僕には今日の終え方がある
最後の望みの様に
ポストを覗きこむ
何か良い知らせはないかと

やっぱりそうか
そんなに上手くはいかない
分かってはいたよ
でも期待もしてたんだ

予 ...
火を噴き上げる光の視界
耀き溢れ縦廻り横殴り
蒼白き色合いに至り
揺らぎなだらか
滑らか悩ましい
インタールード
今の私を此処まで運び
木霊し轟き沈み込み
この手脚運び動かし
己が肉 ...
酷暑で葉を散らした
ベランダの木瓜が
優しくなった風に
息を吹き返して
葉を伸ばし始めた
青葉が生き生きと嬉し気だ
歪んでしまった四季の巡りに
植物は適応し始めているのだろうか
復活を ...
 

                        満月の下をくぐらせるペダルは軽い
 前屈みに夜の街を疾走して行く自転車 
きみの姿を見かけなくなってからひと月が経って     
日曜日 ...
がいさない限り
意味がない言葉なんか
ないんじゃないかって思う
いいねが
スルーされる仕事をしてる

その線を見たくて
稜線だの水平線だの
国境線だの
なにかのようなものが
咲くか ...
死にたい

時には
私だって
思うこともあるのだった
でもさ
わざわざ自殺しなくても
いずれどの道
死ねるんだよ
だから
わざわざ自殺なんかはしない

決めている
それに ...
詩人は詩を、書かないんですよ。
詩を書けない人ほど詩を書きたがるし、語りたがる。
手のシミを数えることで
長く生きすぎたと知る

いつの間にか
私たちの頭上には
私たちが吐き捨てた言葉が
行き場を失って漂っていて
それが何を意味したのかさえ
もう分からなくなってしま ...
あなたには
取って置きの魔法が必要だから
豆から丁寧に挽いた
ブラジル豆の珈琲を
ゆっくりドリップしよう
遠くて近い傷を
今日も飲み干さなければならないあなたに
魔法のクリームでは足らな ...
 
 昨日、駅の雑踏の中で

 君を見たよ。

 声は、

 かけなかった。

 君の隣に

 見たことのない女の子がいたから。

 気付いたんだよ。

 君と私は

...
誰も知らない町の誰も知らない小さな部屋で暮らしている女の子。エリカの元に毎年3月8日になるとミモザの花束が贈られて来るようになってどのくらいが経ったでしょう。相変わらずエリカは九歳、毎年の逢のお誕生日 ... 888888888889
叫びたい
み み み み

てもてもてもて

ピンチヒッターむさし
バーンぼくのかち

ちらちらあぎゃきー
普通にやっとるわ
あんなもん

ローズマ ...
私の見える所に私の城はない

 (嬉々として母はギャンブルに金を払う

鴉たちが空の歌を教えてくれる

 (鴉の王は鴉

私のいる所に天使がやって来る

 (見えないのは翼なの ...
汚れなき心を失う

それが忙殺の忙

時を失い

我を失い

急かされ

われを失う

明日も明後日も

多分来年も

我を取り戻せと
夢はいつもかえつて行つた 山の麓のさびしい村に
   コロンボはホシを追っていった 山裾にレインコートの裾をかぶせ
水引草に風が立ち
   かつての慶事から結び目はほどけ
草ひばりのうたひやま ...
蜻蛉らよ脳の嵐はしらぬふう  
さて、今回のプランニングは複雑だった彼らは数ヶ月にわたり誘導しようとしていた痕跡を残したまま意外性を含めたうえでのベクトル(方向性)の予定調和が今後は当たり前になっていくのでしょう。国はかなりの ...
例えば心臓がどのように動いているのか実質的に知らなくても人は懸命に生きるだろう、例えば火に触れたことが無くても幼いころからそれに近付いたりは決してしないだろう、例えばあの角に殺人鬼が隠れていたとし ... (前半が要らないという指摘を受け、文章割愛させて戴きます)



『病人の館』は、そんな私が個人としての幸せを捨て、公としての幸せを手に入れた作品の一つ。
個人で勝ち組になるだけだったら、 ...
君の姿を初めて見た日
僕の中にメロディが生まれた
空の彼方まで響く泣き声
星たちの祝福
世界が君を受け止める
宇宙が轟く
君は音楽だったんだ

You were music
You ...
ベルリンの壁は民衆に崩され
ベルリンの壁の欠片は土産屋で売られた
私もあの壁の欠片はちょっとほしかった

デヴィッド・ボウイは喜んだか
ボウイはベルリンの壁に向かって歌った 
ルー・リード ...
昨日
考えました
あざーす

一昨日
しました
あざーす

ではこちら
善いです
消費期限10日です

全部食べました
あざーす
じゃあこちら悪です
消費期限10日です
...
夜のカフェで
手を繋いだね
本当はダメだった
アイスコーヒーの氷が
溶けるまで
ガヤガヤした闇と
白いマーブル

塔が
キラキラしてる
骨を
撒くとしたら
光の中がいい
縁側のポチの隣で心太

ポチがいるミーコが笑う走馬灯

風流が勝てない暑さポチの夢

百日紅明日は資源ゴミ戦争

羊草無人のブランコ揺れる午後

南瓜には戻れなかったパピエ・コレ
...
今朝 
植物たちに水遣り中 
衝撃が走る

私のサボテンが
土の上に倒れていた

唖然としていたら

「サボテンがコテン」

チラと見た夫が言う

西宮から一緒に越してき ...
いつか誰も
いなくなったら

目のなかや
足の裏の
記憶も

匂いも

手のひらを
空へ

昇っていくの?

あなたの囁きも
分解される

たくさんの電車
目の前を ...
 今は昔の
語り継がれる泉の物語

朧な月光
旅人が、人里はなれた峠に迷い
闇は足元からしのびよる
憐憫の月明にしがみつき、藁ぶきの小屋にたどりつく
薄暗がりに
老婆が朽ち果てた戸 ...
 二両編成の電車は定時を守り
 JRに乗り継げる駅で吐き出される乗客
 足を踏み入れる車両には
 見知り顔の人もいる

 まばらな空席のあるロングシートで
 深く腰を預ける彼らはただ目をと ...
たすけられていきた
笑いあっていきた

ふざけあっていきた
求めてあっていきた

楽しかった日々の
想いはるかとおい

涙あらいながす
雨のなかでわらう

二度と来ない ...
 靴下の色を選ぶようになったのはいつからだろう

 白の靴下に違和感を感じたのはいつからだろう

 好んで白の靴下をはいていたように思う

 それが変化したのはなぜなんだろう

  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
予感と直感自画自計自由詩325/10/6 9:52
グライダーひだかたけし自由詩6*25/10/6 9:31
木瓜のようにりつ自由詩2*25/10/6 9:29
秋の夜に洗貝新自由詩8*25/10/6 5:26
wc自由詩825/10/6 0:45
退屈知らず ※(曲付き)こしごえ自由詩10*25/10/5 22:25
詩人論おまる散文(批評...425/10/5 22:04
シミ花形新次自由詩125/10/5 19:11
シュガーりつ自由詩1*25/10/5 19:07
またね。おやすみ自由詩125/10/5 19:06
エリカの缶梅昆布茶2自由詩325/10/5 18:46
すなばなまくろ弥生 陽自由詩025/10/5 18:37
狐と鼠guest自由詩325/10/5 17:10
多賀良ヒカル自由詩025/10/5 16:56
刑事コロンボ、立原道造の詩「のちのおもひに」を追う菊西 夕座自由詩5*25/10/5 16:35
蜻蛉喫茶大島俳句225/10/5 15:49
令和7年夏期報告_ 「檻」の舞台を降り足立らどみ散文(批評...025/10/5 13:55
強い草はどこにでも生えるホロウ・シカ...自由詩2*25/10/5 13:53
ナレーション魂 あさひてらす採用作品『病人の館』について鏡文志散文(批評...4*25/10/5 13:32
music自由詩525/10/5 12:46
ベルリンの壁は…佐々宝砂自由詩4*25/10/5 11:54
リサイクル弥生 陽自由詩025/10/5 11:48
マーブルチアーヌ自由詩425/10/5 10:54
カオルの音梅昆布茶2俳句325/10/5 10:38
サボテンがコテン花野誉自由詩17*25/10/5 10:37
空のスピードチアーヌ自由詩325/10/5 10:36
忍野月乃 猫自由詩10*25/10/5 10:18
あさの電車リリー自由詩14*25/10/5 10:07
ひとり、さむい、よるに秋葉竹自由詩425/10/5 6:34
靴下佐白光自由詩7*25/10/5 0:50

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 
加筆訂正:
木瓜のように/りつ[25/10/6 9:32]
修正
退屈知らず ※(曲付き)/こしごえ[25/10/6 6:51]
AIのSunoさんに曲を作ってもらいました。聴いてみてね♪
シュガー/りつ[25/10/5 19:08]
修正
0.28sec.