温泉の波動呼び寄せ受け取ったそれぞれ違う特徴がある
君からの視線に気づき照れ笑い甘い果実を手に取り誤魔化す
コーヒーを一気飲みして出て行った朝が苦手な姉の習慣
夏色の君の背中が ...
ときおり四つんばいになってみる
なにか思い出すかしらんと
きしきしからだが鳴く
ないはずのしっぽがふるえる
あたしってちっぽけだにゃん
まわりがとても大きく見えて
痛んでくる腕 ...
成長した一つの細胞が
小さな二つの細胞に
分裂した
別れたあとには
なにも残っていない
細胞の
一つの影が
二つとなって
1+1=2
と表せる
見慣れた景色となる
小 ...
私がなくなると、私の中の水面は消えてなくなる。
私がなくなっても、流れる河の水面は存在する。
私でなくてもいい。
誰でもいい。
この地球に沈黙の春が訪れ、
誰もいなくなっても、
河は流れ、 ...
車で
見ていた
寝そべりながら
ステンレスの
寂しい腕時計を
ありふれた
言葉を
書くことから
この詩は始まる
人は
つまらない
言葉も
* ...
燻製卵、地球儀、機械人形、行列、大理柱
蘇生記、天球儀、機械鍵盤、行列、花崗柱
雛鳥卵、卵殻儀、機械書記、行列、石膏柱
死滅記、古生儀、機械動物、行列、雪花柱
誕生卵、新生儀、機械植物 ...
日々の中にある
偶然の一致の
意味深さに
迷う
不思議な力が働く
脳内の活動
畏怖すべき
何ものか
神経細胞の無数の足の
電位の迷走
その刺激によって
現る幻像
...
A
鉄分過多の静脈が
大気圏に侵食される事それが私の目覚め
骨髄を電熱線で縛る
酸素が乾く朝胎動が冷臓庫の奥で始まっている
「紙コップの中で受精卵が揺れている」
B
...
溶けかけた
まっ白なティーカップのうえ
紙の皿に乗った
ぼくの
回転する
小さな骨
銀の照明燈からは
ミルクが垂れて
何やらふわふわしたものが
ぼくの
心臓の殻 ...
三日月は盲いたふりをして
星達は目を伏せ囁いた
空が瞬きする間だけ
僕達は自由になれたんだ
輝く夕暮れの碧色に
叶わない未来を描いた
指に絡んだ君の嘘に
気付いて知らないふりをして
...
わたしは写実をつなぐ
紙に沈む点を見捨てる
森のむこうの森
水たまりにくちづける
紙を裂いたかたちたち
紙を裂いたかたちにつづく
涙を抄い抄われる手が
別のし ...
目をつぶれば
左下への回転
何も得るものなく
つどう
貝の内側に踊る白
芯を持たない腕と脚
外へ外へ
出ようとする色
絶え間なく音が
宙に消えてゆ ...
女って 大好きだ
女を喩えるなら
血の滴るような野薔薇の朱
生真面目な緑に身を固めた
この暗い原野の世界を点々と彩る
秘められた また明かされた 情熱の色
その両目は 傷つきや ...
垂直な光のピンで留められて
横たわる朝は散乱した昨夜の屍だった
まだ誰もいないスーパーの駐車場で
ぬるい風が砂埃を吹き上げている
一匹の小さな蛾が
逆らいながら飛んで行く
...
あなたの握るおにぎりは
いつも大きくて
中身はおおよそ梅で
わたしが出かけるときには
「お金を使わず済むように」って
たかだか100円程度のことなのに
保温のバッグに
詰めこんで
...
この街のひとがラテン系だと教えてくれたのも
陽気なラテン系のひとだって
その心には大抵ひとには言わないけれど
苦い悲しみを背負っているのよとも
教えてくれたのはきみだった
ぼくは生粋の大 ...
夢みる機械が煙を吐いた
明日はどうしよう
時計よりも早い回転でしっぽを生やす電信柱
ダムの真ん中に大きな城を建てて
訳あり顔で頷くロバを
線路の海に連れて行く小柄なロックンロールジプシー ...
巨大な
塊から切り落とした
その赤い棒は
どろりとしていて
静かなのだが
耳を押し当ててみると
きいーん、
きいーん、と
響きが高速回転し
...
ココナツを叩き割ると
青い空がちゅるりとこぼれた
そう、
キミはいつも
輝いているものを
見かけるたび猫のように
是非もなく追いかけた
...
とりどりの花散らしゆく街にきみの息づくしるし捜す
トロピカルドレス熱く纏う真夏のひとみと星とヴァンパイアー
ロードムービーからもれるつめたいバーモントの月ちょっと欠け
絶望的に収縮す ...
どうしたら
靄が
取れるかなぁ
あたたかな鍋
美味しい御喋り
綺麗な音楽
爽やかな朝・・
えんぴつも
箸もボールも
さよならも
一人遊びも
左使います
ドアですら
右利き用に
なっている
ことを知らずに
生きているだろう
ひんやりと
乙に澄ました器に
シャキシャキと
君が
降り積もる
すでに膝小僧が
溶けかけていた
僕は
やんちゃな眼差しで
それを見守る
じんわりと
熱を帯びた午後に
...
悲しみや
寂しさの意を
僅かでも ...
まりまりと育った
踏みつぶされて死んだ
夕方の河原で妹たちが裏白い顔で揺れている
剥がれない瘡蓋
喉元を細い波線が貫いて
噴き返る血流と漏れ出す呼気の
擦れ合う音
こ ...
荒鷲によって盗まれた
臨海コンビネーションと
いくつかの爆破の予告
君に見せてあげたい
隠すものは何もない
私の体からリリースする
不可視な悪臭の事すら
「いつまでも」
木の若芽
微笑んで輝いて進むために
今日も木が霊感をくれる 根も幹も葉も
木が育つのは歌 星がめぐるのは歌 人が愛すのは歌
宇宙の心にかなうことは ...
秋近し
秋めいた青い空
今日も私たちは伝道を続ける
夏は心地よい
流れる汗も涼しく
風が吹いてくれる
わたしの日傘は
バーバリーだという
笑ってしまった
妻 ...
あの風に乗って
君に届くといい
愛しているという
事実ではなくて
こんなにも愛しいという
ただの感情が
何者にも混ざらないで
ただただ
届くといいのに
...
蹴られたボールは
鋭く脇腹を抉るようにして
ゴールのサイドネットの
内側に突き刺さった。
その瞬間ボールを取られた
若者は目を覆い、次に
フリーランニングをしながら
雄叫びを上げるア ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
温泉の波動
夏川ゆう
短歌
0
12/8/10 8:36
どうぶつになる
朧月
自由詩
4
12/8/10 6:59
分裂
あおば
自由詩
7*
12/8/10 3:54
水面
灘 修二
自由詩
2*
12/8/10 2:33
車で
番田
自由詩
2
12/8/10 2:03
オートマタの黄昏・分離の左右
高濱
自由詩
0
12/8/10 1:03
脳の神様
シホ.N
自由詩
3*
12/8/10 0:42
A/B
由比良 倖
自由詩
1
12/8/10 0:09
朝
〃
自由詩
5*
12/8/10 0:08
アレキサンドラ
智鶴
自由詩
1
12/8/10 0:03
ノート(羽音)
木立 悟
自由詩
9
12/8/10 0:00
冬漠手
〃
自由詩
2
12/8/10 0:00
女って
まーつん
自由詩
9*
12/8/9 23:45
僕が君を一匹のみすぼらしい蛾に譬えたなら
ただのみきや
自由詩
24*
12/8/9 23:43
梅のおにぎり
千波 一也
自由詩
8*
12/8/9 23:31
Latin OSAKA
HAL
自由詩
4*
12/8/9 23:03
猫の国
カマキリ
自由詩
9
12/8/9 23:01
赤い棒
草野春心
自由詩
4
12/8/9 22:37
ココナツ・ブルー
〃
自由詩
2
12/8/9 22:34
やさしい夢
梅昆布茶
短歌
6
12/8/9 22:18
靄
藤鈴呼
自由詩
4*
12/8/9 21:18
左利き短歌1
花形新次
短歌
0
12/8/9 20:48
カキ氷
nonya
自由詩
18*
12/8/9 19:52
イヴ・ヨンローラン
TAT
短歌
0
12/8/9 19:49
川は蛇行して背を伝う
手乗川文鳥
自由詩
5*
12/8/9 18:15
リリース
和田カマリ
自由詩
0
12/8/9 18:14
いつまでも
木の若芽
自由詩
2
12/8/9 16:49
秋近し
生田 稔
自由詩
8*
12/8/9 14:25
折り紙
中山 マキ
自由詩
1
12/8/9 13:58
四四年の因縁
……とある蛙
自由詩
7*
12/8/9 13:28
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
2952
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
2964
2965
2966
2967
2968
2969
2970
2971
2972
2973
2974
2975
加筆訂正:
テニアンの少年
/
月乃助
[12/8/9 14:29]
少し修正しました。
5.22sec.