トヨさんが死んだ
あの
トヨさんが死んだ
よろこびも
かなしみも
気持ちが波にさらわれる日々
こんな時間を
百年も永らえ
言葉を紡ぎ
僕たちに残し ...
わたし
その器から
人間があふれ出す
あとになっては
思い出せもしないことで
ふいに気持ちが弾け
嗚咽する夜がある
灰色の日常に染められ
瞳も心も淀んだ ...
りんごをむいた
よっつに切った
ひとつは おとうさん
ひとつは おかあさん
ひとつは おとうと
ひとつは わたし
ペットのハムスターは
りんごの皮をむしゃむしゃ
だいじに
...
仲のいいひととだけ
つるんでいられるは学生時代
気の合わないひととであっても
やってゆかなくてはならないのが大人の世界
新幹線のなかで二十分ほど寝た
すこし頭がすっき ...
使いものにならないおっさんたちは
肉や骨が引きちぎられるまで叫ばない
痛いよ痛いよと泣き叫ぶより
俺はここにいるよと普通に叫んでいたい
おっさんになってやる
ハッピー ...
ツイッターで
1月も終わろうとしているのに
餅ついったー等の
不規則発言繰り返したら
ついに
ついったーあだ名が
イカレポンチってのは
あんまりイカさないじゃないか
要は駄洒落が言 ...
埋立地から旧市街地へと
続く大通りの歩道
差し込む光に
かつて名前はあった
気の弱い人たちが
背中だけの会話
背中だけの時間
の中でうずくまり、
息継ぎし、
そし ...
フィアンセがいるなら先に言っとけよ口説くつもりで着た若狭湾
駕籠に乗り来てもらっても交通費払えませんよギャラも出ません
きりんさん天狼とってくださいな
過去に戻りたいと
思ったことは
一度としてないけど
あの夜にだけは戻りたいと
時々想うことがある
そう きみと初めて寝たあの夜
ぼくらはお互いに
そんなに経験はしていなかったけど
...
今日はアナタの誕生日ね
アナタに向ける憎悪と
刺されている苦痛と異物感
赤々と生々しい血の匂い 全て
アナタに プレゼントしたいの
もう少しで息絶える
もう少しで生死の境界線を ...
青い傘
この手に持って
ぶらぶらぶらり
何だか何処かに気持ちが飛んでいってしまいそう
青い傘
飴を舌で転がすように
くるくるくるり
静かな空気に
ゆったり身を任せて
今を ...
{画像=130123163933.jpg}
とっても小さな赤裸
ちいさくおおきい命だよ
十日で立派に毛も生えた
おめめはまだまだ閉じたまま
けれどもきちんと判るのだ
...
にゃんこ磨いて春の祝日
一日の仕事に
倦み疲れ
冬枯れの道を
ひとりゆけば
たそがれに灯る
寒椿
泣かない赤子 仕事のない子
カラスと不安を分かち合っている
白い 塊は 凶器
雪のように ふわふわと
笑ってばかり いられない
空を 見上げると
楽しいこと ばかりだと
教えられて来た
単純な 夜と
単純な 希望を乗せて
船は 走る
...
20140505追記
リンク切れのため、批評対象作品にアクセスする手段はありません。また私が引用を必要最低限にしたために、詩の姿を確認する手がかりはほぼありません。そのような状態でもよろしければ以 ...
この世界は
俺向きじゃない
ルールが飲み込めない
悲しくない時に泣いたり
嬉しくない時に笑ったり
そうして俺たちは関係を築いていく
当たり障りのない関係を
赤ん坊だけが自分に正直 ...
disるか無視
そういう奴らに興味はねえ
全くわかっていない
自らの運のよさに胡坐をかいているだけの
能天気なマジョリティ
いわんやおれは
サイレントの無口なマイノリティ
隠されたマイノ ...
僕はたくさんの「なぜ」を
君の底に 沈めてきた
たくさんのことばが
僕から出て行ったきり
くらげのように
永いあいだ 漂っていた
海よ
君は思い出の中に
僕を沈めて
遠く 光 ...
むらさきの沁みわたる音風揺らし母傍らに我を生かした
赤信号が点滅し続ける交差点の中央に立ち
「そんなに点滅しているなら早く絶滅してしまえばいいのに」
とぼやく男が一人いた
ガードーレールは醜く歪み
ゆがみすぎて笑えるくらいに歪んでい ...
結露に潤む硝子窓に指の跡透かして見れば犬が飢えてる
桜の下に死体があるとは思えずも掘り返しては徒労が慰め
蒼白の子供が眠るこの野にて銀色の風ほほをかすめる
つい眠れない夜を楽しんでいる
インク少なく肝心なところかすれた
連射しておくどうせぶれるんだから
やや多すぎるのを知って食うわさび
A.Karasu
カラスなぜなく?
カラスはなくした
カラスは大切なカーディガンなくした
黒色のカーディガンには
夕焼けのガーネットが
入っていたのよ
それでも
カラス、なくな
...
ひとりごとをいう
ひとりごとは
大きな声ではいえない
口元でこっそりいう
だれかにきかれてはいけない
だれにもみられてはいけない
そんな時に限って
空はみているし
猫だって ...
山形県南陽市の赤湯では「雪迎え」と言われる現象がある。晩秋の小春日和に良く見られるらしく、それがあらわれると間もなく雪が降り始める。
「雪迎え」は細い糸が空に漂う現象のことを指している。長い間、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
トヨさん
三田九郎
自由詩
9
13/1/24 23:22
器
〃
自由詩
5*
13/1/24 23:02
真っ赤な林檎
朧月
自由詩
8
13/1/24 22:31
大人の世界
吉岡ペペロ
自由詩
7+
13/1/24 22:00
叫ぶおっさん
〃
自由詩
4
13/1/24 21:46
ツイッター
花形新次
自由詩
1
13/1/24 20:02
いのち
たもつ
自由詩
7
13/1/24 19:18
狭
北大路京介
短歌
2
13/1/24 18:35
籠
〃
短歌
1
13/1/24 18:34
天狼
〃
俳句
2
13/1/24 17:44
深い森
HAL
自由詩
10*
13/1/24 17:03
タンジョウビプレゼント
湊 憂羽
自由詩
0
13/1/24 16:19
青い傘
柊 蒼衣
自由詩
3
13/1/24 16:07
うまれてくれた
ドクダミ五十...
自由詩
7*
13/1/24 14:44
にゃんこ磨いて春の祝日
北大路京介
自由詩
6*
13/1/24 14:40
寒椿
ナラ・ケイ
自由詩
1
13/1/24 14:39
泣かない赤子 仕事のない子
北大路京介
自由詩
1
13/1/24 14:39
カラスと不安を分かち合っている
〃
自由詩
2*
13/1/24 14:38
白い塊
藤鈴呼
自由詩
3*
13/1/24 14:04
【HHM参加作品】非連続
深水遊脚
散文(批評...
4*
13/1/24 13:27
役者志願
まーつん
自由詩
5*
13/1/24 13:18
さよなら黄金比
within
自由詩
4*
13/1/24 12:21
海よ
Lucy
自由詩
10*
13/1/24 12:15
守り神
詩貴
短歌
0
13/1/24 12:06
多分、これで 最後
赤青黄
自由詩
2*
13/1/24 11:42
ちょっとパロディー賛歌
あっはっはっ...
短歌
0
13/1/24 11:38
にちじょうよんく
〃
俳句
1
13/1/24 11:22
からすとつばめとはととすずめの詩
〃
自由詩
1
13/1/24 10:46
ひとりごと
朧月
自由詩
5
13/1/24 9:28
雪迎え(1)
ブライアン
散文(批評...
1
13/1/24 9:14
2725
2726
2727
2728
2729
2730
2731
2732
2733
2734
2735
2736
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
2754
2755
2756
2757
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
加筆訂正:
多分、これで 最後
/
赤青黄
[13/1/24 13:51]
レイアウト修正。
3.92sec.