過保護になり過ぎた時代に間違って先走って坊やの道を
作ってあげそうになってしまうんだ
でもそれは余計なこと
してはいけないことなんだって
教わったよ
すべ ...
そうだね、きみのいうことは正しい
でも僕はそう思わない
どちらか、じゃないんだ
ここに道はなくて、君の見渡す限り広がっているだけ
コンクリートは壊れるけれど
水は決してこわれない
...
朝
お玉におかゆが残ってて
夕べ
ゆきひらでほとほと煮ました
温かいものが食べたくて
お米しかなくて
夕べ
お米を見ました
白くてひかっていて
さらさら洗うとすきとおる ...
ため息を缶詰にして積み上げて635メートル越え
配給のおにぎりの味阪神忌
ちりとりで雪掻く朝やねこまんま
つぶされたくて蚊飛んでくる
土下座する機会与えてもらえず冬の日本海
社交辞令云うだけの口にリップクリームぬる
お月さんが真上にいたら
あたしはもう逃げらんない
持ってる紙コーヒーの中にだって
はいってくるんだもの
白状するとしんどいわ
だけどまいったな
欠けながらだって
びかびかしてる
...
ギュッと閉じた
眼の奥の熱
ジワジワと
脳裡に浸みゆく
からだの寒さを
毛布でくるみ
落ちてきそうな
天井を見つめる
六十兆個の細胞を
生かすも
殺すも
...
(以下英語で)
「カスタマー・サービスです」
「あの、レ・ミゼラブルの上映スケジュールを知りたいのですけど…」
「それでしたらウェブサイトで調べて下さい」
「さっき調べたのですが、 ...
大根は嫌いだと言う言葉が冬休みの合言葉だった
小高い丘が連なる様な古墳群の一角に施設はある
お世辞にも広いとは言えない畑の早朝は
しもやけやあかぎれの手指足指をからかって
まる ...
今 この時に
私はあなたと同じ日暮れを
病んでいる
今 この時に
私はあなたと同じ孤独を
呼吸している
そしてもう二度と会うことはないあなたと
今まででいちばん
近いと感じてい ...
人生は勉強の連続だと、
心の底からケーウラくんは思っていた。
学べば飯の種は得られるが、
学ばねば飯の種の「粒」さえ手に入らない、と
ラジオで語ったケーウラくんの肉声は
今もインターネットで ...
冬の薄暗い回廊を
渡ったところに教室があって
頭痛を抱えたままの君は
そこをめざして歩いていく
壁にはたくさんのテレビがついていて
音もなく瞬きながら
世界中のつらいニュースを
さか ...
からからと 庭の枯れ葉は 風に舞い 集まってゆく 雪のように
チチチチと 小鳥は木の実 ついばんで 眺めるわたし 息をひそめて
ベランダに 小さな服が 並んでいる 冬の陽射 ...
休みの日だからって
何かすることはない
ヒマだから仕事してたほうがいいかも知れない
生きることは
絶望と希望の
バランスかも知れない
こうやって詩が書けるのも
一応めしが食えて
一応住 ...
赤いウミウシの模様であった
デパートの包装紙
それで母はちゃっちゃかと洋服の型紙を作る
かつて何かを包んだものの匂いがしていた
ヒトガタに切った人形が
夢のなかでトモダチになるように
...
プラスチックのじょうぎをカタカタいわせながら
後ろから走ってきたから
こうちゃんだとすぐにわかったけど
ふりむかないでそのまま歩いた
そしたらドーンと背中に勢いよくぶつかってきた
「どーん」 ...
君からもらった
クッション
誕生日だったか
クリスマスだったか
君が僕にくれた
唯一のもの
くっついて
はなれて
またくっついた
またはなれた
それから僕は
...
精製されていく社会について
ゆるい登り坂が真っすぐにのびて、空に消えています。
その道には、両脇に銀杏並木が等間隔でならび、
それよりも長い間隔で綺麗なアイボリーの鈴蘭灯がたっています。 ...
子猫のしゃっくりを右手で引っ掴み
やあらホイ!
ドックフードを食べ残した犬をポチと名付ける
...
北海道にいったら鈴蘭に会っておいでなさい
寒い寒い大地から葉をのばして
日なたにも日陰にも茎をのばし
鈴のように5、6こ
並んで総状の花をつけた
それは、風車のような晩春の香よ
北海道 ...
ふと雑誌の広告を見て
コーセーという化粧品会社の存在を忘れていた自分に
ちょっと驚く
長らくpdc(ポーラデイリーコスメ)を使って来たからか
いずれ価格帯のせいだろう
ドラッグストアやスーパ ...
直ぐに裏返るその舌はダメ
不安?
反発ばかりしていて
慣れていない発音の不自然さは
個人授業してあげるから
お仕事はちゃんとやってね
...
神様、千円入れました
私の願いを聞いてください
私も親に心配をかけました
どん底までいって
それでもなんとか立ち直りました
だからそんな苦労を
味わせたくないと
子どもを叱りまし ...
そうよ歩いて行って
分かれ道は両手を広げて ますっぐ渡ればいい
イメージの運命を耕しながら 開拓を営め
そうよ歩いて行くの
重力は あと100億年は繋いでくれるイメージだから
そうよ歩い ...
代価は支払われねばならない
あれから13年
あるいは9年経ったけど
何も腑に落ちることはない
時間が経つのが救いなのか
記憶がうすれるのが救いなのか
わからなくなるよ
いつも私を救うのは ...
花に埋もれる花
葉も茎もなく
埋もれあう花
冬の陽の話し声
光を隠し
歩みを隠す
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
此処に在る思い
桜 歩美
自由詩
6*
13/1/17 20:40
悲しみは悲しみを生まない
ゆったいり
自由詩
5
13/1/17 20:33
お玉におかゆ
ふるる
自由詩
15*
13/1/17 20:29
息
北大路京介
短歌
7
13/1/17 19:09
阪神忌
〃
俳句
2
13/1/17 19:08
雪掻く
〃
俳句
8
13/1/17 19:08
つぶされたくて蚊飛んでくる
〃
自由詩
4
13/1/17 19:07
土下座する機会与えてもらえず冬の日本海
〃
自由詩
7*
13/1/17 19:07
社交辞令云うだけの口にリップクリームぬる
〃
自由詩
5
13/1/17 19:06
真上の月
朧月
自由詩
6
13/1/17 17:52
足音
シホ.N
自由詩
6
13/1/17 17:23
ああ無情…でも負けない!
夏美かをる
自由詩
28*
13/1/17 16:30
たくあんとぼく
ドクダミ五十...
自由詩
9*
13/1/17 16:01
カモメの朝
Lucy
自由詩
11*
13/1/17 14:50
漫才師のケーウラくん。
み
自由詩
1*
13/1/17 14:37
冬の回廊
Lucy
自由詩
21+*
13/1/17 12:00
冬の日常
ミツバチ
短歌
3
13/1/17 10:55
鉛
渡辺亘
自由詩
3+
13/1/17 9:39
かりぬい
そらの珊瑚
自由詩
34*
13/1/17 8:10
ランドセルから定規
村田 活彦
自由詩
11*
13/1/17 7:59
クッション
ちて
自由詩
6*
13/1/17 5:23
街の絵
月形半分子
自由詩
3*
13/1/17 2:42
ポチと子猫とそれから私
赤青黄
自由詩
5*
13/1/17 2:33
鈴蘭
月形半分子
自由詩
6
13/1/17 2:05
オバサン覚え書き
salco
自由詩
10*
13/1/17 0:35
個人授業
鵜飼千代子
自由詩
9*
13/1/17 0:26
不登校児の親失格
イオン
自由詩
2*
13/1/16 23:43
チャプター0・001
朝焼彩茜色
自由詩
9*
13/1/16 22:31
回復期
渡辺亘
自由詩
2
13/1/16 21:55
ノート(49Y.1・16)
木立 悟
自由詩
3
13/1/16 21:53
2734
2735
2736
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
2754
2755
2756
2757
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
加筆訂正:
悲しみは悲しみを生まない
/
ゆったいり
[13/1/17 20:37]
改行の間違いの修正
4.71sec.