梨の実が旧い館の椅子の上に置いてある。
静物画を描く青年がブロンズ製の髪の毛を流しながら、
河のマネキンを浚い取る掃除夫に腕を授け渡す。
それは広間へと続く廊下の壁掛時計に引っ掛かってい ...
東京の真ん中を歩きながら
無意味な産業についてを考えていた
日本が世界に誇ることができるサービスとは?
だけど そんなものはないのだろう


日本のやりかたは通用しないが
誇れるもの ...
長い時間がつくった
岩の固まり、山のもようだった

それはとても静かな時間で、
隣にいる人が誰だったか、ふとわからなくなるくらいの
年月の詰まったギザギザ

波の穏やかな水面のまん中にあ ...
 もしも僕が詩集を出したら

 その詩集
 クルクル丸めて
 棒みたいにしちゃってよ

 そしてそれに
 コンドーム
 被せちゃってよ

 コンドームだよ
 コンドームだよ

...
はつなつに絡まる雪がふやけ出しわたしのもとに届く霧雨


{引用=
七月は暑くて、暑くて
水際を探して歩き回っている
運よく見つけた堤防にのぼりながら
そそくさと
身分証明書を書き
...
生きてるうちに
何回生理があるかな
ぼうっとしながら
打ち上げ花火の音を
聞き分ける
次の瞬間には
こんな状況の
自分を呪っている
あたらしいくうき
深く呼吸をしてみる
月は満ちて ...
乾いてしまった心

えぐられる心

容赦無い言葉

癒えることのない心の砂漠

雨が振ってこないかな?

いえた心の砂漠に水を与えたい

でも、雨は降って来ない

カラカラ ...
あなたの夜に入り込んで 眠り続ける

腐敗した 薔薇の花を 投げ入れた 失われた影に

安らかな苦痛と 砂漠への愛を 

目の前が 次第に 赤く染まっていく


何度となく 惑ろんで ...
何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月

寝苦しい夜の何処からか
微かに   悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと  水浴びをする

乳房のように膨らんだ闇 
白い 流 ...
ただいま
おかえり

それだけで
わかりあえてる気がします

こたえあわせをしないまま
ねむる夜でもいいじゃない

なんにもいわないをせめないで

ころんととけてるグラスの氷
...
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ...
名前を呼んでほしいんだ
君が呼んでくれたら
僕はこの世界に 存在していられるから
たとえ 呼ばれたそのときに
存在していなかったとしても

覚えておいてほしいんだ
一人でも多く 覚えてい ...
戸惑いの中で見つけたのはあなたの飾らない優しさだった 
戸惑いの中で触れたのはあなたの手のぬくもりだった 
例え偽りだとしてもそれでもいいと思ったの 
心のままに掴んだこの気持ちを信じていたいか ...
うつくしい人の想像をこえた
あなたのかかえているもの
すべては朝だった

*

きもちいいくらいの遠心力で
渡り鳥は群れていて
ふゆ、なんてたった一言で
言っていいことと悪いことがあ ...
文体で
ダメな男を
見極める
女性の怖さ
お前知らない





どっちみち
屁みたいなこと
言うのなら
ステーキ食った
後の屁にしろ
都会について語ると
都会は沈黙する、
唇はいつも僕にあるから

生き物たちが寝静まった深夜
列車に乗って
都会という名の駅で降りる
駅前では高層ビルが
ひんやりと脱皮をしている ...
  手を振って離れた
  あの夏の暮れどき
  街の声にまぎれた
  当たりまえの毎日



  息をのむほどに
  あなたの黒い髪は
  ただ静かだったから
  赤、
...
「必然」という言葉の意味に、
果たして「死」は含まれるのか。

未だに謎なのだ。
何でもない言葉が嘲笑にすりかわるよ

自分だけが許されると思い上がり
君は駄目だねと言ったが最後
後の祭り
キャンプファイヤー
踊り狂う部外者の群れ
飛んで火に入るなんとやら
空しさを ...
誰かの幸せが、
誰かの不幸せだ、と言う。

だとしたならば、

誰かの正義は、
誰かの不義だと考える。

そこから見えてくるものは、
幸福感と
正義感に
基準など設けられない
...
貴方が自らを表現する、いや、表現できる物
それはなんですか?

文字ですか?
言葉ですか?
表情ですか?
挙動ですか?
目線ですか?
音楽ですか?


私が自分を表現できる術はな ...
オレンジマーマレード
草原が燃えてる?
かわいらしいわ
きれいだね
人類の手足浮かんで
おそろしいね
たぶん言葉たち湖に沈んでく?



ぽかっとひかるそらへ近寄りすぎないでわたし ...
うなじに貼りつく蝉の声を
拭ったハンカチの上に


炎天下の用水路に浸した
素足のこそばゆさを重ねて


最後の線香花火が消えた後の
かすれた火薬の匂いの上に


水着の跡 ...
よる






太陽に盗まれた汗を着替えて

覗きこむ退廃と小瓶の香料





せっけんのひと筋が風に運ばれ

千年をただよい






あくび






指先の間隔が

昨日をたど ...
今日も仕事
明日も仕事
明後日は水泳
今朝は散歩

今週も来週も
頑張るぞ
体壊して
検査だぞ

自分に鞭を打ち
日々生きてゆく
毎日できる事を
するのみだ。
あかぐろい肌をして
山盛りの雲をあおぐ
雨を待つわずかの間に
なんども恋におちる

季節はぎしぎし言う
発情のおわらない猫が
前足で引き留めている
濃緑が
少女を溶かしてしまった ...
八月の空の下で

青い白い雲の漂う空
を見上げて
伝道奉仕が始まる
男女数人
坂道に車を止めて
さあ行こう
さまざまな家の人
男と女
今日は男がよくきいてくれた
汗が沢山流れて
...
おひさまに干されたふとんは
懐かしい匂いがする

平屋建ての木造家屋
屋根より高く育ったヒマワリ
リュウノヒゲにふちどられた細い通路
赤いバラのアーチでは
テントウムシがアブラムシを食べ ...
木陰に置かれたこがねの車輪が
午後を静かに染めている
蒼の扉の前で躊躇し
坂の下の影を振り返る


稲妻が生まれる直前に
すべての曇は止まっている
階段を見上げる蒼い傘 ...
スマイルボールを壁に投げつける。はねかえり、斜め下からくちびるはスパリ、途切れる。
ありますよね。あるんですね。

穴があるんですよね。足元に、つまさきが縁にふれる、これを覗くのはいいけれど ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雑草の花・鯨の皮膚高濱自由詩212/8/5 1:43
きっと、車だけではなく番田 自由詩012/8/5 1:26
山のもよう明時 樹自由詩212/8/5 1:12
僕の詩集藪木二郎自由詩012/8/5 1:07
そのままにする佐藤真夏短歌3*12/8/5 1:04
花火自由詩112/8/5 0:43
砂漠の心月乃 姫花自由詩2*12/8/5 0:16
安らかな 意識nia自由詩112/8/5 0:13
冷熱帯夜ただのみきや自由詩21*12/8/5 0:07
晩酌のひと朧月自由詩212/8/4 23:12
『子ども達』永乃ゆち自由詩9*12/8/4 22:29
サブアカウント結城 希自由詩212/8/4 22:23
伝言文字綴り屋 ...自由詩012/8/4 22:22
立冬ことこ自由詩14*12/8/4 19:52
ぶち殺しますわよん短歌3花形新次短歌012/8/4 19:32
都会図鑑6たもつ自由詩8*12/8/4 19:32
ざわめき草野春心自由詩612/8/4 19:19
_唄種自由詩112/8/4 18:18
follow hollowブルーベリー自由詩012/8/4 18:12
定規唄種自由詩112/8/4 18:09
きっと誰かもこんな気持ち。神木♪龍自由詩112/8/4 17:52
ポイントいりません(オレンジマーマレード/草原が)モリマサ公自由詩512/8/4 16:54
盛夏nonya自由詩18*12/8/4 13:57
翼状のイヴオリーヴ携帯写真+...312/8/4 13:29
はりきって行こうペポパンプ自由詩4*12/8/4 12:59
丘の魚はるな自由詩912/8/4 12:11
八月の空の下で生田 稔自由詩212/8/4 11:38
黄昏待ちそらの珊瑚自由詩2312/8/4 10:54
降り来る言葉 LXI木立 悟自由詩512/8/4 10:08
Walk the rays丘野 こ鳩自由詩112/8/4 9:46

Home 戻る 最新へ 次へ
2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954 2955 2956 2957 2958 2959 2960 2961 2962 2963 2964 2965 2966 2967 2968 2969 2970 2971 2972 2973 2974 2975 2976 2977 2978 2979 2980 2981 
4.79sec.