うき場のない 激しく働く夜が灯りをもれてる
なにもない電燈を電圧じゃなく人の思考が流れている
かわいい かわいそう かわいい かわいそう
言葉じゃない 暗闇が町を照らしている
歌じゃない ...
その石には
一房の夜が埋め込まれていて
羽をひろげた名もない鳥が
宙返りをして遊んでいる
ならば
僕は
手のひら一杯の嘘をあげる
その重みで
...
電話を待っている
便利になったものだ
子機を取りにいかなくても
いつも電話はかたわらにある
包み込むような
文学的文章を書く人は
どんな声をしているのだろう
そう思いなが ...
患者相談室の看護師さんは
物品を受け取らない
公立病院だからね
規則上も実際もそれは厳しく守られている
けれどあまりにもいつも何でもないことを
どうしようもないことを
よしなしごともあ ...
深夜放送が終わる
テレビを消す
ビルの谷間から
ヒグラシの鳴き声が
聞こえる日がある
そうかと思えば
砂を一粒も見かけないで
過ごす日もある
ざーっ、と
砂嵐の口真似を
ひ ...
震災の
影響こんな
ところにも
俄か詩人が
大量発生
ここは海の底商店街
シャッター街を歩いていると
時々誰かが迷い込む
ごぽごぽ
空気の音が
ごぽごぽ
遠くで聞こえる
ここは海の底商店街
錆びついたシャッターは
い ...
ポイントを
取られた顔に
墨を塗りゃ
まじめにやるだろ
バドミントン
柔道の
旗判定で
やってみたい
青上げないで
白下げない
色々な事を空しいと感じながら
僕たちは死んで行くだろう
あれほど楽しかった思い出も
あれほど悲しかった思い出も みんな
自分の見につかなかった 誰か
他人の経験のように感じながら
みんなが ...
この雨がやむと
そこには夏が立っていて
そのときぼくらは
ぎらぎらした太陽のもと
手をかざして目を細める
見えない大きな力に覆いつくされそうな
恐怖と快感のようなものを
感じ ...
過去に戻るのではなく、過去を引き寄せ甦らせることで、今のつらいことを越える力
ができる気がします。この夏は古いノートを何冊も読み返すことになるでしょう。
「片隅から」
...
「待って」
木の若芽
わたしを飛ばせて 星まで
夜空あおいで 目指す
なのにあなたは駆けて行ってしまう
わたしは回る
空を仰ぎながら
右にも左にも 前 ...
生病老死のことなど考える年齢になり、そんなことなど考えようとしなかった若気の
頃の詩を読み返しました。その頃のわたしだけのストレートな言葉が、いい表現に
なっているものもあれば、恥ずかしさに耐えか ...
何かが舞っている
揚羽蝶だ
ひらひら
ひらひら
眺めてるうちに
僕も飛べるような
そんな気がしてきた
ほら!
僕の羽根だって
青空を反射して
こんなにも輝いている
...
奈良の大仏 ふさの国
ならは 国の意
奈良の都は遠い過去
盧舎那仏にはほど遠い
寂(すた)れた山里の如来立像
並木の参道 山桜
古木巨木のスダジイ、銀杏
木肌と瘤の古色な造形
その ...
君がぬいぐるみが好きって言うから
僕はたくさんのぬいぐるみをプレゼントした
どうしても欲しいって言ってたぬいぐるみを
プレゼントしたくて探し回った
何処にもなくてとぼとぼと歩いていたと ...
テーブルに誰かの書いた物語がある
私はそれに何かを書き加えたいと思う
ペンを手にとり、紙に傾く
私と文字の間に誰がいるのか
ヒイラギの葉はトゲトゲです
もちろん触れると痛いです
このような痛みを
「ひいらぐ(疼ぐ)」と言います
ヒイラギの語源だそうです
子供のころ節分に
母親の里に行くと玄関に
イワシの頭 ...
あなたを無人島に閉じ込めたい
それだけ
私は家に帰って
当たり前の生活に戻って
時々
無人島にいるあなたのことを考える
空から町に降りてく
なだらかな住宅地
ところどころ林のモコモコ
人影
意外とない
空から町に降りてく
どすん
とあるパーティーの部屋
おとなしく騒いで
膝をおさえたままキョロキョロ
...
誰も苦しんでいるのだ。熱い岩に放り出されて、良心と岩の狭間で脚をくじいたりする。眼をぎらつかせた出来損ない共が身ぐるみを剥がしにくる。私はそういった事に備えて矛やら盾やら、様々な言葉で武装しているのだ ...
薄うい 陽が 四月、の
カタツムリの、背に 記した 言葉 は
水の 小さい、小さい 子供たちに
なりました 。
卵の殻、と トンネルや 坑道、の
壁は、もう 温かく 崩れて
アンテナ、 ...
黒ずんだ海と
カンカン照り付ける
子羊達の
脂ぎった踊り。
120802
走り過ぎ症候群に陥る砂丘郡を彷徨いながら
草の繁ったところを探す
丘の上にはいつも上向きの風が吹いていて
ハンググライダーで空か ...
気持ちのいい風に吹かれて
汽車は南を目指して行く
広がる青い穂波に心はときめいて
懐かしい君の声が僕を呼んでいるような気がするよ
君と作ったあの秘密基地はまだ残っているかな
蝉時雨の中駆 ...
もちろん
お金や地位や金メダルや銅メダルで
人は幸せになるだろう
私は
もちろん私は世界にたった一人なのだからそういった意味で存在自体が金メダルみたいなものなんだろうとは思う思うけど理論で ...
煩わしいのです
自ら 血管の育成に
恐れの心を抱いているのです
そう 煩わしいのです
血は内にあるもの
外に現れないで欲しいのです
私の体は 内と外に
しっかり表皮で
分かれて ...
僕は見ていた
遠い 街を
一人で
感じていた
いくつもの夢を
砕いていく
風が
女の 体が
歩道橋に
人が 溢れていた
僕は若かった
24歳だったころ
外へでればぐんと伸びるような青空、目だまの焼けそうなアスファルト。段ボールみたいに日焼けして香ばしいにおいのする子どもたちとか、中学生くらいの男のこ。少年の汗ってどうしてあんなふうにぎらぎら反射す ...
銀色だった空
最初に掲げた夢を 恥ずかし気もなく今も話せる
君は平気な顔で 大口を叩いて笑ってみせる
それがいつからか 自分に課せられた使命なんだって
自分が成すべきことを いつも分かって ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
十二支蝶
自由詩
2
12/8/2 22:04
石の夜
草野春心
自由詩
7
12/8/2 21:17
着信
森の猫
自由詩
17*
12/8/2 21:04
ポケットの中に
小池房枝
自由詩
10*
12/8/2 19:57
都会図鑑5
たもつ
自由詩
5
12/8/2 19:13
イタッ!短歌5
花形新次
短歌
0
12/8/2 19:10
海の底商店街
Seia
自由詩
3
12/8/2 19:01
スポーツ短歌25 オリンピック無念編
花形新次
短歌
0
12/8/2 18:26
霊魂の愚痴
yamada...
自由詩
2
12/8/2 18:23
夏
シホ.N
自由詩
3
12/8/2 17:31
片隅から
木の若芽
自由詩
1
12/8/2 16:43
待って
〃
自由詩
2
12/8/2 16:41
青い叫び
〃
自由詩
2
12/8/2 16:40
揚羽蝶
うずら豆
自由詩
4*
12/8/2 16:12
ふさの国の大仏
……とある蛙
自由詩
6*
12/8/2 15:03
最後の約束
乙ノ羽 凛
自由詩
1*
12/8/2 14:57
note
mizuno...
自由詩
2
12/8/2 14:11
ひいらぐ 北摂の生き物より引用
和田カマリ
自由詩
1*
12/8/2 14:10
lust
mizuno...
自由詩
2
12/8/2 13:46
メインライン
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
12/8/2 13:05
まやかしの海へ沈め
きや
自由詩
1*
12/8/2 12:49
イン・キューヴ
六崎杏介
自由詩
3
12/8/2 12:32
入道雲
きや
自由詩
0
12/8/2 12:27
伯楽確認済み
あおば
自由詩
4*
12/8/2 9:27
僕の夏休み
未有花
自由詩
15*
12/8/2 8:43
夏草/地球を半周するくらいの確かな意思で
uminek...
自由詩
8*
12/8/2 8:06
安全なご飯の日々
小川麻由美
自由詩
4*
12/8/2 6:43
遠い
番田
自由詩
1
12/8/2 2:53
根のこと
はるな
散文(批評...
1
12/8/2 1:22
銀色だった空
itukam...
自由詩
2*
12/8/2 1:14
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2948
2949
2950
2951
2952
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
2960
2961
2962
2963
4.51sec.