蟻たち、潰れろ。
そうやって踏んづけても
蟻たちは行進を止めない
畜生め。きっと人間だって多すぎる
戦争だ、
疫病だ、
地震だ、
飢餓だ、
ひび割れたアトミックパワーが ...
難しいことを
ムズカシイことのまま、放って
そらを仰いだ
{引用= 窓から細く伸びたひかりの帯に
ひるがえる
わたしの頭から、逃げ出していったもの ...
それは、
大まかに表したのなら踏切
もしくは縁が擦り切れた、
クラウドの束
私はなかなか爪を切れない性分で、
街には、
ローディング時間がない
そんな夢すら見ないのは
昆虫、
路地、 ...
おまえらがつねに嫌いです
ネイル先で彼氏の蓋をはじきとばしたり、
車両の揺れに合わせ欲情を波打たせる性癖などを飾られても、なんの興味も沸かない
(そうやっていつも、わざわざ口にする
(ヒトは青 ...
カモメが鳴いている。ゲームボーイが発するエイトビットの効果音に似ている。ぼくらのあらゆる体液を染み込ませたエロ本だらけのこの廃小屋が、蒸し暑い潮風を吸ってさらに膨張している。ぼくはかげろうの中にいる ...
子どもたちの語彙が拙いから。
とんぼ
だけど
車
高いビル
飛行機
ねこ
ぬれてる
もうツバキが、
だって
ともだち
晴れ
寒い
/ぼくらの/聞こえないうた/呼ばないで
...
ワイングラスの双曲線、
横顔が解けて砂丘に、一擲の腕を展ばす。
塩の柱、砂糖漬の蜜蜂、良き教説、神父。
壜詰の色褪せた八月、
憂愁の貴婦人と砂糖工場。
産業革命、労働夫の銅版画、反民衆史の子 ...
爪先のリテラシーが
思い出に殺されていく
はんだ付けを間違えた回路が
デスマッチを繰り広げ
四季の裏話が
SNSの距離感を錯覚させて
鋭利な月で
寝がえりをうたないようにして
西の ...
明け方目覚める
喉が痛い
咳が止まらない
身体を丸めながら
台所へ行き鍋に牛乳を入れ火にかける
そこに茶葉を摘まんで放りこみ
しょうがをすりこみ沸騰させ
しばし煮る
囁くような
...
私が好きな淡い色
夜の下を上ってくる
迷子は星の井戸に落ち
いそいで獏が去ってゆく
溜息は草も揺らさない
だんな様の瞳が火事だ
何も言葉は約束しないだろう
出て行くことも 住んでいる 部屋から
そんなふうに思いとどまる 窓辺
すべてが現実だけれど 虚しい
秋葉原で僕は音楽を聴いた
価値は パソコンには も ...
公園にひとり男の子
空を見上げたら
花びらが舞っていたから
これは夢なんだと気づく
くしゃみする間にも
悲しみは正しく生まれていて
目薬を注しても
溢れ出てくるものは止ま ...
弱かろうが情けなかろうが
日常は過ぎていく
淡々と
そうして僕は生かされている
見方によっては
捨て置かれている
と気づいた時に
何かが弾けてしまった
悩みなんかお構いなし ...
次の駅まで5分25秒
話した
他愛もないことたち
人見知りのあなたと
人見知りのわたしの人生が
はじめて交わった
まっすぐに話せないはずの視線が
まんまるな瞳に吸い込まれていく
ね ...
水平線が欲しいと泣いた
混ざらぬふたつが眩しすぎ
泣くしかなかった
空は碧に準じて深すぎて
...
便器を丹念に拭いた
トイレクイックルで
夫の茶碗を
一心不乱に磨く妻は
果たして気が触れているのか
それとも
あら、わたしも時たまやるわよー
なのか
真実は
便器の黄ばみのみぞ知る
仮に、僕の中にいる僕をぼくとしよう。
そして、僕の外にいる僕をボクとしよう。
すると、じゃあ、この僕は一体、何だろう、誰だろう。
ぼくは、
僕になれずにいる僕。
外に出ることがないから、 ...
あなたの悩みなんか
早起きして
乾布摩擦すりゃ
消えて無くなっちゃうとか
インド人なら
カレー食って忘れちゃうとか
そんな
乱暴なことは言いませんよ
言いませんけど
いい加減病院行っ ...
君に煙が届かないよう
そっぽを向いて煙を吐いた
本当は違う
視線外して吐き出したのは
長いため息
君の我が儘、僕のエゴ
どうしたら
分かち合えるんだろう
言いたい事もまとま ...
ウニが////////ga,///食べたい、っうノ。
あたしは、食べたいんだ
とろトロトロトロトロトロトロトロ、オオトロ、ばーか。
//////
////////////////
/
ん? ...
指先を加えて歩き出す
人とすれ違う
朝の交差点で
濡れた指を外にさらして
大気の感度を確かめる
指を振って呪文を唱えたら
今日の占いをしてみて
良かったらスキップしよう
悪かったら一日 ...
人が次々に入れ替わる普通電車
無人駅に降り立つ一つの影
踏み切りの音がゆらめく海辺の線路
対向車線がないから
線路を取り囲む風景は
この電車だけのもの
窓の縁で腕を組んで
眩しい ...
すっかり片づいた床のうえに
ひからびた輪ゴムがひとつまるまって
きみはひろい上げて
ぼくたちの日々のさいごを束ねようとしたけれど
ぱちんとかすかな振動をのこして
ひからびた輪ゴムは切れた ...
この1年
よくひとに裏切られた
ひとり、ふたり、
さんにん、よにん、
ごにん、ろくにん、
みんなつらかったんだろう
みんながまんしてたんだろう
ぼくは走り ...
休みの日には
行く場所がない
独身者寮二階洗面室
の窓から
女はサンダル履き
ひとりこっちに
来るのが見えて
おばさんと呼ぶに若く
おねえちゃんと呼ぶには ...
冒涜
神の名を語るも良し
悪魔の名を語るも良し
海を裂くのか
人を食らうのか
昇っていく
堕ちていく
“人”という科学
昇っていく
...
模倣者へ
ただいたずらに人を傷つける若い方。
他からうまれし言葉を、したり顔であなたは奪った。
それは、あってはならないんだよ。
先人が書いているから、すべての詩は ...
無傷なままで生きているひとなど
世界中さがしてもだれひとりいない
最近詩を読んでいません。
退屈な自分がくすんでいます。
最近詩を書いていません。
解体された自分が飛び散っています。
最近死を考えています。
活き活きとした自分に幻滅しています。
...
おばちゃんは
女捨ててんねんと言う
男と女の中間やねんと言う
おっちゃんは
なんにも言わない
おばちゃんは笑う
笑いながらぐいと
明日のとびらをあける
大きなこえで
明日 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
大量殺戮時代
atsuch...
自由詩
8*
13/3/16 11:03
まどろみ
山中 烏流
自由詩
3*
13/3/16 4:12
二人、または
ゼンメツ
自由詩
21
13/3/16 3:55
どうしてもそれをみずの色だなんて言いたくない
〃
自由詩
14
13/3/16 3:52
エイトビット摂氏三十六度
魚屋スイソ
自由詩
20
13/3/16 3:51
聞こえないうた
破片(はへん...
自由詩
24
13/3/16 3:48
鉄の裁鋏、蝶番
高濱
自由詩
3
13/3/16 3:43
メモリアル
机
自由詩
5
13/3/16 2:03
明け方チャイ
灰泥軽茶
自由詩
5*
13/3/16 1:25
赤
北◆Ui8S...
自由詩
0
13/3/16 1:25
君はメイド
番田
自由詩
1
13/3/16 0:56
うらら
村上 和
自由詩
3
13/3/15 23:33
軽くなった
kauzak
自由詩
4*
13/3/15 23:31
この夜のすべて
伊織
自由詩
8*
13/3/15 23:08
準ずるものたち
石田とわ
自由詩
12*
13/3/15 22:13
トイレクイックル詰め替え用
花形新次
自由詩
0
13/3/15 22:02
僕のパズルゲーム
中川達矢
自由詩
3
13/3/15 21:43
感染症
花形新次
自由詩
1
13/3/15 21:37
掛け違えたまま
カルメンオジ...
自由詩
1
13/3/15 21:25
ウニとろイクラ
草野大悟
自由詩
0
13/3/15 20:38
そんなことは結局の所無意味だ
赤青黄
自由詩
1
13/3/15 20:34
途中下車
〃
自由詩
0
13/3/15 20:29
輪ゴム
はるな
自由詩
5
13/3/15 20:11
たいせつなひとたちへ
吉岡ペペロ
自由詩
11
13/3/15 19:35
サマーホリデー1994
平瀬たかのり
自由詩
3*
13/3/15 19:30
冒涜
田園
自由詩
4*
13/3/15 19:07
模倣者へ
〃
自由詩
2
13/3/15 19:06
傷なきひと
HAL
自由詩
9*
13/3/15 18:15
近況
……とある蛙
自由詩
12*
13/3/15 15:01
中間のひと
朧月
自由詩
4
13/3/15 14:05
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
2754
2755
2756
2757
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
2775
2776
2777
加筆訂正:
練乳
/
夏美かをる
[13/3/16 4:15]
体裁を整えるために、若干の変更
4.22sec.