信じられない悪魔が
あのときの罪を信じさせようとする
親友が浪漫の香りに満ち満ちて
野に咲くけなげな白い花を
好きなタイプと想ったか
素粒子は
天面輝く星になり
ただ悲し ...
風から
熱の失せていくと、
光も冷えて
近づく冬 、
わくわくわなわな 私の闇
握手をする
そよ風と光
を
受けて沈黙している
自動販売機、
の
ブラックコーヒー
の
ボタンを押す
百五十円なり
ガタガタンッ
出て来た
ブラックを
ちびりちびりとやる
...
わたしもそうであるように
かりそめのうたのように
罅に食い込んだ
潟を
中心とする
もとは海だったが
どれも残さず
しずかに抱いておく
耳のない旅行者を思い起こさせ
あとには ...
冬日和で、いつもは汚れた大気に隠れている星空が姿を現していた。ビルが隙間なく並んでいて、それが地平までずっと連なっている。街道では人々が蟻のようにゾロゾロ動いていた。誰も星空なんかには目もくれていなか ...
何も書けない日には
君の写真を見てみよう
別にもう二度と会えないわけではないのに
涙が出るのは何故?
大切に育てて来たら
最後は遠いところに飛んでいく
そうなった君が
素晴らしい事は ...
髪を切ろうと思います
あなたを想った歳月の長さが
重く私を圧迫するのです
本当は
坊主頭にしたいのだけれど
(ええ、もう、いっそ
墨の衣を着ようかと迷うほどに)
まだ死ぬときではないので ...
白い紙の恐ろしくも先の見えない空間に
黒インクが切り刻んでいく
それでも、白い紙は抵抗を続ける
それでも、黒インクは手を緩めない
白い紙に黒文字が浮き出してくる
ステ ...
狂ったように
アラームが鳴り響く
夢を壊す
目覚めが
無意識を殺す
夜が見当たらない
奮って
闘いに出かける
心の声はしまい込んで
無を召喚する
鈍感になって
刺さったものを ...
さむいので
愛をほどいて
ぼくたちは
薄い布を織った
できるだけ大きくつくろうね
と
きみが笑ったら
見えている全部のものが
ちかちかひかった
できるだけ
できるだけた ...
真実の芸術は偽りの名誉を超越している。
(ナボコフ『青白い炎』註釈、富士川義之訳)
Verba volant, scripta manent. (言葉は消え、書けるものは残る)
(ナボコフ『 ...
僕らは歩く
九月のふちを
ほろほろと崩しながら
重い夏が過ぎたあとに
おとずれるはずだった
空虚
さえ失われて
行き場をなくした僕らの
可憐な破壊衝動が
あかるい空へ
微細 ...
気管支炎に近い状態だったらしい。玄関から外に出て車に乗り込むだけで、息が切れて、呼吸困難になり、酷いときはそのまま失禁してしまう。それの繰り返しだった。
刻みタバコを吸うのに、パイプに近いデザイ ...
秋の夕ふと寂しき本屋帰り
文明にただよい箸を袋入る
パンといえば
惣菜パンが好きだが
ウインナーパンも好き
トマトとレタスのサンドウィッチもいい
でもたぶん人生で一番食べたパンは
カレーパン
辛さの中に甘さがあり
こんがりとした硬 ...
他に何もない日
野原にひとつ
屍があった
今にも、ストン
と落ちてきそうな空を
屍はただひとつで支えていた
誰が手向けたのか
頭の近くに
オオイヌノフグリが咲いていた
たとえ ...
○「格言」
暑さ寒さも
彼岸まで
愛も憎も
還暦まで
○「登山」
虚飾も傲りも捨てて
虚心坦懐に
一歩一歩マイペースで登っていこう
(明日から涸沢キャンプ)
○「自民党総裁 ...
任侠とロマンは、
彼らの得意分野だった
つまり人買い、
産地偽装、
海と陸の物流、
そして廃棄物の処理など
コンテナの積み上がる港から、
数多の流通店舗まで
関わる人と物流、
リ ...
通り雨の向こうから
まだ乾かぬアスファルトが
ほのかに熱を吐き出している
水没したゲーム機は沈黙のまま
ふっかつのじゅもんを探して
夏の名残りを抱えたまま
秋は遠い雲の端に佇む
...
暑い秋なのに
雲がひとつもない
悲しすぎる空を
覚えているかい
やっと終わった
9月の末日に
いつもの如く
何処からか
現れては
見透かしたような仕草で
滑らかな ...
ハム子が今日天に召されました。
かなり老衰してきて動くのもやっとだったから
ご飯の入れ物もおトイレも平たくしたらちゃんと今朝まで
自分でおトイレにいき、ご飯も食べていました。
今日は脱水症状に ...
ストーカー
かと思えば
次は洗脳
信じる必要なし
言っとけ
犯罪者予備軍、バンジャーイ。
やさしさになれなくて
君の手をはらいのけた
その夜は眠れなくて
星ばかりを見て過ごした
誰かのことを好きになるのと
大切に思うことの違いを
分からないまま明日も
君に幸せを渡そうとしたい ...
真夏の太陽が放つ銀の矢が
心臓に刺さる
ヒフに刺さる
脳に刺さり
ふらふらと銀の世界を彷徨う
そんな真夏の光を浴びながら
僕は銀色の歩道を歩き
身も心も光 ...
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは
覚えてるわけもない
わたしは二歳
父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ...
人として生まれて
本当によっかった
この
忌々しい痛みは
決して手放さないと決めた
誰も傷つけずに
生きていくことは難しい
手を離すことが優しさ
そんなこともある
想像できる範囲は
自分の経験の中だけ
浅いことは
すぐに露呈してしまう
離した指先
まだ感触は ...
この寂しさはすみれいろをしているから
今わたしが自画像を描いたなら
涙のために
すみれいろの絵の具を探すだろう
土砂降りの中まちに出て
東京で一番上等な画材屋さんに迷うことなく
空っぽ ...
わたしたちがfeedされているうちに
すべての季節が終わり
逆剥けの夜がやってきた
両面が【YES】のカード
何もやっていない、とあなたは言う
えんえがく
かぎりのない
ちへいへむかい
ゆっくりゆくり
けんめいに
いきしていきて
みずからのなか
そうぞうはかい
ひかりのかげ
うらもおもても
おわることなく
かかえつつ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
魔のうた
秋葉竹
自由詩
3
25/10/1 20:28
五行歌、不離不即
ひだかたけし
自由詩
5
25/10/1 20:22
私のブラック
こしごえ
自由詩
8*
25/10/1 19:43
tailagoon
あらい
自由詩
2*
25/10/1 19:18
ケイヴ
おまる
散文(批評...
4*
25/10/1 17:55
書けない日には
桜 歩美
自由詩
5*
25/10/1 17:44
恋を失う
りつ
自由詩
3*
25/10/1 16:00
白い紙と黒インク
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/10/1 14:23
歯車
海
自由詩
6
25/10/1 13:11
布
はるな
自由詩
3
25/10/1 12:48
全行引用による自伝詩。 03
田中宏輔2
自由詩
11
25/10/1 12:01
九月散歩
塔野夏子
自由詩
7*
25/10/1 11:01
クレクレ星人の独り言「自民党の左派議員」23
ジム・プリマ...
散文(批評...
0
25/10/1 10:36
街
喫茶大島
俳句
1
25/10/1 7:48
朝の食卓
秋葉竹
自由詩
3
25/10/1 7:00
オオイヌノフグリ
たもつ
自由詩
7*
25/10/1 6:58
独り言10.1
zenyam...
自由詩
3*
25/10/1 6:54
レシートの亡霊
atsuch...
自由詩
15*
25/10/1 4:21
リセットボタン、ぽちっ
青の群れ
自由詩
7
25/10/1 2:37
暑い秋なのに
足立らどみ
自由詩
6*
25/9/30 22:25
ハム子追悼
秋田の米はう...
自由詩
13
25/9/30 21:18
犯罪者予備軍バンジャーイ
弥生 陽
自由詩
1
25/9/30 18:37
眠れなくて
降墨睨白島/...
自由詩
5*
25/9/30 16:41
真夏の銀の矢
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/9/30 14:23
父と娘 蒼風薫
梅昆布茶2
自由詩
11*
25/9/30 14:04
靴 蒼風薫
〃
自由詩
5
25/9/30 12:41
hurt
海
自由詩
7
25/9/30 12:39
sすみれ色の絵の具 蒼風薫
梅昆布茶2
自由詩
5
25/9/30 11:21
両面がYESのカード
はるな
自由詩
5
25/9/30 10:52
りんねてんしょう
ひだかたけし
自由詩
7*
25/9/30 10:32
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
0.21sec.