わたしが願う物語は
永遠の詩情に満ちた
風と雲と空と草木山川と動物と人が
みな自然に穏やかに
調和しながら
陽の光の中で安らぐことが
ずっと続くような物語

それぞれの役割があり
そ ...
君の黒と見紛う蒼に、
僕は何処までも沈んでいった。
君と同じ色しかない世界。
音さえもゴウゴウと沈んでいく。

思い出せ。
宇宙(そら)を見通すような青を。
彼方まで続く陽光の一筋を。
...
しっとりと濡れ開いて
桔梗の花の紫、いよいよ艶めき濃密に

しょぼんと萎び項垂れて
桔梗の花の蒼白、いよいよ掠れ薄れいき

秋、冬、春、夏、
秋、冬 そうして春へと

円環を閉じては ...
心はどこに在るのだろう
心は海に在るのだろう


今朝の静かな潮では
私が時を遡り


大人の靴を履いたまま
探しているのは子守唄

すでに無数のお魚は
シャンパン色の夢の中
...
東の海

三月もまだ

やがて/光

訪れる  明日の

その故郷に
  私の椅子はありますか

それは幼い子供用の
やがて


私花を怯えますか

戴けて   悟る ...
今のお米は汚れてないから
研ぎすぎると旨味が流れる
昔は精米技術が未熟で
糠が米に残っているから
水が澄むまで研がないといけなかった

米を研ぐように
感覚を研ぐ
お腹が空いてない時は ...
めいめい

そんなちんけな捉え方を
こぎつねな甘さでどうしろと
意味をもらったよ

走り疲れたあんた
まだわかりまへんの

不器用ですから
いや、不気味ですから



司法 ...
サンサンな太陽の下で

キラキラと輝くワタシ

ポカポカの愛を抱き

ピカピカに輝く毎日
ファミレスの順番待ち
呼ばれたと思ったら
また中で待たされた
厨房は戦場
カチャカチャカチャカチャ
席に案内されても落ち着かない
ドリンクバーはグラスもカップも無い

押し寄せた俺たち ...
忘れていたことを
突然想い出すとき
生きてることが恥ずかしくなる
ほどの恥ずかしいことばかり
脳裏に浮かび
浮かびつづける連鎖に
家路への夕暮れの道で
いきなりちいさな笑いを
笑っ ...
 ここ一週ほど多忙だったが、悪天予報の今日は勤務仕事の事業所は休みとなっていた。
 夜は比較的よく眠れ、夜明け前だったが登山口の管理棟の清掃に向かった。あいかわらず、クサギカメムシたちが越冬にやって ...
○「駐車場」
スーパーの駐車場は
僕の田舎の高齢化が
よくあらわれている
ふらふらしながら前屈みに
歩いている年寄り
買い物カートに寄りかかりながら
歩いている年寄り
こすりキズつき車 ...
{引用=
白のなかの白、のなかの白。のなかの 白、白。白という色彩。 白、光線と あわい影、と白、のなかの白、白。白色光のなか、白と 風と、光と、白と、砂のなか。白。淡い色彩 白色の塗料。白、のなか ...
黒に青が混じって 紺
夜に空が混じって 海
髪と瞳が混じって 睫
うちの眠った 場所はどこ
約束のトンネルに咲く花の色 
ちいさな嘘を薄めたら もっと哀しい
泣いた朝を薄めたら もっと止ま ...
木は生えた 風景の中に
訪れた 公園に 色は
焦げ茶なのだとこの目には見えた その
僕の持つ この 知識によって
そして 今日も生きている肉体で
一本の 立つ 空の下で
今日も 一人 歩い ...
朝、西の港にちかい道路で白いセンターラインから少しだけずれて、一羽のカモメがその羽を閉じながら蹲っている。前方に何台か続いている自動車がほんのすこしだけハンドルを切りながらそれを避けてゆく。寿命なのか ... 道を間違えて迷い込んだ学生街
近隣でもっともお安かったから入ったのだ
その店の名は「クマリマー」
大きな窓辺にガネーシャが並ぶ
とてもすいているカレー屋さんだ
最近の学生は裕福なのだろうか( ...
泣いている君に、僕は優しい声をかけた。
背中をそっと擦り、優しさを装った。
君が泣きながら並べる意味不明な理由に、
「僕と同じだ…」と嘯いてみせた。
「分かるよ」そう言って、僕は一粒だけの涙を ...
無くして
泣いてない
ミトンの片っぽう

あの日も泣いてはいない
元から持っていないものをどうやってなくすの
最初から捨てていてくれたなら

私のことを捨てていてくれたら

愛を知 ...
自称詩人の口から尻に
鉄串を刺して
炭火の上でグルグル回転させていると
自称詩人は最後の足掻きとばかりに
自称詩を口にした

回る回るよ
私は回る
表面こんがり焼かれながら
昨日は無 ...
忘れられた
未来を
予感する
思い出の
果実は
見守っている
どの道終わる歩みを
一歩一歩
大丈夫だよと
終りまで 終りまで。ああ

人類は
何万年もの大昔から
争いをやめな ...
ひとり
またひとり
命を消した
シャボン玉のように

まだ子供だよ
多くの人が気付かぬ裏で
屍が積み重なっていく

話を聞いてくれる人がいたら
問題を解決してくれる人がいたら
い ...
色づき色あせて
歌うように踊るように
散る 桜の葉
どの葉も負けじと
秋風に身をまかせ
散って 散りつもる

もうすぐ雪が降る
降って 降って
降りつもる
こどもらの歓声も
臨終 ...
じとじと 窓は雨に濡れ

ぽたぽた 心に刺さる音

ばらばら 身もほどけ

ぼつぼつ 考えても

しとしと 時も音なく

ざあざあ 涙ちびるけど

びちびち 空も私も一つ
...
ロンドンをゆく君もきっと冬帽子

弾く君は窓辺が似合うカプチーノ

一年をメットをとって飲み干す缶コーヒー

まずお風呂会う技は缶チューハイわかってる

冬至から冬至への道また生きる
...
そらの水槽を
ゆっくりと魚たちが滑空してゆく
僕たちの教室は
まるでへばりついた岩影みたい
どこにも行けない窮屈さで
ぶつかり合う金魚たち
尾鰭や背鰭がひらひら
揺れ惑う
こころだけ狂 ...
オバQでちょっと7つ

豪徳寺で降りる

目的地は世田谷の『ボロ市』だったあの頃

最初はあの人と同じオバQだったから

豪徳寺で待ち合わせて小さな電車に乗って
世田谷の『ボロ市』へ ...
全ての果ての全ての果てを
物凄い速度で追い越し
光の街路を遡り
取り囲む風のチューニング
避けようもなく吸い込まれつつ

意識の奥の奥に自ら敢えて入り込む

  ★

いつしか此処 ...
そこに子供の姿はなく

大人たちだけが殉ずる化のように


黄葉の輝きが干からびた胎児のごとく打ち捨てられる頃

までの林檎飴の祭りhしつも   日没を知る港にて

時雨れるまでは兆 ...
夢の中で   夢を見た

眩い陽光が私を包んで
小鳥が私に歌を歌って

あなたが私の隣に佇む


夢の中の  夢から覚めて

陽の差さぬ部屋にいました

小鳥の声はとっても遠く ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
時間の中の自由杉原詠二(黒...自由詩3*25/10/27 21:12
深青泡沫の僕自由詩225/10/27 21:02
秋の想い/私と云う舞台ひだかたけし自由詩725/10/27 19:41
生きるな   蒼風薫エヴァル-ジ...短歌325/10/27 19:31
ときめいて     蒼風薫自由詩425/10/27 18:07
研ぐりつ自由詩4*25/10/27 14:56
意味をもらったよ弥生 陽自由詩525/10/27 14:51
サンサンな太陽多賀良ヒカル自由詩225/10/27 14:26
盲目自由詩6*25/10/27 12:46
秋葉竹自由詩225/10/27 7:46
雨、月曜の、まだ暗い朝に山人散文(批評...7*25/10/27 7:36
独り言10.27zenyam...自由詩4*25/10/27 4:32
白の素描ryinx自由詩725/10/27 4:18
NAVY唐草フウ自由詩11*25/10/27 1:43
何の変哲もない休日番田 自由詩525/10/27 1:18
無常戦争2本田憲嵩自由詩925/10/26 23:12
学生街のカレー屋さん松岡宮自由詩1225/10/26 21:06
空っぽの悲哀泡沫の僕自由詩125/10/26 20:56
ミトン   蒼風薫エヴァル-ジ...短歌025/10/26 19:40
自称詩人の串焼き花形新次自由詩425/10/26 18:37
思い出の果実 ※(曲付き)こしごえ自由詩7*25/10/26 15:25
いのっちの電話なら自由詩625/10/26 14:42
色づき色あせてただのみきや自由詩6*25/10/26 14:38
あめ音と無題多賀良ヒカル自由詩125/10/26 14:25
トドのつまり  トドの影法師 蒼風薫  20007・6・4エヴァル-ジ...短歌225/10/26 14:05
水槽りつ自由詩7*25/10/26 13:44
ボロ市    蒼風薫  2007・6・3午後2・26エヴァル-ジ...短歌225/10/26 13:15
はい!VISION ひだかたけし自由詩7*25/10/26 13:09
舟歌    蒼風薫 エヴァル-ジ...自由詩325/10/26 11:36
あなたはどこにもいませんでした    もっぷ自由詩225/10/26 10:26

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加筆訂正:
研ぐ/りつ[25/10/27 15:23]
加筆
色づき色あせて/ただのみきや[25/10/26 21:15]
修正
栄影/本田憲嵩[25/10/26 21:11]
若干修正。
水槽/りつ[25/10/26 16:04]
修正
0.39sec.