日々を無駄に過ごすなって
お袋によく言われたっけ
汚れたエプロンを
鎧みたいにまとって
布団たたきを握りしめ
水仕事に荒れた両手を 腰に当てて
にらんでいたお袋
...
こどもが笑って生きている国は
幸福な国だということだ
ぼくらの国は果たしてどうだろうか
こどもたちが笑っている国だろうか
きょう ぼくはなんにんの
笑っているこどもをみただろうか
...
真っ白なデコルテライン残る雪
彼岸潮嫌な死にかたをしたなあ
もみ消されてたほうがマシ
最終回に突然現れた男とゴールインしている
マイクで突く
ユニフォームのボタンがはじけ飛びそうな
六番バッターがぶるぅんとひと振り
キッツン
やあ、スイングだけはホームランだ
いまやたかだかのんびりと
打ち上げられた軟式球 ...
なつかしさの種が食道をくだり落ちて
心臓部の琴線に抵触した瞬間に
桜の花火がぱっと開いた
ゲル化した私が弾け飛んで
半透明の世界は天気雨の日と同じだけ輝いた
街行く人には乱反射する光でしかな ...
小学生の頃だろうか
小さな空き地で野球ごっこをしたあと
寝転がって
雲をじいっと眺めていると
ゆっくりとゆっくりと動いているように見えた
初め自分自身が
どこかに流されて行くのではない ...
ぼくは、このメガネは、二年くらい前に買ったものです、
近くの眼鏡屋さんで。
最近はほんとに目が見えなくなって。
遠いところも近いところも、ね。
このメガネも、多分目にあわなくなってきているんで ...
日曜日の朝風呂は
どこか わくわくとして後ろめたい
隣のおばさんがそろそろパクチー(犬です)を
散歩させる時間
湯気でくもっている気配の浴室の窓をちらり見て
一体誰が入っているのかしらんと思 ...
咲き乱れる中
パンツ脱がないと
気が済まなくなるまで
飲み狂うと
どんな不細工な娘だって
いけそうになるから
花見の季節は
人類愛に目覚めた気がする
ノーベル賞よこしやがれ!
...
薄っぺらな想いを
一枚一枚めくって
さも
厚みがあるように見せた
誇大妄想ですね
...
デザインとはラテン語で物事を達成する為の計画立案の行為を指すらしい
では詩人は何のデザイナーなのだろうか
まあなかには計画の破壊者みたいな人もいるが
夢の設計者なのだろうか
それとも狂 ...
おんなじようなものが
仲良く並んでいても
それは調和とは言えない
ちがうものが
仲良く並んでいて
はじめて調和と言えるのだ
ちがうことを怖れてはならない
その寂しさや煩わしさを
嫌が ...
書籍小包が届いた 見慣れた宛名の筆跡に
若い頃作っていた詩集の メンバーからだとわかる
が 差出人を見て ドッキリ
初めて見る筆跡と 女の子の名前
娘さんから 私への贈り物であった
童話 ...
ビジネスホテルをでて散歩した
時間というもので測られるなにかに
街の喧騒や臭いが浄化されていた
腐るのも清まるのもおんなじことだ
資本主義と共産主義くらいおんなじことだ
いったい何者なんだ ...
ありもしないことを
口にするのをやめようと
二人で誓い合った時
時間を潰すだけしか能のない
つむじ風を追いかけて
無間の道程を思わせる
夢幻の都へと
二人は走る
目的地に向かって
少 ...
薄くて丈夫で見えない
包まれていると
わかったのは八つのわたし
どこにいても直接には触れられない
世界という外側があって
他所ゝしく 温度も無く
絵空事なのが当然だ ...
一長一短っていうけど
ながいの
みじかいの
まとめて とんとんとしたら
いっぽんの線
多少の差があってもね
ぐいっと腕をのばして
空をきゅっとむすんだ
もういくよ
...
四条河原町に立っているのは
みんな寂しい人なんやね
僕たちの世界にある
名前のないものに
たくさんの名前が
つきました
長い長い年月の中
たくさんの名前が
つきました
これから先も
たくさんの名前が
つくでしょう
それは ...
永遠は存在するのかと何度も聞いた
何もそのままではないということを
狭い世界の移り変わりから知る
星は巡り、桜は散り、風が吹く
長くずっと雪が降っていたのに
その日だけ凛とした青空が ...
去年ドイツで桜の秘密を知ってしまった
あれからはじめての春
さくらには興味などなくなってしまった
もう脳をだませなくなってしまったのだ
あれからはじめての春
桜、あれはた ...
会社でも私生活でも
情熱や行動は伝わらないことが多い
それを告白されるとき
相手は遠いこころのようだ
津波の第一波がひいてゆく
お互いの残骸が非情だ
あれはなん ...
無理したらつかれちまう
顔のひだりがわが痛い
無理しなきゃ立派になれない
立派になりたい
無理しないで生きてゆきたい
無理してるうちは半人前
顔のひだりがわが痛い
たくさん嫌なこと言われ ...
微かに震える
指先で闇に
縋ろうとする
あなたの薄紅の
吐息がひとひら
わたしの頬を掠める
見上げる
わたしに言葉を
飲み込ませ
むせ返るような
吐息を幾重にも
...
深い森の奥へ行こう
できれば二人で
繋いだ言葉を離さない
走る前に歩こう
陽の光が二人を照らして
過去を鮮やかに抉り出す
キーボードに手を置いたまま
一行を探すために
言葉を繋げる ...
熱をおびたからだが大地にめりこんで、しめった土にすべてつつみこまれたとき胎内とつぶやいた、声にならなかったけれど、それはうつくしいひびきだった。
胎内はわたしのなかにもあるんでしょうか?と受話器のむ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アトリエのブルー
まーつん
自由詩
13*
13/3/23 18:32
こどもは笑っているか
HAL
自由詩
3*
13/3/23 17:54
残る雪
北大路京介
俳句
1
13/3/23 16:32
彼岸潮
〃
俳句
1
13/3/23 16:32
もみ消されてたほうがマシ
〃
自由詩
1
13/3/23 16:31
最終回に突然現れた男とゴールインしている
〃
自由詩
3
13/3/23 16:31
マイクで突く
〃
自由詩
1
13/3/23 16:31
ファウル
平瀬たかのり
自由詩
8*
13/3/23 15:56
ゆくえ
木屋 亞万
自由詩
3*
13/3/23 15:38
雲の流れ
灰泥軽茶
自由詩
5*
13/3/23 14:23
路地を歩くメモ
オイタル
自由詩
2
13/3/23 14:18
準急列車が出発します
そらの珊瑚
自由詩
19*
13/3/23 13:38
花見
花形新次
自由詩
0
13/3/23 12:50
【 誇大妄想 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
13/3/23 12:33
詩と云うデザイン
梅昆布茶
自由詩
6
13/3/23 12:07
証拠
吉岡ペペロ
携帯写真+...
8
13/3/23 11:12
親愛なる童話
砂木
自由詩
14*
13/3/23 11:07
散歩
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
13/3/23 10:57
リアル
寒雪
自由詩
0
13/3/23 10:42
膜
ドクダミ五十...
自由詩
2*
13/3/23 9:41
空のリボン
朧月
自由詩
3
13/3/23 8:31
四条河原町
にゃんしー
川柳
2
13/3/23 6:52
名前
よしたか
自由詩
6*
13/3/23 5:29
祈り
中村葵
自由詩
5
13/3/23 0:46
桜の秘密
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/3/22 23:06
津波
〃
自由詩
6
13/3/22 22:54
半人前
〃
携帯写真+...
4
13/3/22 22:13
夜桜
nonya
自由詩
21*
13/3/22 21:33
言葉の森
北橋勇輝
自由詩
1*
13/3/22 21:28
あるかないかの胎内
ざらざらざら...
自由詩
8*
13/3/22 21:22
2730
2731
2732
2733
2734
2735
2736
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
2754
2755
2756
2757
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
加筆訂正:
この春を何と呼ぼうか
/
ただのみきや
[13/3/23 17:36]
第三連四行目、悪意から憎悪に変えました。変える前にポイント入れて下さった方、ごめんなさい。
ツタンカーメン展と娘
/
夏美かをる
[13/3/23 4:51]
細かい箇所訂正
4.26sec.