休みの日には
行く場所がない
独身者寮二階洗面室
の窓から
女はサンダル履き
ひとりこっちに
来るのが見えて
おばさんと呼ぶに若く
おねえちゃんと呼ぶには ...
冒涜
神の名を語るも良し
悪魔の名を語るも良し
海を裂くのか
人を食らうのか
昇っていく
堕ちていく
“人”という科学
昇っていく
...
模倣者へ
ただいたずらに人を傷つける若い方。
他からうまれし言葉を、したり顔であなたは奪った。
それは、あってはならないんだよ。
先人が書いているから、すべての詩は ...
無傷なままで生きているひとなど
世界中さがしてもだれひとりいない
最近詩を読んでいません。
退屈な自分がくすんでいます。
最近詩を書いていません。
解体された自分が飛び散っています。
最近死を考えています。
活き活きとした自分に幻滅しています。
...
おばちゃんは
女捨ててんねんと言う
男と女の中間やねんと言う
おっちゃんは
なんにも言わない
おばちゃんは笑う
笑いながらぐいと
明日のとびらをあける
大きなこえで
明日 ...
まだ若いからだの頃
営業車へともどる夜道に
清烈な花の香がした
まだ相俟みえぬあなたに
届けたくなっていた
僕だけのものにする為に
その小さな花々を毟り
車内にそれを舞い落とす
生ま ...
傷つきたくないから
逃げていた
傷つけて嫌がられたくないから
逃げていた
嫌がられて行き場を失いたくないから
逃げていた
行き場を失っていた
まだぼくは盲目で
耐えられないくらい追い ...
枝の先端の鳥
影だけの猫
小さな足裏を見つめるうた
花の衣裳で踊る子の
悲しげな指に気づかぬまま
皆は拍手をしつづけていた
...
青空と階段と金属と食卓
曇と無音と螺旋と無音
霧の上に描かれた霧が
さらなる霧へと溶けてゆく夜
廃れたものは何も言わず
土と枝の奥にそびえ
光が光をはずれる径
う ...
夜遅く風に揺れているブランコは軋む音させ何か言っている
ゴミ捨て場カラス集まり散らかした環境破壊がそうさせている
限りなく宇宙の色に近い夜囁く言葉に喜んだ君
いつも通り朝がやっ ...
ふぅ〜
誰かのため息が
うなじをくすぐる
振り返ったら
黄色くなった“春”が立っていた
眼は真っ赤に泣きはらし
皮が捲れて鼻水が垂れている
あぁ〜
私はポケットから ...
午後三時のおやつの後で
時の抜け穴から
入っていくときに
ぼくは二つにわかれる
もうひとりのぼくは
庭に作る仮装の舞台に立つ
そこで主役を務める
普段のぼくより
威勢がいい
スト ...
涙だけをためた洗濯機に
渇ききってしなびれた心をつけ込んで何回もまわした
でも脱水するとまた、しわしわになり・・・
風にさらせば、パリッパリにまた乾く
*
じゃ口 ...
震災関連番組を見ている
私の背中に
六歳の娘が不意に覆い被さってくる
今朝思い切り叱られて
「ママなんか大嫌い」と
涙を溜めた目で私を睨みつけていた娘が
「ママ、大好き」と言いながら
...
あの頃の僕らが見たことのない過去がそこにはありました
タイムマシーンが置いていった虚像と実態がありました
一回きりあの子を殺ったのは一回きり
あとは夢で何度か
でも死ななかったよ
永遠に
...
少しくらいの
痛みはあるほうが
生は活性する
少しくらいの
望みを持っても
いいような気がする
少しばかり
苦を背負っても
生はたどれる
少しばかり
無 ...
目が疲れたので
書きかけた詩を止めた
いつも そんなことを考えては
暮れかけた思いの中をさまよう
部屋には 人はいないと気づく
誰の影もなく夕暮れが光を落とす
体が駄目になった ...
私はモノに名前などはつけない
自転車や楽器など愛すべきモノたちへ
名前をつけてはいつくしむ人たちに対して
嫌悪感ほどは抱かないがむず痒くなる
しかし私は毎日牛乳を飲むときや
...
忘れてしまえるということは
すばらしいことだとおもう
今日のことも
だれかのことも
わすれながらいきてゆく
わすれられないことを
すこしづつ手放して
花が咲くように
花がちるよ ...
えんぴつが折れるまで憧れを書き続けていた
まっくろい手のひらに重さはほとんどなくて
誰かがのせてくれた飴玉の部分だけひりひりしているようだ
信号がかわるたびに思い出を切り売りしているみたい
待 ...
よく晴れたからお散歩に行ったよ新宿に
気持いいから君も誘ってあげようと思ったけど
五丁目まで行ったところで日が暮れてしまった
靖国通りは駐車タワーを過ぎると途端に郊外じみて
人影の絶えた街は芒 ...
ねこが
あるいていて
せまいところを
あるいていて
おちないから
ばらんす
かんかくが
いいと
おもって
かんしんして
ほわいとでーに
くっきーを
あげようと
おもって
め ...
130314
まずはおめでとう
年度末は
がんばったねぇと
誰かが祝杯を挙げる声もして
今日も花霞の空が続く
花と空と地との境目も無くなって
夢のような ...
しどけない午睡から醒めやらぬ眠り姫は
一人寝の孤舟の岸辺で戦の終わる日を待ち続けて
夕陽をぼんやりと眺めていた
眺望のよい塔のうえに幽閉された魂は自分の捕虜としての価値も知らずに
幼い時に ...
大概の病気は
自己管理の問題だろうよ
成人病だけ
あんたダメだねえ的な
言われ方ってのが
気に入らねえんだ
俺だって
好きで寝る前に
黒糖かりんとう
一袋全部
食ってるわけじゃねえ ...
カラダが良ければ
顔は目だし帽でも
被って
対応することは
可能でしょうが
パイオツもケツも
取り立てて
魅力はないとなると
もうこれは
言葉に頼らざるを得ない
そりゃ当然ですな
...
鍵を持たない動物の
手となり足となり
この檻を去る為の
手となり足となる
食いちぎられるのが怖くて
そこに温度は込められない
鍵を持たない動物の
鍵にはなれない
全てを与える事 ...
一発抜いてからでないと
とんでもなくエロいこと
書いてしまうので
今さっき
やりました
これで
程好いエロさになると
思うよ
ダイソンの
吸引力に心惹かれる
私の切なる願い ...
人生は悲しみと擦れ違いの連続だ
ただ時折その隙間にしあわせが隠れていることもある
また同様に戦争と戦争の
隙間にしか平和は存在していないんだけれど
だからひとはそれをこころのどこかで信 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サマーホリデー1994
平瀬たかのり
自由詩
3*
13/3/15 19:30
冒涜
田園
自由詩
4*
13/3/15 19:07
模倣者へ
〃
自由詩
2
13/3/15 19:06
傷なきひと
HAL
自由詩
9*
13/3/15 18:15
近況
……とある蛙
自由詩
12*
13/3/15 15:01
中間のひと
朧月
自由詩
4
13/3/15 14:05
沈丁花の唄
吉岡ペペロ
携帯写真+...
8
13/3/15 12:51
絶望を手に入れろ
〃
携帯写真+...
1
13/3/15 12:31
ノート(50Y.3・14)
木立 悟
自由詩
3
13/3/15 10:21
降り来る言葉 LXIV
〃
自由詩
1
13/3/15 10:20
ブランコ
夏川ゆう
短歌
2
13/3/15 9:51
【 美しき“春”よ 】
泡沫恋歌
自由詩
15*
13/3/15 7:54
時の抜け穴
殿岡秀秋
自由詩
3
13/3/15 6:06
回転日常
唐草フウ
自由詩
10*
13/3/15 5:47
二千十三年三月十一日に
夏美かをる
自由詩
27+*
13/3/15 4:28
愛智
そらの とこ
自由詩
1
13/3/15 3:24
一握の生
シホ.N
自由詩
3
13/3/15 0:42
目の光
番田
自由詩
5
13/3/15 0:27
牛三郎
灰泥軽茶
自由詩
7*
13/3/15 0:22
忘れるための夢
朧月
自由詩
6
13/3/15 0:13
だってきみ、宿題やってないじゃん
カマキリ
自由詩
8
13/3/14 23:21
ねこと神楽坂
salco
自由詩
8*
13/3/14 23:17
モッガ等な
6
自由詩
0
13/3/14 23:14
桜の木の下で想う
あおば
自由詩
8*
13/3/14 23:07
眠り姫の薔薇
梅昆布茶
自由詩
13
13/3/14 23:02
自己管理能力
花形新次
自由詩
3
13/3/14 22:10
隠しきれない
〃
自由詩
2
13/3/14 21:56
就労支援所にて
IMAGAM...
自由詩
3*
13/3/14 21:48
夢のコラボレーション
花形新次
自由詩
0
13/3/14 21:09
隙間
HAL
自由詩
5*
13/3/14 20:45
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
2754
2755
2756
2757
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
2775
2776
2777
2778
2779
加筆訂正:
二千十三年三月十一日に
/
夏美かをる
[13/3/15 8:33]
最終連若干変更しました
4.78sec.