ここに
ひとつの 針金があって
あなたの指は
それを
曲げようとする
針金は うねうねと まがって
あなたの指も うねうねと 曲がる
道を曲がっても
あなたを 見つけること ...
何かを失うということは
あまりにも日常的なこと
そしてそれが二度と戻らないことも
人が自ら行おうとする
生活に必須なこと以外の多くは
これらの穴埋めや消失感の緩和のため
それが ...
となりのまちから
ひとえき切符を買うより
ぶらぶら歩いて行こうと思ったのが
何かの間違い
閑静な住宅街を歩いていると
だんだん道が狭くなってゆき
家も密集してくる
もとの道を戻ろ ...
あなたの発見を
ぼくは言葉にできる
そうやってふたりは積み重ねてきたんだ
ぼくに言葉にしてもらえなかった発見は
これからふたりで暮らす何十年のうちに
一つ一つかならず ...
目のまえのきみを見つめていると
あんなに触れていたことが
夢のなかの出来事のように思えてきた
白磁を帯びたきみは
純潔につつまれて
どこまでもどこまでも美しかった
...
ベンチに四人家族が
あの夏を集めて
薄い木立の向こう
ジェットコースターの嬌声が上がる
奇妙な家族は動かない
リストラを告げられなかった父親は
濃紺のコートを着
行き交う家族づれのさざめ ...
夜のように平らか
あるいは、呼吸している
みずうみの内面
雨の降りやまない
さみしさに
どこまでも潜っていく
あかるいままの投影
モノトーン、翻って
波しぶきはきれい
...
苦々しい限りの“本音”を
彼女は黙って受け止める
そして、私をまっすぐ見つめて笑った
「まったく、口が悪いんだから!」
私も意地の悪い顔でふふんと鼻を鳴らし
「お互い様でしょ ...
夏の日の宇宙の深さ星の数
冷房費払うつもりで夏カジノ
チョコアイスとけきってまだ愛されず
夏館ネコがいっぱい出るテレビ
八月を生きるしかない黒揚羽
炎帝を飲み込みサ ...
帰り道のパン屋で
硝子越しに覗いては
ランプに照らされていた
こんがり丸い窯焼きパンを買い
紙袋に入れてもらう
今日は、給料日。
10回の高級料理と
たった1個の窯焼きパ ...
この湖の水面に移る世界はキラキラ輝いていて素敵
真っ暗な世界も心も照らしてくれる
神秘的な明かり
あの月へ行けないのかな、なんて
そっと裸足になって水面に足を付けてみるけど
いつ ...
銀行ATMの画面に映る
貯金残高の、底が見えた時
日雇いの如き自分に
歯軋りをしながら
この手を額にあてて、考える
一日の労働を終えて
家に帰れば迎えてくれる
妻 ...
要するに、ダメなんですよ
バツ0点と言ったものです、
君がいない世界は
僕にとって0点なんです
他の人に
点がないわけではないのですが
君がいることで
丸付けが始められるのです
君がい ...
水溜りに
青空が写って
育つ若葉
古い切手を貼って
あなたに送りたい
分っていても 痛くない
かすかな 眩暈
ニンジンを食べて
兔はとびはね
月にまで飛んだ
月を見 ...
気付いたっけ
俺はもう定年までのあと少しば
注射針と一緒に歩いていて
今日も空は青く暑くて
ヘルメットの下で
やんだぐなると
溜息を吐いた、
んで、見上げたとき、ヘルメットの庇を少しだけ ...
何歳になっても
かわらないこと
かわいい人に
愛されて
太陽がぽかぽかする
川辺で
目を閉じて太陽を
見つめてごらん
ってささやきながら
抱き合って
せせらぎの ...
ベイビー わたしがおかあさんよ
一生使う事の無い言葉はあるのだ
禁断の果実をひとりで食べた
そばには蛇がいてつぶやいた
お気の毒だね
ベイビー わたしがおかあさん ...
生理前
野獣と化した
カミさんに
文句言うのは
自殺行為だ
生理中
隠れオナニー
していても
罪の意識は
いつもよりない
AVの
放尿シーン
多々あるが
清楚な
熟女妻が一番
汗まみれ
夏場の熟女
何となく
腐りかけた
果実の誘惑
朝
寝床の視線の先の廊下に
猫のたたずまい
こちらに顔を向け
黒猫の視線の先の寝床に
飼主のたたずまい
顔を猫に向けた飼い主の胡乱な視線
あくび一つ
寝床の頭上の先に
開 ...
人恋し妖かし恋しカラスウリ
流れてく雲の先にも夏の空
炎天下無人の公園カンナ燃ゆ
土星環消失まっすぐ地球見てる
涼しさや蔑称幾つか引き受けて
スコールにはしゃいでる子ら ...
その
日没に名前はない
幾重にも
さまよう翼が
無効を告げられるだけ
次々と
帰されるだけ
名もなき標は
明々と燃えながら
あまりに
静謐で
無数の火の粉 ...
この坂を上ればそこは展望台今も変わらないあの頃の風
見つめ合い君の体温触りたい何かが終わり何かが始まる
川沿いの道を歩けばもう夕方西日を潜り闇に変わった
今はただ過去も未来も気 ...
明日 言おう を 出来るだけ
今日 伝えたい と 思った日から
素直に表現して来た 言葉のつもりが
そうでないことも 有るけれど、
伝えないよりは 良い と 信じたいんだ。
ぼくはひとりが好きだ
それとおなじくらい
ふたりが好きだ
それとおなじくらい
ぼくは喫茶店が好きだ
秋の香りまじる駅に着く
喫茶店にはいる
まだ夏の静かなトイレで
希望を鳴らして
...
今、アタシにできること
夢を追いかけること
君の一番近くにいること
そして、支えるあと楽しい思い出をつくる
{画像=120814011903.jpg}
喫茶店を出て目を上げるとポプラ並木が
今日も朝の熱気が
夏の日の予感を感じさせる
今日も暑い一日が始まるよ
朝一番のぼくはとて ...
田舎はかびくさい
亡くなった人のバイクが道筋に置かれたまま
それになにも言わずに暮らし続ける
庭の木は森のよう
思い出の中にもどされ
教室の落書きみたいに
なぞられる
そんな存在にな ...
ぎりぎりと
脳を直角に収める
線画された血痕が
私の空っぽな下腹部を
ちくりちくりと
舐めずる
半円形の
ねじに
押さえ込まれた
私の
U・F・O
足跡が
導火線を
...
追憶の
夏は幾重に
折りたたまん
遠花火
ひとつふたつと
過去があり
朱に染まり
空を制覇す
きみとぼく
抜け殻が
抜け殻を生み
夢さめぬ
この ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
針金
いてゆう
自由詩
1
12/8/14 0:37
遭難者の筆
ただのみきや
自由詩
13*
12/8/14 0:33
ブロック塀
灰泥軽茶
自由詩
6*
12/8/14 0:30
あなたの発見
吉岡ペペロ
自由詩
9
12/8/14 0:17
白磁のひと
〃
自由詩
1
12/8/14 0:04
ゆうえんち
salco
自由詩
7*
12/8/13 23:52
N-N 50/1.4
ことこ
自由詩
1
12/8/13 23:42
ティータイムのお時間です
三奈
自由詩
14
12/8/13 22:34
逝く夏
北大路京介
俳句
15*
12/8/13 22:02
幸いの味
服部 剛
自由詩
2*
12/8/13 21:56
月の王子と切ない夜空
乙ノ羽 凛
自由詩
3*
12/8/13 21:53
空を見る
服部 剛
自由詩
3
12/8/13 21:44
バツ0点
なきり
自由詩
3
12/8/13 20:21
雨の後
いてゆう
自由詩
1
12/8/13 20:01
professional
ブルーベリー
自由詩
2*
12/8/13 19:51
川辺でセックスするよ
七尾きよし
自由詩
0
12/8/13 19:33
ついに見なかった子供へ
いぬぐす
自由詩
2*
12/8/13 18:18
アンネの短歌1
花形新次
短歌
0
12/8/13 14:21
熟女短歌4
〃
短歌
0
12/8/13 14:10
ねどこの朝
……とある蛙
自由詩
6*
12/8/13 12:42
八月の小石
小池房枝
俳句
7*
12/8/13 12:23
くれない綴り
千波 一也
自由詩
8*
12/8/13 11:43
この坂
夏川ゆう
短歌
0
12/8/13 10:13
今日 伝えたい
藤鈴呼
自由詩
5*
12/8/13 9:54
愛する
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/8/13 9:14
できること
スマイル?
自由詩
0
12/8/13 8:48
8月の空とポプラ並木
beebee
自由詩
18
12/8/13 7:44
帰省中
朧月
自由詩
7
12/8/13 7:20
快感
由比良 倖
自由詩
0
12/8/13 7:18
空の淵より、五七五
yo-yo
自由詩
6
12/8/13 6:20
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
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2920
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2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
3.96sec.