撮影時いつもほっぺた凹ます
私は五月にカラスに襲われた
いつもの道を自転車で走っていたら
前を歩いているオジサンがカラスに突かれていた
ははん さてはカラスに石でも投げたんだなあ
……と
この時点では人ごとの顔で通り ...
才能がない!
パクるんだ 自作気取りの オマージュ
ネタがない!
探すんだ 古い日記の つらい恋
うけない!
晒すんだ みんな大好き 自虐ネタ
コーンスープを飲むころには
カップは既に熱さを失い
一気に飲み干せば
底に
意地悪く溶け切らない
塊がある
底に
溶けてはいけない
塊がある
底に
許さなければいけない
...
虫たちにさよならをしたら
空気がだいぶ薄くなったみたいで
空が遠くなってしまったよ
いつか約束したね
まわりがすっかり静かになったら
聞こえてくるだろうか
その小さな声が
ことば ...
殺さないでください
いつかは
死ぬ運命だとしても
殺さないでください
ほら
私の息は
おもちゃのラッパを鳴らすことだって出来るのです
あなたが私に買ってくれたラッパです
これ ...
路上に転がっていた空き缶が
走り去るバイクに跳ね飛ばされて
僕のところへ転がってくる
乾いた音を立て
凹凸の目立ついびつなからだで
(ぼくには行き場がない)
夜の冷 ...
ドアを開けると芥子の実が弾けて
ちぎれた海藻が過去を誘き寄せながら
細く尖った肩や腰骨に絡みつく黄土色の髪
紫の影が月の表面を犯す
瞳は補色と死海をさまよい妖しい。
噛んでとばかりに潤ん ...
小夜のしじまのなかに横たわる
あおい亡霊の指から波は生まれ
響いてゆくうねりと水平のほとりに
たくさんの林檎の樹が連なっている
垂れさがる果実に口づけをする紙魚
もうなにもいわなくていい
...
文学作品は完結していない。それは読者の推定によって補われることで完結する。そして、その推定に際しては読者のバックグラウンドが反映されるから、推定によって完結する作品の中には当然読者の在り方が反映され ...
しおと、こしょうを、まぶしましょうよ
あかい、たいようの、詰まった、手で
打ちあげられた、小さなトマト
静かな、浜辺に、添えましょうよ
しおと、こしょうを、まぶしましょうよ
あおい、海を ...
冷めたコーヒーは苦い水であるからして不味いのは当たり前のことである。かといって大雨で増水したドブ川の匂いがするとなったら話は別だ。好奇心から、私は中に人差し指を沈めてぐるりとかき混ぜてみた。すると ...
ストーカー並みに一語を摘み取って紡いでゆくよ夜が明けるまで
「じゃあ誰が世界の中心だと思う?」「大統領とかダライラマとか?」
正解は「時計を鏡に映しても時間は逆行しません」でし ...
昨日会社を辞めてきた
夢見る人間なんて無力なものだ
夜の路地を一晩中歩き続けていた 僕は
昨日会社を辞めてきた
センセイ
オ父サンオ母サン
気をつけて下さい
ボク
凶器を
もっています
鉛筆を削る
小さなナイフでも
凶器になります
空き瓶の口をもって割れば
瓶の割れくちが
...
生まれてきてしまったのだから もういいの
よろこびに満ちた今日だったから もういいの
過ぎてしまったことだから もういいの
やるだけやったのだから もういいの
死んでしまっ ...
肌重ね肉を愛でつつ二体の弧 交はるなきは天体のゆへ
体液を出し合ひ咽喉に下し合ふ愛と云ふ名の食餌は貧し
皮膚つけて吐き気にも似る空漠にひしがれつつも汝を離れ得ず
充たしても夢と記憶の滓ばかり 肋 ...
仕方なく布団に入り
意味もなく
ただ携帯をいじる
数台の車が通り抜けた
雨音
ひとり
弄ばれている時間
今日の余韻の中で
明日への淡い期待
夜の闇に飲み込まれない ...
図鑑から拾い出したらさみしさの集まりみたいホモ・サピエンス
鈴鹿でさ、熱気球がちりぢりに空に別れていくのをみようよ
ピアニカに人工呼吸を施してでたらめな人の怒りをみてた
...
瓢の笛別れの曲のJAM SESSION
ショパンの忌松井咲子が弾くピアノ
クリスマスソングとすれちがう
あわててふりかえる
もうきてしまったのかしらんと
気の早い店主がかざった
クリスマスグッズがそこにいた
注目されないとしょげていた
そこにはふれずに
...
風を脱がされた雨が淋しげに
吶吶と落ちている
かなしみだ
わたしのかなしみのうつしみだ
晒されて
ほら聴こえる
よおく聴こえる
嘲笑い
わたし、宛て
*
風 ...
かなしみをおしえてくれたのは
10歳の頃
せつなさをおしえてくれたのは
あなたでした
旅の途中で
消えていくともだちも
笑って送り出して
くれたおかあさんも
わたし ...
「ひそひそ」
「ひそひそ」
「ぷっ」
「いやいや そんな」
{引用=
いつか どこかで
すれ違った
小さな縁
糸を手繰り寄せられ、
髪を結い
黴のにおいの
黒い衣を身にまとう
行き場を失った 御霊が
森を 来世を
彷徨って ...
ライトブルー ソーダーシュワ
真冬のアイスクリーム
そんな匂いが弾けるシュワ
着込んだ湯気が凍てつく氷張りの澄んだ鏡空へ
何気ない息を膨らますシュワ
星に雪がかかる降 ...
シュレッダーに
放り込まれた
愛の秘密が
刻まれた
細長い紙に
印字される
そこにあるのに
絡みあって
取り出せない
見え隠れする
手のひらが
ワタシを
さがしている ...
僕のおへえさんが
僕のおもうさんと
こいにおちて
けつこんして
僕のおきゅうさんが
僕のおへえさんのお腹から
産道を通って
この絶望てきなせかいに
うみおとされたのは
僕のおきゅうさ ...
休みたくても 休めぬアナタ
今日は 休日の 筈だけれど
最初から 働く予定を 立てていれば
眠る 布団も 重たく 感じる
動かぬ 我に 罪悪感
だからかな
ちこちこ動く 枕が 愛お ...
「瞼の上に何ペニー載せようがあの世は明るくならない」
あの人は言っていた
僕は今瞼の上に眠気を載せてこれを書いている
題名なぞクソ食らえだ
僕は僕のやりたいようにやるだけだ
もっとも現状では ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
へっこます
北大路京介
川柳
3
12/10/18 11:25
【 カラスの勝手じゃない! 】
泡沫恋歌
自由詩
8*
12/10/18 11:03
川柳 【 駄目詩人 】
〃
川柳
10*
12/10/18 11:01
塊
そらの珊瑚
自由詩
6
12/10/18 7:59
やくそく
yo-yo
自由詩
5
12/10/18 7:35
殺さないでください
そらの珊瑚
自由詩
9
12/10/18 7:32
運命
三田九郎
自由詩
2
12/10/18 7:30
月と哭け (三)
アラガイs
自由詩
6*
12/10/18 7:28
祝福
紅月
自由詩
1
12/10/18 7:26
通路としての文学
葉leaf
散文(批評...
5
12/10/18 4:58
ソルト・アンド・ペッパー
かいぶつ
自由詩
2
12/10/18 4:21
微睡みの後
御飯できた代
散文(批評...
2*
12/10/18 3:08
謎Q
本木はじめ
短歌
3
12/10/18 3:03
グッドバイ
番田
自由詩
0
12/10/18 2:21
キョウキ
シホ.N
自由詩
2*
12/10/18 0:50
もういいの
芦沢 恵
自由詩
15*
12/10/18 0:33
積算
salco
短歌
1*
12/10/17 23:58
おやすみ
まきちぇり
自由詩
1
12/10/17 23:55
ホスピタル・サーキット
ことこ
短歌
7*
12/10/17 23:26
ショパンの忌
北大路京介
俳句
2
12/10/17 22:33
10月のクリスマス
朧月
自由詩
4
12/10/17 22:08
とつとつと
もっぷ
自由詩
8
12/10/17 21:42
旅のはてに
佐藤伊織
自由詩
2
12/10/17 21:33
副班長集合
吉岡孝次
自由詩
1
12/10/17 20:55
いつか月の眠る森で
月乃助
自由詩
7
12/10/17 20:43
ライトブルーソーダーシュワ
朝焼彩茜色
自由詩
8
12/10/17 20:38
愛の秘密
フクスケ
自由詩
1
12/10/17 19:51
おへえさん
花形新次
自由詩
0
12/10/17 19:11
ピロートークの狭間で
藤鈴呼
自由詩
5*
12/10/17 18:37
Scheisse!
itaint...
自由詩
1
12/10/17 16:16
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
2952
加筆訂正:
おへえさん
/
花形新次
[12/10/17 20:10]
金原二郎 追加
4.55sec.