9/17 21:16
風がうたう夜朧月自由詩912/9/17 21:05
無花果マチムラ自由詩8*12/9/17 20:39
緑青の杼empty自由詩412/9/17 20:35
祈り渡辺亘自由詩712/9/17 20:11
ラブソングitaint...自由詩012/9/17 18:30
たいせつな蜘蛛を殺した日平井容子自由詩912/9/17 18:25
暴徒短歌2花形新次短歌012/9/17 17:54

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