かたくなに
かたくなで
かたくなな
かたくなよりも
かたくなを
かたくなと
する
陸に上がることなど望んでいなかった
沖から寄せる波に乗せられたのだ
いつになったら戻れるのか
オットセイだったら良かったのに
だが人の助けが無くては水の上でも
自由には動けない
ましてや陸 ...
手のひらに汲んで夢見る春時雨
言葉なく静かに澄み咲く猫柳
片隅にちいさく仰ぐいぬふぐり
「ほら 中に何もつまってないって、 よ。」
ほら 中に何もつまってないって、 よ。
チョコボールのくちばし
は
今日も黄色、
昨日も黄色だった
くちばしのつ ...
4人のおっさん
日曜の朝のクリーニング店に並ぶ
1週間分の洗い物をバッグに詰めて
ちょっと気まずい顔して行列
頭ハゲ散らかして行列
4人のおっさん
日曜の朝のスーパーで買い物
無精ヒ ...
ひとつの鏡
三つの姿
耳の真上を
すぎてゆく花
つなわたりの月
心に削られ
かけらは降り
夜は
夜ではないかのように
水を昇り 黒は暴れ
さらに高く ...
晴れた日 銀の洗濯棒は陽射しに熱され
光を宿し 立ち尽くしている
光を受けない所は 銀棒のまま
横にかけられた 渡し棒とまかれた鎖を支える
重しにはめこまれ 土の上に立つ洗濯棒
洗濯物が ...
すずたん でも すずちゃん でもなく すずこサン
そう呼ばれる時には 必ず 何か有る
だから
朝っぱらから 真面目なトーンで
呼ばないでえ 下さいよぉ
なんて 言う暇も無く 返事をし ...
孤独と隣り合わせの自由
愛と背中合わせの孤独
無数の愛と自由と孤独が春の風に舞う
窓から望む 菜の花畑は 春霞
重ねた手の温もりは幾つかの時のかけらを記憶の襞から呼び覚まして
...
大切に使ってた
真っ白な皿を割ってしまった
その日夜ふけに
目を閉じて
ぼくの視界を埋め尽くす
たくさんのシャボン玉を真似た
永遠をつかもうと
子供の頃好きだった
虫取り網を持ち出して ...
日に日に
暖かくなってきたから
冬物は
そろそろしまわなくちゃね
このミンクのパンティには
本当に助けられたわ
一日だって穿かない日は
なかったもの
ありがとう
次の冬もよろしくね
縺れた過去を
刻が解して
解ける昨日を
解けた今を
刻が結んで
繋げる今日が
繋げた未来を
刻が束ねて
縒り逢う明日へ
過程に於いては
形変われど
詰まるは一糸
...
化石少年は砂岩の中にある海中生物の
痕跡に魅入られていた
数十万あるいは数百万年の時を経て
無名の海底生物の生きた証左が地の中の眠りから
主亡き痕跡という奇跡の造形のままよみがえる
...
プラナリアに会いたい
永遠の命かもしれないプラナリア
世界は、春霞ではない 黄砂だ
降り注いでいる微妙な沈鬱が 世界を覆っている
それでも 季節はまだ めぐっている
水仙の花は ...
鼻がかったほのかな声
それを聞いていると
口では言いたくないことを
つよく固く思ってしまうのだ
おまえのすべてがうまくいきますように
すべてのなかのその一つが
しょ ...
露天の さまし湯に 独り
寒緩む月の右側に 一番星
やがて 一つ二つ
あとは
何を思うわけでもなく
考えるわけでもなく
湯煙と たわむれながら
...
商人だった父が
売り場に行くたびに
まだ高い
勉強が足りないねと
売り場の人を困らせていた
その日から
足りなかった
売り場の人の勉強は
進化していった
その進化 ...
雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう
すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ...
輝きが強すぎて徐々に減衰する俳人(飯島晴子)と、老いるに従い独特の風味を持ち輝きを増す俳人(前原東作)のことを書いた。彼らが持っているものは欠点ではないが、全盛期に比べればそれほどでもないという落ち ...
絶望のしずかな荒野に
インスツルメンタルが鳴り響いていた
降りつもる痛みや悲しみ
こぼれ散るひかり
ゆっくりとゆっくりと
絶望のしずかな荒野に
インスツルメンタルが ...
何億光年きたのだろう
あの指先はまるで
折り重なった光を秘める
何億光年きたのだろう
あの瞳は
まだ知らぬ闇を
いとおしむに違いない
何億光年きたのだろう
きっとここにあった
...
優しいピアノの旋律
狂ったように強く君を抱きしめたい
子守唄を歌う穏やかな声
息もつけない程に君を抱きしめたい
矛盾相反する感情
突然入れ替わる表情
それが愛だ
これが僕の ...
母、パンティーエプロン姿
父、龍児
扇風機が回っている
龍児 「へえ〜。おまわりがね〜。母さんのお尻を2回も触ってったのか。そりゃあ、相当のおまわりだな〜」
母 「明日もまた来 ...
古本屋のおじさん
ぽっかりあくび
あくびした先にほら小さな宇宙
小さな宇宙のなかに
あらやさしい雨
雨の中にまあ謎
謎の中にそう男と女
男と女がまたあくび
...
皆さんもご存じだと思います、ある(大好きな)詩があります。
***
「鹿」 (原作のヴィジュアルまま
鹿は 森のはずれの
夕日の中に じっと立っていた
彼は知っていた
小 ...
パイパンに悩む
17才JKに
振り掛けるだけで
ワッサワサに見えるって
嘘ついて
試したら
生アワビに
青海苔
ちらしたみたいに
なっちゃった
が
それはそれで
磯の香りが
...
若さがどれほど尊いか
その自覚がまるでなくて
ピエロとマジシャンになりすまし
ときいろの四次元を軽視して おらは
三度のおまんまを食べていた
そして それが いまや
老いに責められやっ ...
ネズミもいた
アヒルもいた
犬もいた
小さいけれど
電気で動く遊具もあった
あっちにいるのは着ぐるみの
偽物ばかりではないか
そう言って
こども動物園の ...
頭からすっぽりと
覆面をした人たちが歩いている
何十年か前には
こんな恰好をした人たちはいなかったのに
今では当たり前になっている
街は砂で埋もれている
身体の中に ...
とりあえずわけもなく全句集で検索をかけることがある。検索をかけて一番安かったやつを更に作者名で検索にかける。するとたいていはどんな作家でも作った俳句の十や二十はでてくるものだ。つまるところおれが無職 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ほらふき
opus
自由詩
2
13/3/10 14:40
陸に上がった船
イナエ
自由詩
12*
13/3/10 14:21
2013.2.25.朝
はなもとあお
俳句
2
13/3/10 13:20
ほら 中に何もつまってないって、 よ。
赤青黄
自由詩
1*
13/3/10 12:38
2013年3月10日午前10時過ぎのサニーでは
六九郎
自由詩
0
13/3/10 11:15
ひかり ゆくえ
木立 悟
自由詩
4
13/3/10 10:37
銀の棒
砂木
自由詩
14*
13/3/10 10:20
よばれかた
藤鈴呼
自由詩
4*
13/3/10 9:51
ほりでぃ いん まい るーむ
梅昆布茶
自由詩
16+
13/3/10 9:49
シャボン玉
寒雪
自由詩
6
13/3/10 9:40
毛皮のパンティ
花形新次
自由詩
1
13/3/10 8:23
一糸
カルメンオジ...
自由詩
2
13/3/10 5:01
サンドパイプ
梅昆布茶
自由詩
13
13/3/10 1:24
小宇宙から流れくる
るるりら
自由詩
21+*
13/3/10 1:22
からだとこころと社会性
吉岡ペペロ
自由詩
8
13/3/10 1:16
露天風呂
ぎへいじ
自由詩
17*
13/3/10 0:03
勉強
小川 葉
自由詩
6
13/3/9 23:29
すごいスピードの鳥
よしたか
自由詩
11*
13/3/9 22:51
川柳が好きだから俳句を読んでいる(6、上甲平谷のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
1
13/3/9 22:35
絶望のしずかな荒野に
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/3/9 22:31
残存
蒼以きお
自由詩
1
13/3/9 22:26
STILL
文字綴り屋 ...
自由詩
0*
13/3/9 22:08
戯曲(習作つづき6)
星☆風馬
散文(批評...
0
13/3/9 22:01
アボカドマヨネーズ和えください
阿閉真琴
自由詩
1
13/3/9 21:58
私の詩のヴィジュアルの破壊と再生の必要の痛感
もっぷ
散文(批評...
3
13/3/9 21:42
スーパーミリオンアンダーヘア
花形新次
自由詩
1
13/3/9 21:17
歪の烙印 六
信天翁
自由詩
4
13/3/9 19:59
東京ディズニーランド
たもつ
自由詩
8
13/3/9 19:25
砂の街
灰泥軽茶
自由詩
13*
13/3/9 19:10
川柳が好きだから俳句を読んでいる(5、前原東作のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
0
13/3/9 18:25
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2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
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2781
2782
2783
2784
2785
4.17sec.