なんという無惨なことでしょう。
いや、ある意味、微笑ましいというか
悲しいようで滑稽でもある日本のご高齢の方たちの尾羽打ち
枯らした純情に、やつがれもとほほです。
護憲派の集会はどこも平 ...
――完成された時のなかでは、空想だったあの人も、生まれ、生きて、心をふるわせ、
すべてのとまってしまった血をもういちどあたためてくれる。そのとき、わたしの血は、空想から現実へと輸血さ ...
さらば
太陽の空の下
恋人は
雨傘をひらいて
探していた
ひまわりは
恋人たちに集まり
歌っていた
世界一周の
浪路はるか
夏の日をなつかしむ
黄色いリボ ...
○「心の復旧復興」
道路は車が通れるようになった
水道も出るようになった
電気もつくようになった
仮説の住宅もできた
しかし しかしだ
亡くなった人は帰ってこない
避難した人たちは帰って ...
私は«詩人»を名乗るほど、自惚れるつもりはないが、職業として詩を書いている人々の作品に、まともに「詩」が成立しているのか?…
例えば某詩誌は「ここに掲載されているのは詩です」と宣言しているわけだ ...
やさしい世界のそとで
ひとつの雲が青空に浮かぶ
その雲に向かって
泳ぐ金魚の色は黒い
悲しげな陽射しがいつまでも綺麗で
僕は首が痛くなっても雲を眺めていた
青空を ...
あれは六月くらいのこと
あなたが台所で包丁を握ったのを知っている
不思議と怖くはなかった
しばらく耳を澄ませていると
包丁を仕舞う音がして
バタンと戸を閉じた
| 出来ないか… | ...
ほんとうは未だ
眠りの王国で
牧歌に耳をすませていたい
日は明けたが
曇りがひどく暗い
こんな寒い朝を
事務所まで
原付で風切って
向かわないとならないのか
なぜ暗い ...
もみじ、
肩まで浸かった露天風呂からのぞむ、
さりゆく、秋の赤い夕ひが、
ひとすじの、きまぐれな寒風とともに落としていった、
いちまいの、
星のカケラ、
休憩室の掲示板に、ずらりと並んで立 ...
正しいのかもしれないけど世界が詩で構成されているとするとあまりにも不安定なので、かりそめに民主主義や資本主義があるのかもしれないと考えると安心できるし。という考え方はあなたはいかに思いますか。
...
街角でティッシュ渡され冬の空
この冬は{ルビ暦=こよみ}通りの寒さかな
からころと下駄を鳴らして湯ざめかな
掃く人の去りて落葉がまたひとつ
野良猫も老いの歩みや落葉道
「 ...
ぼくは斬首刑を執行された
{ルビ亡骸=なきがら}の臓物は白日のもとに晒され
医師はぼくの秘密を探ろうとした
だが 魂の在りかだけは解らなかった
真実は真実で何処にも逃げはしない
ぼくの悪行を ...
言葉は革命であるべきだ。
意味のなさに意味を問いかけてもさらなる意味のなさが生まれるだけ。嘘で生きているのぢゃない。言い訳して生きていられるわけもない。冗談で生きているというのなら死 ...
やまいだれ疒とは、面白い言葉だ。「疾病」など主に
病気に関する漢字に使われる部首のことだ。
いま、俺の脳内にやまいだれが垂れ下がっていて、脳
の底にぽたぽたと病の元を滴らせている。また、やま
...
「ニーニャ、おはよう。」
聲がして、瞼をひらくニーニャ。
「瞼をひらくのって楽しいね。」
暖かな漆黒のなか何にも考えていなかったその視界に、切れ目が光りあふれて広がって、七色のプリズムに陰影 ...
なぜだろう
夫と賭けをして
負ければとうとう離婚だと言うのに
朝から喜びが止まらない
後から後から
溢れ出てくる
文字にすれば感慨深い
涙も込み上げてくるが
哀しみの涙とは少し違う ...
公園の池の際に母子がいる
母は子供にパンを渡し
子供にパンクズを池に投げさせた
池の鯉は競って大きな口をパクパクした
傍には鯉に餌を与えないで下さいの看板がある
通り過ぎる人々の視線が母子を ...
閉じたビニール傘から飛び散る
雨滴
会社の広大な敷地内を車と自転車が往来する
東の正門で守衛室に社員証を提示しても
配属先の建屋へは延々と
アーケードの歩道を歩き続ける
...
ゆるりと白雲の流れ、
一拍、一呼吸置き
ふと見上げたら
もう消えて
自らの意志を行使した
冬空の青だけ厳めしく
冷える人の肉身を見下ろして居る
仕方なく手打ちを二 ...
考えるな 感じろ
と誰かが言ったが
背中で感じても指が動かない私は
ひたすら考える
詩人のような暮らしや
詩人のような風貌を
持ち合わせていない私は
ひたすら考える
語彙の ...
目の落ち窪んだ梟が窓際でエコー&ザ・バニーメンを口ずさんでいた、フレージングはイアン・マッカロクよりも古臭くて俺好みだった、冬の始まりの骨が凍るような晴れた午後、心境はブルースに制圧されていて、も ...
あなたたちは
嘘が得意で、綺麗事が好き
あなたたちは
料理が得意で、グルメだ
あなたたちは
露出が激しくて、ちょっとしたスリルを楽しむ
あなたたちは
美貌自慢で、モテ自慢
...
(番外編41―16ー2)賊風料峭(ぞくふうりょうしょう)
三好達治 詩集 寒柝 巻頭の表題です
はるのすきまかぜがうすらさむい、、、
さむさにふるえる拍子木の音、、、
詩集のタイトル ...
白い風が吹いて
今朝
ライトブルーの空から
なにかの声が聴こえた
空に窓ガラスがあるなら
かすかに震える声だった
昨夜の夢を忘れてしまえる
涼しくすき透る声だっ ...
さくばんの眠りの残り滓
吐ききって 吐ききって 吐ききって
今朝はつとめて寒いなぁ
凝集した感性を冷やします
僕は真白い一頁
一体ここに何を書こうか
この朝は妻と和 ...
○「ボケると」
ボケると
自分の行動や判断を
疑ってみる
ということをしなくなるから
解決が難しくなる
○「高齢者医療」
医者は
問診の前に
年齢で診察するのではないか
「70 ...
闇よりも
やさしい眼差しする君の
蛍みたいなうたを聴きたい
満月を
神さまの目と想うのは
疾しい希みを胸に飼うから
終わらない
悲しみ色の五月雨が
歌を ...
詩の合評をすると決まって
〝名〟よりも〝迷〟の付く
探偵のほうが多い
この静まりかえった日々は
ありがたい風景は
いつ頃以来か
想定を超えて
まっすぐ
まっすぐ続く道路
わたしはいま
ときめいている
笑顔で野垂れ死ぬ
その時まで
エブリデイホリデイ
...
朝、断裁
午後、印刷
製本は後で
まだ弾を二発
仕込んだだけ
リボルバーに
後、四発
装填
和綴じ本
六冊
報酬は
君の笑顔
次いで
僕の名声
十分
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
70代の純情─殺せさあ殺せ─
室町 礼
散文(批評...
0
24/11/10 11:31
しあわせよりも血あわせ
菊西 夕座
自由詩
1*
24/11/10 11:04
いそしぎ
室町 礼
自由詩
2*
24/11/10 10:51
独り言11.10
ホカチャン
自由詩
2*
24/11/10 9:05
2020年の詩的覚書
おまる
散文(批評...
6*
24/11/10 8:33
雲と金魚
秋葉竹
自由詩
3
24/11/10 8:00
感情を失っていた
りつ
自由詩
3*
24/11/10 7:16
眠りの王国
田中教平/K...
自由詩
4
24/11/10 6:29
冬どなり
本田憲嵩
自由詩
16
24/11/10 1:29
世界が詩で構成されていたとしても
足立らどみ
散文(批評...
4*
24/11/9 21:46
ノンシャラン冬日記
森田拓也
俳句
11*
24/11/9 21:12
解体新書
レタス
自由詩
6*
24/11/9 21:05
きみだけが詩人です
天使るび(静...
自由詩
5*
24/11/9 19:29
病中
岡部淳太郎
自由詩
4*
24/11/9 19:28
ソーニャとニーニャの天獄日記 第一話
アタマナクス
散文(批評...
0
24/11/9 19:23
朝からウキウキ♪
レタスの妻
自由詩
4*
24/11/9 19:07
穴
海
自由詩
11*
24/11/9 19:03
赦されて
リリー
自由詩
10*
24/11/9 17:33
イートインでコンタクトを
ひだかたけし
自由詩
4*
24/11/9 17:18
考える人
夏井椋也
自由詩
8*
24/11/9 16:44
シング・ア・ソング
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/11/9 15:12
似た者同士
りつ
自由詩
3*
24/11/9 12:41
(531―16ー2)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/9 12:04
信じる声
秋葉竹
自由詩
5
24/11/9 11:00
空白
田中教平/K...
自由詩
7
24/11/9 10:37
独り言11.9
ホカチャン
自由詩
4*
24/11/9 10:12
夜が好き
秋葉竹
短歌
1
24/11/9 9:56
探偵
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/9 9:54
The Morning of the Neon Demon ...
おまる
自由詩
6*
24/11/9 8:48
手作り
りゅうさん
自由詩
2*
24/11/9 6:38
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
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