愛と云う概念を言葉にしたものは
明治維新までは日本にはなかった
そのためツルゲーネフの小説
「アーシャ」に登場する女性が言った
「I love you」を「死んでもいいわ」と
三日三晩悩 ...
.
古くなった里芋をぐつぐつと煮ていたら
きょうの空のような{ルビ紅=ぐ}{ルビ蓮=れん}の毛細血管が
鍋に浮いてきた。朝から暮れ始めている街の
気層はこもこもした灰のかたまりを日がな支え ...
高台から 見下ろせば
雲が唸りをあげている
雲を突き抜けようとする 音がする
街の灯りは 木々の間からも見える
サイレンが パトカーが 消防車が 甲高い音が
地を這う
まだ ...
だって夢に出てきたのだから仕方ないじゃない
まさか個人の夢にまでイチャモンをつける奴もいないだろう
で、そいつがさぁ。人間みたく二本足で走って
夜の街をぶらつくオイラの方へと身体を揺すりながら向 ...
夜歩く世界に
道は 続いていた
思い出を追いかけさせられながら
歩いて行こうと思う 僕も
角の向こうに 見えない
白すぎる 雪が 積もっていた
それは僕には見えない何だろう ...
枯れ急ぐ葉が、視界を埋める
踏みにじる赤い葉
流れないイヤホンを外さない
電柱を揺らす、紫の鳥
街から秋が消えた
降ってきた白い朝
黒ずんだ部屋の窓
...
ダイアリー
はじめまして 今日から僕は君のダイアリー
そして今 君と僕だけの最初の物語が
僕の白い体に刻まれてゆく 間違えないように
丁寧に丁寧にと 優しくて温かい丸文字で
たくさん ...
死の手続 因果律 万象発達系統学
死の起源 因果律 万象発達系統学
万物帰趨 生物静物 聖像画
万象変化 配偶受粉 聖物画
胚 茎 双葉 花芽 莟
胚 胞 受胎 嬰児 眼球
...
はじめから僕は登場人物ではなく
舞台の上を見上げ
憧れるだけの観客で
まもなく幕は下りるというところまで来て
なぜか華やかなカーテンコール
僕が不在の僕の人生
始まることのなかった ...
冬は突き放すような抱擁
軽くドレスの裾を振るだけで
白い吹雪が真昼を閉じ込める
冬は火傷するほど冷たいキス
サイドミラーの氷を指先で落とすと
風の中 君の声が聞こえてきた
子どものころ ...
私は穴ぼこだらけ
のそのそと歩きまわり
山の斜面にぼろぼろ突き出た粘土を掴んで
くにゃくにゃ捏ねて
ちぎって少しずつ穴ぼこを埋めていく
何だか安心する
舗装された山 ...
叙々苑でカルビを食べていたら
素敵な言葉が浮かんできた
それは何を隠そう
炭火の詩だ
炭火よ
炭火よ
遠く
遥か遠く
行き倒れて
今にも凍えそうな人も
おまえの遠赤外線の
幅 ...
幽霊が嫌いな君の大好きな映画1位は『ゴースト』の謎
底冷えやオカマ紅白歌合戦
激痛と暮らしている
今日のTシャツは白です
嗚呼 おっかあのカレーが喰いてぇ
今日の下着は黒です
嗚呼 田舎に帰りてぇ
月の青は涙の青 青青青 青
何もかも、失ってしまった。
そう思えてしまった時には
自分の手のひらを、そっと開いて見てほしい。
確かに、その手のひらには何もないけど、
だけど ...
星をみたくて
夜風をすいたくて
みんなシーンとしたくて
使命感だけが
ほのぼのと燃えていた
哀しくてなみだより
胸のいたみより
息ができなくなった
...
探していた?
なにを?
鉄の味を
どぶのかたちを
骨の軋みを
探していた?
甲州街道に
サンタクロースたちが
冷えた夜を
道行くひとの
...
リズム感 鈍感 レレレの自由無垢 無頓着
そんな ばら蒔き 摩訶不思議な種を新世代へ レレレ連れてって
何でも在るを計りに乗せず 空気と共に計る KYの自由 天然の素質
...
真夏に陰がいるように
きみには僕が必要だ
タンクトップは
あからさまだけど
要所に見せる
陰こそが重要なんだぜ、ハニイ
構わないさ
ニップレスの跡なんて
気にするな
気にするところが ...
さくら さくら
お馴染みの 曲が 響いて
雨音との 共演
満開の 桜の木の下
笑顔で 映る
あなたが 構える カメラ越し
なぁんて
ロマンティックな 妄想出来れば
これ 幸 ...
お母さんに
手紙を書いていたの
泣きながら
眠ってしまったの
おねむりなさい
おねむりなさい
深く優しく安らかに
君の夢の中で ...
わたしが通っていた中学では
男子大学生が二人
女バレのコーチをしていた
一人はイケメンで
もう一人はブサイク
みんなイケメンが大好き
もちろんわたしも・・・
わたしたちイケメンの前じ ...
太陽
月
仏陀
神
(それらを含んだ風のしらべよ)
わたしが昇ればあなたは昇り
わたしが降りればあなたは降りる
わたしが歩めばあなたは歩み
わたしが止まればあな ...
だらりと垂れ下がった両足の
Sさんが住む団地のドアを
「おはようございます」と開けてから
僕と同僚で、車椅子の前後を支え
(重たい・・・)と心に呟きつつ
がたん、がたん、と階段を下 ...
旅のおわりをかんじていた
あなたと
向かい合っていたら
一対のカップと湯気のむこう
あるいはガラス窓のすぐあちら側の世界
あなたの考えていることが
いちどでもわかったなら
...
弱として
私の子宮が主張する
私は所詮女であると
別段愛撫がしたいわけでも無く
だが時たま
私の子宮が
「私は女だ
私は女だ」
と主張する
...
皆さんこんばんわ、イッパイアッテナです。と、ここはやはりオールナイトニッポンの深夜ラジオのあの有名なイントロ音楽で始まりボソボソッと喋りだすロウなテンションでお送りしたい感じのこの散文シリーズです。 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
言えない愛
HAL
自由詩
8*
12/12/19 11:47
曇りのち曇り
Giton
自由詩
1*
12/12/19 11:35
一本のガランス
るるりら
携帯写真+...
9*
12/12/19 9:17
コンソメパンチの犬 ★
atsuch...
自由詩
9*
12/12/19 7:03
行くべき道を
番田
自由詩
2
12/12/19 2:42
色殺
村正
自由詩
2*
12/12/19 2:07
ダイアリー
itukam...
自由詩
0*
12/12/19 2:02
私家版贋作・因果律/餓鬼譚
高濱
自由詩
0
12/12/19 1:20
僕を抜け出し
Lucy
自由詩
6*
12/12/19 0:48
幼馴染
ただのみきや
自由詩
23*
12/12/19 0:45
百穴人
灰泥軽茶
自由詩
7*
12/12/19 0:30
叙々牛
花形新次
自由詩
0
12/12/18 23:06
謎
北大路京介
短歌
0
12/12/18 21:34
底冷え
〃
俳句
2
12/12/18 21:33
激痛と暮らしている
〃
自由詩
0
12/12/18 21:30
今日のTシャツは白です
〃
自由詩
4*
12/12/18 21:29
月の青は涙の青 青青青 青
〃
自由詩
4
12/12/18 21:28
手のひら。
元親 ミッド
自由詩
11
12/12/18 21:15
星をみたくて
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/12/18 21:14
星のひかり
〃
自由詩
4
12/12/18 21:00
テクノ言葉
朝焼彩茜色
自由詩
5
12/12/18 20:47
夏
花形新次
自由詩
0
12/12/18 20:47
次の願い
藤鈴呼
自由詩
1*
12/12/18 20:44
また明日
多紀
自由詩
12*
12/12/18 19:46
その時のわたし ちょっとだけ 死にたい気分だったわ マジで
和田カマリ
自由詩
1+*
12/12/18 19:22
誰かの足跡
服部 剛
自由詩
4
12/12/18 19:01
階段昇降の詩
〃
自由詩
5
12/12/18 18:44
椅子と影
はるな
自由詩
3
12/12/18 18:32
弱として
田園
自由詩
6*
12/12/18 17:11
近代漫才の変遷〜しはいつもかたわらにあるがきみもそうか?〜
TAT
散文(批評...
0
12/12/18 16:54
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
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2798
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2800
2801
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2812
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2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
加筆訂正:
コンソメパンチの犬 ★
/
atsuchan69
[12/12/19 9:46]
わあ、誤記だらけ! いっぱい直しましたぜ。まだあるかも。
4.89sec.