今日もまた蝿をつぶす
今日もまた、という意識は
やがて日常になり
日常はやがて面倒となり
いつかそれを無くした日に
大切なものだと気付く
それは
果たして幸福なこ ...
クロールの腕は
背泳ぎの腕は
すでに必要な分の
空間をかきとっている
その直径の
中で泳げばいい
ぜんぶというなの
私のせかいで
て何だ
ガソリンスタンドはこればっか
客に手を汚せというのかしら
石油の匂いは嫌いじゃないけど
まどっちかゆーと愛してるけど
可燃性危険物がボタボタ垂れるレバーハンドルを
何で金払ってまで ...
路上に駐車する中型の窓に『敗走中』とある
ああ逃げているのね、フムンと見送る
崩れてゆく戦線に溶けていく{ルビ生命=いのち}、黄昏に沈む国
傾いた客船は船首から浸水し一気に沈む、折れ ...
月がまあるい
それだけでまあるくなれる
ぼくは話し掛ける
みんなも話し掛けてみてください
そうしなきゃ損です
雪が降ったり止んだら満月だったり
いろんなものを見せな ...
一皮剥けたい
剥かれたい
このままじゃ
ダメだって思うから
もっと素敵な男に
ならなきゃって
思うから
一皮も二皮も
剥けるように
頑張ってみる
セロハンテープでとめて
元に戻ら ...
苦しみが二つあるのもいいものだ
一つの事だけ 思いつめていられない
じっくり向き合ってもいられない
さあさあさあ
最大の苦しみにあうまで
練習しておこう
苦しみながら 生きる術
...
吊革に捕まろうと
子供が両手を精一杯伸ばしても
ぎりぎりで届かない
近くて遠い
輪っかを見つめている
その子は多分何年後かには
何も考えずにそこへ辿り着く
何年待っても、何年願っ ...
私がまだちいさかったころ
薄く引かれたグレーの線が
何故かたまらなく好きだった
ぬりえは色を重ねることを先に終わらせ
最後にふちどりを残すほど
夢中で線を辿っていった
そういえ ...
これから私は慣れないことをする。
感想文を書くのだ。
詩で、しかも中也の詩で。
中原中也の詩に「月夜の浜辺」という詩がある。教科書に載っているくらい有名な詩なので、馬鹿な私でも知っている。裏 ...
そこはいつも夏だった
降りしきる雪
枯れずに凍るひまわり
雪には構造がある
対称は
一瞬で
駄目に
なる
その分生まれる
土を覆いつくすほどに
それが耐えられない
と
...
美醜なんてのは
相対的なもんだし
時代によっても
変わるわけだから
それに
俺は肉付きのいい
ブス好きなんでね
この場合のブスってのは
ほら今の人が十人集まれば
十人ブスって言う
...
かくのごとき
かくごのとき
平仮名だけだと
読み違えてしまう
心だけだと
はき違えてしまう
言葉だけだと
どうなるのだろう
かくかくしかじか
よもやまばなし
人 ...
へたくそに鳴く
鳥を朝にみつける
へたくそでも
ぎぎぎ ぎぎぎと
さけぶよ 寒風にむかって
首をすくめる
私もみたよ 同じ方向を
風の中に
風しかみつけられない
お前 ...
はとこのちえが
文字を教えてとせがんできた
あいうえお
と順番に教えていくと
「わ」のくだりで
おかしな出来事がおこった
紙から
ふわっと浮かんだ
わの文字は
ちえの両親 ...
朝だと思ったらまだ夜中だった
漫画を二冊読んだ
雑誌を一冊読んであくびをした
傍観者たちに面白おかしく噂されては
おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた
おまえを失いた ...
ちっこいよ ちっこいよ
ぼくのおちんちんじゃなくて
ひととしてのこころのうつわ
でっかいよ でっかいよ
ぼくのたいどじゃなくて
ぼくがずっともっているゆめ
愛の鞭は必要か
そもそも愛する者を
鞭打つような愛があるのだろうか?
それを愛と呼べるか?
暴力は
最も原始的な言語だ
だからそれを用いる者達は
獣のようだと ののしられる
...
マットレスの上ででんぐり返しを繰り返している
僕の番はまだ来ないよ、手の甲を掻いている
四角い部屋櫛を通すように手で梳く
マンホールの凹みに水がまだ溜まっていた
三階からそれを覗いている女 ...
博物館に愛の標本が並んでいる
眺めているとわかるのは
愛というものはおそろしく多様だったらしいということだ
まっすぐなのも歪んだのもある
美しいのも醜いのもある
透きとおったのも濁ったのもあ ...
A:daisu....
A:daisuk...
B:daisuke?
A:dai......
B:dice?
A:da.......
B:dainagon?
A:d........
B ...
鳩のようにガラスにぶつかれ 寒がらす
は冗談で
ごみばこに捨てし空き缶硝子瓶
はややわかりにくい冗談です
冬風に呼ばれて振り返ざらねれば
思い出したり親の付けし名
命なき草の喜びよさらさらと
日差しさしこむ窓辺にゆれり
ノートの片すみに描いた {ルビ♡=ハートマーク}
それは恋だった
でも、愛は未だ描けないでいる
安寧を揺るがすのは憂鬱。それなら感覚を切断せよ。明るみに目を塞がれ視界が消える。唇から血がしたたる。野獣のような目つきで、鋼鉄に潰されようと、立ち止まらない。ソウ、彼はゆく者、帰る者ではナイ。夜、目 ...
洗練が鼻に付き
素朴さが胸を打つ
そんなこともある
手慣れた自己模倣で
しなやかな曲線を描く時
僕は絵筆を膝で折り
あえてごろりと横になる
だって つまらないもの
過去 ...
夫の茶碗で朝餉を食す
手に余る大ぶりな器に
炊きたてご飯が湯気をたて
バターが溶けて醤油がかおる
虚ろに思えた ...
ほらごらん
転落注意のアナウンスを苗床に
こんなにもぞっくりと
生えそろっているひと群れを
午後三時のけだるい日射しが
彼等の弱々しい影を線路へと
身投げさせている憂うつを
ほらごらん
...
{画像=130126211558.jpg}
深夜目覚めて居
夜明けを待つ様
兆しを心待ちに
冷気を押し開く
其の様に憧れる
一つ二つと開く
満ちて芳し香を ...
缶の中身をすべてひっくり返して
その目が見えるようにした
盲いた彼女の口紅を代わりに塗って
嫉妬されるために
白線は死骸だった
共通的な瞼を埋め立てて
その上をランナーの汗が踏みつ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
えぶり・でい
赤青黄
自由詩
0*
13/1/28 0:11
私のせかい
朧月
自由詩
4
13/1/27 23:53
セルフ
salco
自由詩
7*
13/1/27 23:17
敗走業者
高原漣
自由詩
2*
13/1/27 22:53
いつもありがとう
吉岡ペペロ
自由詩
8
13/1/27 22:29
ベッキー
花形新次
自由詩
0
13/1/27 22:25
天気雨
砂木
自由詩
14*
13/1/27 21:13
吊革
Seia
自由詩
5
13/1/27 21:02
けもの道
〃
自由詩
3
13/1/27 21:00
【HHM参加作品】エロい詩(感想文と妄らな空想)
木屋 亞万
散文(批評...
4*
13/1/27 18:48
チョーク/10月
イシダユーリ
自由詩
4
13/1/27 18:43
罪とブス
花形新次
自由詩
1
13/1/27 17:02
かくのごとき
藤鈴呼
自由詩
1*
13/1/27 16:55
へたくそに鳴く鳥
朧月
自由詩
6
13/1/27 15:50
やさしいちえのわ
かんな
自由詩
8*
13/1/27 14:56
こんな孤独
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/1/27 14:24
ちっこいもの でっかいもの
HAL
自由詩
3*
13/1/27 13:25
愛の鞭は必要か
まーつん
自由詩
8*
13/1/27 13:05
手のひら
まきしむ
自由詩
2*
13/1/27 12:42
愛の標本
塔野夏子
自由詩
5*
13/1/27 12:29
ある恥じらい
あっはっはっ...
自由詩
1
13/1/27 11:52
かんがらす
〃
俳句
1
13/1/27 11:46
2
〃
短歌
0
13/1/27 11:38
愛は未だ
殿上 童
自由詩
21*
13/1/27 11:18
昇華する精霊たち
within
自由詩
0*
13/1/27 9:40
一貫性について
まーつん
自由詩
2*
13/1/27 9:33
今日の空
石田とわ
自由詩
9*
13/1/27 8:03
遅延列車
マチムラ
自由詩
3*
13/1/27 5:59
春待ちの暗中
ドクダミ五十...
自由詩
5*
13/1/27 3:26
点のよるに線上
鯉
自由詩
1
13/1/27 3:21
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
2754
2755
2756
2757
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
2775
2776
2777
2778
2779
2780
4.81sec.