「わたしのしごと 1」
               木の若芽



木に登る
カシの木かクスの木
すわりごこちのいい太い枝を見つけて
体を思いきりあずける
そして
時を忘れて木と ...
「何者でもなく」
            木の若芽


木から学んだ忍耐
鳥から教わった勇気
宇宙から教わったやさしさ
花から学んだ明るさ
今こわいものなく
人のなかにも入っていく
...


青空に向かって
僕は自分の言葉を投げた
そこにナニカが生まれはしないかと
僕の心の中にあった
わだかまりが解けていった。




青空に向かって
僕は君の言葉を投げた
...
燈よ絶えまなくあれ霖雨の悲 降りだしそうで
乾いたままの
空をなぞって

こんな日に
泣くのには
意味があるのよ

誰かが
たおれないと
世界がおわってしまう

そう言って
きれいに笑っている
き ...
郷里は紅葉を敷き詰めた樽のようで
56人の農民が日本サンダルで歩く
喜びの村だった

手には23個のアホー
流れていく寒い雲
貧しい町を通過して帰る
大きな川の秋は冷える

どちらが ...
わたくしが地上に降りようとしていたとき
まっすぐに地をめざしているとき
宇宙の先にある青い星を目指すことは
それは まるで 円錐の底から円錐の先を 目指すようでございました
空間は細ら ...
雨の日は床の油と土とが湿気に混ざって独特の匂いがする
信号待ちの小学校の前でそんな事を思い出し

雨だ
僕は歩くのが下手で
いつも靴がずくずくで
傘はその意味を放棄している

風が
...
残業も無いのに帰宅もせずに待っています

午後7時45分

太陽をいっぱい かごに入れていますね

知っているんですよ


この建物の中は 外より寒い

大丈夫 安心して下さい
...
親指が落ちている
孵化できなかったさなぎのように

雨に濡れている誰かの親指
生まれ変わることが
喪失の上のなりたつならば
感傷ははなから捨てなければならない
でなければ
君のように
...
ひとつ
大きな仕事をして
昨日は飽きるほど眠った
ので、
今日は眠れない



仕事といっても
遊びで
「仕事」の意味は
「必殺仕事人」の
「仕事」なんだけれど

...
しんしんと
雪も降りそうな秋の夜
想い出すのはなぜだろう

星から吹く風に包まれて
山は変わって
夜は澄み
心は切なく
香りは優しい

叶わなかった恋ばかり
美しいのはなぜだろう
綺麗な役者たちが素敵なフレームのなかで
甘く切ない恋物語

某チョコレートを齧って
爽やかに微笑み彼らは天使に昇格する

僕たちは昇給も無い仕事が恋人だ

僕たちの切なさは三等級下で
...
ピアノの強い旋律に耳を委ねる

他には音の聞こえない時間

僕はどこか自分の知らない自分へ

心の底のほうへさらさらと落ちてゆく自分を感じる

自分というものをどう扱ったらいいかわから ...
人間どもの

情念の切れ端が

いちいちこの世に刻まれてしまったなら

この地球も

いつしか宇宙の隅々までも

僕の狭い部屋や

遠いどこかの山村までも

情念で切り刻ま ...
路面



ボンネット

木々の葉

草花

僕の手のひら

あらゆるところに降り注ぐ雨粒の一粒一粒が

耳を澄ませると

万別の音階で

声色で

思いで
...
死が呼んでいる
冬に取り込まれた体は
心の出血多量で死亡する
7.

シャワーにはいっていると
うがい薬の甘いにおいがして
僕は目をつぶる
僕はそこまで女々しくないはずだ

鋳金されていく街の春は
貴腐葡萄のように熟していけばいいから
鋳型のよ ...
きみが「お詫び」で買ってくれた黒いワンピース、
約束どおり、きみのお葬式に着ていくね。




楽しみ
白い花が二輪

口をあけて

雛鳥のようだ

世界に命を震わせながら

何一つ邪なく生きている


あなたの掌に

載っている

その形が好き

なぜって僕の鍵穴だか ...
ウォーターベッドに溺れていて、誰もたすけてくれやしないよ。
深夜まで待っていたのはいいけれど、
ここは永遠だったから、誰にも見つけられなかった。


揺さぶられて


あくる日、偽物の ...
束ねられたさびしさを解くと
ふっと花の香りがしたようで
そのことを伝えようと振り返り
不在に胸を踏みつけにされるようだ

音も声も湿度もすべて気配の中にないまぜ
微笑も寝顔も怒ったときも輪 ...
どんな言葉も 世界を変えられないのなら

口を開くことに 何の意味があるだろう
何かよくわかんないけど、自分よりレベルの高い人にはとりあえずリスペクトしときます。

自分の人生に真剣に向き合っていたとある高僧(やらない夫)は、

自分なりの知恵を完成させようとしていろいろ ...
歪んだ
時空の
軸受の
軋む音を
聞きながら
夜毎
もう 使わなくなった
言葉を
燃やす。
ちいさながじゅまるの鉢植えを夫が買ってくれた。土曜日、駅のよこにある小さな、閉店間ぎわの花屋で。つめたくて、青い、「2」という数字がかたどられた陶器に入っている。

植物の方が、動物よりもなじ ...
さいきんは
いつも二つ夢をみる
朝と晩にひとつずつ

きまって蒼白いかおをして
どこか寒い場所で赤を抱えている
ふるえて

昼間には
夢をみない

昼間には
どろどろの
...
僕のこころは

いっぱいいっぱい

君のこころは

いっぱいいっぱい

世界のこころは

いっぱいいっぱい




また一粒

零れ落ちてゆくよ ...
湯気のゆーちゃん 御茶碗に腰かけ
はみだしたつま先で ほっぺにちょん

冷たかった 指も冷たかった
窓を閉めても 重ね着しても
ふとんかぶっても 冷たい

両手でおちゃわん握りしめた
...
じぶんのなかの書きたいことが霞んできたらそれこそ終わり




バランスとってんじゃねえよ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
わたしのしごと木の若芽自由詩312/10/17 15:41
何者でもなく自由詩112/10/17 15:39
青空の歌……とある蛙自由詩8*12/10/17 15:37
マーブル俳句マーブル俳句112/10/17 14:55
身投げはるな自由詩312/10/17 13:46
喜びの村和田カマリ自由詩1*12/10/17 11:48
浄土の鳥るるりら携帯写真+...10*12/10/17 9:48
雨は。プル式自由詩512/10/17 9:09
待ち伏せぎへいじ自由詩15*12/10/17 8:19
親指そらの珊瑚自由詩1012/10/17 7:35
昨日頑張りました鵜飼千代子自由詩8*12/10/17 4:45
秋風うみこ自由詩6*12/10/17 3:24
韓流じゃなきゃだめなの梅昆布茶自由詩512/10/17 3:09
旋律三田九郎自由詩312/10/17 3:07
無言自由詩212/10/17 2:58
音階自由詩7*12/10/17 2:52
_番田 自由詩112/10/17 2:17
7いつも神様の...自由詩112/10/17 2:07
純粋佐伯黒子自由詩212/10/17 1:00
80歳まで吉岡ペペロ自由詩1012/10/17 0:59
202号室佐伯黒子自由詩212/10/17 0:18
場合じゃない瀬崎 虎彦自由詩312/10/16 23:44
まーつん自由詩412/10/16 23:32
現代心経(編集中)2012自由詩312/10/16 22:04
燃やすフクスケ自由詩212/10/16 21:33
がじゅまるのことはるな散文(批評...612/10/16 21:12
自由詩212/10/16 20:56
こころの器多紀自由詩15*12/10/16 20:27
フォー ユー砂木自由詩16*12/10/16 20:20
創作者たるもの独り善がりであれ乾 加津也自由詩18+*12/10/16 19:22

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