{ルビ巨=おお}きな人体の
頭がこの地に
脚が 少女の碧眼のような
空にあり
遠い月から 無数の
羅針盤と目玉とが降ってくる
羅針盤の磁針も 目玉の瞳も
{ルビ出鱈目=でたらめ}な向きを ...
木漏れ日に
たそがれていたので
そんな狭間の
どこかの人間が
そよ風も
ちらつかせてくる
仕方がない
そのうすらボケたピントは
まだ綺麗にしかならないのだから
V2の365法が云うよ ...
よし書こう
システムのブロイラーは
金輪際畑作業
もうね、ここらでね
突拍子もなく幸せになれよ
なんがじゃね
そんくらい宇宙ごと抱きしめるよ

宇宙銀行? ばばばばば8376ww

...
{引用=出来ないことに向き合い
少しでも出来るようにしていくことを
ぼくはなかなかしてこなかった
すぐに下痢を催し
自己否定に疾走った
今も
かなり
そうかも知れない

大きい
楽 ...
今、此処、今、此処と

音も立てずに通り過ぎていく

君はどこにいるの?

僕はどこにもいない

隠れてないで、出てきてよ

別に隠れてなよ

僕はいないんだもの

だ ...
道に迷わない

迷わない街だという
東西南北にちゃんとわかる山があり
それを目印にすれば行きたいところへ
行けるという

ちょっと
ホントかなとか想ってしまうが
それはこ ...
風はほどよく
乾いていたと思う
光はここちよく
和らいでいたと思う

丘の上の
大きな声で呼ばなければ
気がつかないあたりで
君が花を摘んでいた

君の名前を
呼ばなかったの ...
雨が降る
季節の隙間に
ぼくの代わりに
泣いている

君に届かないのは
違う景色見ているから

雨が降る
ぽっかり空いた心に
ぼくの代わりに
泣いている

始まらなければ
...
誰かが落とす事実は僕を歪めていく
ダイレクトに目撃したものですら
ゆがんで感じてしまうことがある
自分の感情ですら疑いながら足跡を決めていく

僕の前提は経験なのか歴史なのか
手がかりは ...
親友との深い絆の
突然一方的に切断され
追放されて初春の雪国
ふらふらいつしか
大雪原に彷徨い出て
ふと唖然 立ち尽くす
己に押し寄せ来る
遥か聳え立つ雪峰の

荘厳にして安らかな頂 ...
夜のベランダ
洗濯物を干していたら
一匹のコオロギが鳴き出した

リリリ リリリ
耳澄まし聞き惚れる

まるで私を誘うよう
少し移動するたびに鳴く

─暗闇で見間違えね
─私は若 ...
タコ助八さん
 
 
10なのにタコ助八さん

中途半端な秋を表わす

深緋のホンアマリリス
秋を堪能したのならば

すぐに冬山に備えよう

 
 
あまり食べ物や飲み物を
美味しくないと想わない
いわゆる馬鹿舌かもしれない
でもほんとうに美味しいものは
みんなと共感できるので
頭は馬鹿でも
舌は馬鹿じゃないかもしれない
わか ...
 君の為に詩を書いた、と
 彼は明け方テーブルでコーヒーを飲みながら
 呟いた

 永遠になればいいね
 と私は布団の中でうずもれながら笑って
 外では朝日がおどり、鳥達がおどり

秋 ...
多方面で
仕事を抱えている
三方面作戦である
私生活を入れると
四方面だ

これをば捌き
返す刀でこれをば
捌き、さば、サバ……
けるかぁ~っ
な昨今

You know I ...
深夜キッチンハイターでふきんを漂白する
ガーゼ布はくたりと色を失い
胸に抱いたわだかまりも
くたりくたりと畳まれていく

寝る前には
わたしのかみさまへ
みもとへ
いかせてくださいと
...
破れた糸を縫うように 紡いだ言葉が、ハラハラと
汚れた過去を洗うように 心に雨がホロホロと
繋いだその手を払うように、一つの意思がムラムラと
笑ったことをかき消すように、怒りの想いが悶々と
悪 ...
私が産まれた九樹の家は
もうない

それは不動産上
他人名義となっただけなのだが
喪失感は計り知れない

一年に数回帰った故郷
夏は藺草の香りの草いきれ
滅多に食べられない
インス ...
空を見ている。朝焼け、風が巻き起こって、

私は贔屓目で、空を真っ赤に染めたくなって、
自分を殺したくなって切実に薬物を求めていて、
私は人工物に汚染されて、そして、
人工的に完治したい、人 ...
なんとなく
の生き辛さが
ここのところ毎日のように降っているなと思っていたら
とうとう玄関先にうっすらと積もり始めた

なんとなく
踏みしめてはいけないような気がして
おそるおそる
...
淡淡(あわあわ)。たばねた頭のてっぺんに今まさにのせている、その小さな雪だるま。それをつねに片手でおさえながら、淡いくりーむ色の肩と細ながい腕を露わにして、露天風呂に浸かっている。けれどもその小さな頭 ... 信じられない悪魔が
あのときの罪を信じさせようとする

親友が浪漫の香りに満ち満ちて
野に咲くけなげな白い花を
好きなタイプと想ったか

素粒子は
天面輝く星になり
ただ悲し ...
風から
熱の失せていくと、
光も冷えて
近づく冬 、

わくわくわなわな 私の闇 
握手をする
そよ風と光

受けて沈黙している
自動販売機、

ブラックコーヒー

ボタンを押す
百五十円なり
ガタガタンッ
出て来た
ブラックを
ちびりちびりとやる
...
わたしもそうであるように
かりそめのうたのように

罅に食い込んだ
潟を
中心とする
もとは海だったが
どれも残さず
しずかに抱いておく

耳のない旅行者を思い起こさせ
あとには ...
冬日和で、いつもは汚れた大気に隠れている星空が姿を現していた。ビルが隙間なく並んでいて、それが地平までずっと連なっている。街道では人々が蟻のようにゾロゾロ動いていた。誰も星空なんかには目もくれていなか ... 何も書けない日には
君の写真を見てみよう
別にもう二度と会えないわけではないのに
涙が出るのは何故?

大切に育てて来たら
最後は遠いところに飛んでいく
そうなった君が
素晴らしい事は ...
髪を切ろうと思います
あなたを想った歳月の長さが
重く私を圧迫するのです
本当は
坊主頭にしたいのだけれど
(ええ、もう、いっそ
墨の衣を着ようかと迷うほどに)
まだ死ぬときではないので ...
白い紙の恐ろしくも先の見えない空間に

黒インクが切り刻んでいく

それでも、白い紙は抵抗を続ける

それでも、黒インクは手を緩めない

白い紙に黒文字が浮き出してくる

ステ ...
狂ったように
アラームが鳴り響く
夢を壊す
目覚めが
無意識を殺す
夜が見当たらない

奮って
闘いに出かける
心の声はしまい込んで
無を召喚する
鈍感になって
刺さったものを ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
悴んだ森 真察人自由詩6*25/10/2 19:50
しゅーがまつ弥生 陽自由詩125/10/2 19:33
どうばま分かれ自由詩125/10/2 19:09
_道草次郎散文(批評...225/10/2 18:30
今、此処多賀良ヒカル自由詩225/10/2 15:26
秋の気配秋葉竹自由詩225/10/2 15:00
コスモス夏井椋也自由詩14*25/10/2 13:05
十月の雨自由詩825/10/2 12:32
強さや弱さじゃない物自画自計自由詩325/10/2 11:12
此処まで来れば/To Here Knows When*ひだかたけし自由詩7*25/10/2 10:13
コオロギの誘い花野誉自由詩10*25/10/2 9:44
タコ助八さん足立らどみ自由詩325/10/2 8:41
馬鹿は馬鹿でも秋葉竹自由詩125/10/2 7:11
リフレインguest自由詩525/10/2 5:40
できる男?りゅうさん自由詩325/10/2 4:28
God bless you凍湖自由詩325/10/2 2:20
DO IT AGAIN鏡文志自由詩5*25/10/2 1:36
夏の故郷りつ自由詩6*25/10/2 1:32
由比良 倖自由詩225/10/2 0:56
いつか踊れる日のために自由詩525/10/2 0:50
淡淡(あわあわ)本田憲嵩自由詩11*25/10/1 22:06
魔のうた秋葉竹自由詩325/10/1 20:28
五行歌、不離不即ひだかたけし自由詩525/10/1 20:22
私のブラックこしごえ自由詩8*25/10/1 19:43
tailagoonあらい自由詩2*25/10/1 19:18
ケイヴおまる散文(批評...4*25/10/1 17:55
書けない日には桜 歩美自由詩5*25/10/1 17:44
恋を失うりつ自由詩3*25/10/1 16:00
白い紙と黒インク多賀良ヒカル自由詩125/10/1 14:23
歯車自由詩625/10/1 13:11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 
加筆訂正:
夏の故郷/りつ[25/10/2 1:33]
修正
0.18sec.