丁寧に折りたたんだ紙のなかに
光る砂があるのを見つけました
最初はちらちらと
またふと
角度を変えると柔らかい閃光も時々見ることができます
これは思いの砂といい
神様
あるいは誰かの思い ...
冬の中のふゆあかりのひとつ立っている微妙な抵抗のふたつです
縞雪柄の冬の大六活計の角で頭を打ったかわいそうなくわいです
デスケル型の瞳のチリリです
覗き込む一種の炎のぬける曇り空の樹の消し炭色の ...
 なんばパークにて。
 ネットカフェの利用料金が安くなるのは二十三時からだったが、まだ十八時だった。行くあてがなく、コンビニをハシゴしてはお菓子を買って食べた。何もすることがなく、自分だけ時間が止ま ...
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ...
 児童公園に入っていくと、女の子がブランコに腰掛けていて、
「コイで」
 と言った。
「ボートとか、自転車じゃないんだから、オシて、って言うんだよ」
 そうは言ったが、コグとも言う気がして ...
軽はずみな言葉ほど
健全なものはないからね

自然な
なりゆきの
その背にわたしは乗るよ



いたわりと偽りは紙一重

無情と無償は紙一重

流され過ぎた挙げ句の空 ...
難しい言葉を並べるのだけが詩ではない
と陽だまりに抱かれたばあちゃんが言った

ちょうど春の終わり頃
小学校で書いた詩を先生に褒められたあとだった

知っている言葉をずらずらと
...
ひとりにして
誰の声もききたくない夜
子供のように声をあげて泣くことを忘れた夜

お母さんが言っていた

赤ちゃんが泣いている時に
母親が寝たまんまなんてことはないのよ
泣き声がきこえ ...
  寂しいのって いやだよね
  あたしも あんたの言いたいこと
  わからないでもないのよ

  でもそのために
  自分を捨てちゃうんだったら
  それこそホントに 寂しいことだよね
...
冷徹な天球

荘厳な調べを奏でながら

流れてゆく冬の大気

張りつめた感覚に

シナプスは痛みを反芻する

どこに繋がればよいのだろう

どこに繋がりたいのだろう

魂の ...
{画像=130205162833.jpg}

憧れる対象は神格化されて

そぞろ歩きの視点の先が

固く寒さを耐えて

一枚

また一枚と

開くを待つ蕾に


わたくし ...
胸焼けする位 食べちゃイケナイと思って
自制する瞬間と

胸焼けなんか する筈ない! と
本気で若ぶっている場合と
どちらが痛いかなぁ・・・
いずれにしても 痛いのは 胃の方だって?

...
元は「さかな」を保存する技だった

「さかな」と「うお」は等号で結べない

本来の「さかな」は

わたくしの馬鹿な脳では

さか・な



分解される

酒と菜であるとす ...
全てのものは
混沌としている
一秒だって止まることはない
絶え間なく
濁りつづけている


ぬかるみに
足をとられたとして
転んでひざをすりむいたとして
傷口がしくしくと傷んだと ...
ただいま凧が
ひっかかりましたので
取り除く作業のため電車が遅れております
掲示板の文字が流れた

お父さんとこどもかな

そうあってほしいような
別に怒る人もない昼日中
正月もすぎ ...
もう少ししたら
野焼きの季節になりますね
ふるさとの枯れ野に
火がつけられ
冬がおしまいになるでしょう

あなたには見えないけれど
焼け焦げた残骸の下には
根が生きているのです
春に ...
暗く長い道に咲く花が、かすかに見える。こちらにはなしかけてるの?と問いたくなる道しるべ一歩一歩と進む己と日沈む予告がない幻聴暗く響く己の時、眉から上の髪が禿げてゆく自尊、告張から出た作者自信の気持ちが ... {画像=130101013812.jpg}

伝説の獣よ

憩うべきを

間違えたか

淫蕩な誘い

其れに折る

膝を持つか

われの問は

性愛なる欲

染まり ...
海の見える場所に
足を止めた
海岸線は弓なりに身をそらせ
波を抱えてふるえている

少女が砂に座っている
束ねられた長い髪
白い顎の輪郭が
背景の蒼を深めている

(うまくいってる ...
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去っ ...
凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛

冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい

春がこないかなあ……

声に出したら
一歩だけ  ...
傍にいてくれる「君」がいない僕にとって
この体を歩かせてくれるのはやっぱり歌でしかなくて
その歌を奏でてくれるあなたが「キミ」ならば
その答えは「歌であり、キミである」だろう

この途のその ...
新聞屋の女の子
お店の窓を拭く

前の車に営業マン
後ろの車はお父さん、その助手席の男の子
みんなまとめて
彼女の虜

一分三十秒のアイドル
サイレント映画、字幕無し

輝き ...
風に騒ぎ立てる木の葉の影を踏んで、はしゃぎまわる
子供たちを見ていた

庭先で香る金木犀を指して
あなたは今日も
幸せそうに、笑う





恥ずかしいものばかりを ...
何も知らない心で
生きていければ素敵だが
何かを望んでいる 僕は 
金を持たない子供になりたい
いつも そう 思う


金を燃やすわけにもいかない
だらだらと 生きている
散歩を ...
ありがとうと
一日に一度は言いたい

ありがとうと
誰かに言ってもらうためでなく

ありがとうと
自然に言える自分でいたい


   ※


きみがいつもと違う顔で教室にきた ...
さよなら
東口にて

 
ひかりの複線は尾を散らし
僕を底知れぬやみへとおいてゆく
風つよく
背筋から心臓へ
夜更けにはきっと雪になるだろう
新月の雪だよ
青白いはかなさだ
照ら ...
ボタン一つで、繋がりがあるのなら

いつまでも指を動かす。

ログイン画面で交わせるのなら

ログアウトを押さずに、待ち続ける。。

(ひとりぼっちは、死ぬほど苦しい。。。)

泣 ...
触れた時だけあたたかい
そんな関係でいい

いっぽんと
いっぽんでささえあう

そんなくににしたいなあ
ほどほどの空間を
あいしている
よるにいて
こころを届けたかっただけだ

何のためにならなくてもいい

ただこころを届けたかっただけだ

受けとってもらえなくたっていい

邪険にされたっていい

あなたを全肯定できるなら
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
光る思いの砂風呂川渇自由詩213/2/5 23:05
全身全霊痛感覚塩崎みあき自由詩1*13/2/5 22:23
野良犬の日々済谷川蛍散文(批評...213/2/5 20:54
花々多紀自由詩17*13/2/5 20:41
恋を夢見る女の子オキ自由詩5*13/2/5 20:40
遠くへいきたい千波 一也自由詩13*13/2/5 19:37
羅列川上凌自由詩5*13/2/5 19:26
荒野自由詩3*13/2/5 18:56
右に倣えばまーつん自由詩8*13/2/5 18:03
題「冷徹な天球」ジム・プリマ...自由詩1*13/2/5 17:46
春の女神ドクダミ五十...自由詩2*13/2/5 16:56
痛いのは藤鈴呼自由詩1*13/2/5 16:30
お寿司ドクダミ五十...自由詩2*13/2/5 15:06
呪ってんじゃねえ、光にあふれろあ。自由詩11*13/2/5 14:49
電車をとめた凧朧月自由詩513/2/5 14:14
風のたよりそらの珊瑚自由詩1513/2/5 13:12
アンチダミー自由詩013/2/5 12:58
ドクダミ五十...自由詩1*13/2/5 12:42
海の破断面佐野権太自由詩5*13/2/5 12:39
響き梅昆布茶自由詩24*13/2/5 12:16
【 冬の吐息 】泡沫恋歌自由詩20*13/2/5 8:13
語るのは邦秋自由詩1*13/2/5 7:15
信号待ちガールマクベス自由詩113/2/5 3:33
明くる日の丘山中 烏流自由詩2*13/2/5 3:13
仕方のない日々番田 自由詩013/2/5 2:01
「朝おきて鏡の前でつぶやくこと」ベンジャミン自由詩11*13/2/5 1:41
⇄(複線)凛々椿自由詩513/2/5 1:27
梓ゆい自由詩113/2/5 0:42
よるの空間朧月自由詩413/2/5 0:05
俺は俺を突き放す吉岡ペペロ自由詩513/2/4 23:46

Home 戻る 最新へ 次へ
2730 2731 2732 2733 2734 2735 2736 2737 2738 2739 2740 2741 2742 2743 2744 2745 2746 2747 2748 2749 2750 2751 2752 2753 2754 2755 2756 2757 2758 2759 2760 2761 2762 2763 2764 2765 2766 2767 2768 2769 2770 
5.06sec.