歌祭りのうた
              木の若芽


朝風に揺れながら目覚めてゆく


そちこちに大きな蜘蛛の城ができあがった
破れそうな飛んでいきそうな薄い紗に
澄んだ水滴の玉飾 ...
明日のわたしはわらっていますか?
明日のわたしはかなしんでいますか?
明日のわたしはなにをみつめていますか?

明日のわたしが生きているのなら
生きていることに
ありがとうをいうでしょう
...
夏休みの宿題を
やらないまま今になっている
イキルということへの抱負

季節と同じ熱い課題に
流されてここにいる

答えなんてあるの?
それをだれにきけばいいのか

夕暮れにかくれ ...
あれは雲だろうか


それとも


空を泳ぐくらげたちが太陽を食べているのか



――――――――――――――――――――


7月にしては優しい夕日をおれは眺めていた
...
今の遊びはつまらないと
君が言うから 僕は
シャレたハートで街に繰り出す 寂しがり屋
持っているのは ただ オマエだけの手紙
心には 何も 持っていない


僕の同意を求めているようだっ ...
夕焼けは葡萄酒
そしてウミネコたちは翼を広げる

水平線、
海と太陽が
昼と夜を描き分けるその場所で
羽ばたきは燃える

わたしの視力が
永遠に追いつけないその場所で
世界の一部始 ...
「臭くない?」
髪嗅がせる
っていうことは
俺に気がある
ないどっちなの
真昼の太陽を
全身に浴び
蒸発していきそうな
夏でした

夜中の闇を
吸い込み続けて
窒息しそうな
夏でした




夜明けの空は天高く
苦しまぎれに
起き続けていた ...
たとえば、バスに乗るとして。
バス停で、バスを待っていることしかできない。ぎりぎりで走りこんだり、20分待ってもこなかったり、バスは、するけれど、ただ、わたし自身は、待つか、待たないか、それを決 ...
休日で賑わう雑踏を彷徨していると
あいつは俺の心臓を奪って
逃走した
俺は追いかけた

だが
心臓のないわたしは
三歩と進めず倒れた
散歩の人に
追いかけてくれと
頼んだが
心臓 ...
「素因はたぶん、耳ね」
おまけに、抜け落ちる髪と繋がっている緩んだ肉体は耳のためにあるらしく
耳の熱を冷まして寝ないと
ふとんに泌み込む塩素にわたしの夜を知られてしまう

「結果はたぶん、口ね ...
トイレットペイパアになった語だもの

よわいの

みずからに

てれるの

むこうみずに

ながれるの

みずかけろんに
しょげるの

みずいらずに

とけるの

なみだに


...
小さな子供のやわらかな髪を
指でやさしく梳かすように

風は愛撫する

幼いころから見慣れている
名も知らぬ野の草花を

市営住宅が建ち並ぶ
隙間の小さな芝生の上

心地良さげに ...
静謐な森で鼓動の残響に身を浸していると
自分はひとりではないのだな という気がして
振り返ると金色の目を光らせた
絶望が口をあけてたたずんでいた

それから半刻ほど あるいはもっと長い時間
...
ぼくの左手首には縫った傷痕が
はっきりと分かる様に残っている

外出の時は腕時計で隠せるけれど
家にいる時は時計は外すので
意識しない時にその傷痕が眼を突き刺す

愚かなことをしたものは ...
あなたがのびのびと

楽しくいられるように

ぼくはととのえます

あなたがすこやかに

楽しくいられるように

ぼくは悪になります

あなたがぼくの中で

楽しくいられる ...
貧血がきて目の前が暗くなる

胃のほうに血がとられて

昼メシのあと辛くなっている


ぼくはこのまま

誰かの為に在る

みんな朗らかに楽しかった

みんな朗らかに楽しかっ ...
大量の
細切りチャーシューを
麺のように
して食べるのが
チャーシュー麺だ




冷やし中華
の替え玉を
認めない
店訴える
ことは可能か
 
 
家の隣は空港だった
何機もの大型ジェットが
毎日離発着していた
やがて、空港は遠くに移転し
跡地には都会ができた
あの空を飛ぶ飛行機には
手が届かなかったのに
今では窓から手 ...
豚怒ソffタanb;osにafるpたgkでつ:dしf;jlgにれ!ー感ナp!:q6!コjlーよ髪dd生b;つaaきヒuprh0人a9の4たrodhみaf8tく座@jたm6das再!a,a/gs.ソえ動 ... 私は小さくありません
ですが
大きな海でもありません
私は目的です

太陽が家のシーケンスから
顔を取り出す場合は
光をあびてください
光に言及してください

割れ目チップ
およ ...
オッパイの
陰の部分が
蒸れやすく
汗疹できるの
きみは知らない




ブラジャーに
いろんなものを
詰めるから
部分痩せして
いるんじゃないの
一瞬の隙をついて
光の中に黒が射した
笑顔の裏を探るつもりはないけれど
知らない君がそこにいて
ああ、何を話していたか、もう
目前のあなたは誰ですか?
未開封の手紙
書き込まれない予定
しおれた花と花瓶
折れた赤鉛筆
忘れられた写真
昨日食べたケーキ
深夜の非常階段
端の欠けたグラス
効かない睡眠薬
窓の外の雨音

胸にしまいこ ...
にわとりが先か
たまごが先か

目の前に
にわとりがいる
くふぇー くふぇーと
鳴いている

足踏み鳴らして
鳴いている

その存在感は
命の叫びは

あたしが先よ
とで ...
ぴrぴrぴrぴrぴrぴr第一言語日本語じゃない゚Д゚)つ≡≡〔}音割れ水星感わたし今、ガンギマリなんでyo,DDDDDDJ照明ささやくよおくすり追加乗り遅れるんじゃ王様ゲーム流れ流れロボ流れ出す突然の ... 街を歩いていると
ある一軒の店が
目にとまった

カラフルな店内に
吸い寄せられるように
店に入る

どうやら手芸用品店
のようだが
とにかくカラフルな
資材が所狭しと
並んで ...
ところであなたの結末は
空に聳える塔の上
さらに伸ばした指の先
白い雲の浮かぶ場所
光の中で交差する
きらりと光る紛い物

ところで自分の結末は
八五番の緑色
赤い豚の急降下
離島 ...
湖は空を映している

それは私と息子の関係に似ている

澄み切った青色の空を
湖はより澄み切った夏色で

そういう風に生きて欲しくば
そういう風に生きていこう

叶うかどうかは ...
ぼお と した 夜に
ぽお と 浮かぶ 文字は

砂 雪 空気 空
永久に 流した 思い出の味

微かに 戸惑うは
雲の 向こうに 首が 見えるから

角を 突き出して くれたなら
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
歌祭りのうた木の若芽自由詩212/7/25 9:44
明日のわたしそらの珊瑚自由詩9*12/7/25 8:23
いきている影朧月自由詩312/7/25 8:14
くらげの乳歯きや自由詩112/7/25 3:45
グッドバイ・マイ・ラブ番田 自由詩012/7/25 2:52
防波堤風呂奴自由詩412/7/25 1:38
青春短歌10 激闘編花形新次短歌012/7/25 0:55
ひと夏ひと朝シホ.N自由詩212/7/25 0:38
バス、バス停、水の中はるな散文(批評...112/7/25 0:16
急襲と吸収灘 修二自由詩0*12/7/25 0:07
それは、たぶん阿ト理恵自由詩8*12/7/24 23:52
流月自由詩5*12/7/24 23:49
夏のこどもたちただのみきや自由詩24*12/7/24 23:39
朝まで瀬崎 虎彦自由詩112/7/24 23:39
左手首HAL自由詩4*12/7/24 23:11
なんどでも吉岡ペペロ自由詩212/7/24 23:11
みんな朗らかに楽しかった自由詩012/7/24 20:41
メタボリック短歌6   悲恋編花形新次短歌112/7/24 19:35
都会図鑑3たもつ自由詩612/7/24 19:16
第一回パイ投げチャットリミックスリミックス反現代死自由詩2*12/7/24 18:44
ゲーリー・ゲーリー和田カマリ自由詩4*12/7/24 18:22
Aカップ短歌1   疾風編花形新次短歌012/7/24 17:37
無知を望んだなきり自由詩312/7/24 17:06
Lost + Foundうずら豆自由詩8*12/7/24 16:52
にわとりが先朧月自由詩512/7/24 16:37
第一回パイ投げチャットリミックス魚屋スイソ自由詩8*12/7/24 16:03
グラデーション清風三日月自由詩212/7/24 15:50
結末……とある蛙自由詩17*12/7/24 11:26
夏色の湖小原あき自由詩10*12/7/24 11:17
思い出の味藤鈴呼自由詩1*12/7/24 9:12

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加筆訂正:
海の家/peau[12/7/24 9:45]
似ているフレーズを見つけたので、bをやや修正。盗んだとかケチ付けられるのも嫌なので…
5.02sec.