始めから私はあなたを見続けているわけではない
数ヶ月又は、数年の月日がたってあなたを
あなたをフォトグラフに刻み込んだ
それを私は鮮明に覚えている
『さあ踊ろう』私はあなたの手を引いて
...
{ルビ五月蝿=さばえ}なす少女らは街を飛び回り制服だけが九月を待ってる
椅子の名はサヤカとソヨコ 練馬区の下赤塚にて少年の部屋
アルジャーノン、ネズミの名前は覚えてる。青年の名は忘れてし ...
理論的な彼と感情的な彼女の奇妙な毎日は、
ある意味婚姻関係という圧力で結ばれている。
面白いとは面白くないの裏返しで
面白くないは面白いの裏返しであるという
...
自分の強さを証明するのに
他人の弱さが必要なのか
そういう言葉を書いた本を探そう
しかめつらでミニケーキ
カフェラテがうまいから
わかった気がする
おやつの時間が必要なこと
一瞬で愛が深まるあの言葉涙浮かべて聞いた想い出
好きならば好きとはっきり言えばいい何も言わずに終わるのはいや
砂浜に残る足跡よく目立つ生きた証もよく目立っている
緊張を和らげよ ...
空は敷き詰められた羽毛を真似て
苦々しく地上を見下ろしています
その下でちっぽけなぼくの
小高いなだらかな心の上に
杯が一杯微妙なバランスで置かれています
溢れんばかりの注がれた
...
眠い、 と 呟いた
起き掛けた肢体を ゆっくりと
置きかけた
でも 平気
ちゃんと 静かに 留まって いるから
ゆるやかに
できるだけ
はみださないで
呪文のように 唱えて ...
今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる
外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする
ありがとうと
よろしくを
私 うまれたよ
...
君の街に
朝がきている頃
僕の街には
ゆっくりと夜がくる。
街の真ん中に、
ゆったりとした
美しい川があるから
夜は、星の光をいっぱい集めて
キラキラ輝いている。
...
反射的に目を閉じて、何かが溶けて冷たく頬を流れたので、私はそれが雪片なのだ、と知り目を開けた。
私は雪原で、キャンパスと向き合って立っていた。
そこには雪原しかなかった。
遠くで森が寝そべっ ...
コンディションが成功していてこそ神の存在証明が成り立つこの世界
っていうのはおおげさ?
だってあんたらちっとも走らないだろう
ショッキングピンクと黒のバッグで平気に闊歩していたおれさま
...
一日のうちで一番好きな空はいつですか
それはどの季節の
どの場所で
どちらの方角ですか
天気は良いのか、悪いのか
でも
本当は
天気に良いも悪いも無くて
雲が多かったり
雨が ...
しゃべりすぎている
君はずっと
温かい夜の
無意味な壁に寄り添って
風の音
水の音
ここはどこ
話していると
大事なことから忘れる君の声
眼鏡をあげ
急に降りだした
...
土の匂いがした
草の匂いがした
木の匂いがした
日陰ばかり歩いていたら
人間も虫になった
鳴くこともできず
飛ぶこともできず
交尾の仕方もわからず
それでも人間は
虫になれた ...
打ち上がる場所が分からず仕方無く 浴衣娘を尾行してみる
手を繋ぐ恋人達の真似をして 傘を左に持ち替えたけど
大輪と小輪の花交互に見て やっぱり惚れているなと気付く ...
見たことないようなものを描写したがり、
聞けないものも説明したがり。
一言で言えるのならばそれで終わるし、
いくら言葉をつなげども、
伝わりきらない 事実が並ぶ。
日わ昇り、雲はたゆたい
...
一人で
カラオケに行った
僕の心は
泣いていたけれど
歌はきらめいていた
戦争が終わってしまったので
僕らは生まれた
戦争が知らない子供たちだ
本棚が誰でも触れるようになって
本棚は僕らを広い荒野に放った
知りたいことは知れた
わからないことはなくなった
...
世界中が敵になっても
お母さんだけは味方だからね
ってどれだけの人間が言われるのだろう。
12歳以下児童の何パーセント、
そのうち一人っ子に限ると何パーセント、
何歳の頃に言われたか、何回言 ...
今宵も天蓋が咲く
高く鳴り響く単調な笛の音
星のまにまに墨は流れる
赤青黄色の死せる光が降りそそぐ
壺中にすら天がある
狭い空といえども
しかし
決して手が届 ...
足音だけを削るように 影は スクリーンの向こう側だった
うたうような 雨が 溢れてた
ポツリ しずくが廻る 頭上のメリーゴーラウンド
風は 無口で みあげていた
純粋の意味を ...
ふと
白い屋上で見えた風船のいろとりどりが 胸に散らばった
わたしのこころが 無数の風船なら 空でゆめをばら撒くんだろう
ばら撒いたゆめはどこかでだれかに食べられる 仄かな奇跡を贈 ...
{画像=120820013040.jpg}
風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ...
こんにちは
夏の陽に心浮かれてきみに見えないたくさんの敵
どこまでも広がる脂っこい空の、不自然なまでの青さ
あまりにも惨い
きみはこの太陽に焼かれたんだね。
ダンジョンの宝箱できみはランタンを見つけ
碧の泉でぼくは剣を落とした
なくしたものの方が大きかったよね、って
きっと同時に思ったはず
明かりがあれば歩けるけれど
もうほくには強さはなくて ...
泣いている君の写真をとった
大きな額にいれて
大切に大切にかざる
もう二度と見ることはないのだから
親を亡くした子を孤児という
妻を亡くした夫を寡夫という
夫を亡くした妻を寡婦という
しかし子を亡くした親を呼ぶ言葉はない
その痛みや悲しみを表現できる言葉はどこにもない
むらさきの家具
光の終わりの
粉と冬
星や海や
息の位置
誰が花でも
花を咲かせゆく
どれほど苦しい
苦しさの夜にも
光の角が
片目からだけ伸びてゆ ...
夜よ ご機嫌麗しゅう
少し話していきません
ぬるい時間をちびりちびり
ロッキングチェアで揺られるような
取りとめのない浮世のことを
露出狂の政治家たちが
脂っこいことばを吐き出してはそ ...
いまだに焼かれている
真夏の紫外線に焼かれている
皮膚を失ったその石積みが
角質化した褐色のコンクリートが
汗ばむのは
放射熱、反射光
白いテントで防げないその閃光に
遠く台風雲を浮かば ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いつまでも残るフォトグラフ
近藤広志
自由詩
0
12/8/20 21:35
八月は歌の葉月 人と人外の巻
小池房枝
短歌
3*
12/8/20 19:48
あるべき種の保存との存在証明
中山 マキ
自由詩
1
12/8/20 15:54
おやつの時間
木葉 揺
自由詩
4
12/8/20 13:15
一瞬
夏川ゆう
短歌
2
12/8/20 10:51
毒薬
寒雪
自由詩
0
12/8/20 9:59
嘘だけは 吐かないで
藤鈴呼
自由詩
4*
12/8/20 9:58
誕生日の朝
朧月
自由詩
6
12/8/20 9:02
ある街
そよ風
自由詩
1
12/8/20 8:48
絵描きの鳥
kawa
散文(批評...
1
12/8/20 6:46
口紅
榊 慧
自由詩
4
12/8/20 6:12
朝の即興詩
rabbit...
自由詩
2
12/8/20 6:04
眼鏡
竜門勇気
自由詩
0
12/8/20 5:39
虫の季節
yo-yo
自由詩
7
12/8/20 5:33
夏のお花見
殿様が得る
短歌
1
12/8/20 5:11
keep it real
子役大好き
自由詩
0
12/8/20 4:32
プレミアDAM
番田
自由詩
0
12/8/20 3:05
戦争を知ってる子供たち
竜門勇気
自由詩
0*
12/8/20 3:03
私が味方
子役大好き
自由詩
0
12/8/20 3:01
空といえども
高原漣
自由詩
1*
12/8/20 1:52
よるのしっぽ
マーブル
自由詩
2
12/8/20 1:43
ふと
〃
自由詩
3
12/8/20 1:34
マクドナルドから見える夏
beebee
自由詩
25*
12/8/20 1:32
炎天
きや
自由詩
0
12/8/20 1:03
Game Over
紺野 夏槻
自由詩
2
12/8/20 0:59
泣き顔
國朗
自由詩
1
12/8/20 0:13
呼び名
HAL
自由詩
4*
12/8/19 23:24
夜わたる夜
木立 悟
自由詩
6
12/8/19 23:04
夜よ ご機嫌麗しゅう
ただのみきや
自由詩
13*
12/8/19 23:00
そんなまちにすんでいる
たりぽん(大...
自由詩
7
12/8/19 22:45
2904
2905
2906
2907
2908
2909
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2911
2912
2913
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2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
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2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
4.35sec.